『クローゼットで後悔することなんてあるの?』と思う方もいるかもしれませんが、実は意外と多くの人が後悔しているんです。
新築を建てる際、収納ペースとしてクローゼットを作ると思いますが、クローゼットの収納スペースが足りないと、部屋の中に家具や洋服を置かなければいけなくなりますよね?
そうなると、部屋の空間も狭くなり、どうしてもごちゃごちゃした印象になってしまうんです。
だからと言って、収納は収納場所をたくさん作ったからといって【安心】というものでもありません。
クローゼット選びで失敗すると、日々の生活の中で物がうまく片付けられず、大きなストレスを抱えることになりかねません。
失敗しないためにも、どんなことで失敗したのか実際の声を聞くのが一番だと思います。
みなさんが思い描いていたスマートな生活を実現するためのお手伝いができればと思います。
目次
新築のクローゼットで起きる失敗とは?
失敗例を読む前に、クローゼットにもいろいろ種類があるのをご存知でしたか?
壁面クローゼット |
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ウォークインクローゼット |
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ウォークスルークローゼット |
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ファミリークローゼット |
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簡単にですが各クローゼットについてお分かりいただけたと思います。
その中でも今回は壁面クローゼットとウォークインクローゼットについてまとめて行きたいと思います。
新築で失敗!~壁面クローゼット編~
みなさんは壁面クローゼットで失敗しやすいところをいくつ思いつくでしょうか?
一見失敗しなそうに見える壁面クローゼットですが、2つのことで失敗しやすいので気をつけないといけません。
- 壁面クローゼットの扉の色
- 壁面クローゼット収納の仕方
【壁面クローゼットの扉の色】
部屋の雰囲気や印象は、床や壁紙、家具などの色の調和によって左右されますよね。
出入り口の扉やクローゼットの扉の色もその雰囲気を作る一つの要素なのです。
安達くんが新築を建てて近々『オープンハウスをするのでぜひ来てください。』と言われたときのことです。
どんな家を作ったのか聞いたところ、安達くんは特に寝室にこだわりをつめ込んだと言っていましたが少し後悔しているとも言っていました。
【原因】
寝室は「憧れのシンプルモダンをテーマ」にフローリングをカタログを見て、ダークブラウンにし、フローリングの色に合わせてクローゼットの扉もダークブラウンにしたそうです。
白だと汚れが目立つのではないかと心配したと言っていました。
【結果】
寝室の位置が北側で日当たりが悪く、クローゼットの扉がダークブラウンなので、部屋全体が暗く圧迫感を感じてしまい扉の色で失敗したと話していました。
部屋の扉は白にしたので、クローゼットの扉も白にしていれば、もう少し部屋が広く感じたのではないかと完成した寝室を見て思ったそうです。
壁面クローゼットは扉の面積が大きく、部屋に与える印象も大きいので寝室の位置の日当たりまで考慮して、床や扉の色を考えないといけないですね。
壁面クローゼットは床や壁紙との色の組み合わせがとても大切になってきます。
<床と扉を同系色でまとめた場合>
扉と床は部屋の中でも大きな面積を占めています。
この二つを同系色にすることで、部屋全体に統一感が出ます。
扉と床が淡い色の同系色
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扉と床がダークな色の同系色
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<扉と床の色を変えた場合>
扉の色が部屋のアクセントとなって、締まった印象のおしゃれな部屋になります。
部屋の中に小物やインテリアで差し色を加えることで、様々な表情に変わるので、自分らしいオリジナルの雰囲気を楽しむことができます。
床と扉の色による効果を覚えることで部屋の雰囲気が大きく変わります。
ダークカラーの扉と白系の床
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白い扉とナチュラル系の床
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このようにクローゼットの扉にはインテリアとしての要素もあるので、部屋の雰囲気を作るうえで、床や壁紙などの色のバランスが大切になってきます。
クローゼットの扉のある面を入り口から見せない位置にして、部屋に入った時に扉が目に付きにくくすると、圧迫感を軽減させることができます。
【クローゼットの収納の仕方】
新築の収納で失敗したと感じるのは、収納したいものが入らないときです。
収納はたくさんあればいいというわけではありません。「使える収納」がどれだけあるかで、満足度が大きく変わってきます。
子ども部屋のクローゼットを壁面クローゼットにしました。
収納はたくさんあるに越したことないと思って、とりあえず壁一面に壁面クローゼットを作りました。
使い勝手がいいように棚割りも作り、奥行きも少し深めに作りましたが、これが失敗でした。
【原因】
実際に物を収納するときに、棚割りが細かすぎて収納できるものが限られてしまい、作り付けなので取り外すこともできません。
また、入れたいものと奥行きが合わずに、クローゼットの中を十分に活用できていないのです。
大きなクローゼットを作ったのに、思うように物を収納できずに後悔しています。
収納造りの注意点
収納は空間の大きさだけでなく、使い勝手の良さも備えていないと十分な収納があるとは言えません。
やみくもに物を詰め込んで、何があるのかわからなくなってしまうと、収納スペースを占拠するだけの「なくてもいい物」が増え、本当に収納したいものが入れられなくなります。
とりあえず物をしまっておくクローゼットを作るのではなく、何を収納するのかを事前にシミュレーションしておくことが大切です。
「とりあえず収納」はやめて「使える収納」を作りましょう。
子供の成長や仕事の変化によって、ライフスタイルも変化します。これから10年20年と暮らす家ですから、その時々に応じた使い方へと変えていけるのが理想的です。
新築で失敗!~ウォークインクローゼット編~
ウォークインクローゼットは壁面クローゼットよりスペースを取りますが、そんなウォークインクローゼットで失敗しやすいところが2つあります。
- ウォークインクローゼットの湿気対策
- ウォークインクローゼットの収納方法
【ウォークインクローゼットの湿気対策】
乾燥している季節はあまり気になることはありませんが、気温が上がり湿度が高くなってくると気になり始めるのが、ウォークインクローゼットの中です。
人の往来が少ないため、湿度の高い季節になると湿気が溜まりやすくなります。
ウォークインクローゼットの湿気がたまったままにしておくと、大切な洋服にカビが生えたり、ウォークインクローゼットの壁にカビが生えたりします。
そのためにもしっかり湿気対策を取らないといけないのです!
湿気対策方法
・ウォークインクローゼットの扉を開けて空気の流れを作る
・換気扇をつけ、除湿機などを配置する。
しっかり対策を取ることで大切な洋服をカビから守ることができます。
【ウォークインクローゼットの収納方法】
ウォークインクローゼットは壁面クローゼットよりスペースを取るので上手に活用していかないと、デッドスペースができてしまいます。
そうなるとウォークインクローゼットがもったいなくなるので気を付けないといけません。
私たち夫婦の寝室は2畳分のウォークインクローゼットがあります。
ウォークインクローゼットにはパイプハンガーと造作した収納棚があります。
空いたスペースには衣装ケースが置いてありますが、この造作した収納棚を作らなければ良かったと後悔しました。
【原因】
収納棚を造作したこと自体は良かったのですが、タンスの高さと収納棚の高さがぶつかってしまいすっぽりはまらないのです。
ウォークインクローゼットを作る時にしっかりタンスがあることを伝えなかったのが原因ですが、収納棚を作らなければよかったと後悔しました。
【結果】
タンスはウォークインクローゼットの入り口の近くにおいてその都度必要なものをとるようにしています。
ウォークインクローゼットで収納棚を作る際は、衣装ケースやダンスなどをどのようにしまうかきちんと話し合って、それに見合った収納棚を作ってもらうことをオススメします。
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新築で失敗しないクローゼットを作る方法
壁面クローゼットとウォークインクローゼットで失敗しやすいポイントがそれぞれありましたね。
どんなことに気を付ければ念願の新築で失敗しないクローゼット作りができるのか考えていきましょう。
各クローゼットに共通すること
クローゼットは、ハンガーパイプを付けたり、下にクローゼットケースを置いたりして、洋服をメインに収納するためのものです。
クローゼットに統一されたサイズというものは明確にはありませんが、一般的のサイズは2つあります。
- 高さは180~230cmの間で、奥行きは45cm
- 高さは180~230cmの間で、奥行きは60cm
【クローゼットの奥行き】
ハンガーパイプに洋服をかけるのであれば、奥行きは60cmあるといいでしょう。
これは肩幅の広い洋服をかけた時に干渉しない幅です。
ハンガーに洋服をかければすっきりしますが、下着や靴下、ハンカチなど細かいものを収納するための収納ケースも必要となってきます。
実際に家が完成してから後悔しないためにも、クローゼットに入れる収納ケースは、収納計画を立てるときにサイズを確認しておくことも大切です。
【クローゼットの中にタンスを入れる】
新築の際持っていく家具の一つにタンスがあります。
例えばですが、婚礼タンスだとなかなか簡単には捨てることはできませんよね。
そしてタンスは一度持ち込めば、なかなか捨てることはないと思います。
そのタンスをクローゼットの中に収めることができれば、部屋の中に無駄な凹凸がなくなり、すっきりとした空間を見せることができます。
思い入れのあるタンスが、新しい家の雰囲気に合わないといった場合でも、クローゼットの中に入れると気になりません。
タンスのサイズを確認し、ぴったりのクローゼットにすることができるのは新築の時だけですから、タンスを持ち込む予定があるのなら是非検討してみてください。
~我が家の綺麗好きな娘~ 娘は綺麗好きで部屋が散らかっているのが好きではありません。 そんな娘は子供のころから壁面クローゼットを上手に活用しているのでお話したいと思います。 ~小学校のころ~ 娘が学校に通いだして間もなく、『ランドセルや荷物を置いているラックや収納棚が邪魔』『部屋が汚く見えてお友達をお部屋に呼べない』そういって私にラックや収納棚の移動を手伝ってほしいとお願いしてきました。 私はどこは配置換えをして、部屋をスッキリ見せるのかと思っていたら、娘はクローゼットをあけて『ここに移動させてほしい』と言ってきました。 私はものすごく驚きました(笑) 娘に思わず、『ママからこうするといいよって言われたのかい?』と聞いしまうほどびっくりしました。 娘は自分で考えたと言いながら、ラックや収納棚の移動を手伝ってくれたのです。 移動したことによって部屋がそれだけですっきりしていました。
【その後】 年齢を重ねても、娘はクローゼットを上手に活用して部屋をスッキリ見せています。 |
壁面クローゼットの奥行や広さ、ウォークインクローゼットの広さにもよりますが、タンスだけでなくラックや収納棚やほかの人に見られてくないものなどをしまって部屋をスッキリ見せることもできますのでぜひ活用してみてください。
【衣装ケースを使う】
衣装ケースは服の長さに応じて調整ができるので、1個で3段とか4段ある衣装ケースでなく個別に積み重ねるタイプの衣装ケースを使って収納するととても便利です。
また、衣装ケースは入れる物事に仕分けしておけば、探す時に手間が掛からなくなりますし、季節物もまとめて同じケースに入れておけば衣替えも簡単にできます。
- 衣装ケース
クローゼットの中にハンガーパイプを設置して洋服の長さを揃えてしまうとクローゼットの中をスッキリ見せることができますよ。
そのため、<長いもの>から<短いもの>という順にハンガーパイプに掛けていくのがオススメです。
盲点になりがち?!クローゼットの扉の種類
クローゼットの扉には様々な種類があり、奥行きや幅によって使いやすさが変わってきます。
また、何を入れるのかというのも扉を選ぶときにシミュレーションしておくと、使い勝手で後悔しません。
それぞれの扉のメリットとデメリット、どんなクローゼットに向いているのかを見ていきましょう。
一般的なクローゼットの扉に多い折れ戸
折れ戸は扉を開けると、レールをスライドしながら二つ折りになり、広く開けられるタイプです。
・閉じるとフラット
・サイズにバリエーションが多い
- 開口部が広い
折れ戸の扉は開口部が広いので、全開にすると全て見え、出し入れがしやすくなります。
クローゼットの中に何をどのように配置しようか、イメージもしやすく、配置換えをするのも簡単です。
- 閉じるとフラット
扉を閉じると、大きな凹凸もなくフラットなので、見た目もスッキリとします。
取っ手をなくして、扉本体に手を引っ掛けることができる溝が施されているデザインもあり、シンプルさを追求する方にはおすすめです。
- サイズにバリエーションが多い
1枚折れ戸から4枚折れ戸まで、クローゼットの幅に応じて扉も合わせることができるので選びやすいです。
折れ戸の扉はレールに固定タイプと、フリー可動タイプがあります。
「固定タイプの特徴」
両側で上下固定してあるので、安定してスムーズに開閉が行える。
「フリー可動タイプの特徴」
折れ戸が左右自由に動くので、全ての扉を片側にまとめることができる。
折れ戸が室内側へ出っ張る分、物が置けないという悩みを解消してくれます。
・扉の後ろにデッドスペースができる
・不具合が出やすい
- 扉が室内側へ出る
扉を開けたときに室内側へ出っ張るので、前に物を置くことができません。扉を開けっぱなしにしていると、邪魔になります。
- 扉の後ろにデッドスペースができる
クローゼットの中にタンスを収めようと思うと、引き出しが扉にぶつかってしまいます。
また、扉を折りたたむと1枚あたり10cm程度の厚みが出るので、扉2枚分と考えると元の間口に対して約20cmも有効幅が減ってしまいます。
ハンガーパイプの端にかけた服が見えずらくなったりするので、このデッドスペースに使用頻度の少ないものを置いたり、オープン棚を組み合わせて使用したりするなど、出しやすくする工夫が必要です。
- 不具合が出やすい
複雑な動きをするので、不具合が出やすくなります。また、レールは経年劣化による歪みが生じて、開閉がしにくくなる場合もあります。
間口が限られた収納スペースには開き戸
クローゼット以外の物入れなどでよく使われるのが開き戸ですが、クローゼットともうまく組み合わせれば使い勝手のよいシンプルなタイプです。
・扉の裏側が有効活用できる
- 片開き戸と両開き戸が選べる
クローゼットの間口の広さによって、片開き戸と両開き戸(観音開き)を選ぶことができるので、間口の狭いところにも適しています。
どちらも全開できるので、クローゼットの中をの有効スペースを、端から端までめいっぱい活用することができます。
- 扉の裏側が有効活用できる
扉を開くと、扉の裏側まで見えるので、ここに小物を引っ掛けるなどして有効活用することができます。
クローゼットの中の空間を、無駄なく最大限に活かすことができますね。
続いてデメリットについても確認しておきましょう。
・開けっ放しにすると邪魔になる
- 戸の可動域がデッドスペースになる
扉を手前に引くので、戸が弧を描いて動く可動スペースには物を置くことができません。
扉がカーテンレールやエアコン、照明器具などに当たらないように、広い空間が必要になります。
- 開けっ放しにすると邪魔
扉を開けると手前に出るので、開けっ放しにすると邪魔になります。開けたまま使うことが多い人には不向きです。
車椅子を使っている方にとっても、扉が手前に出てくる開き戸は使いづらいです。
室内空間を有効活用できる引き違い戸
戸がスライドして、両側から開けられるタイプの扉です。
押入れの戸のような2枚の引き違い戸と、3枚が連動して動く引き違い戸があります。
・仕様がいろいろある
- 扉を開けても室内空間に影響がない
扉を開けても手前に出てくることはないので、室内のレイアウトに影響を与えないことはもちろん、扉の前に物があっても開閉できます。開けっ放しにしても邪魔になりません。
扉を開けても手前に出てこないので、車椅子を使用してる方にも使いやすく、バリアフリー対策に有効です。
- 仕様がいろいろある
両端に跳ね返り防止のストッパーがあったり、3枚扉でもワイヤーで連動させて、軽い力でも簡単に開閉できるような仕様もあります。
開閉するときに、力の加減ができないこどもの部屋のクローゼットに向いています。
引き違い戸のデメリットは次の通りです。
・扉の厚みの分収納の奥行きが減る
- 間口が狭くなる
2枚タイプなら半分、3枚連動タイプなら扉1枚分の間口が使えません。大きなものを収納するときに、有効な間口が限られていると、出し入れがしにくくなります。
- 扉の厚みの分収納の奥行きが減る
扉の厚みが、2枚分3枚分と必要になるので、有効な奥行きが減ります。
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さいごに
壁面クローゼットとウォークインクローゼットについてまとめましたが、共通と言えるのが衣装ケースやタンスを使って上手に収納する方法です。
使える収納をすることでクローゼットの中もすっきりしますし、見た目もよくなります。
クローゼットの設置に満足ができていれば、日常生活の様々な場面でストレスを軽減することができます。
新築を建てる際は、クローゼットについてもしっかり考えて、ぜひ自分のライフスタイルに合ったクローゼットを選んでみてください。
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