マイホームを建てる時、自分の好きなようにデザイン出来る注文住宅はとても人気があります。
ですが、ネットで検索してみると「こんなはずじゃなかったのに…と思うことがある」と後悔を感じているブログ記事をよく見かけます。
実は注文住宅は、建売住宅のように完成品を事前に確認できるわけではないので、住んでから後悔するパターンが多いのです。
マイホームを注文住宅で手に入れた方の失敗談を綴ったブログから見えてきた問題点の中には、意外に思えるものも数多く含まれていました。
こだわり抜いたはずのマイホームが、ストレスそのものになってしまう…
そんな悲しい生活に陥ってしまわないために、経験者が綴ったブログから、具体的にどんな失敗があるのか、また、そこから学べる失敗しないためのヒントをまとめました!
この記事からヒントを得て、あなたもマイホームづくりの成功者になりましょう!
目次
注文住宅の落とし穴〜衝撃的な失敗談〜
経験者の失敗談ほど参考になるものはありません!
そこで、失敗談が載せられているブログの中で、衝撃的だった失敗理由を順にランキングしてみました。
2位:土地の費用
3位:間取り
間取りがランクインするのは想定内でしたが、ハウスメーカー選びや土地の費用での失敗はかなりの痛手となりそうな問題です。
それでは、さっそく1位から順にどんな失敗だったのかを詳しく見ていきましょう!
【1位:ハウスメーカー選びで大失敗】
ハウスメーカーはどこも同じだろうと考えていただけに、ハウスメーカー選びで失敗してしまったという声は意外です。
あまり深く考えずに、ハウスメーカーを選択してしまった結果、その後の生活を大きく揺るがすほどの悲惨な結果になってしまった方もいます。
ハウスメーカーである以上、一定の信頼性があるのはあたりまえと考えていました。
工事がなかなか進んでいない様子にしびれを切らして、メーカーに掛け合ったところ、工期には間に合うという回答でした。
ところが、工期になっても一向に完成せず、引き渡し時に支払うはずだった最終金の支払いを要求してくる始末。
仕方なく最終金の半額だけ支払ったところ、こともあろうに追加料金などの未払いを理由に裁判沙汰になり、マイホームまで差し押さえられてしまいました。
結局、家の引き渡しは3年も伸びることになり、現在も裁判は続いています。
裁判にまでもつれ込んでしまうとは…なんとも恐ろしい結末です。
【2位:土地選びで大失敗】
土地を購入する際、必ず考えるのは立地の事ですよね。
通勤通学に便利なのか、日当たりはどうだろう、などを主に考えるかもしれません。
ですが、土地選びを失敗したブログの声から見えてきたのは、生活の不便さよりも費用の面だったのです。
マイホームを建てる事に決めてから、特に時間をかけて探したのは土地探しでした。
以前から住みたいとあこがれていた街だったため、この土地を見つけたときは大喜びしました。
早速見学に行ってみると、駅からの距離も、日あたりもバツグン!
これ以上の土地はないと確信し、他の人に取られてはいけないとすぐに購入しました。
ところが、いざ工事に着手してみると、軟弱地盤が見つかり、地盤改良工事を追加する必要が出てきました。
地盤改良工事の見積もりの結果、中古の家を購入するのと同じほどの値段に!
泣く泣く、家本体に導入するはずだったオプションをあきらめることになり、理想とは程遠いマイホームになってしまいました。
せっかくの注文住宅なのに、こだわりたい家本体のオプションをあきらめないといけないなんて、あまりにも悲惨すぎます。
これでは家づくりの段階に入る前に萎えてしまいそうです…。
【3位:間取りで大失敗】
間取りはその家のライフスタイルに直結するものなので、ほとんどの人がかなりこだわりを持ってデザインする部分です。
そうやってこだわって作ったはずなのに、大失敗してしまったと感じる方が多いのも事実。
どんな点で失敗したと感じているのか見てみましょう。
マイホームを注文住宅で建てると決めてから、たくさんの注文住宅の事例を雑誌やモデルルームなどで見て、イメージを固めていました。
特にあきらめたくなかったのが大きな吹き抜けとアイランドキッチンでした。
予算的にも申し分なかったので迷うことなく両方とも取り入れることにしました。
ついにマイホームが完成し、やっとあこがれの生活ができると喜んだのも束の間、思ってもみないところに落とし穴があったのです。
それは、吹き抜けがあるおかげで、夏場のクーラーや冬場の暖房など、年を通じて電気代が高くなってしまうこと!
まさかの盲点に後悔するも、やり直しも利かないので、高い電気代の請求書と毎月にらめっこしています…。
デザインを自由にチョイスできる注文住宅だけに、こだわった部分が思わぬ失敗の原因になってしまうのは何とも悲しいことです。
どれもこれも学べるヒントを導き出せる失敗談です。
では、これらの失敗談を生かして、失敗から見えてきたヒントを紐解いていきましょう!
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
注文自宅の失敗から学ぶヒント
主な失敗談を詳しく見てきましたが、大切なのは失敗談から生かせる点を学ぶことです。
転ばぬ先の杖ということわざもあるように、それぞれの失敗談から、どう具体的に失敗を防げるのか見ていきましょう。
ハウスメーカー選びで失敗しないために
ハウスメーカー選びで特に注意したいのが、信頼性です。
ハウスメーカーに信頼性を求めるという事は、ごく当たり前のことだと考えるかもしれません。
特に、超有名メーカーならばどこでも安心というイメージもあるでしょう。
ハウスメーカーの信頼性を判断するヒントを見てみましょう!
信頼できるハウスメーカーを選ぶために押さえておきたいのは以下の3つのポイントです。
- 外からは見えない内部構造への信頼性
- 検査に対しての信頼性
- 担当者の人間性からみえる信頼性
素人であれば、これらの点をチェックするのは難しいと考えるかもしれません。
ですが、素人だからこそ気づける点もあります。
【外から見えない内部構造の信頼性】
特に注目できるのは、内部構造に対してそのハウスメーカーはどれほどの熱意を注いでいるのかという点です。
また、口先だけのアピールなのかを確認することも大切です。
- 内部構造の丁寧な説明がある事
- 腕の良い職人さんへの強いこだわりがある事
このような姿勢がみられるかという点もチェックするとよいでしょう。
【検査に対しての信頼性】
ハウスメーカーのよくあるうたい文句として、「現場検査を徹底している」「建築基準法にも対応している検査を実施」などを唱えている所も見受けられます。
素人目で見ると、検査をしていると言われるだけで安心感を抱いてしまうものです。
なぜなら、ハウスメーカーによっては通常の検査をしているだけなのに、特別な検査をしていると誤解を招くようなうたい文句を使っている場合があるからです。
具体的にどういった検査が必要なのかを事前に知っておくと、そのハウスメーカーは信頼のおける会社なのかを知る判断材料になります。
- 基本的検査=最低限受けるべき検査
建築基準法に違反していたり、保険申し込みの基準を満たしているか、また、品質管理は適切で図面との兼ね合いはどうかを検査します。 - 任意的検査=追加で依頼する検査
第三者機関により、基礎工事~内部構造の基準を調査し、性能評価書(住宅品質に関する法律を基準に評価したもの)を交付できる基準で建てられているかを検査します。
ハウスメーカーが行っている基本的検査の内容が、どれほどの基準で行われているのか詳しく問い合わせて、分かりやすく丁寧な回答をしてくれるハウスメーカーであれば信頼性が高いと判断できるでしょう。
基本的検査を自社で責任をもって行わず、第三者に丸投げするようなら信頼性を疑いましょう!
上記の点は特に大切な点なので、必ず確認する必要があります!
【担当者の人間性から見る信頼性】
注文住宅は施工主のイメージや理想を受けて、何人もの職人さん達がつくりあげていく物です。
そのため、施工主と職人さんの間に立っている担当者には読み取る力とそれを具体的に伝える力が求められます。
意見の食い違いや、細かい点をすり合わせるディスカッションが頻繁に交わされる必要があります。
あたりまえの事のようですが、できる担当者はそう多くはありません。
契約を焦るあまり、「細かいことはのち程にしましょう。ひとまず契約書に…」と来るようなら要注意!!
細かい点で、どのように対応してくれるかをよく見極めましょう。
マイホームに適した土地か見極める失敗しない秘策
土地選びの失敗談にもあったように、気をつけたいのは地盤改良が必要になる土地を購入前にどう見極めるかという点です。
地盤調査は、通常だと土地購入後に行います。
購入する前に調査することは、よほど良い地主さんでない限り難しいでしょう。
では、購入前にできることをやっていきましょう!
地盤調査をしなくても、その土地にどのような特徴があるのか知るための方法があります。
- その土地の歴史を、図書館や資料館などで調べる
- インターネット上で公開されるハザードマップから調べる
- 土地周辺に住むご近所さんから情報を聞く
この3つの方法から、その土地の地盤の弱さなどをある程度割り出すことができます。
では、もう少し詳しくみていきましょう。
【歴史を調べよう】
どんな歴史を調べれば良いのか?
ポイントは…
- 過去に工場があった土地か?
- 浸水の履歴
この二つが重要です。
過去に工場があった土地だと、土壌汚染の心配があります。
汚染された土地に住宅を建ててしまうと、後々健康被害に悩まされる可能性が!!
それは、絶対に避けたいですね。
工場の有無は、図書館などにある昔の地図で確認出来ますし、登記所では土壌汚染を受けた土地か調べることもできます。
また、最近は温暖化の影響もあり台風や大雨の被害も大きくなっています。
そのために、浸水の履歴は確認しておくべきでしょう。
各市町村の役場で確認ができるので、ぜひ行ってみてください。
歴史を知ることによって、その土地の弱点を知ることが出来ます。
【ハザードマップだけを頼らない】
ハザードマップは、自然災害が起きた時の被害予測を確認することができます。
地震・津波・土砂災害・火山…災害はいつ起こるかわかりません。
土地購入の際に、ハザードマップを参考にする方が多いことは事実です。
しかし、こちらはあくまでも予測なので、ハザードマップよりも大きな被害を受ける場合もあります。
なのでハザードマップだけでなく、その土地の住民に話を聞くなどもして情報収集しましょう。
また、昼・夜・晴天・雨天などに、どんな土地の状態なのかをチェックすることもオススメです!
焦って決めてしまわずに、地域性や土地の状態をよく見極めて、失敗しない土地選びに繋げていきましょう。
土地代以外にかかる費用を把握しておくと、予算を割り出す際にも安心です。
主に必要な費用:不動産取得税、司法書士費用、登録免許税、印紙代、仲介手数料
付加的な費用を計算に入れる点も忘れずに取り入れたい点です。
土地選びにつきものの費用面での悩みも解消できます!
失敗知らずで家族が笑顔になる間取りに
間取りを考える際、失敗談にもあったようにデザイン性を重視しすぎると、「使い勝手が悪く、無駄な空間を作ってしまった…。」と後悔することに!
その原因は、使い勝手は図面だけでは想像しにくいためです。
・家族で、間取りに求めたい最優先事項をよく話あう。
・実際に家具を配置しているインターネットや雑誌の記事を参考にする。
そうすることで、おおまかな間取りイメージを先に決めることができます。
さらに細かくイメージするには毎日の生活の動線、ランニングコストを考慮に入れる必要があります。
具体的に考えられる点を2つに絞ってみました。
【子どもの成長や親の介護を考える】
まだ子どもが小さいうちは、学生として過ごしていく子どもの成長を考えて、デザインに組み込んでいくかもしれません。
ですが、子どもが思春期を迎えて、それぞれの趣味や嗜好が分かれていくことを考えたとき、その子ども部屋はストレスなく使い続けていけるでしょうか?
また、子どもの成長だけでなく、親の介護をが必要になったとき、少し手を加えただけで使い勝手がよくなるような、そんな家なら安心です。
今のライフスタイルが変わることがあるという事を念頭に置いて間取りを考えると失敗する要素を減らすことができますよ!
【ペットの動線も忘れずに】
意外と忘れがちなのが、ペットと暮らす際に気になる、お世話のしやすい間取りかという点です。
ペットの行動範囲を考えて、換気扇の近くや、窓の多い部屋などにペットのトイレを置けるスペースを取る間取りにするなどの工夫をしましょう。
どんなライフスタイルかに関わらず大切なまとめポイントがこちらです↓
・今住みたい家よりも、未来もずっと住んでいたい家はどんな家かを考える。
家族みんなが居心地がよく、外出するのがもったいない!と感じるほどのマイホームに仕上げられるなら文句なしです!
注文住宅の成功例からも学ぶヒント
失敗から得る学びも多いですが、やっぱりポジティブな成功例からも希望を得たいものですよね!
これをやっていてよかった!という体験談をご紹介します。
~ハウスメーカー選び編~
安さは確かに他と比べるとピカイチ!
でも、よくよく考えると、材質がチープなものを使われていたり、特にクロスなどが剥がれやすかったりしないかと、徐々に不安の方が大きくなっていきました。
悩んだ末に、もともととても憧れていたハウスメーカーにお願いする事にしました。
確かに値段は安いものではなかったのですが、細かい要望も快く聞いてくれ、トラブルもなくストレスフリーで理想のマイホームを完成させることができました!
妥協しなくて本当によかったと感じています!
ハウスメーカー選びは基礎中の基礎ともいえる分野なので、妥協は禁物だと心得る必要があるのですね!
~土地選び編~
土地選びに手を付けた私たちが最初にしたのは、ハウスメーカーさんに土地探しをお願いしてみる事です。
ところが、いつまでたっても私たちの条件に合う土地は現れず…
しびれを切らした私たちは、お願いしっぱなしにせず自力で探してみる事にしました。
はじめはどう探していいのか手探り状態でした‥
ですが行動するべく、ネット情報だけに頼らず、住みたいエリアの不動産屋に情報を求めることに。
すると、とても親切に「この土地は水はけが悪いからよくない。」とか、「地盤改良に○○万円くらいかかる。」などの具体的な情報を得ることができました。
おかげで後々問題が発生することもなく、スムーズに建物の工事に順調に進みました!
ハウスメーカー任せにせず、自力でその土地を見に行って探すことも大切なんですね!
~間取り編~
マイホームの計画が上がったとき、とてもありがたく感じたのは夫が以前趣味で買った3Dマイホームデザイナーです。
3Dマイホームデザイナーって何!?と感じたのが私の第一印象(笑)
マイホームを新築で建てる場合や、リノベーションをする際にシュミレーションできるソフトなのですが、自分の理想とする家の間取りを立体で見せてくれる便利商品なんです。
購入当時、「家を建てる予定もないのに、また趣味に無駄遣いをしている」とグチグチ言っていた私。
いざマイホームを建てるという事になったとき、このソフトがなければ、きれいに書かれている図面だけでは必ず失敗すると感じました。
実際我が家のリビングも、当初の予定でシュミレーションしてみるとかなり狭く仕上がることが判明し、このソフトのおかげで失敗を未然に防ぐ事が出来ました!
主人と3Dマイホームデザイナーには、もう頭が上がりません(笑)
Amazonでもベストセラー商品になるほどの人気です!
失敗してしまうことに比べれば、とてもお安い値段だと感じました!
成功例からも、実際的な失敗を防ぐためのヒントを多く学ぶことができました。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
さいごに
人生の中でも一二を争う、大きな買い物であるマイホーム。
それを成功に導くためには、こだわり抜くところは妥協せず、家族みんなのライフスタイルに合った計画が大切だということが見えてきました。
失敗してしまった方々のブログの中には、失敗から見えてきた成功の秘訣を、私たちのようにマイホームづくりに夢をはせている人たちへのエールとして、経験から学んだ知恵を分け与えてくれています。
その失敗例や成功例の上に、満足のいくマイホームづくりができた!という人々の声が重なって、次の世代を担う子どもたちにも学びを与えてくれることでしょう。
何より、マイホームづくりが楽しく、家族の輪をさらに強めてくれるいい機会となれば、それ以上の喜びはありません。
ぜひ、あなたのマイホームづくりにこの失敗談と成功例を生かしてもらえたら嬉しいです。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
比較してもらうと自分に合った最安値の火災保険を見つけることができます。
無料でたったの3分で出来るのでやらない手はないですよ!
火災保険を安くするコツ
実際に私が火災保険の一括見積をして、火災保険が16万円安くなった過程を無料公開中。
→火災保険を安くする方法を知る
火災保険を安くする方法