人生の夢…それはマイホームを持つこと!という方も多いのではないでしょうか?
しかし、マイホーム購入にはお金が掛かります。
特に注文住宅は費用が掛かると聞きますね。
「注文住宅が欲しい!」とお考えのあなたっ!
注文住宅の相場はご存知ですか?
「1,000万円台でも建てられるって聞いたことあるし…」
「大手メーカーでは5,000万円以上?!」
相場を知らないと、いざ建てようと思った時に資金が足りなくなってしまうことも…
メーカーや工務店によって、建設費用は大きく異なります。相場を知ることは住宅メーカー選びにも役立つでしょう。
「安すぎる所は何か裏があるかも?」とか、「高すぎる所は候補から外そうか!」など考えることが出来ます。
ここでは東京・千葉・埼玉・大阪エリアの相場を見て行くことにしましょう。
夢を夢で終わらせないために、まず現実を知りましょう。
目次
注文住宅建設費用の相場を人気の4都市で検証
では、早速地域ごとの相場を見ていきましょう。
今回は、フラット35利用者調査の2018年度の情報を元にご紹介します。
まずは全国の建築費用と敷地面積の平均を見てみましょう。
こちらは土地費用は含まない建築費用のみになります。
地域 | 注文住宅建築費用 | 敷地面積 |
首都圏 | 3,694万円 | 226,4㎡ |
近畿圏 | 3,504万円 | 236,3㎡ |
東海圏 | 3,456万円 | 290,3㎡ |
その他の地域 | 3,224万円 | 371,3㎡ |
全国 | 3,395万円 | 312,7㎡ |
主な地域を並べてみると、建築費用と敷地面積に地域差があることがわかります。
都市部は、敷地面積が狭いにも関わらず建設費用が高いのが特徴です。
一方、地方では敷地面積が広く、建築費用は首都圏と比べると約400万円も安くなっています。
東京・千葉・埼玉・大阪の相場
では本題の、東京・千葉・埼玉・大阪の相場をご紹介します。
地域 | 注文住宅所要費用 | 敷地面積 |
東京都 | 3,970万円 | 169,2㎡ |
千葉県 | 3,536万円 | 295,1㎡ |
埼玉県 | 3,467万円 | 278,6㎡ |
大阪府 | 3,606万円 | 173,7㎡ |
東京都は、全国平均よりも建設費用+575万円ですが、敷地面積は−143,5㎡となっています。
また、東京都は全国の中で最も世帯収入が多いので、住宅に掛ける費用も多くなってきます。
土地の価格については、後ほど詳しくご説明します。
ちなみに注文住宅に掛かる費用は、建築費用と土地購入費用だけではありません。
【注文住宅購入時に忘れてはいけない事】
諸費用というものがあります。
いくつかご紹介しますね。
- 印紙代
- 登記費用
- 住宅ローン借入費用
- 仲介手数料
- 固定資産税
- 不動産取得税
- 地鎮祭費用
- 引っ越し費用 など
このように、税金や印紙代など様々な費用が掛かってきます。
だいたい、土地費用+建築費用の1割ほど見ておきましょう。
つまり、土地費用+建築費用が4,000万円だった場合は諸費用は約400万円になります。
くれぐれも資金不足なんてことにはならないようにしておきたいものです。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
購入前に知っておきたい人気の4都市の土地の相場
注文住宅を購入する際、多くの人は土地も購入することになるでしょう。
地盤が弱い土地の場合や整備が不十分な土地の場合は、別途改良費用等が発生することもありますので、土地選びは慎重に進めていきましょう。
こちらでは、土地の価格についてお話ししていきます。
まず、土地は1坪(約3,3㎡/畳2畳分ぐらい)当たりで単価が決まっています。
ちなみに、注文住宅における床面積の全国平均は約38坪です。
まずは、簡単に地域別の坪単価を見ていきましょう。
今回はウチノカチのサイトを参考にしました。
地域 | 坪単価 |
東京都 | 163万円/坪 |
千葉県 | 28,5万円/坪 |
埼玉県 | 37,1万円/坪 |
大阪府 | 58,8万円/坪 |
やはり、東京都はダントツで高いですね!
そもそも土地の価格とは、その土地の特性や流通量・面している道路の路線価によって決められます。
そのため都府県の中でも、土地の価格は様々です。
それぞれのおすすめ都市とその価格をご紹介します。
実際に住むことをイメージしてご覧ください。
東京・千葉・埼玉・大阪の土地の相場
【東京都】
東京は、政治・経済の中心都市です。
話題のスポットも多く、東京に憧れている方も多いのではないでしょうか?
そんな東京都の坪単価は、やはりすごいことになっています。こちらをご覧ください。
坪単価 | 街の特徴 |
【港区】 729万円/坪 |
言わずと知れたセレブの街!大使館が多く緑も豊か。 |
【渋谷区】 454万円/坪 |
「住みたい街ランキング1位」の恵比寿がある。若者に人気。 |
【文京区】 315万円/坪 |
治安が良く、共働き世帯への子育て支援が手厚い。 |
【立川市】 82万円/坪 |
利便性◎!IKEAや映画館などの施設も充実。 |
港区の価格がとんでもないですね…。笑
港区で40坪の家を建てようと思ったら、土地代だけで3億円近くかかります!
しかし、23区外になると大幅に安くなります。「絶対に23区に住みたい!」と言う願望がないのであれば、区外は緑豊かなところが多いのでそちらもオススメですよ。
【千葉県】
千葉といえば、ディズニーリゾートや鴨川シーパラダイスなどレジャー施設が充実しています。
房総は素敵ですが、今回は都内へのアクセスが良いところをご紹介します。
坪単価 | 街の特徴 |
【千葉市】 36,9万円/坪 |
京葉線の始発駅。都内へのアクセスが良い。 |
【市川市】 76,7万円/坪 |
子育て世代が多く、公園や学習塾が多い。 |
【船橋市】 48,2万円/坪 |
ららぽーとなどの大型商業施設や話題のアンデルセン公園がある。 |
【松戸市】 39,2万円/坪 |
「上野東京ライン」の開通で東京まで乗り換えなしで25分! |
東京都の価格を見た後だと安心しますね。
上記でご紹介した市は、東京まで電車で25〜40分行けるので、通勤・通学には問題ないでしょう。
【埼玉県】
埼玉県といえば、映画「翔んで埼玉」でのディスられっぷりが話題になりましたね。
都内へのアクセスも良く、都心に比べると土地取得価格も安いので、多くのファミリー層が住んでいます。
坪単価 | 街の特徴 |
【さいたま市】 69,9万円/坪 |
さいたまスーパーアリーナがある。大宮駅は新幹線が止まる。 |
【和光市】 72,0万円/坪 |
東京都と隣接しているため人気。副都心線・有楽町線も通っている。 |
【所沢市】 49,5万円/坪 |
自然が豊かで「となりのトトロ」のモデルになったと言われている森がある。 |
【川越市】 36,2万円/坪 |
観光地でもある川越。様々なお店があり休日も楽しく過ごせる。 |
程よく田舎なので、ゆったり暮らしたい人にはオススメです。
千葉と同様で、東京へ電車で20〜40分なので便利です!
【大阪府】
西の大都市大阪です!
馴染みのない方は「大阪って治安悪そう…。」と感じているでしょうが、最近は開発が進んでおり、クリーンでグローバルな都市を目指しているそうです。
今回は、治安もよく子育て世代にもおすすめな都市をご紹介します。
坪単価 | 街の特徴 |
【大阪市】 102,2万円/坪 |
大阪府の中心地。ビジネス街やショッピング施設が豊富。 |
【吹田市】 77,7万円/坪 |
大阪市内や梅田に近く、緑も豊かなのでベッドタウンとして人気。 |
【豊中市】 69,9万円/坪 |
昔ながらの商店街があり、活気のある街。電車は3路線の利用が可能。 |
【高槻市】 54,5万円/坪 |
大阪市・京都市へのアクセスが良い。教育や医療施設も充実している。 |
上記の都市は交通機関も充実しており、他の関西圏へのアクセスも良いので、その点でもオススメです。
以上、都府県別でのおすすめの街での土地取得額を見てきました。
費用面はもちろんですが、通勤に便利な所・子育てがしやすい所など…、何を最優先にして土地を購入するかをよく考えましょう。
東京都は別格ですが…土地取得費用は2500~3000万円ほど掛かると想定しておくと良いでしょう。
注文住宅の相場を参考に予算に見合った住宅メーカーを選び
お金の話をたくさんしてきましたが、「一体いくら掛かるんだっ!!」と嫌になってませんか?
今まで、ご紹介したのはあくまでも相場です。
相場を知ることは大切なことですが、それぞれの資金プランに見合った家を持つべきです。
その上で、住宅メーカー選びは重要な選択となります。
適当に選んでしまうとこんなことになってしまうかもしれません…
土肥君一家がずっと憧れていた注文住宅!
ハウスメーカーは、テレビCMでよく見かけるような有名なところにお願いしたそうです。
間取りや設備にこだわっていたら、かなり予算オーバーしてしまい…妥協できそうな箇所は泣く泣く変更したとのこと。
完成後に、同じ時期に注文住宅を建てた友人宅へ遊びに行くことに。
その友人は中規模くらいのメーカーを選んだのですが、そちらのほうが人件費などが安く土肥君宅に比べるとかなりリーズナブルでした。
聞けば、土肥君が選んだメーカーは設定金額が高いことで有名だったそうです。
相場などを調べすに「大手メーカーで建てたい!」という妙なこだわりのせいで、費用がかかり、結果的に妥協してしまった箇所も発生してしまいました…。
こうならないためにも、下調べを行いましょう!
メーカーによって、建築費用は差があります。
予算別で検証「注文住宅のメーカー」
今回は予算別に注文住宅のメーカーをご紹介します。
1,000万円台 |
【アイダ設計】 |
3,000万円台 |
【ミサワホーム】 |
4,000万円以上 |
【住友林業】 |
ご覧の通り、1,000万円台でも注文住宅を建てることが出来ます。
しかし、その多くは設備・資材などで指定があります。
いわゆる、セミオーダーや規格住宅とよばれるタイプの注文住宅です。
注文住宅は、設計の自由度によってフルオーダー・セミオーダー・規格住宅に分けられます。
それによって、建築費用も異なります。
そちらについての詳しい記事はこちらをご覧ください。
設備などにこだわりがなければ、こういったメーカーを選択するのも良いですね。
3,000万円台でしたら、ほとんどの希望を叶えることができるでしょう!
そして、「何もかも自分たちでこだわりたい!」という考えをお持ちの方は、予算は3,500〜4,000万円以上と見ておいた方が良いでしょう。
また、メーカーにとって特色は様々です。
木造住宅が得意なところもあれば、鉄骨住宅が得意なところもあるのです。
それぞれの展示場に、足を運ぶなどして自分たちにあったところを選びましょう。
今回は大手メーカーをご紹介しましたが、ケースによっては町の工務店の方が約2割ほど費用が安くなります。
大手メーカーは損するかも?!
大手メーカーは外注していることが多く、その費用が上乗せ分として建築費用に反映されてきます。
中間マージンがとられてしまうということです。
信頼できる工務店がある場合は、大手だけにとらわれずそちらを選択するのも良いですね。
全てのケースに当てはまるわけではありませんが、大手メーカーであれば建築費用2,000万円のところ、工務店であれば1,600万円になる場合もあるのです。
住宅購入は、その後の人生を左右する大きな買い物です。
注文住宅を建てる際は、何を最優先にするべきかを家族でよく考えましょう。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
まとめ
今回は、東京・千葉・埼玉・大阪に限った話になりましたが、この4都市だけでも地域差が大きいことがおわかりになりましたか?
注文住宅を検討されている方は、その土地の相場も頭に入れながら計画を進めて行くと良いでしょう。
多くの人の夢である注文住宅を手に入れるためには、土地代を含めると4500万~6000万円ほど必要になってきます。
額だけ聞くと嫌になってしまうかもしれませんが…金額が具体的になることによって、貯金の大切さを感じることができますよね。
そうして手にしてマイホームは、家族にとって大切なものになるでしょう。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
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