新築するうえで、注文住宅は自由度が高くて魅力的ですよね。
でも、見積もりをどうとったらいいかわからない・・と悩んでいる方も多いかと思います。
1社見積もりを取った時に、思ったより予算がかかってしまうことがあります。
できれば安くいい家を建てたいですし、見積もりも信頼できる内容であってほしいものです。
自分のライフスタイルにあった選び方がわかると見積もりもスムーズにいくのではないでしょうか?
そこで、注文住宅の見積もり前や、お願いする際に注意したいポイントをまとめました。
この記事を読んで素敵な家を作っていきましょう!
目次
【注意1】注文住宅の見積もり前に優先順位を決める
注文住宅は建売住宅より自由度が高い分、費用もそれなりに高くなりがちです。
もちろん、予算内で理想の家を建てられるなら、それに越したことはありません。
しかし、現実的に難しい場合が多いのも事実。
そんな時に役立つ注意ポイントがあります!
見積もり時の注意点
こだわりたい箇所の優先順位をつけておくと見積もりを取った時に役立ちます。
実際に注文住宅の家を建てた知人に、見積もり時の失敗談を聞いてみました。
見積もりは予想以上に考えることが多く、大混乱!
予算は立てていても、実際見積もりを取ると、これはなんの経費だろう…とわからない点も多く出てきたようです。
知人宅の場合、3社見積もりを取って、費用を見比べました。
建てたい理想と現実をすりあわせていくことは難しかったようです。
予算オーバーした時にどこから減らせばいいかすごく悩まれていました。
特に土地改良費や、工事にかかる雑費など、意外な出費に驚かされるかもしれません。
理想やイメージを現実にしようと思うと、それなりに費用がかかります。
こだわりと予算のバランスを取るには工夫が必要です。
注文住宅の見積もりで、予算オーバーは起きて当然のこと。
こだわりの優先順位をきめておくと、どこをカットすればいいか分かりやすくなります。
優先順位の考え方と決め方
優先順位を決めるといっても、かなり抽象的ですよね。
具体的にどんなことを考えると良いのでしょうか?
【計画の基本!どんな生活がしたい?】
家族が求めているライフスタイルをはっきり把握しておきます。
夫 | 週末は庭で趣味の日曜大工に没頭したい。 |
妻 | 家事の合間にホッと一息つけるスペースが欲しい。 |
子ども達 | 雨の日でも家の中で遊べる秘密基地のような場所が欲しい。 |
更に、今・10年後・その先の未来のことも考えてみましょう。
そうすることで、見積もりの際に、どの部分に力を入れた予算組みにするのか導き出しやすくなります。
家族の生活観を知るいい機会になるかもしれませんよ!
話し合いがまとまると、次に考えたいことがあります。
【理想の生活をもとに、優先する割合を決める】
先ほど考えた、家族の求めるライフスタイルには以下の3つのうちどれが必要でしょうか?
- 立地
- 間取り
- 建材
どれも必要と感じる方は、上記3つにパーセンテージを振り分けて考えてみることができます。
立地のパーセンテージが一番高い場合、気に入った土地にお金をかける事を最優先できます。
建材であれば、材質のグレードにかける費用を最優先に考えられますよ。
それぞれのライフスタイルケースによって変わるので、よく話し合いましょう。
成功例からみつけるヒント
優先順位決めの成功例から、上手な優先順位の決め方を知ることもできます!
どうしたら具体的に優先順位を見極められるのでしょうか?
見積もりを出す前に、どんな家にしたいのか、イメージを固める必要がありました。
もちろん素人なので、思いつく間取りもありきたりなもの。
そこで試したのが、ありとあらゆる見学会をまわって、情報収集することです。
実物を見る事で、今まで見えてこなかったマイホームのカタチをつかむことができました。
自分たちの生活に一番フィットするのは何かを知ることができるので、本当にオススメの方法です。
見学会にいくのは、他の人のこだわりが見れるのでワクワクしますよね!思いがけず、いい間取りや予算節約の方法を知れるかもしれません。
次は、実際に使ってみた体験談からヒントを得る方法を見てみましょう。
どこにお金をかけたらいいか迷ったときに助けられたのはブログの声です。
使った建材のグレードを落としてもいいところ、こだわった方がよかったところなどの声も聴けて参考になりました。
家族構成を載せている方も多いので、リアルに想像することができます。
おかげで我が家が一番優先すべき部分を絞りやすかったです。
実際の体験談ほど参考になるものはありません!
ただ、主観がいきすぎるブログもあるので、よく見極めつつ情報収集するようにしましょう。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
【注意2】見積もりシミュレーションサイトの使い方
今の時代ですから、ネットから見積もりシミュレーションもできるようです。
便利なものですが、ここで注意したいポイントが!
見積もりシミュレーションの注意点
ハウスメーカーと頭を付き合わせて考えて出される金額とは大きく異なる場合があります。
多くのシミュレーションサイトがありますが、あくまでもシミュレーションです。
おおまかな金額を知るために、シュミレーションを使うことはもちろん有効です。しかし、頼り切って見積もりを決めてしまうのはあまりおすすめできません。
注文住宅は自分たちも携わってこそ出来上がるものです。
では、シュミレーションをどんな風に利用すればいいのでしょうか?
シュミレーションサイトのメリットと利用方法
まず、シュミレーションサイトの大きなメリットは手軽さにあります。
業者に依頼すると、営業が入るのではないかという不安要素も…
計画が具体化するまえに大まかな金額を知りたければ利用する価値があります!
大手メーカーのサイトだと、相場も知ることができます。
シュミレーションサイトで割り出せる主な金額
|
これらは主に、どんな間取りで建てたいか、月々に払える返済額はいくらかを目安に割り出されます。
今後どれほどの金額が必要なのかを知るにはもってこいの方法です!
シュミレーションサイトによっては、細かな間取りからシュミレーションしてくれるサイトもあります。
無料で手軽に何度でも試すことができるので、ぜひ見積もり前に活用してみましょう!
シュミレーションでは分からない出費に注目!
シュミレーションで分からない費用のなかには、建物や土地以外にかかる費用があります。
まず皆さんが注目するのは合計金額ですよね。
合計額を見てシュミレーションではこんなに高くなかったのに…と思う方も少なくはありません。
内訳をじっくり見たことがあるでしょうか?
諸費用を見落としているがゆえに、実際の見積もりよりも費用がかさむことがあります。
特にチェックして欲しい項目があります。
- ローンの利息
- 申請にかかる税金
- 別途工事費(付帯工事費)
- 手付金(手付金の相場は物件価格の5%~10%)
シュミレーション以外にかかるこれらの費用は、見積もりをきちんととる段階で具体的な金額が提示されます。
この点を念頭に置いておくと、シュミレーションとの金額の差に驚かずに済みます。
上記3つのうち、別途工事費はおおまかに割り出せるというサイトもあります。しかしその特性上、価格の変動があるものなのです。
「別途工事費とは?」 別途工事費とは、地盤改良工事費や水道を引く作業や電気を使えるようにする作業などのことです。 |
シュミレーションに関わらず、ハウスメーカーや工務店によっても金額に違いがあります。
シュミレーションのみに頼ってしまうとこんな落とし穴もあるので、十分注意しましょう!
別途工事費は会社によって呼び名が変わることがあります。
ハウスメーカー=部位別見積もり
工務店=工業別見積もり
振り幅があるため、シュミレーションで出た金額を当てにすることはできません。
やはり、ハウスメーカーに出向いて自分たちの希望を伝えることが大切ですよ!
シミュレーションサイトを使って家族で相談したり理想を話し合うのにはいい材料になると思いますので、上手に使っていきましょう。
【注意3】注文住宅の見積もりを1社に絞り込まないで!
注文住宅は一緒に設計に携わっていくので、あれもこれもやりたいと自分たちの理想をつめこみたくなるものです。
建築材や内装まで、こだわれるのも注文住宅ならではです。
しかし、1社だけに相談して見積もりを取っても相場がイマイチわからない・・と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、見積もりを取る前にオススメしたいポイントがこちら!
・同じ間取りで何社も見積もりを取って金額や内訳を比較して選ぶほうがお得なる
ハウスメーカー選びは、失敗すると大きなダメージを受けるもの。
そこで、安全策として他社との比較をすることが成功のカギとなってきます。
ですが、1社の見積もりを取って契約したとして、後々もっと安く建てられるメーカーが見つかった時は相当なショックをうけます!
特定のハウスメーカーへのこだわりがない限り、何社か見積もりを取って賢く選びましょう。
見積もりをお願する際に心掛けたい事
今の家で不満な部分や、どんなスペースが欲しいかを具体的に考えておく
家族のライフスタイルについて伝える
見積もりをお願いするのは多くても3社までにする
このことを心掛けると、情報量が多すぎて混乱したり、不満の残る見積もりになることを避けられます。
見積もりにかかる手間や時間も効率よく節約することにつながります!ポイントを抑えた見積もりで、失敗を回避しましょう。
ハウスメーカーと工務店どっちがいいの?
注文住宅を頼む際、ハウスメーカーと工務店で悩むという方も多いでしょう。
工務店に頼むとハウスメーカーより少し高くつくと聞きいたことがありませんか?
同じレベルの工事なら安く建てたいところですよね。
もちろん、予算を決めておいて見積もりを取るのがマストですが、二つの違いを知っておくことも助けになります。
主な違いは会社の規模や建てるにあたっての自由度や工費です。
それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめてみました。
【コスパ最高なハウスメーカー】
ハウスメーカーは例えていうならファミレス感覚の全国チェーンメーカーです。
代表的なものが”~シリーズ住宅”です。
規格化されたラインナップから好きなスタイルを選んでカスタマイズしていきます。
ハウスメーカー | |
メリット | デメリット |
比較的格安で建てる事ができる | 規格化されたものなので、選べる範囲に限りがある。 |
好きなデザインをハウスメーカーが提供しているならお得ですね!
【高品質で自由度の高い工務店】
工務店は主に地元に密着した小規模な会社が多い傾向にあります。
そのため、要望に細かく対応してくれます。
工務店 | |
メリット | デメリット |
細部までオーダーメードのマイホームづくりができる | 金額が高くなりやすく、予算に余裕が必要 |
予算に合わせて、ハウスメーカーと工務店の見積もりを取ってみるのも有効な手だと思います。
ただ、知り合いを通すなら知っておきたいデメリットもあります。
私の実家の失敗談からお話しします。
私の実家は親戚の工務店に頼むことにしました。
完成した時はもちろん綺麗に出来ました。
しかし、数年後に壁紙にひびが入ってしまったのです。
知り合いに頼むとそういった時に強く言うことが難しいです。
アフターサービスのことを考えると大きい会社に頼んだ方が良かったのかな・・と後悔しています。
親戚や知り合いの工務店は修繕をお願いしづらいというデメリットもあります。
そういった点を考慮に入れつつ選ぶ事をオススメします。
お金が絡むと人間関係は崩れやすいので気をつけましょう!
一生をかけて払っていくであろうローンも絡む買い物です。
暮らしていく上でこだわりや予算を提示できるように事前に準備をしておき、条件の合う会社で納得のいくまで話し合って家を建ててくださいね。
無料見積もりと有料見積もりの違いって何?
見積もりには無料のものと、有料のものがあります。
【無料見積もりの場合】
無料で見積もってもらえるならそれ以上のことはありません。
しかし、無料というからにはそれなりの制限もあります。
無料見積もりを取るのに向いているのはこんな時です。
・シュミレーションよりもう少し詳しい金額が知りたい時
・興味のあるハウスメーカーをもっとよく知りたい時
無料見積もりが自分に必要かを見極めてお願いしたいものです。
【有料見積もりの場合】
大手のハウスメーカーのなかには、有料見積もりを出すところも増えてきています。
場合によっては、見積もりの料金で10万円ほどかかることもあります。
しかし、有料であるからにはそれなりの理由があります。
次のことを求めている場合は有料見積もりをオススメします。
・間取りの図面まで含めた見積もりを取りたい。
・敷地や地盤の調査も含めて見積もりを取りたい。
ハウスメーカーや工務店にも手間や技術のいる作業なので、有料なのも納得できます。
詳しい見積もりを取れなければ、比較検討が難しい場合もあります。
ただ、有料の場合、注意すべきは別のハウスメーカーにお願いする事になったときです。
他社で建てることになった時に返金されない可能性もあります。
判断材料にお金を割けない場合はその点を忘れずに依頼しましょう。
有料と無料それぞれの見積もりにはメリット・デメリットがあります。
どちらで見積もりを取るにしても、重視すべきなのはメーカーが将来のビジョンまで受けとめてくれるかという事です。
自分のマイホームづくりに不可欠なのはどちらか、よく見極めましょう。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
さいごに
家を建てるとなると見積もりの悩みはついて回るものです。
その悩みを解決するには家族でどんな家に住みたいかを考えることにあります。
家づくりは家族とつくるものです。
これを機に家族のビジョンを共有して、絆を強めましょう!
家族から、予想もしなかった要望が返ってくるかもしれません。
見積もりの悩みも、素敵なマイホームに続く道です。
ぜひこだわり抜いた素敵な家を建ててくださいね!
さいごまでお読みいただきありがとうございました!
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
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