マイホーム購入は人生の中でとても大きい買い物です。
それほどの買い物ともなると、自由に自分で選べる注文住宅を建てたくなるものです。
こだわってなんぼと考えて見積もりを出してみるとびっくり!
理想の家にすればするほど予算オーバーになりかねません。
住むころにはマイホームを楽しむ余裕は残されていない、なんて事になっては本末転倒です。
そうならないために、予算を抑える断捨離テクニックをご紹介します。
快適なマイホーム生活を送れるように、賢い注文住宅の計画をたてるヒントを見ていきましょう。
目次
注文住宅を予算オーバーにしないテクニック
注文住宅の自由度を生かしつつ、金額も予算内に収めて家を建てたられるならそれに越したことはありません。
なんといっても一生に一回の新築です!
マイホームを思い通りのカタチにつくりあげるためには、メリハリを大切にする必要があります。
予算を削るところがみつからないと感じている方は以下の部分を見直してみてください。
意外にもまだまだ削れるところがみつかるかもしれません!
設備機器を見直して予算を抑える
ついこだわりたくなるのが設備ですよね。
高価な物に目がいって、そちらを選びがちになります。
あれば便利な設備も多くありますが、本当に必要不可欠な物か見極めも肝心です。
例として見直せるのが次の3か所です。
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ここでこだわらないと、注文住宅で建てる意味がないと考える方も多いもの。
実際に注文住宅を建てた方はどう感じているのでしょうか?
特に女性が気になるキッチン設備からみてみましょう。
【キッチン設備の見直し方】
こだわりのオーダーメイド派とそうでない既製品派の感想を調べてみました。
- キッチン設備の感想比較
オーダーメイド 好きなサイズ配置に合わせて造りあげられるが、コスト高め |
既製品 収納力を売りにしている物がほとんど |
この2つの意見を見てわかる事をまとめてみましょう。
特別必要なサイズではない場合、キッチンは既製品でも事足りると考えましょう!
その際、既製品の使用心地をショールームで確認するのがおすすめです。
キッチンの設備を見直すだけで、50万~100万の予算を削ることができるコトもあります。ぜひ見直してみましょう!
【トイレ設備】
トイレの設備ではどんな見直しができるのでしょうか?
見た目にこだわった派とそうでない派の感想を調べてみました。
- トイレ設備の感想比較
タンクレストイレ スタイリッシュな見た目で決定したが、手入れが面倒。 |
タンクあり通常トイレ 価格も安く手入れのしやすさはお墨付き。 |
見ため重視の物だと、使い勝手が悪いという声が上がっていました。
メンテナンスにかかる費用や労力も総合的にカットできる通常トイレにするのも賢い選択でしょう。
トイレ本体を見直すだけでも15~20万ほど金額を節約する事ができます。
トイレは使い勝手と安さを追求するのに最適な部分です。
【お風呂の設備】
お風呂はリラックスできる場としていろいろオプションをつけたくなりがちです。
リラックススペースとしてこだわった派とそうでない派の感想を見てみましょう。
間取りも広くし、オプションをつける リラックスできるのはいいけど、掃除が面倒。 |
最小スペースでシンプルにまとめる |
2つの意見からみると、夢と現実には違いがあるようです。
掃除の手間ひまは盲点だったという意見も多いものです。
お風呂の設備をシンプルにして費用を抑えるのもひとつのテクニックです。
設備でさらにコストダウンを図れるといわれる施主支給とはどんなものなのでしょうか?
施主支給とは?
建てる際に必要な材料を、メーカーに依頼するのではなく自分で調達する事です。 |
同じ商品でも安い仕入れ値で購入できることが多く、コストカットができます。
中には50万以上も差があったという材料もあります!
ただ、施主支給の場合ぜひとも注意したい点があります。
施主支給の場合、ホームメーカーや工務店のアフターケアが対象外になる事がほとんどです。
商品自体のメーカーがアフターケアをしてくれるのか必ず確認しましょう。
上記の方法でまずはこまごまとした設備から費用を抑えてみましょう。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
床材や壁材を見直して予算を抑える
内装で見栄えに貢献するのは床材や壁材ですよね。
上質な材質を使えばそれだけ見栄えも出ますが、その分費用もかさんでしまいがちです。
壁材や床材などもピンキリなので、うっかり予算オーバーなんてことも。
まずは床材の種類と特徴から、費用を抑えるヒントを見てみましょう。
【床材の費用見直し】
一般的な床材には主に2種類のものがあります。
それぞれの特徴を抑えていると、コストダウンのために選ぶべき材質や場所を見極める事ができます。
~無垢フローリング~
木造ナチュラルな家を建てたい方にとても人気がある材質です。
まるで森林でくつろいでいるような気分を味わえます。
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天然物なので上質な木の質感を楽しめると人気の材質ですが、どんな特徴があるのでしょうか?
・寒い日は暖かさがある
・経年変化で自然な色合いが出てくる
無垢フローリングの注意点
湿気などに弱く反ったり、はげてきたりします。
お手入れの手間もかかるので費用も高めです。
~複合フローリング~
簡単にいうと、加工が施されたフローリングです。
天然木を使う量を少なくしたり、人工的に木の質感を造りあげたりなどの加工が施されています。
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見た目には木の色に深みが増した程度ですが、どういった特徴があるのでしょうか?
・湿気に強い
・防水、防音加工がされている物もある
加工物のため、無垢フローリングに比べ、価格は安いでしょう。
複合フローリングの注意点
・保湿性がない
・人工的な色合いというデメリットがあります。
自然な色合いを楽しみたい人は少し物足りなく感じるようです。
床材の総合的に見て、床材でうまくカットするには以下のポイントを意識しましょう。
床材で費用を抑えるポイント
保温や質感に優れた無垢フローリングは家族の良く集まる場所のみ使う。
それ以外はコスパに優れた複合フローリングにしてコストダウン!
こんな使い方をした人も!
中にはこども部屋を無垢フローリングにしたという家庭もありました。
子供はよく裸足で行動したがるので無垢材が丁度いいかもしれませんね!
高い材質は部分使いで満足しつつ、安い材質も多く取り入れてコストとこだわりのバランスを取りましょう。
【壁材の費用を見直す】
壁材にはいろいろな種類があります。
値段の違いを確認しておくと、費用を抑えたいならどの壁材を使うべきか絞り込めます。
価格の安い順にランキング付けしてみました!
やはり最安値はクロスです。
その中でも特に安いビニールクロスは、デザインも豊富になってきているため、見た目にもある程度こだわった感じを出すことができます。
部分使いする際にオススメしたいのは、ランキング2位の塗装仕上げ!
最近ではローラーで手軽に塗ることができる珪藻土などもあります。
また、色に飽きてきたら自分で塗り直すこともできるので、部屋の雰囲気に合わせてアクセントカラー使いすることもできます。
特にオススメなのがこのDIY商品です
- 一人で塗れるもん
この商品のいいところは、子どもやペットにも優しいという点です!
塗り方の細かい説明を動画でチェックしながら、家族みんなで楽しくDIYしてみませんか?
DIYをする事で、自分の手で家を造りあげる喜びも感じることができます!
結果、費用を抑えられるなら一石二鳥にも三鳥にもなります!
建材を選ぶ際に有効な別の方法を補足しておきます!
ハウスメーカーや工務店の提示額をうのみにせず、「お値引きはできませんか?」と尋ねてみましょう。
少し気が引ける方もいるかもしれませんが、意外と値引きされてびっくりしたという声も!
賢い壁材選びと価格交渉で、費用も見栄えも諦めない家づくりを楽しみましょう!
予算を抑える最終手段!間仕切りと壁
それでも、もっと削りたい時は最終手段として大きな部分での見直しをしてみましょう。
部屋を多くすると、壁や柱で仕切りが増えて金額がかさみがちです。
思い切って部屋の間仕切りや壁を減らすというテクニックを試してみませんか?
そうは言っても、やたらと間仕切りや壁を減らすのはNG!
ここで、間仕切りと壁を取っ払う場所を見極めるポイントです!
壁を取っ払う見極めるポイント
どんな動線で日頃生活しているかを考えましょう!
間仕切りや壁をなくすということは、それだけ解放感が出て、他の部屋にアクセスしやすいメリットもあります。
「ここに壁がなければ動きやすそう!」という感覚を大事に考えてみましょう。
間仕切りや壁をなくす際に特に人気のある箇所はどこでしょうか?
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特にリビングは、仕切りがない方がオープンになり、家族のコミュニケーションがとりやすくなります。
お掃除ロボが掃除しやすいという嬉しいメリットも!
ちなみに、どれほど開放的かというとこのような感じです
引用:セキスイハイム
これだけ開放的になってコストも抑えられるなんていいことずくめですね!
特に気になるのは男の子と女の子兄妹の場合などですよね。
そんな時に味方になってくれるのはパーテーションの存在です!
- 間仕切りパーテーション
どうしても、壁を作りたくなったら後々リフォームを検討しておくのも手です。
仕切りのないリビング階段もオシャレなコストダウンにぴったりですよ!
リビング階段とは、リビングと階段が接地している造りです。
百聞は一見にしかず!
間仕切りのないリビング階段を見てみましょう!
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壁や、仕切りをなくすと予算を抑えるだけでなく、オープンな家作りもできます。
ご紹介したアイディアを積極的に取り入れてみましょう!
ズバリ!逆に注文住宅の予算を残すべきところ
ここまで、見積もり時の予算オーバーで削るところを知ることができました。
それと同時に、残すべきところをあらかじめ知っておく必要もあります。
「あそこにもっとお金かけておけば良かったな…」と後悔しても後の祭りです。
そこで、注文住宅経験者が絶対にここは残すべきと言う部分を詳しくご紹介していきましょう。
安全対策には迷わずお金をかけるべき!
家は家族が快適に暮らす場所です。
快適さと安全は常に隣り合わせなので、ぜひとも設計に取り入れたもの。
2つの分野から、お金をかけるべき安全対策と快適さへの対策をご紹介します。
【耐震対策】
今や日本は地震大国です。
住まい耐震化は絶対条件だと心得ましょう。
これだけ震災が多いと心配になりますよね。
基本的に、住まいの耐震機能は3つあります。
それでは簡単な特徴を見てみましょう。
・制振構造=揺れを吸収する造り
・免震構造=揺れを伝えない造り
国土交通省によって等級1レベル(震度5強に耐えられる)の耐震構造が義務付けられています。
一方、免震構造は高価ですが、この3つのうち一番安心な地震対策として知られています。
もし制震構造もしくは免震構造で建てるならどれ程の金額がかかるでしょうか?
業者にもよりますが、相場は以下の通りです。
制震構造 50万円~ 免震構造 350万円~550万円 |
確かに費用は高いですが、安全性を高めておくといざという時に安心です。
余計な修繕費や、家屋の倒壊を防げることを考えると安心への投資と考える事ができます。
地震対策は建物だけじゃない
地震対策は地盤から行うことが多い工事です。
後でリフォームとなるとお金がかかるので、建てる時からこだわるほうが良いでしょう。
【窓の対策】
住まいの窓も重要です。
換気や、光を入れるために何個つけるか、どんな機能性があるかなど気になりますよね。
特に気を付けたい窓の機能は2つです。
- 断熱性
- 防犯機能
温暖化が進んでいく中、毎年のように熱中症が騒がれていますが、住宅の中で過ごしていて倒れてしまったということもよく聞きますよね。
夏の暑さや、冬場の結露など、「窓をケチらなければよかった」と後悔される方も多いようです。
夏の暑さは断熱性のある窓があるだけで、室内温度の上昇を抑える事ができます。
特にオススメなのがYKK apのLow-E複層ガラスです!
引用:YKK ap
電気代を節約できるというランニングコスト面でのメリットもあります!
窓専門のプロYKK apに抜かりはありません!
上記の遮熱効果の窓にオプションとして防犯機能の高いガラスを加工することもできます。
しかも、地震対策もばっちりなんです!
引用:YKK ap
つけたい時は、予算とのバランスを考えて、窓の面積を大きくしすぎない工夫をすると良いでしょう。
ズバリ!これは要らなかった!
実際建てる前や、カタログなどを見て「これ絶対家にもつけたい!」と思った事ありますよね?
実際の失敗談から、不要だった設備を参考にしていきましょう!
リビングも明るくなるし、「天窓は絶対つけたい!」という希望で取り付けました。
ところが、数年たった今も開けることがめったにないです。
さらに、掃除がしにくいことも判明。
これなら、リビングは大きい普通の窓で充分でした…。
メンテナンスの不便さは意外と盲点です!
ぜひともつけない気持ちだけでなく、管理しやすいのか、いま一度自分に問いかけを!
次の点はさらにショッキングな失敗談です…
お風呂場にまつわる失敗談も結構ありがちなもの。
どんな機能で後悔してしまったのか見てみましょう。
前の賃貸では、湿気に悩まされたので、部屋干しのためにお風呂に乾燥機を付けました。
ですが、いざ使ってみると、思ったより乾かない結果に…
結局、ドラム式乾燥機付き洗濯機を購入し、さらに要らない機能になってしまいました。
こうしてみると、あると便利になるのではと思い、取り付けた機能がほとんどです。
オプションは、本当に必要か再考する → 口コミやレビューを調べるを徹底しましょう!
ですが、そこの環境や、家族によって欲しい設備や用途は違ってきます。
将来のライフスタイル変化を詳しく予想しながら、無駄な物を省いて予算オーバーを解決しましょう!
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
最後に…
これから先ずっと暮らしていく家には、お金をかけたいものですよね。
家族が安心して暮らせるためにも、妥協できないところがあるのは当たり前です。
しかし、暮らし続けるためにぜひ上手に予算とのバランスを取りましょう!
少しの工夫で確実に自分たちにぴったりな素敵な家を作ることができます。
ぜひこの記事に乗せられている実際的なアドバイスを見積もりに照らし合わせてみましょう!
家族の明るい未来がきっと見えてきますよ!
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
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