注文住宅と建売住宅のメリットとデメリットが決め手になる!

「そろそろマイホームを…」と考えた時に、多くの人が最初に思うこと。

それは【注文住宅】にするか、【建売住宅】にするかでしょう。

この二つには様々な違いがあるのですが、ご存知ですか?

「好きに建てたいから注文住宅!」「安く済ませたいから建売!」

なんて適当に選んでしまうと、住んでから後悔してしまうかもしれません。

家は大きな買い物、気軽に買い直すことはできません!

後悔しないためには、それぞれを正しく理解することが大切です。

そこで今回は経験談を交えながら、メリットとデメリットをご紹介します!!

スポンサーリンク

注文住宅と建売住宅どちらがいいのか?

皆さんもご存知の通り注文住宅と建売住宅では売り方が全く違います。

  • 注文住宅=自由に決められる家
  • 建売住宅=既に出来ている家

一体どちらを選んだらよいのでしょうか?

まず【注文住宅】と【建売住宅】の違いを簡単に説明しておきます!

注文住宅と建売住宅の違い

注文住宅といっても、内容によって3つに分けられます。

住宅の種類 自由度 金額 工期(およそ)

注文住宅

フルオーダー 高い 高い 6〜12ヶ月
セミオーダー ある程度自由 4〜6ヶ月
規格住宅 制限あり 3〜4ヶ月
建売住宅 ない 安い なしor1〜2ヶ月

この表から、自分達が希望する条件に当てはまるものが多いのはどれでしょうか?

考えるポイントとしては以下の三つになります。

・自分たちがどのような家に住みたいのか
・予算はいくらなのか
・いつ頃入居したいか

ブラウン君
でも、これだけで決めることはできないです!!
シルバー先生
そりゃそうだよね。そんなに簡単に決めれないから、悩むんだよね。

ちなみに、平成29年度の国土交通省の調べでは、全国の住宅のうち約6割が注文住宅約4割が建売住宅となっています。

意外と差がないですよね。では決め手となるメリットとデメリットをみてみましょう。

決め手となるメリットとデメリット

それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

注文住宅

  メリット デメリット

注文住宅

「世界にひとつだけの家」を持つことができる。

・自分たちの生活スタイルにあった間取りにできる。

・費用がかかる

・時間がかかる

・何から何まで全て考えて、決めなければいけない

フルオーダー

・自由度が高い

・希望通りに設計

・入居まで時間がかかる

・予算オーバーになるケースが多い。

・間取りについては細心の注意をはらい決めないと後悔が多い。

セミオーダー

・フルオーダーより価格を抑えられる。

・間取りはほぼ希望通りにできる

・特殊な形の土地、狭い土地などでは建てられない場合がある。

・こだわりの間取り、設備がある人には向いていない。

規格住宅

・費用が抑えられる。

・工期が短い。

・自由に決めたい人には不向き。

・間取りは自由に決められない

建売住宅

・一般的に使いやすい間取りになっている。

・購入前に実際の住宅を見学できる。

・新興住宅地であることが多く、近所付き合いが楽。

・自由に決められない。

・個性がない。

・建築中のチェックができない。

・増築や改築が難しい場合がある。

メリットとデメリットはこれで比較することができましたね。

どちらに心が傾いているでしょうか?

まだ決めかねているという方!!このあとの内容に注目してください。

・デメリットに対する対策
・特に注意するべき点
・実際にそれぞれの住宅を選択し家を建てた方の声

是非参考にしてみてくださいね。

 

不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?

こだわりの家が欲しいなら【注文住宅】

注文住宅は、自由度が高いことで人気です。

なかには、マイホームを建てるのなら「絶対に注文住宅がいい!」という考えの方もいるでしょう。

家を自分の希望通りに設計できるのは、嬉しいですね。

では、どんな方に注文住宅が向いているのでしょうか?

こんな方におすすめ

家に対してこだわりを持っている方
・建築中のところもチェックしたい方
・費用、工期にゆとりがある方
・土地を持っている方

注文住宅は建売住宅と違って、住宅のみの販売になるので、すでに土地をお持ちの方は注文住宅になります。

ブラウン君
でも、上の表を見る限り注文住宅って費用がかかるんですよね。
シルバー先生
そうだね。注文住宅は建売住宅と比べると費用がかかることが多く、そのため費用を抑えたい方は早々に候補から外してしまうことが多いのです。

注文住宅でコストダウンする方法がある?!

しかし、仕様や設備を自分で選択できる場合、その選択次第ではコストを抑えることも可能です。

例えば)
キッチンは最新型がいいけど、お風呂場や洗面所はこだわらなくていい」と言う考えでしたら、キッチン以外のコストは抑えられます。

ハウスメーカーによって費用も異なるので、予算に合ったメーカーを選択することも重要です。

このように、予算を自分で調節できるのでやり方によっては建売住宅と同じくらいの費用で建てることも可能なのです。

注文住宅を早々に諦めるなんて、損しているかもしれませんよ。

ここからは注文住宅を3つに分けて詳しく見ていきます。

真っ白な状態から始める【フルオーダー】

その名の通り、何から何まで自分で考えることができます。

・建物の仕様素材間取り設備を全て自分達で決める

・材質断熱材の詳細も自分達で決めていく

・ある程度の知識が必要とされる

 

フルオーダーの注意点

もちろん、住宅メーカーや建築士と一緒に決めていくのですが、最終的な判断を下すのは自分たちなので、勉強はしておいた方がいいでしょう。

そして、フルオーダーは時間・費用面でゆとりがなければ難しいです。

実際、その手間の多さからフルオーダーを選択する人は少ないのです。

ブラウン君
確かに、すべて自分たちで決めていくのは大変そうですね。
シルバー先生
実は、メーカー側もフルオーダーは手間がかかるからやりたがらないそうだよ。
  • フルオーダーを選択した友人の話

こだわりの多いご夫婦で、「何もかも自分たちの希望通りに!」とフルオーダーで新築を建てました。

・広いリビング
・最新型のキッチン
・ゆっくり過ごせるウッドデッキ
好きなものを全て詰め込んだ家が完成しました。

しかし!!
詰め込みすぎて住みやすい間取りではなくなってしまいました。

【最大の失敗】
玄関から直線上に浴室を作ってしまったのです。

つまり!!
玄関を開けると正面には脱衣所。扉はありますが、着替えてる時に来客があったりするとソワソワする!と不満そうでした。

また、玄関と脱衣所が近いせいで冬場は脱衣所に冷気が入ってくるそうです。

設計の段階で、図をよく見れば確かに分かったことですが、図面上では想像できなかったのです。

そして…
建築士さんも何も言ってくれなかった…。とがっかりしていました。

注文住宅は完成してから、「思っていたのと違う!」と言う場合があるので、出来上がりをしっかりイメージすることが大切です。

注文住宅の注意点

特に、生活動線をしっかり考えないと住みづらい家になってしまうので要注意です!

生活導線をしっかり確保できていないと、何か家事をする際に同じ場所を何度も行ったり来たりしなくてはならない不便な家になってしまいます。

ちなみに生活導線については以下の通りです。

キッチンからダイニングへ、キッチンからサニタリーへ、といったような住まいにおける人の動きを軌跡として表す線。通常、その線の動きや量をある程度、予測しながらプランニングを行う。住まいにおいて、この生活動線が複雑でスムーズでないと日常生活で無駄な動きが多くなり、住み心地に影響を及ぼす。

引用:Weblio辞書 生活導線とは何?

シルバー先生
希望の間取りを伝えた後、不便なところがないかしっかり確認しましょう。

フルオーダーは理想ばかりを詰め込みがちですが、何十年も住むという事を忘れずに間取りを決めていきましょう。

 

基盤があり、そこから考える【セミオーダー】

実は、一般的に「注文住宅」と言われているものはセミオーダーであることがほとんどです。

フルオーダーと違って、基盤があるので知識がなくてもスムーズに進めていくことができます。

・間取りや家のデザインなどは、概ね希望が通る

・仕様や設備は住宅メーカーが決めたものの中から採用しなければならない

こんな方におすすめ

間取りは自分で決めたいけど、設備はこだわらなくていいと考えている方にはオススメです。

フルオーダーよりも制限があるので、土地によっては対応できない場合があります。

ブラウン君
土地を購入する際にも注意が必要ですね。

また、間取りに関しても、特殊な間取りを考えている場合は対応できない可能性もあるので、メーカー側との相談が必要です。

  • セミオーダーを選択した友人の話

【セミオーダーを選ん理由】
小さくても書斎が欲しい』という夫の希望を叶えるためセミオーダーを選択

やはり、フルオーダーだと考えることが多いのでセミオーダーを選択しました。

書斎の他も自分たち好みに考えていきました。
玄関は明るく!洗面所を広く!キッチンは最新型に!などなど。

大変だったところ
決めるものがたくさんあって、投げ出しそうになることもありました。

しかし!!
家族の希望を詰め込んでいけるのがとっても楽しく、『これですべて決まりました!』と言われた時の達成感は今でも忘れられません。

完成時、念願の書斎に大喜びの夫を見て「注文住宅にしてよかった!」と感じました。

やはり、自分たちで間取りを決められるのは注文住宅の醍醐味ですね。

ブラウン君
家族みんなで考える時間もいい思い出になりそうです。

 

選択肢の中から決めていく【規格住宅】

フルオーダーとセミオーダーに比べると、自由は制限されます。

・間取りはプランの中から選ぶ

・外観や壁紙や床の色などを選択肢の中から決める

なので、「自由に決められる」というより「選ぶ」というイメージですね。

注文住宅=好きに決められる」というイメージを持っている方が多いと思いますので、そういった方には、ちょっと抵抗があるかもしれません。

上の表を見てみると「ほとんど建売と変わらないんじゃ…?」と思った方もいるでしょう。

確かに、自由度が少ない点では建売住宅と似ています。

注文住宅との違う点

大きく違う点は、上でも出ていますが「建築中をチェックできる」という点です。

建売住宅は完成していることが多く、建築中を見ることはできません

建築しているところも見たい!」「ちゃんと施工が行われているか確認をしたい」という方は多いのです。

シルバー先生
悲しいことに、世の中には欠陥住宅と言うものも存在します。
ブラウン君
何千万もかけて買った住宅が欠陥住宅だったらと考えると、涙が出ちゃいますよね。

それを防ぐために、建築中のチェックは大切なのです。

それが出来ると言う点で、注文住宅を選択する方もいるくらいなので、建売住宅と迷っている方は頭に入れておくといいでしょう。

 

スポンサーリンク

住みやすい要素がたくさん【建売住宅】

建売住宅は、土地と住宅をセットで販売している新築住宅です。

注文住宅と比べると、メーカーとの打ち合わせ土地探しの手間がないので、購入の流れは非常にスムーズです。

また、すでに住宅が完成している場合もあるので、すぐに入居することも可能です。

なので、こんな方にオススメです。

こんな方におすすめ

・すぐに入居したい方

・間取や設備にこだわりがない方

・話し合いの時間がない方

確かに、色々決めていくのが苦手に思う方もいるでしょう。

私の友人の考えはこうでした。

  • 建売住宅を購入した友人の話

建売住宅にした理由
「注文住宅でも建売住宅でも住んでみたら、きっと不満は出てくるもの。住んで都にしよう!」と言う考えで、建売住宅を選択しました。

また、夫婦共働きの上、二人とも優柔不断な性格だったので、「注文住宅にしたら、アレコレ気になって一生終わらない気がする。」とも言ってました。

【住んでみた結果
小さな不満はあるものの、購入前にしっかり見学もしたので後悔はないそうです。

確かに、日々忙しく過ごしている方にとっては、土地探しメーカーとの話し合い面倒に感じてしまうこともありそうですね。

【決め手は手間をかけないか手間をかけるか】

建売住宅では、何棟か見学して気に入った住宅を購入できるので、自分にあった住宅を探すことができます!

また、建売住宅は何棟かまとめて立つことが多いので、ご近所さんと入居時期が近いので近所付き合いが楽という声はよく聞きます。

建売住宅の注意点

何棟かをまとめて建ててるいので、隣の家とほとんど同じ外観で、色だけ違うということが結構あります。

建売は数件まとめて建築されるため、外観も似たり寄ったりの家が近所にも建っていることが多く、個性を求める方には向いていませんね。

また、建売住宅はコスト削減のため「2×4」と言う建築方法をとっていることがほとんどです。

家全体を壁で支えているため、増改築には制限があります。

なので、「二世帯住宅にしたい。」や「家族計画が変わった。」などの事態に対応できず、住み替えを余儀無くされる場合があります。

そうならないために、将来を見据えた選択をしなければなりません。

 

今の火災保険で本当に大丈夫ですか?

まとめ

注文住宅か建売住宅か、これは家を購入するうえで避けては通れない選択です。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分の考えやライフスタイルに合った方を選ぶべきです。

自分たちで全てを決めるのも大変、決められた中から選ぶのも大変…

どちらを選んでも苦労はありますが、大切な家族と過ごすマイホームです。

後悔のない選択が出来るように、将来のことを見据えて決断しましょう。

自分たちの希望ばかりにとらわれず、素敵なおうちと巡り合えるといいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

あなたの火災保険は大丈夫?

シルバー先生
不動産屋に勧められた火災保険だと”損”しているかもよ?
ブラウン君
ええ!そーなんですか!?

火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。

勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。

私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。

比較してもらうと自分に合った最安値の火災保険を見つけることができます。
無料でたったの3分で出来るのでやらない手はないですよ!

→最安値の火災保険を見つける

火災保険を安くするコツ

実際に私が火災保険の一括見積をして、火災保険が16万円安くなった過程を無料公開中。

→火災保険を安くする方法を知る
火災保険を安くする方法

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です