こちらをご覧になっているみなさんは、新築をお考えですか?
「契約したばかり」という方は、どんな家にしようかとワクワクしているのではないでしょうか。
マイホームの打合せは本来楽しいはずですが、本当に細かい要素ひとつひとつを選んで決めなければならないため、後半になると疲れてきてしまう人も多いですよね。
そんな疲れが溜まってくる家づくり後半にやってくるのが、照明選びです。
疲れ切ったタイミングで選択を迫られると『間取りみたいに重要じゃないし、住宅会社に任せよう』と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
でも、お部屋をお洒落にする第一歩は「照明」といっても過言ではないほど、照明は重要なアイテムです。
せっかくそこまでこだわってきたのに、お部屋の表情を変える照明について軽く考えるなんてもったいない!!
今回は、【人任せにする前に知っておきたい!!天井照明の選び方、部屋別おススメ照明】についてご紹介します!
最初に決めておきたい~天井照明~
照明の打合せは、土地探し→予算、ローン等資金の話→間取りや外観プラン→見積を受けて内容変更→住宅設備決め…
慣れない作業のなかで、決めなければならないことを決め続けてきた後、やってきます。
まだあるの?!と若干疲れ気味のところにやってきます。
ここはもうひと踏ん張りして決めていきましょうね!
照明の決め事で一番最初に決めなければならないのが、天井照明です。電気配線にかかわるので、コンセントと同じくらいの時期ですね。
天井照明についての基礎知識があると、イメージを形にするのがスムーズになります。
また、間取りや住宅設備と同じように、頭に入れておきたいのが、ライフステージの変化です。
今現在と未来をイメージしながら見ていってくださいね。
天井照明の方式は、大きく分けて3つあります。
①引っ掛けシーリングを使った照明
②ダウンライト
③間接照明
引っ掛けシーリングを使った照明
「引っ掛けシーリング」とは、天井に照明につなぐ電源ソケットや接続するプラグを付けて、照明器具の重量を支える支持器具の役割をするものです。
シーリングライトやペンダントライトは、引っ掛けシーリングを使った照明です。
スポットライトなどの間接照明でも、引っ掛けシーリングを使ってできるものもあります。
【シーリングライト】
照明器具の全体が見えている状態なので、360度プラス上下をまんべんなく明るくするというのが、シーリングライトの大きな特徴です。
周囲や床面だけでなく、「天井面も明るくする」というのが何よりポイントです。
【ペンダントライト】
天井からつり下げるタイプになるので、ライトから照らされるものまでの距離が近くなります。
また一点を強く照らす性質があるため、照明が当たるものの陰影がはっきりします。
部屋全体を明るく照らすというよりは、部屋の雰囲気づくりに一役買いそうなライトですね。
- 引っ掛けシーリングが設置してあれば、使える照明の幅が広がる
- 全体を明るくすることができる
引っ掛けシーリングさえ設置しておけば、選べる照明の幅が広がりますし、最新の照明も試すことができます。
- 天井にものがある状態なので、フラットな印象を与えることはできない
- ほこりがたまりやすく、掃除が大変
最近では、照明とプロジェクターを兼ね備えた商品や空気清浄機と一体になったシーリングライトも登場したりしています。
技術の進歩でシーリングは照明としての役割を超えたものになってきていますよ。
照明にも多機能性の時代がやってきましたね。プロジェクターを付けるつもりの方にはもってこいですね。
埋め込みタイプ「ダウンライト」
ダウンライトは、天井に埋め込むタイプの照明です。
器具のほとんどが天井に埋まっているため、下に向かってスポット的に照らすのが特徴です。
すっきりした空間を演出できますから、住宅展示場などで使われているところも多いです。
- 天井面がフラットになるため、部屋全体がスッキリして広く見える
- 掃除がほとんど必要ない。
- 部屋がお洒落な雰囲気になる。
- 1個で複数の明るさや色が出せるタイプもある。
リラックスするときは横になってごろごろすることが多いという方は、ダウンライトだけでなく、シーリングライトや間接照明も併用するといいでしょう。
- 体型LEDダウンライトは自分で交換ができない。
- 赤ちゃんの過ごす部屋には不向き。
赤ちゃんは、仰向きで寝ることが多いですよね。
ダウンライトはあおむけで直接見るとまぶしいのです。
シーリングライトや間接照明は円の光で明るくしますが、ダウンライトは真下を点で明るくします。
大人はまぶしかったら場所を移動したりできますが、赤ちゃんはまぶしい光でも見続けてしまうことがあります。
赤ちゃんと蛍光灯の関係
今現在赤ちゃんがいなくても、予想される未来として検討しておいたほうがいいポイントですね。
壁に近い位置がおすすめ
配置する場所によっては複数設置することになり、天井の見た目が悪くなったり、ごちゃごちゃした印象になってしまうことがあります。
補助照明になる「間接照明」
間接照明とは、天井や壁面、物などを照らす光のことです。
空間の一部を照らすことを目的としているので、見やすさを重視した照明というよりは「部分照明」「補助照明」の役割です。
シーリングやダウンライトが上から下に向かって光を照らすのに対し、間接照明は直接下を照らすのではなく、物を照らすことで、あかりを柔らかく演出します。
- インテリアのような雰囲気を出すことができる
- 直接光に当たらないので、リラックスできる
- 開放感を感じられる
間接照明で代表的なスポットライトやウォールライトはお洒落なものもおおいですよね!
- 明かりの強さは弱いので、照明器具の台数が通常より必要になる。
- 天井や壁に間接照明を設置する場合は、工事が必要でコストがかかる。
- 間接照明の効果を出すには、天井にある程度の高さが必要。
あとから変えることはできる?
結論から言うと、あとからでも変えられます。
ただ、余分なお金がかかったり、設計段階で予定に入れておかないと難しい照明もあります。
【後からシーリングをつけたくなった時】
シーリングを使いたいときは「引っ掛けシーリング」が必要ですから、電気工事が必要になります。
また、シーリングを付けるには、補強が必要となります。
補強は通常内部につけるので、あとからつけるのはなかなか難しいでしょう。
「今すぐつけないけど、いずれシーリングを使った照明をつけたい」と考えているご家庭では、あらかじめシーリング予定部分を設計して、補強してもらっておきましょう。
【保証の関係で難しい場合も】
長期保証プランを設けているハウスメーカーは多いのではないでしょうか。
こういったプランに加入している場合、リフォーム業者に勝手に壁の加工を依頼すると、不具合が生じた場合の補償が受けられなくなる可能性があります。
後付けするならハウスメーカー経由で施工会社を紹介してもらうことが良いでしょう。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
リビング・キッチン・ダイニングの照明選び
まずは一番長い時間要るであろう、メインとなる照明のおススメをご紹介していきます!
それぞれの照明の特徴を生かして、お部屋のコーディネートに役立てたいですね。
家族皆が集まる「リビング」
ダウンライト+ペンダントライト+スタンドライトの組み合わせ
ダウンライトは壁近くに設置してあるので、壁に光がうつって明るさが増していますね。
ダウンライトとシーリングが設置してあるので、今後のライフステージの変化にも対応できそうです。
フロアスタンドライトは移動ができるため、模様替えして気分を変えられそうですね。
あかりの調節で、シーンに合わせてお部屋の表情を変えられそうです。
ペンダントライト+テーブルライトの組み合わせ
こちらはペンダントライトでメインの明かりを取りながら、読書やリラックスのための明かりとして、テーブルライトを組み合わせてあります。
窓も多いので自然光を生かしながら、夜は気分に応じて明かりを調節できそうですね。
ダウンライトは、天井に埋め込んで取り付けるものなので、つける場所は慎重に考えたいです。
模様替えやライフステージの変化でテーブルなど家具の位置を変えてしまうと、テーブルの上が暗くなってしまった、引き出しの中が見えにくいなど不都合がおこることがあります。
間取りを見ながら、【絶対に動かさない家具】と【動かす可能性のある家具】を考えながら照明を選ぶといいですね。
料理を照らす「キッチン・ダイニング」
ダウンライト+ペンダントライトの組み合わせ
特徴のあるペンダントライトで個性を生かしながら、ダウンライトで全体の明るさの確保をしていますね。
「すっきり」と「個性」の両者の特徴がいかされたキッチンになっています。
ダウンライトのみ
こちらはダウンライトのみですが、作業する場所の手元にダウンライトを設置してあるので、明かりの確保がされながら陰影を使って雰囲気のあるキッチンになっていますね。
奥のリビングに存在感のあるライトを設置してあるので、キッチンがよりすっきり、空間が広がった印象に見えます。
どちらとも一部分を強調できるので料理が映えて、食事の雰囲気もばっちりですね。
「手元がしっかり見えないとイヤ」という方は、明るさを重視して、ダイニングにシーリングをつけておくと間違いないかと思います。
子どもが小さいうちは、ダイニングで過ごすことが多く、勉強もそこで済ませる、ということもありますから、雰囲気とともに、明るさの確保も考えたいですね。
キッチンの失敗でよくあるのが、吊戸棚を開けると照明にあたってしまうというもの。
吊戸棚をつける場合、お気に入りの照明を見つけたら、扉を開いた時に大丈夫かどうか、よく確認しましょう。
キッチンライトは、キッチンのレイアウトによってもずいぶん印象が変わりますから、間取りに合った照明を考えることも大切ですね。
玄関・廊下・トイレ・洗面所・寝室の照明選び
メインどころは決まって安心するのはまだ早いですよ!まだまだ決めなくてはいけない箇所があります。
それぞれ色んな場面を想像しながら選んでいきましょうね。
お客様にも配慮したい「玄関」
新築で一番玄関に設置されている照明として多いのは、ダウンライトでしょう。すっきり広々とした印象を演出できますね。
おすすめはダウンライトとシーリングライトの組み合わせにしてシーン別で使いわける方法です。
そして、外はセンサーライトが主流ですね。
~玄関照明の失敗あるある~ ①荷物を持って帰ってきたときなど、電気を付けられず真っ暗で見えなくて段差でつまづいてしまった! ②行く前に玄関で身だしなみの最終チェックをしたつもりが、照明が暗くて、シミに気づかなかった! ③夜間に玄関の電気をつけ忘れてしまって、お客様を困らせてしまった! |
こんなトラブルがないように気を付けたいものですね!
屋外ライトにセンサーライトをつけるときは、反応範囲をどこまでにするか、イメージしましょう。
通りと玄関が近いお宅だと反応しすぎてしまいますが、防犯のために玄関から少し距離があるところまで範囲を広げるのもひとつです。
暗いと何故か怖い「廊下・階段」
「廊下なんて大事じゃないでしょ?」と思った方も中にはおられるでしょう。
ですが廊下照明は意外に重要です。
ある程度長さのある廊下だと、少し移動しただけで明るさが変わって違和感を感じてしまう、ということがあります。
「廊下 照明」で画像を検索すると、すっきりおさまるダウンライトが多いですね。
天井が低めなら、周囲を均一に照らすシーリングライトがあれば、設置する数も抑えられて節約できそうです。
シーリングライトにする場合は、圧迫感やドアの開け閉めの影響も考えて、なるべく小さいものをチョイスするのがおすすめです。
消したりつけたりが多い「トイレ照明」
トイレは他の部屋よりも狭いので、すっきりするダウンライトが一番使われています。
ペンダントライトなどの垂れ下がる照明は、家族の体格などによっては邪魔になってしまうこともあります。
お気に入りの照明を見つけたら、立ち上がったときに違和感がないか、バランスを考えましょう。
基本的に照明の明るさを選ぶ時は、1畳につき60w程度が適しています。選択肢が少ない分、色で楽しむのもいいですね。
昼白色のような病院や会社のような白っぽい色の灯や、電球色のようなオシャレなカフェなどによくあるオレンジ色の照明など、電球の色で雰囲気を変えることができます。
同居の方の見えやすい色をあらかじめ確認しておくといいですね。
~我が家のトイレの照明失敗談~ 引っ越してしばらくしてから、トイレの電球が切れて交換しました。 しばらくして、そんなに期間を置かず…また切れ…。 何気にトイレの電球は足場を置きにくいので、変えずらく、面倒に感じていたので、何なんだ!と思って考えてみたところ‥‥ LED電球を入れいませんでした(笑) |
鏡を一番みる場所「洗面・脱衣所」
洗面台やドレッサーを置くところの照明は、色を注意しましょう!
明るく白っぽい光が基本です。
薄暗いところやオレンジの光の下でメイクやヘアセットをするのは難しいですよね。
また、「鏡の前ではばっちりだったのに、外に出たらあれ?」ということを防ぐことができます。
実用性を重視して見やすい色と十分な光を確保して、照明はあくまで補助的な役割として、ほかの部分で雰囲気をつくりあげた方が過ごしやすいですね。
眠るための演出が必要な「寝室」
スポットライト+スタンドライト+テーブルライト
天井から下に降り注ぐ光がないので、リラックスして自然な眠りに入れそうです。
シーリング+ダウンライト
シーリングにシャンデリア風の照明を持ってきているので、雰囲気がありますね。
円盤型のシーリングライトをつけるのとは、印象が違ってきます。
ダウンライトをうまく組み合わせて、使い勝手のよさそうな組み合わせです。
上の二つは、いかにも【寝室】というリラックスできるお部屋をご紹介しました。
【こんなケースもある】
・寝室は子供が増えたとき子供部屋になる可能性もある
・万が一同居になったときに、祖父母の部屋になるかも
雰囲気とともに、将来も使える組み合わせを考えていきたいですね。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
まとめ
照明と一言で言っても、沢山の種類がありますね。
照明自体のデザインや雰囲気も大事です。
しかし、まずはライフスタイルや生活の中で自分が気になるところを考えてから、明かりを選ぶことが大切になってきます。
洗面台・トイレは特に、雰囲気ではなく実用性を重視したほうがいいですね。
あなたにぴったりな照明が見つけられることをお祈りしています!
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
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