最近じわじわと人気が出てきている「和モダン」
SNSでも注目が集まっているデザインで、インスタグラムの(ハッシュタグ)#和モダンには、16万以上の投稿がされています。
注文住宅のカタログにも「和モダン」専用ページが出来るほど、人気が高まっていますよね。
そんな和モダンを取り入れた新築を建てたいけれど、どこに取り入れようかな?
外観に?内装に?和室とはどう違うの?
きちんと分からないまま建ててしまうと、ちぐはぐを生み出してしまったり…違和感あるもになってしまったりと、後悔してしまうことも…。
今回は、和モダンをとりいれるのに押さえておきたいポイントをまとめてみました。
後でこんなはずじゃなかった…と後悔しないために、しっかりとポイントを抑えていきましょう!
目次
新築内装にちょこっと和モダンを取り入れよう
洋風の中に和。スタイリッシュさが加わっています。
小さいお子さんにも高齢の方も、どこかホッとするような、ゆったりとした時間が過ごせる。
それが和モダンです。
がっつり純和風・古民家だと管理や手入れが大変そうですよね。
しかし、和をちょっぴりだけ取り入れる和モダンとしての使い方をすると、格段に住みやすく、格式も出ておしゃれ度もアップするんですよ。
ちょこっと和モダンを内装に取り入れるのに押さえたい箇所を見てみましょう。
お部屋の印象をグッと変える小上がり
お部屋の印象がぐっと和モダンへと変わるのが小上がりです。
家を建てた後に取り入れるには少しハードルが高いので、新築で建てる時に取り入れたいものですね。
小上がりを作ると、リビングのテーブルに座る人と小上がりの畳に座る人の目線が合うのがポイント。
椅子に座る人と畳で横になる人、思い思いにくつろげるところもいいですよね。
実際に私の友人でも、小上がりを取り入れている人が何人かいるんですよ。
私の家には、リビングに小上がりを取り入れています。
私が休みの日、家族で家にいるときには、妻はリビングのソファで過ごし、私は畳の小上がりでゴロンとなり、子供と一緒に遊んでいます。
妻と話すときには段差に腰かけて、同じ目線で話せるのでいいですよ。
また、小上がりの下に床下収納スペースを作ってあるので、収納スペースを増やしつつ、リビングが広くなり解放感が出ます。
妻は、小上がりの和室があるおかげで、家の中の立体感があっていいと言っています。
小上がりの和室は家の中にメリハリを簡単に作ることができます。
また、スタイリッシュに家の中のイメージが変えられることでも人気なんですよ。
妻の友人B子さんの自宅は、小上がりに引き戸をプラスして、部屋が仕切れるようにしてあります。
子供が赤ちゃんの時に、何度かお邪魔しているのですが、そのようなときには赤ちゃんのお昼寝スペースとして小上がりを使い、電気を落として引き戸をしめてくれました。
同じリビングにいるという安心感と、音が少し遮断されるので気を遣わなくて良いというダブルの安心感があり、私も妻も心地よく過ごすことが出来ました。
小上がりがあることで、赤ちゃんが近くにいても気兼ねなく過ごせるというメリットもあるのですね。
オシャレな畳といえば琉球畳
最近、おしゃれな畳として人気が出てきているのが琉球畳です。
琉球畳は目が細かく、繊細で綺麗なことから、ここ数年注目を浴びています。
琉球畳の特徴は大きく分けて2つあります。
カラーバリエーションが豊富
(部屋の雰囲気によりカラーを選べる)
ヘリがない半畳の畳である
(開放的な空間を演出できる)
カラーバリエーションが豊富
定番の若草色から、黄色がかった黄金色、グレーといった珍しい色味まで、カラーバリエーションが豊富です。
異なる色味の畳を交互に敷き詰めることで、おしゃれな雰囲気とモダンな印象を醸し出す事ができます。
琉球畳のおすすめの使い方
おススメは、同じ色味で半畳サイズの琉球畳を90度ずつ向きを変えて交互に敷き詰める方法。
光の当たり方で畳表が市松模様に見え、さらに和モダンな印象になりますよ。
ヘリがない半畳の畳
琉球畳=縁無し畳と言われるほど、ヘリのない琉球畳が多いんです。
仕切りとなる縁が無い分、圧迫感が少なく開放的な部屋作りが可能になります。
一般的な畳のイメージとは違い、一見すると、ジョイントマットのような見た目なのも可愛らしくおしゃれですよね。
このようにさりげなく、しかし、しっかりと和の素材を使った家作り。これぞ和モダンの醍醐味ですね。
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フローリングにも相性抜群!堀りごたつ
堀りごたつというと、和室のお座敷のイメージがあるかもしれませんが、フローリングとも相性が良く、現代の家の中にも違和感なく取り入れる事が可能です。
私が子供の頃、和食店に外食に行った際に堀りごたつの席だと、とってもワクワクした記憶があります。
兄弟で潜って隠れてみたり、トンネルのようにくぐって遊んだり…。
堀りごたつは自分の家に欲しいものの憧れの一つでもありました。
小上がり+掘りごたつ
先ほどご紹介した小上がりに掘りごたつを設置するのもおすすめ。
最近は掘りごたつもおしゃれなものが多いので、おうちに合うデザインのものを取り入れましょう。
掘りごたつ+蓋
さらに、蓋を閉められるタイプの堀りごたつにすれば、状況によって変化をつける事もできますよ。
蓋をしたイメージはこんな感じです。
こたつでごろ寝をしたい時は蓋を閉めて過ごし、おじいちゃんおばあちゃんが来た時は、堀りごたつにして、膝が楽になるよう配慮が出来ると素敵ですよね。
和風な趣と高級感がある中庭
中庭は和モダンを演出するだけでなく、長い期間楽しみ、少しですが自然と触れ合うこともできます。
そして「中庭がのぞける窓」にこだわると和モダンをより効果的に演出できます。
中庭がある家、って憧れる方が多いですよね。
洋風に観葉植物を置くのも素敵ですが、新築では中庭を作って庭を豊かにしていく生活も楽しいものですよ。
私の実家には、かなり小さいものではありますが中庭があります。
元々、母が庭いじりが好きでどうしてもといって作ったそうです。
しかし、子育てに追われている最中には、なかなか庭まで手が回らず、最低限の整理整頓はしているものの殺伐とした雰囲気だったのを覚えています。
しかし、私たち子どもがある程度育つと、母の趣味は庭いじりになりました。
楽しいことがあると庭へ、イライラすると庭へ、悲しい時にも庭へ…。
庭では簡単な野菜の栽培やガーデニングをしています。
だいぶ高齢になった母ですが、今も庭いじりを楽しんでいるようです。
たまに私たち家族が泊まりに行くと、お風呂の窓から見える中庭のおかげで、まるで旅館のような心地よさを感じる事が出来るんですよ。
植物は空気を綺麗にしてくれますし、見ているだけで心がほっと落ち着きます。
ガーデニングや、野菜栽培。盆栽や自作の池で鯉を育ててみたり…。
あえて新築時に完璧な中庭にせずに、時間をかけてゆっくり、自分好みのお庭を構築していくのも楽しいですよ。
日本ならではの玄関土間
そのお家の空気感を印象付ける玄関。家の顔ともいえる場所ですよね。
玄関土間は日本ならではともいえるのではないでしょうか。
土間は取り入れ方ひとつでモダンでスタイリッシュな空間に変わります。
土間は日本ならではの作り。
少し古臭いという印象もあるかもしれませんが、和モダンな雰囲気がある以外にもメリットがあるんですよ。
そもそも土間とは? 土足のまま使える広いスペースとしても活用出来ます。
土間は昔から屋外の荷物を雨風からされられるのを守る場として、またある時は濡れても良い場所として台所の役割も担ってきました。
現在ではその用途が見直されて、土間を取り入れるお家も増えてきています。
和モダンのメリット
- コミュニケーションが生まれる
私の実家にも土間があるのですが、近所のおばあちゃんが回覧板を持ってきたついでに、土間の段差に腰かけて、祖母と話をしている事がよくありました。
「リビングに招く程ではないけれど、外で立ち話もなんだし…」という時に活用出来る土間。
地域のコミュニティが見直されている令和時代の今こそ、取り入れるべき日本の文化かもしれませんね。
- 作業スペースになる
土間を広くとることで、作業スペースとしての空間が生まれます。
趣味の自転車のメンテナンスをするもよし、DIY作業場として活用するもよし。
作業中に気になる、工具の油やペンキの匂いも、玄関土間ならすぐに換気可能です。
可能な簡易テーブルとチェアを置いておけば、作業もはかどりそうです。
また、土間は夏は涼しく、冬は暖かいのがメリットです。
- 収納スペースになる
土間を作る際に、収納スペースも並行して考える方が多いと思います。
シューズクローゼットとしてだけでなく、レインコートを掛けるためのハンガーや物干しバーも設計しておくと、実際に生活を始めた際にその便利さに気づくでしょう。
ゴミ箱を設置しておくと、衛生面や匂いでストレスを感じる事が少なくなります。
さらに、全身鏡に帽子やバッグ置き場もあると、全身のコーディネートがしやすくなりそうです。
収納スペース追加時の注意点
しかし、その広さから油断すると、物置化となってしまう危険性もあります。これでは落ち着けるはずの土間が台無しです。
設計時に十分な収納を備えておく・ロードバイクなどを持つ場合は、和モダンな土間に合う木材などのスタンドを用意して見せる収納を心がけておくと良いでしょう。
新築を和モダンにするなら外観も忘れずに!
家の外観は、家の印象を左右する要素の大きな一つ。慎重に決めていきたいところですよね。
外観もしっかり和モダンを取り入れていきたいですよね。
一口で和モダンな外観といっても、様々なタイプがありますよ。
「一般的に和モダンな外観」
白、黒、濃い茶色などの和の雰囲気を感じさせる外観に現代感のあるシャープさをミックスした外観のこと。
上下の外壁で色を変えてみたり、縁側や深いひさしを付けるなど工夫の方法にはたくさんの種類があります。
和モダンな外観デザインも種類が豊富なので、全部をご紹介することはできませんが一例をあげてみますと…
などなど。 |
和モダンな外観は個性が出せる
和風と現代感をどの程度合わせるかによって、かなり個性が出てきます。
引用:ヤマダホームズ
例えば)
・上の写真のように、和風だからと切妻屋根(三角の屋根)にこだわらず、片流れにしても和モダンな雰囲気は出せます。
・外壁に格子を使ったり、砂利を敷く、和風テイストの植物を植えるなどをすることで和モダンなオシャレな外観になります。
このように自分の好みで和風と現代感をミックスできるのが、和モダンのいいところですよね。
色だけでなく、使う形や素材もしっかりとこだわっていきたいですね。
和モダンな家の注意点
とてもおしゃれな和モダンな家ですが、建てる前に知っておくべき注意点が3つあります。
注意点:土壁や漆喰
和モダンな家というと土壁や漆喰を使うことがあるかもしれません。
しかし土壁は乾いていく過程で土が縮んでしまい、結果的にひび割れが生じてしまうこともあります。
漆喰もひび割れが生じたり、劣化が目立つという弱点があります。
メンテナンスをして塗りなおしてもらえば修復はしますが、定期的なメンテナンスが必要になることを覚えておいたほうが良いでしょう。
しっかりお手入れさえしていれば、耐久性が高く住宅の建材としては優秀ですよ。
注意点2:リフォーム時期の違い
和モダンな家は、和風住宅に用いられる建材と、洋風住宅に用いられることの多いサイディング材を組み合わせて作られます。
和風住宅に用いられる建材は、先ほどもご紹介した通りメンテナンスは定期的に必要ですが耐久性が高いという性質があります。
一方、洋風住宅に用いられるサイディング材は、模様やカラーバリ―エーションが豊富なものの、耐久性が低いという性質があります。
そのため、一方はまだリフォームする必要はないが、もう一方は劣化してしまいリフォームが必要…なんてこともありますので、注意しましょう。
注意点3:コストがかさむこともある
和モダンな外観は、上質な雰囲気や重厚感が演出できるような素材を使いたいと考える方が多いでしょう。
無垢材や漆喰など手塗りの壁が和モダンな外壁にはぴったりですが、どちらも高級建材です。
低コストなサイディング材もありますが、人工的で無垢材などと比べると安っぽく見えてしまうデメリットがあります。
また、重厚感のある家を作るには、大きな屋根などどっしりとした構造がポイント。
大きな屋根を構成する太い梁や、グレードの高い建材が必要になります。
このように和モダンな家にこだわるほどコストがかかってしまうことを、覚えておく必要がありますね。
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まとめ
四季の移ろいが感じられ、限られたスペースの中にも解放感が感じられる和モダン。
日本住宅の特徴である「隣家との距離の狭さ」や「日当たりと景色の重要視」は昔も今も変わりません。
その特徴を上手く取り入れながらも、洋風の要素もミックスしていかに住み心地の良い家にしていくかが和モダンの楽しみでもありますよね。
家族にぴったりの心地よい家になるといいですね!
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