突然ですが、皆さんのお宅では空き巣対策していますか?
集合住宅にお住まいの方の中には「オートロック付きだし防犯カメラもあるし。自分で対策なんてしてないよ」という方もいらっしゃいますよね。
逆に「うちはしっかりと防犯対策してますよ!」という方。
もしかして、玄関周りの防犯はしてもベランダの防犯を忘れてはいませんか?
実際私も「防犯対策」と聞くと、玄関周りのことが頭に浮かびます。
しかし【空き巣の6割以上はベランダからの侵入】なのです!
「オートロックだから」「防犯してるから」と油断していると、ベランダから空き巣に入られてしまうかもしれませんよ。
色々な防犯対策がありますが、この記事ではベランダの防犯フェンスについてご紹介します。
その効果とは?ぜひご覧ください。
目次
ベランダの防犯にフェンスで対策する効果
フェンスを設置するだけで防犯対策ができます!
防犯フェンスをベランダに設置することで、どのような効果があるのでしょうか。
- 「プライバシーの保護」
- 簡単には侵入できない「物理的効果」
- 防犯意識が高いのではないかという「心理的効果」
以上のことについて、詳しく見ていきましょう。
【プライバシーの保護】
洗濯物は外に干したいという方も多いと思います。
一人暮らしであれば部屋干しでも問題ないかもしれませんが、家族が多いとしっかり乾くのか心配ですよね。
晴れている日は特に外に干したくなります。
しかし洗濯物を外に干すことで洗濯物から家族構成を見抜かれてしまうかもしれません。
また干している所も見られると、どんな人が住んでいるのかなども知られてしまいます。
簡単には侵入できない【物理的効果】
特に何も対策をしていないベランダと比べると、フェンスがあるだけでも簡単に侵入するというのは難しくなります。
見えないことで空き巣は部屋の状況が分かりづらいので、諦めて帰る可能性は充分あります。
しかし万が一、侵入されてしまえば空き巣がフェンスに身をひそめることで隠れ場所にもなってしまうので注意が必要です。
フェンス全体で隠すのではなくフェンスの下の方だけでも見通し良くしておくことで、その心配もなくなります。
防犯意識が高いのではないかという「心理的効果」
物理的に侵入することが難しいということもありますが、心理的にも空き巣にプレッシャーをかけることが出来ます。
「この家はベランダにフェンスがあるから防犯対策がしっかりしているかもしれないな。」
「侵入するのは難しそうだからやめておこう」
こんな風に思わせることができます。
防犯フェンスの効果については分かりましたが、なぜ空き巣はベランダからの侵入が多いのでしょうか。
【なぜベランダからの侵入が多いのか】
玄関の鍵だけではなくベランダの鍵はしっかり確認していますか?
ベランダは雨どいなど足場となるものがあるので侵入しやすい上、ベランダの出入りの多いご家庭では鍵を閉め忘れていることも多いため、狙われやすい場所となっています。
オートロック付きのマンションでは、「オートロックだから」とベランダに何の対策もしていないのであれば意味がありません。
「女性専用だからセキュリティは万全だろう」と思っていても空き巣に狙われないわけではありません。 |
空き巣の45%は鍵のかかっていない窓やドアから侵入してくると言われています。
しっかりと戸締りをしていれば侵入される可能性はだいぶ低くなりますよ。
では、次はそのフェンスの選び方について見ていきましょう。
ベランダの防犯【正しいフェンスの選び方】
ベランダに何の対策もしていないと空き巣に侵入されやすいけれど、かといってプライバシー保護のためにとあまり隙間の空いていない防犯フェンスを設置するのも危険です。
なぜなら万が一ベランダに侵入されたとき、隙間の空いていないフェンスだと空き巣の姿は周りから見えないので、鍵をこじ開けられるなどの犯行を容易にされやすくなってしまいます。
プライバシーとの兼ね合いも難しいところではありますが、ある程度の隙間はあったほうが有効であると考えられます。
もし自分が空き巣だったら、こんな対策をしている家には入りたくないな、など一度考えてみるのも良いですね。
防犯フェンスの商品紹介
実際に設置するとなると、どんなものを選んだら良いのかと悩んでしまうこともあるかと思います。
防犯フェンスにはいろいろな種類のものがあります。
具体的に、2つの商品を例に挙げて見ていきましょう。
< オレフェンス>
こちらは高さが180cmと充分にあり、物理的・心理的効果で空き巣対策となるほか、程よく隙間もあります。
プライバシーは保護しつつ、空き巣が嫌がる状況も作れます。
最もおすすめしたい商品です。
<グリーンフェンス 緑のカーテン>
見た目にもこだわりたい!そんなあなたにはこちらの商品がおすすめです。
プライバシーの保護もしつつ夏は日よけにもなり快適です。
何より、おしゃれですよね。
防犯フェンスの選び方を間違えたという妻の友人の話をご紹介します。
妻の友人Aさんは独身。独り暮らしです。
Aさんの住んでいるマンションの近くに24時間営業のスーパーができたことで、Aさんの部屋のベランダ側はそれまで以上に人通りが多くなってしまいました。
マンションの2階に住むAさん。それまで気にしていなかったベランダへの人の視線が気になってきてしまい、目隠しにとフェンスの購入を決めました。
これで人の視線も気にならないし、洗濯物も堂々と外に干せる!そう思ったAさんですが、実際にフェンスを設置したあと後悔することに…
実はAさんは少し神経質な性格で、とにかく人の視線を遮りたかったので高さも幅も充分、しかも隙間もほとんど空いていないフェンスを設置したのです。
これにより人の視線はバッチリ遮ることができました。しかし日光までも遮ってしまうこととなり、常に部屋の中が薄暗くなってしまったのだとか。
しかも空気の通りも悪くなったため洗濯物を干してもカラッとは乾いてくれなくなり、「購入前にしっかり考えておくべきだった!」と後悔したのでした。
フェンスを選ぶときは、それを設置したらどうなるかまでを事前に考えておくことが重要です。
まだまだ出来る!ベランダ防犯対策
フェンス意外にもさまざまな防犯対策グッズがありますよ。
ご自身の住んでいる周囲の環境や家のタイプによっても必要な対策は変わってくると思いますので、できることを1つでもいいので実践してみてください。
防犯対策:忍び返し
- 忍び返し 防犯金具
忍び返しというのは、先の尖った金属柱などを並べて設置する防犯設備のこと。
これならベランダに登ろうとすれば流血しかねませんし、侵入を未然に防ぐことができます。
この忍び返しを設置する場所は各ご家庭の状況によっても異なると思いますが、多くの場合、侵入の足場となる可能性のある場所に置きますよね。
マンションと一軒家では違いがありますが、雨どい、室外機の上、二階の窓のそばには塀があってよじ登りやすくなっている場合もあります。
注意しましょう!
好奇心旺盛な小さなお子様がいるご家庭では知らずに登って怪我をしてしまった!なんてことがないように取り付ける際には注意が必要です!
防犯対策:防犯カメラ
- 防犯カメラ
防犯カメラが付いていれば、万が一空き巣に入られてしまったとしても証拠を残すことができます。
また防犯カメラが付いていることが外から見てわかれば「防犯対策がされている家」だというアピールにもなり侵入を未然に防ぐことも可能です。
暗くなっても大丈夫。赤外線で夜の間もしっかりと監視してくれます。
お出かけ中に異常があれば、スマホやタブレット、パソコンにお知らせしてくれますよ。
ダミーカメラを設置した場合でも防犯対策のアピールはできるので、一定の防犯効果は期待できるかと思います。
防犯対策:防犯フィルム
- 保険付透明ガラス専用防犯フィルム
窓から入る空き巣の多くは鍵付近のガラスを割り、開錠して侵入します。防犯フィルムを窓ガラスに貼っておくことで、ガラスをなかなか破ることができなくなるのです。
開錠に時間がかかる防犯フィルムは、窓の防犯対策として有効です。
業者に頼めば貼ってもらえますが、自分でも貼れますよ。
もし時間があればチャレンジしてみてください。
こちら費用を抑えたい方、不器用だけど自分で貼りたい!という方におすすめです。
防犯対策:補助錠
- ウインドロックZERO(ゼロ)
これなら万が一空き巣が窓ガラスを割りクレセント錠を開けたとしても、窓が開かないので侵入を防ぐことができます。
『クレセント錠』とは?
窓に回転させて施錠する鍵のことです。
これはあくまで2枚の窓をぴったりとつけることで密閉するためのものであり、防犯性は低いです。
そこで窓用の補助錠を付けることをおすすめします。
防犯対策:防犯ブザー
- 防犯アラーム
音で侵入者を教えてくれる防犯ブザー。
窓の開放や衝撃を検知して、音を鳴らして周囲に知らせてくれます。
空き巣は人目を避けたいので音が鳴ることを嫌がりますし、効果は大きいですよ。
防犯対策:センサーライト
- センサーライト ソーラーライト
センサーライトは動きや温度の変化に反応して点灯します。そのため夜間の侵入者に効果的です。
誰かがベランダに侵入したら光で知らせてくれます。人目につかずに侵入したい空き巣にとってセンサーライトがある家には侵入しにくいのです。
ただし!
油断禁物?!
センサーライトはあくまで「夜間の侵入者」に「それなりの」効果を期待するものです!
センサーライトを付けているから夜間も安心!というものではないから気をつけましょう。
「防犯グッズで対策しているから大丈夫だろう」と油断してしまうのはとても怖いことです。
職場の同僚Bさんは子どもが産まれたのをきっかけに一軒家を購入。さらに、それまで特に意識していなかった防犯対策を心がけるようになりました。
ここで紹介したグッズ以外にもあれこれとお金をかけて揃えたBさんは「費用はかさんでしまったけれど、これだけ気を使っているんだから大丈夫だろう」と安心していました。
Bさんには、毎週日曜日には家族みんなで奥様のご実家で過ごすという習慣があります。
いつも家事や子育てを頑張っている奥様も、実家にいれば少しでも楽ができます。孫と過ごせることで義両親にも喜んでもらえるのです。
しかしある日曜日。いつものように奥様の実家で過ごしていると、うっかり子どものオムツを玄関に置き忘れてきたことに気づきました。
でも大丈夫。実は義実家は近所にあるので、Bさんは家にオムツを取りに戻りました。
玄関の鍵を開けて中に入ると、突然、聞きなれない音がベランダの方から聞こえます。
急いで中に入ると、部屋の中の様子が少し違うような…
そしてベランダを見て驚きました。窓が開いていたのです。
思いつきで適当に家に侵入する空き巣というのはほぼいません。
空き巣はBさん一家が日曜日にはいないこと、頻繁にベランダの鍵を閉め忘れていることを知った上で犯行に及び、たまたまBさんが帰ってきたため慌てて逃げたのでした。
一番大事なのは、何はともあれ戸締まりを忘れないこと。
家の中に侵入させないことを意識してください。
最後に
我が家は本当に安全なのか?少しでも不安に思ったら、今すぐ対策していきましょう!
ベランダに防犯フェンスを置くだけで空き巣に侵入されにくくなります。
でも油断は禁物です!
「私の家は大丈夫」と思わず、自分でできる対策は積極的に取り組んで、毎日の戸締りも忘れないでください。
何か起こってからでは遅いですからね。
自分の大切な人や財産を守るためにも、早めの対策をおすすめします!
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