これからマイホームの購入を検討されている皆さん、注文住宅ならではの『間取り決め』でお悩みではありませんか?
なかなかイメージが固まらない…。
どんな工夫をすれば住みやすいのか分からない。
ネットで調べたり、家を建てた友人や家族に相談してみたり…。
SNSで検索し、あれもいいな!これもやってみたい!そう思うこともあります。
ですが、手を加えすぎて生活しづらい間取りになっていませんか?
建てた後に気が付いてもあとの祭り。
毎日の生活を大きく左右する間取りは絶対に失敗はしたくないですよね。
実際に私が建てる時に気が付いたことや思ったことをお伝えしたいと思います。
この記事では、間取りをシュミレーションする方法やあると便利な間取りについてお伝えしていきます。
目次
注文住宅の間取りのシュミレーションは具体化が全て
間取りが悪ければ、快適には暮らせません。
しかし、住みやすく快適に暮らせる間取りは住む人によって違います。
現在の暮らしを観察することで感じている不満や満足している点が分かってくるはずです。
シュミレーションとは、自分たちの暮らしを細かいところまで想像することなのです。
賃貸にお住まいの場合は特に不満があるでしょう。
・お風呂場やキッチンに収納が少なくて、片づけることが上手くいかずにいつも散らかってしまっている
・洗濯物を干すために移動する距離が長くて、洗濯物の量が多い時には重労働にすら感じる
不満を感じている部分は、間取り次第で改善できます。
また、家族の将来をイメージすることも重要ですよ。
家族の人数や親の介護、自分たちの老後の暮らしまで考えてみて下さい。
どれだけ具体的にイメージできるかどうかが、間取りを考える上では最も大切な部分になってきます。
私も注文住宅で家を建てたのですが、何度も自分たちの暮らし方をシュミレーションしました。
コツとしては家族それぞれが一部屋一部屋を移動していくイメージで考えていくことです!
例えば) ・玄関一つでも私と妻では通り方が違います。当時は子供が小さかったので、妻が玄関を通るときは子供が居ます。そこを考慮しなくてはいけません。 ・広いリビングをどう使っていくことができるか。お客さんが来た時のためには間仕切りがあったほうがいいな、子供の友人が来た時はリビングを通るようにしたいな…と色んな場面を想像しながら考えました。 |
自分たち家族の就寝から寝起きまでの生活を観察してみると、部屋の数や広さはどのくらい必要か分かります。
そして夫婦でもよく話し合いましょう。
どちらか一方だけの意見を通すと、喧嘩の原因になってしまいます。
せっかくの注文住宅を建てるのですから楽しく進めていきたいですね。
私の知人が最近、注文住宅で家を建てたので間取りを作った時のポイントを聞いてみました。
知人夫婦は、わんぱくな男の子が2人いる4人家族です。
将来的にも子供を授かる予定は無いので、子供部屋は2部屋と決めていました。
【子供部屋】
また子供部屋を間仕切り無しで大きく作ろうかとも考えました。
ですが、子供たちが思春期になった時にプライベート空間が欲しくなるだろうと、夫婦で意見が合ったので個々に作ることにしました。
【寝室】
寝室についてもどれぐらいの広さにするか悩みましたね。
今の暮らし方を考えてみると、自分たちの寝室は主に寝るだけなので、意味もなく広く取ることは止めて、ベッドが置ける最低限のスペースにしました。
寝ることしか行わない部屋にテレビを置くスペースやウォークインクローゼットを置いたとしても使わないですし、スペースが勿体ないと感じたからです。
間取りを決めるときの注意点
今ではネットで調べるとたくさんの情報が手に入る時代です。
間取りの参考にするために色々と調べてあれもこれもと加えていくと、中途半端な広さで使いにくかったり、生活に合っていない間取りになってしまいます。
自分たちの暮らしに合っているかをもう一度よく考えてみましょう。
ここからは具体的に動線を考えた間取り作りのシミュレーションをしていきましょう!
動線をスムーズにする間取りをシュミレーション「ランドリールーム」
共働きをされていると朝、洗濯物を干して夜に取り込んでたたむという流れが一般的ですよね。
家事の動線をコンパクトにして毎日の負担を軽くしている住宅が増えているのをご存知ですか?
中でも、洗濯動線をコンパクトにすることができるのが、ランドリールームというものなります。
家事の中でも洗濯は、毎日するのに回したり干したり畳んだり‥面倒な作業ですよね。
「ランドリールームとは?」
洗う・干す・畳む・しまうという動作が全てその場で作業できるスペースのこと。
ランドリールームのスペースを広く取り、バルコニーと隣接すればサンルームとしても使えます。
引用:SUUMO
このように移動することなく洗濯物を済ませることができるので時間短縮になります。
- 広さは3畳以上がオススメ
- 広くしすぎない
- 作る場所は採光や通気性、家事動線を考慮する
ランドリールームがあると天気に左右されることもありませんし、家事の効率が上がます。
作る場所はキッチンや洗面所の隣にすると使い勝手がよく便利ですね。
この図面を見ると、①から⑥まで無駄な動きがないことがよく分かります。理想の形と言えますね!
引用:Fuji Juken
しかし、実は我が家にはスペースが確保できずにランドリールームを付けられませんでした。
ランドリールームのスペースが取れない場合
上述のように理想だけで物事が進まないのが現実ですよね。
そこでランドリールームを作れない我が家がどう対処したかをお伝えしておきます!
・雨天の時に洗濯物が干せずに困ることになる!
・お客さんが来た時にリビングに干していたら恥ずかしい!
・乾きにくいところに干すと生乾きで臭くなってしまう!
このように思った妻は次のような工夫をしました。
- 室内干しワイヤー
コチラの商品、実際に取り付けている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
使っていない時は箱の中にワイヤーを収納しておけるコンパクトな物干しです。
取り付ける場所はすでに決めていたので、家を建てている最中に壁に下地を入れてもらっていました。
子供たちがまだ小さい頃は、使っていない子供部屋で室内物干しをしていました。
子供たちが部屋を使うようになってきたので、この商品を取り付けてそちらで部屋干しするようになりましたよ。
室内物干しする場所が決まったら!
洗濯物を室内物干しする場所が決まれば、コンセントの位置も考えてみて下さいね。
扇風機や乾燥機、サーキュレーターを使う人は多いと思います。家電の設置場所にコンセントがあれば便利ですよ。
このように対策しておけば、生乾きのにおいなどに困らされることもありません!
スペースの問題で作れないのであれば別の方法で洗濯動線が少しでも快適になるようにシュミレーションしてみましょう。
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キッチンの間取り「パントリーは便利なのか」シュミレーション
続いて、キッチンの間取りです。
キッチンにパントリーがあると便利!!と聞きますし、モデルハウスに見学に行っても大抵はパントリーが作られていました。
「パントリーとは?」 水やお米などをストックするためのスペースです。 |
パントリーは確かに便利なのですが、使う人によってそこまで重要視しなくてもいいかもしれません。
- 食品を大量にストックしたい人。
- 家電をまとめてスッキリさせたい人。
- 間取りに余裕がある人。
パントリーを作ろうとお考えの方に、詳しい説明をしていきましょう。
【1.大量にストックができる!】
お水やお酒、他にも日持ちする食品をたくさん買い置きしておきたい人にはとてもオススメです。
また災害の時に備えて、数日分のストックが置いておけるので便利ですね。
仕事が遅くまであり、なかなかスーパーへ買い物へ行く時間が無い方や、まとめ買いをする方はあると重宝します。
最近では、冷蔵庫などのキッチン家電をパントリーにまとめてキッチンスペースをスッキリさせたいという方もいますね。
【2.奥行きは浅めで可動式の棚が使いやすい!】
いざ、生活してみるとパントリーに作った棚の奥行きが深すぎて奥の物が取りにくかったり、高さが固定された棚は家電を買い換えた時にサイズが合わず入らない場合があります。
将来のことも考えてその都度変えられる可動式の棚が便利ですよ。
【3.暮らしに合った広さにしよう】
いくらパントリーが便利といっても、キッチンに十分なスペースがないと不便です。
キッチンでの動線を邪魔しない間取りを考えて位置と広さをよく考慮しましょう。
一般的なパントリーは、キッチン横につけるか背面につけるかで分かれます。
引用:Shuko build
キッチンの横にパントリーをつけて、さらに洗面所と隣接させれば水回りがまとまり、家事がしやすくなりますね。
食品だけではなく、洗剤などのストックもまとめて置けるのでスッキリと片付けることができます。
続いてコチラはキッチンの背面にあるパターン。
引用:Shuko build
買い物した商品をそのままパントリーに運べる動線となっていますね。
買い物袋をわざわざキッチンのほうへぐるりと回り込んで持って行くのは手間がかかりますし、重たいと移動も大変です。
パントリーは必ずつけた方がいい!ということでもないです。
シュミレーションしてパントリーを付けなかった結果
これまで話したとおり、パントリーはあればとても便利なスペースです。
ですが、我が家はあえて作りませんでした。
間取りが確定するギリギリまでパントリーは悩みましたね。
ですが、冷静に考えてみるとそんなに必要でもないかな?と妻がいいだしました。
そもそも物を大量にストックするというのが苦手なタイプでたくさんありすぎると管理が出来ないし‥と。
さらに物が多いとスペースが無駄に取られている気がしてあまり好きではないようです。
冷蔵庫横に半畳ほどのスペースが出来る予定だったので必要になれば、そこに棚を購入し、そのスペースにおさまる分のみ管理していこうと考えました!
ゴミ箱もその幅に合った物を探したので綺麗に収まっています。
実際に住んでみてパントリーが無くて困った…後悔している‥ということは無いです。
本当にパントリーがあったほうがいいのか。
落ち着いて考えるべきです。
逆に、パントリーが無いと隠すスペースもないので、キッチンを綺麗に保とうとする意識が出てきますよ。
間取り作りにお困りの方はこちらの記事も参考してみて下さい。
とっても参考になりますよ!我が家の注文住宅の間取りのシュミレーション方法
我が家は間取りを考える度に何度もイメージして形にしていきました。
ここまでは流石に細かすぎると思いますが(笑)
この間取りで生活したら…とシュミレーションする事が重要なのです!!
暮らしを快適にするために間取りに取り入れたかったもの、取り入れて正解だったものがいくつかありますので、ご紹介します。
取り入れて良かった間取り1「シューズクローク」
もともとベビーカーや三輪車を置いとくためのスペースとして作ろうと考えていました。
そこからさらに掘り下げて「将来は何を置くスペースになるか?」と想像してみました。
【シュミレーション】
子供たちが大きくなれば、自転車を置いたり、キャンプグッズも置くかも…靴だって増えていくだろうという考えになったので、シューズクロークを作りました。
【結果】
現在は自転車やキャンプグッズ、靴でパンパンに!!予想通りの物が収納されています。
【工夫】
ちなみにスペースはそんなに広くないので、シューズクロークには扉をつけず、レースカーテンを付けていますよ。
狭い空間に壁や扉ばかりあると圧迫感が出てしまうので狭くみせない一工夫です。
レースカーテンは暗い色にせず、光を通すホワイト系にすると空間が重くならずに済みます。
よく見ると中の物が透けて見えていますが、玄関でずっと居座ることはまず少ないので問題ありません。
取り入れてよかった間取り2「納戸」
納戸というととても広いスペースかと思いますが、我が家は限られた場所に作ったので狭いです。それでも作って良かった間取りの一つです。
なにをもって納戸とよぶのか‥そのご説明もしておきましょう。
納戸とは? 衣服などを収納するための部屋です。 押し入れやクローゼットとは違い、人が動けるスペースがある広さがありますが、建築基準法に定められた基準を満たしていないので部屋とは認められません。 |
息子が二人と長女もいるので、五月人形やお雛様を置いていたり、ゲスト用布団、扇風機やヒーターなどの家電のシーズン物を置く場所として設けました。
実家の納戸は広く、洋服や家族分の布団、本棚を置いても人が歩けるスペースがあって便利なのですが、一つデメリットがありました。
それは主寝室に隣接しているということです。
隣接しているということは、わざわざ主寝室を通らなければ物の出し入れができないのです。
それは人によってはとても便利な位置ではあるのですが、私にとっては不便に感じました。
不便に感じた理由
- 自分が寝室で眠っている時に、家族がゴソゴソと納戸で何か探し物をしていると、気になって起きてしまいます。
- 逆に私が納戸に用があっても、家族が寝ていたら気を遣う
上記の理由でで我が家の納戸は廊下から出入り出来るようにしました。
皆がそうしているという理由で寝室に収納を作らなくてもいいのです。ここでもしっかりとシュミレーションを行いましょう!
シュミレーション例) ・ウォークインクローゼットが廊下側にあれば、家族で共有スペースとして使えますし、寝室で寝ている人を起こすことなく服を選べます。 ・夜勤明けで昼間寝ているお父さんを起こさずに着替えることもできますね! |
一般的な間取りが自分たちの暮らしに合っているとは限りません!
取り入れて良かった間取り3「洗面所・浴室」
家の坪数は限られていたのでリビングを広くするために極力廊下を無くしました。
その分、我が家はキッチンの背面が洗面所と浴室となっています。ですが、この配置にはメリット、デメリットがありますよ。
- リビングと隣接しているのでドアを開けておけば、夏場は涼しく、冬場は暖かい
- リビングにいても洗濯機が近いので家事導線が短くて便利
- 北側にある洗面所もリビングからの光が入るので基本的に明るい、湿気がこもらない
生活してから気づいたことですが、お風呂から出て冬場暖かいのは、子育てしているととても助かりました!
夏場の涼しいのもとっても快適です。ですが、デメリットもいくつか…
- 来客時はお風呂から出たらパジャマ姿で出て行かないといけない
- 生活感溢れる洗面所が丸見えに…
- 手を洗うたびにキッチン横を通られる
来客がこられた時は基本的には気を遣う配置ですね…。
友人をよく家に招待するご家庭には向かない間取りかなぁ…と個人的には思います。
我が家は気心知れた友人しか呼ばないよねと夫婦で話がまとまり、この間取りとなりました。
人によっては不便な間取りでも住む家族によってメリットとなるならそれは快適な間取りと言えますね。
また、この間取りで完璧!と思っても落とし穴があったりイメージと違うことがあります。
展示場や間取りを見学できる機会があれば積極的に見に行くといいですね。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
おわりに
このように住んでみたと仮定して間取りを組み立てて行くと、一般的にオススメなスペースでも使いにくかったり、位置はここがいい!という事が分かってくると思います。
主人目線でしか気が付かないことや、子供だからこそこうしたいと思う間取りがあるので、みんなで話し合って楽しく進めていけるといいですね!
ここでは主に間取りについて話をしましたが、コンセントの位置も重要です。
使い勝手を左右する大事なところなので気をつけて下さいね。
人生に多くはない貴重な体験。
家を眺めるたびに、思い出が溢れる素敵な家になりますように…。
この記事を読んで少しでも参考になれば嬉しいです。
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