新築を建てる場所と業者が決まったらいよいよ打ち合わせ開始ですね!
打ち合わせでまず決めるのは家の設計図、「間取り」です。
何部屋作る?広さは?リビングやお風呂はどこがいい?
いちからすべてを決めるのはとても大変ですが、一番楽しいポイントでもあります。
頭を抱えて悩んだポイントと、結局どうしたの?というところにスポットをあててお話を聞いていこうと思います。
目次
間取りで悩んだポイント
「間取りは自分たちで好きに決めて良い」と言われても、なかなかうまくイメージできませんでした。
真っ白な間取り図を見て頭も真っ白
ネットで調べてみても、間取りの組み合わせは無限大です。
結局のところ、新築を建てた経験から言うと、「間取りをどうすれば良いの?」と聞くべき相手は販売担当者でもなく、設計士さんでもなく、そして親でもなく、自分たち自身でした。
どんな間取りにするにしても、まずはじめに自分たちの生活スタイルと希望に沿って何を重視するかをはっきりさせることが間取りを決めていくコツだと思います。
間取りの中でも我が家がとても悩んだポイントは4つあります。
- お風呂を1階にするか2階にするか
- リビングを1階にするか2階にするか
- リビングに和室を作るか作らないか
- 階段をリビング内に設置するかリビング外に設置するか
それぞれのポイントについて我が家の決め手を順番に紹介していきたいと思います。
お風呂は1階と2階どちらに作るべきか
我が家は散々悩んだ挙句、お風呂を1階に作りました。
我が家がお風呂を1階にした決め手は生活動線の良さです。
- 洗面所が1階なので、家に帰ってきてから手を洗うまでがスムーズ
- 水回りを1階に固めることで、2階は寝室や子供部屋などの部屋だけのスペースにできる
- 出かける直前に髪型やメイクを直したいときも、玄関と同じフロアなので楽
生活動線という点では、どう考えても2階より1階に設置するべきだという結論でした。
我が家は3方角地という恵まれた立地なのですが、家の前は国道、裏は路地を挟んでコンビニというかなり人通りが多く、開けた場所にあります。
お風呂を1階にすると防犯面が心配でした。
- お風呂場の窓からの侵入がないとも限らない
- 1階だと、日中や夜に換気のために窓を開けておくのが不安
- 人通りが多いので、お風呂に入ったときの声やシルエットが映るのが気になる
夫婦そろってお風呂場の窓は必須という希望だったので、窓をなくすという選択肢はありませんでした。
そこで担当者に相談したところ、いくつかの解決策を教えてもらいました。
・間取りを工夫して、お風呂の窓を道路ではなく隣家に向けた窓にする。
・外構のフェンスを高くする
・窓に格子をつける
・ルーバー窓にして、入浴中は中が見えないようにする
・窓を防犯ガラスにしたり、内窓をつける
・防犯ブラインドや防犯カーテンを後付けする
特に目隠しについては、ネットで目隠し用品を購入すれば、安価で後から何とでもなるという話でした。
引き違い窓などにはコチラ
コチラはどのタイプの窓にも使えます。
こんなに解決策があるならと、1階にお風呂を作ることを決めました。
また、お風呂に関しては母親からのアドバイスも、決め手の一つになりました。
打ち合わせ中にたまたま母から電話があり、お風呂を1階と2階どちらにするか悩んでいる話をするとこう言われました。
~母の意見~
①「まだ悩んでいるの?お風呂を2階にしたら、きっと将来お風呂をリフォームするとき工事が大変よ」
「お風呂のリフォームが大変」というのは、母の体験談に基づく話です。
実家は戸建てとは違い5階建ての少し特殊な作りなのですが、以前5階にあったお風呂を3階に作り直したとき、それはそれは工事が大変だったそうです。
古い浴槽を階段で運ぶことが難しいので、窓枠を外し、外からクレーンを使って運び出したとか…
祖父が若いころに建てた50年以上前の家なので、配管は目を覆いたくなるほどの汚れだったそうです。
仕方ないことですが、これが5階から1階まで続いているかと思うとゾっとしたといいます。
~母からの意見~
②「配管が長いから、こまめに掃除しないと、今みたいに古くなって詰まるんじゃない?」
築20年のマンションの3階のお風呂の配管は、入居時からすっかり詰まってしまっており、排水が大変でした。
お風呂にためたお湯を抜く際は、つきっきりで少しずつ抜く必要があったのです。
夏場はまだ良いのですが、冬場はお湯を抜く間身体が冷えていきます。
せっかくお風呂ですっきりしたのに、入浴後、栓を抜く、「あ、そろそろ溢れるな」と思ったらまた栓を閉める、水がはけたらまた栓を抜く…
浴槽をぼんやりと眺めながらのこの作業は苦痛でしかありませんでした。
今どきのお風呂の配管が十数年で詰まるかは疑問ですが、その苦い経験が頭にしみついていたため、これが最後の一押しとなり、お風呂は1階に決めました。
リビングは1階と2階どちらに作るべきか
我が家のリビングは1階にあります。
実は当初から、リビングは1階に作るつもりでした。
2階リビングを避けたかった理由はいくつかあります。
- 将来、子供が帰宅してそのまま子供部屋に入ってしまうと帰宅に気づかない
- 逆に、気づかぬうちに子供が外出してしまうかもしれない
- 友人を家に招いたとき、リビングに行くためにまず階段を上ってもらう必要がある
- けがをしたときや老後、階段の上り下りを避けたいときも、食事、入浴等のために2階に上がらなけれはならない
- 外出するときにリビングに忘れ物をしたら、いちいち階段を上る必要がある
- 重い荷物や大きなものの宅配を頼んだとき、リビングまで自分で階段を上って運ばなければならない
あとは、なんとなく夫婦そろってリビングは1階のイメージでした。
我が家には小さい子供がいるため、リビングで過ごす時間は長くなります。
「リビングは太陽の光をいっぱい入れて明るくしたい」という希望で、リビングの南側に大きなはき出し窓を設置するつもりで間取りを考えていました。
ところが、私が新築を建てたとき、南側は空き地だったので、そこに高い家が建つ可能性があったのです。
ハウスメーカーの担当者には「住宅街のため、もちろんマンションやビルのような高い建物が建つことはありませんが、3階建てくらいの家は建つかもしれませんね。」と言われました。
もしもリビングを1階に作り、南側に3階建ての家が建てば、日当たりがとても心配です。
「もしかして2階をリビングにした方がいいんじゃないか…」
そう思い始めて調べてみると、2階リビングには2つの大きなメリットがありました
- 多少高い建物が周りに建ったとしても、日当たりが確保される
- 洗面所・リビング・ベランダを直結させることで、家事動線が格段に良くなる
私はこの2つ目のメリットに心を惹かれました。
新築を建てる以前に住んでいたのは賃貸マンションなので、当然洗濯はワンフロアで済んでいました。
しかし新築で1階リビング、2階にベランダだと、洗濯を干したり取り込んだりするためにリビングに子供を残して離れることになります。
子供から目を離す時間が長くなるし、いつ泣き声が聞こえるかひやひやしないといけないかもしれません。
「一緒に連れ歩くにも、ハイハイし始めたらどうするの?」
「もしもリビングにいる子供の様子を見ながら洗濯を干す、からたたむ、までできたら安心だろうな」
かなり2階リビングに気持ちが傾いていたのですが、悩みに悩んだ結果、冒頭に述べたように我が家は1階リビングを選びました。
~Aさん宅の結論~
|
1階リビングと2階リビングのどちらが良いかは、家庭それぞれの考え方によって違ってくると思います。
家事動線や日当たりなどの暮らしやすさを最重要に考えるのか、将来家族が顔を合わせる機会を増やすべく間取りを作るのか。
この部分は、ご夫婦でよく話し合って決めることをおすすめします。
リビングに和室は必要か考えよう
新築リビングは、可動仕切りのついた和室スペースやおしゃれな小上がりの和室など、和室スペースを設けるのが憧れでした。
- 洋風なリビングに和風な部屋があることで、おしゃれな和モダンの雰囲気を感じられる
- おもちゃなどを和室にまとめて、和室を子供スペースにすることが可能。
- 子供が夜泣きする間や、風邪を引いて子供と別に寝たいとき、また来客時などは和室を寝室として利用することができる
- 押し入れを作れば大きな収納場所になる
しかし!!
リビングの間取りを考える際に主人はその願望を一蹴
~主人の希望~ 「和室はなし。そして洋室もなし。お風呂やトイレ以外のワンフロア全部リビング・ダイニングにしよう!」 「新築では広いリビングにたくさんの友達、そして彼らの子供たちも一緒に大勢でワイワイ騒ぐのが夢なんだ!」 |
主人はホームパーティが大好きです。
賃貸マンションの狭い部屋でも、何度10人を超える人数を集めてホームパーティをしたかわかりません。
確かに、リビングにもう一部屋作るとその部屋も狭いし、リビングもあまり広くないというどっちつかずのフロアになってしまいます。
それならば、いっそのことどん、と見渡せる広いリビングを作った方が、子供も走り回ったりできて楽しいかもしれません。
結局、広大な土地を購入したわけではない我が家は、1階に余分な部屋を作らずリビング・ダイニングのみにし、3LDKの2階建てマイホームを建てることにしました。
今考えると、その選択は正解だったと思います。
広々したリビングはホームパーティだけではなく、子連れで数人集まるときもスペース面で安心です。
~広々リビングを活用中の今現在~ 新築を建てた後に次男が産まれましたが、今では長男と追いかけっこをして部屋中を走り回っています。 我が家の広々したリビングにはブランコ付きのジャングルジムと特大トランポリンが陣取っており、完全に子供仕様ですが、いつか大きなソファを置くのもいいねと話しています。 |
リビングに和室を作らなければ、当然リビングはその分広くなります。
ただし、冒頭にあげたような和室の便利さや雰囲気を得ることはできません。
自分たちの生活に和室が必要なのかどうか、じっくり考えることが大切だと私は思います。
階段はリビングに作るべきか否か
リビング階段を採用するかどうかも、悩んだポイントでした。
私の実家はリビング階段ではなかったので、新築のおしゃれなリビング階段は憧れでした。
「おしゃれな吹き抜けなんてもってのほか!!」だそうです。
しかし、リビングを1階にするか2階にするかの項でもお話ししましたが、リビング階段はおしゃれさだけではなく、子供が大きくなったときに有効だと私は思いました。
~私の意見~ リビング階段であれば帰宅したとき、外出するとき必ず顔を合わせてコミュニケーションをとることができます。 しかし、生活動線上にリビングがあることで日に数回は必ず様子を見ることができるというのは、とても安心できるポイントです。 |
主人もその点には賛成で、寒さを我慢しようか…とハウスメーカーの担当者に相談してみると、あっさりと解決策を教えてくれました。
~ハウスメーカーさんの一言~ 「そんなに寒いのが嫌なら、ドアつけましょうか」 |
階段にドア?最初イメージがわかず、「?」だった私と主人ですが、施工例を見せてもらい、一目でドア付き階段が気に入りました。
※イメージ画像を貼っておきます。
引用:みのりグループHP
これで寒さを気にせずリビング階段が実現できます。
【使ってみて分かったメリット】 リビング階段で困るポイントの一つに、子供が勝手に上ってしまって危ない、ということがあります。 普通はベビーゲートを設置する必要がありますが、我が家の場合ドアをぴったりと閉めればベビーゲート替わりになり、新しく買う必要がありませんでした。 |
ドアを設置するためにはおしゃれな吹き抜けは諦めなければなりませんでしたが、私たち夫婦は実用性重視だったので、寒さ対策ができる方法が見つかって、即、リビング階段に決めたのでした。
最近の新築は気密性・断熱性が高いので、おしゃれな吹き抜けを作っても寒さはそんなに気にならないとも聞きます。
しかし、寒さを気にする我が家にとってはリビング階段にドアを付けることが希望を叶える最善のプランでした。
ご家庭によっては吹き抜けで開放感を出したい、またリビングに階段がないほうがスッキリする、などそれぞれだと思います。
お子さんがいるかいないかによっても変わってきますよね。
リビング階段については、それぞれの家庭の最善のプランを見つけることが重要ではないでしょうか。
さいごに
今回は間取りで悩んだ4つのポイントについてお話していただきました。
それぞれのポイントに共通して一番重要なのは、自分たちがどのような生活をしたいかしっかりとイメージすることが大切だということが伝わってきましたね。
家族構成、家の譲れないポイントはどこにあるのか、おしゃれさと実用性、どちらを重視すると毎日家で過ごす幸せを感じられるのか。
まずはじっくりと考え、話し合い、その上で間取りを決めてみるときっとうまくいきそうですね。
そしてAさんは最後に一番大切なのは‥と付け加えてくれました。それは「楽しむこと!」だそうです。
今回お話をするにあたって、ご主人にも「何に悩んだか覚えてる?」と聞いてくれ、そんなことあったね、と思い出しながら素敵な時間を過ごしたと教えてくれました。
家づくりも大切な思い出のひとつですね。
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