マイホームの購入が決定!
「素敵な家を作りたい」と夢は膨らむばかりです。
ショールームを見に行ったり、近所に出来た新築を見て回ったり…
でもちょっと待ってください!
家の外観や内装を決める事に夢中で、火災保険について検討することを忘れていませんか!?
「火災保険ってよく分からない…」
不動産会社や銀行から提案される保険をそのまま契約する方も多いのではないでしょうか。
もちろん悪い選択ではありません。
ですが、いざという時に補償が足りなかったり、無駄にお金を支払い続ける事は回避したいですよね!?
この記事では、これから火災保険に加入する人に、これだけは知っておいてほしい「火災保険の基礎知識」を具体的事例を交えてお伝えします。
知識を身につけて、自分に合った火災保険選びをしましょう!
目次
知っておこう!火災保険ってそもそも何?
「火災保険」は、身近なようで、実はあまり知らない、という人が多い商品です。
火災保険を申し込む前に、火災保険とは一体何なのか、なぜ火災保険が必要なのかについて考えてみましょう。
火災保険ってどんな保険
保険といえば、生命保険を想像される方の方が多いかもしれませんね。
今回取り上げる火災保険は、損害保険の分野に入ります。
火災保険は火災の他に風災、雪災、水災、盗難等によって、住宅や家財に損害を受けた場合、保険金が支払われる保険です。
火災保険は名前こそ「火災保険」ですが、「住まいの損害に備える保険」という意味合いが強い保険と言えます。
- 火災保険の対象
- 火災保険の例外
【火災保険の対象】
火災保険では建物や家財など補償の対象となるものを「保険の対象」と呼びます。
火災保険は、この「保険の対象」ごとに加入する仕組みになっています。
新築で火災保険に加入する場合、保険の対象は次の3つです。
- 建物
- 家財
- 建物+家財
例えば自宅が火災で燃えてしまった場合、「建物」にしか保険をかけていなければ、家具や日用品などの「家財」の損害について補償を受けることができません。
賃貸物件であれば建物は自分のものではないので家財だけに保険をかければ足りるのですが、新築の場合「建物」もしくは「建物+家財」を保険の対象に設定して火災保険を申し込むのが通常です。
【火災保険の例外】
火災保険は「住まいの損害に備える保険」であり、様々な災害に備えることができるのですが、一つ例外があります。
それは地震です。
火災保険に加入していたとしても、損害の原因が地震である場合は保険金は支払われません。
火災保険では補償されない地震や噴火、津波などによる損害を補償します。
地震はいつどこで発生するかの予測が非常に困難な災害である上、地震が発生したときの被害は広範囲にわたり、その被害額も甚大なものになります。
そのため、地震による損害は火災保険の補償対象には含めず、国と保険会社が共同で運営する「地震保険」で補償することになっています。
火災保険とセットで加入する保険なので地震保険単独では加入できません。
地震保険の加入は強制ではありません。
しかし、日本損害保険協会によると、ここ10年以上地震保険付帯率(火災保険にセットで地震保険をつけた割合)は伸び続けており、2018年度で65.2%と、火災保険に加入した人の約6割が地震保険にも加入しています。
地震保険に加入する必要性が高い人はどんな人でしょうか?
- 住宅ローン残債が多い人
- 被災した時に、その後の収入が途絶える可能性の高い人
- 預貯金など資産の少ない人
地震保険は地震で被害を受けた時に生活再建するために作られています。
特に新築を購入する人は、もし地震によって住宅を失っても住宅ローンはなくならないので、加入すべき保険といえるでしょう。
しかし、友人は地震保険は必要ない!と言っていたので、理由を聞いてきました。
私:「どうして地震保険が必要ないと思うのか教えてくれないか?
地震って最近多いし備えが必要だと思うんだけど…」
地震保険は万一のとき、最高でも火災保険金額の50%しかかけられないっていうじゃないか。
その金額だけだと地震で壊れた住宅を再建するのは難しいと思うから、月々保険料を支払うことを考えると、必要ないんじゃないかと思ってね。
私:「なるほど。でも万一を考えると保険金で住宅修繕できたら良いと思わないかい?」
それなんだけど、地震保険って実際の損害金額すべては補償されないんだろう?
一部壊れただけだと保険金額の5%しかもらえないと聞いたよ。
私はもう住宅ローンは大半返しているし、こう見えても貯蓄はある方だし、地震があっても多少の被害なら生活に支障はないと考えている。
月々の保険料と天秤にかけたとき、地震保険は私には必要ないと判断したんだよ。
ただし、私も地震保険が必要な人もいると思うよ。
地震保険に加入するべきなのは家を買ったばかりで住宅ローンの残額が多い家庭や、子供が小さくて貯蓄の少ない若者じゃないかな。
当然息子が住宅ローンを組むときには勧めるつもりだ。
私:友人は地震保険について非常によく考えていました。
地震保険が必要かどうかは一概には言えず、ライフステージや貯蓄状況など、ひとそれぞれ異なるということですね。
大変勉強になりました。
その他地震保険は地震保険料控除が使えたり、築年数や耐震・免震等級によって割引もあります。
また、近年の地震による大規模な被害から、地震保険でも建物評価額の100%の費用を補償できるオプションや、50%の補償で足りない分を補う付帯サービスがある会社もあるようです。
新築される方はローン残債が多くなるので、ぜひ地震保険の加入を検討してみて下さい。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
火災保険ってどうやって入るの?
その中からどうやって保険会社を選んだら良いんですか?
新築で火災保険を申し込む場合、まず加入窓口を決めなければなりません。
新築火災保険の加入窓口
新築の火災保険の加入窓口は大きく3つです。
- 不動産会社の提携先から加入する
- 住宅ローンを組む際に、銀行の提携先から加入する
- 自分で保険会社を探して加入する
ここでおすすめなのは、自分で保険会社を探して加入することです。
なぜかというと、自分に合った補償内容を選ぶことができるからです。
補償内容に過不足がないようにしたいですね。
では、自分で保険会社を選ぶメリット・デメリットについて考えてみましょう。
- 補償内容を自由に選ぶことができる
- 保険料の安い保険会社を選ぶことができる
- 好みの会社を選ぶことができる
3つのメリットについて、それぞれ説明しましょう。
【補償内容を自由に選ぶことができる】
一番のメリットは、補償内容を自由に選ぶことができる点です。
不動産会社や銀行で紹介される火災保険は「定型パターン」の商品が殆どであり、必ずしも補償のニーズに合致しているとは限りません。
確かに、新築を建てる忙しいタイミングで保険会社を比較し、自分で契約するのは大変なことです。
しかし、その手間を惜しんで必要な補償が足りなければ、火災保険を申し込む意味がありません。
必ず自分に合った補償内容を満たす保険を選びましょう。
火災保険は、引き渡し日から補償が開始するように、引き渡し日までに契約しなければなりません。
なぜかというと、引き渡しが完了すると住宅は施主の所有物となり、何かあったときの金銭的負担をするのは施主となるからです。
また、火災保険の申し込みが済んでいないと、銀行は住宅ローンを借してくれません。
万一補償のない状態で自宅が火災に合い、多額の被害が出たら住宅ローンが返済できない可能性があるからです。
火災保険の契約タイミングには十分注意しましょう!
【保険料の安い保険会社を選ぶことができる】
火災保険には、「火災保険割引制度」があります。
「火災保険割引制度とは?」
住宅の条件によって、保険料を割り引きする制度。
各保険会社によって条件や割引率は異なる。
主な割引条件は次の通りです。
- 新築割引
建物の新築年月から一定の期間までに契約
- ホームセキュリティ割引
保険会社の指定のセキュリティが導入されている
- オール電化割引
オール電化が導入されている
- ノンスモーカー割引
住宅内で喫煙しない
- 長期割引
まとまった年数で契約し、数年分一括で支払う
- 発電システム割引
太陽光発電、エネファームを設置
この他にも、保険会社ごとに独自の割引がある場合があります。
自分の住宅に当てはまる割引条件のある保険会社であれば、保険料を安く抑えることができます。
【好みの保険会社を選ぶことができる】
好みの保険会社、とはどういうことでしょうか?
生命保険会社ならまだしも、損害保険会社に好き嫌いってあまり聞きませんよね。
好みの保険会社を選ぶのは、ライフプランを一括で任せている、信頼できるファイナンシャルプランナーがいる場合です。
生命保険、自動車保険、預金、投資等のライフプランを相談しているのであれば、その人から火災保険を入るメリットがあります。
【選択】
私にはとても信頼できるファイナンシャルプランナーのAさんがいます。
Aさんには自分の生命保険だけではなく、妻や子供、親の保険まで面倒を見てもらっています。
親のことを知っているので、最近は将来の相続対策なんかも相談に乗ってもらっていまね。
【メリット】
火災保険は銀行で頼む方が安いと聞いたのですが、何かあったとき頼りたいのはこの人だったので、迷いなくお願いすることにしました。
実際、火災保険の更新のタイミングにはAさんから連絡をくれますし、地震や大きな台風が来たタイミングにも必ず被害がないか連絡をくれます。
家族構成も把握してくれているので、ライフイベントのたびに生命保険と合わせて火災保険の見直しも相談に乗ってもらっています。
保険は万一のときのためにあります。
月々の保険料をとるか、万一が起こった時に相談できるという安心をとるか、それは人それぞれです。
しかし、私は万一が起こった時にすぐに相談できる、信頼に足る専門家がいるのであれば、ぜひその方にお願いすることをおすすめします。
次に、デメリットは何か見てみましょう。
- 手間がかかる
- 団体割引を受けることができない
【手間がかかる】
保険会社を比較し、自分で申し込みするのは手間がかかります。
不動産会社・銀行に頼んで火災保険を申し込む場合は保険会社を比較する必要がなく、手続きも不動産契約や住宅ローン契約の際に同時に申し込みできるケースがほとんどです。
【団体割引を受けることができない】
銀行や不動産会社では、提携による団体割引があります。
もしも同条件の保険を単純比較するのであれば、団体割引がある方が当然保険料は安くなります。
ただし、先ほども述べたように提携商品は「定型パターン」が多く、必要のない補償がついている場合が多いです。
提携商品の補償内容を確認して満足のいく内容だった場合以外は、安易に提携商品を選ぶのはおすすめできません。
保険会社を選ぶコツ
保険一括見積りサイトを活用すれば、保険会社を効率的に比較することができます。
保険一括見積りサイトですべての会社に見積依頼を比較すれば、1番お得な保険を見つける事ができるかもしれません。
しかし、あまり沢山の会社に見積もり依頼してしまうと
「保険会社からの電話が鳴り止まない…」ということになりかねませんので、気を付けましょう。
保険会社を絞るポイントは次の3つです。
- 必要な補償をすべてつけられるプランがあるか
- 必要な特約をつけられるか
- 自分に合う割引条件があるか
特殊な補償内容や、特約を求めている人以外はどの保険会社も保険料に大差はありません。
そうなると、割引条件による保険料の比較になってきそうですね。
数社に絞ることができたら、一括見積りサイトでの見積もり依頼をしてみましょう!
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
保険料はどうやって決まる?
保険料金は大きく次の3つの要因で決まります。
- 建物情報
- 補償内容
- 契約年数
補償内容、契約年数は自分で考えて決める項目ですが、建物情報はすでに確定しているため、確認を後回しにしがちです。
しかし、建物情報が異なると、保険料が大きく変わるケースもあります。
3つの要因それぞれについて、考えてみましょう。
しっかりと確認を!建物情報
建物構造、建物評価額、家を建てる地域、延床面積等の建物に関する情報によって、保険料は大きく変わります。
特に、知っておきたいのは建物構造と建物評価額です。
それぞれについて確認してみましょう。
【建物構造】
建物構造とは、燃えにくさや壊れにくさ等を表す住宅の構造区分す。
この建物の構造区分によって、3つの「構造級別」が定められています。
- M構造(コンクリート造マンション等)
- T構造(鉄骨造の戸建て等)
- H構造(木造の戸建て等)
構造級別とは、建物がどのような素材で作られているかの指標で、火災リスクの大小を示しています。
考え方としては、次の通りです。
火災リスク
M構造(低い) < T構造 < H構造(高い)
火災保険料
M構造(安い) < T構造 < H構造(高い)
保険料としては燃えやすいとされるH構造が1番高くなります。
構造によって保険料が異なるので、工務店等にしっかり確認しましょう。
構造級別の確認を怠ると、大きな損をする場合もあります。
~両親のケース~
つい先日、実家に帰ったときに、両親から火災保険について相談を受けました。
ちょうど来月が保険の更新のタイミングで、地震保険をどうするか、という相談だったのですが、保険証券を見てびっくり!
【まさかのミス】
実家は鉄骨造りなのですが、なんと保険証券にはH構造(木造)と記載されていたのです!
H構造は火災リスクが高いため、保険料が高くなります。
つまり、両親は本来より高い保険料を支払っていたのです。
【急いで両親に報告】
(父)「保険証券なんか見たことないよ。いつから木造扱いになってたか分からないなぁ。ははは。」
(母)「あら、うち木造じゃないのね。」
なんてとぼけた答えが返ってきましたが…。
正確には分かりませんが、両親は同じ保険会社で火災保険を更新し続けているので、おそらく数十年は高い保険料を支払っていたのでしょう。
構造級別の確認を怠るだけで、両親のケースのように、数十年間分の保険料を損してしまうかもしれません。
構造級別はしっかり確認することが大切です。
私の両親のように損をしないためにも、自分の家についてきちんと調べ、保険証券も確認しておきましょう!
また、木造でも2×4工法や、国が定めた防災対策をしている省令準耐火構造の家なら、保険料が安くなることもあるので、こちらも確認すべきポイントです。
【建物評価額】
もう一つ、知っておきたいのが建物評価額です。
万一のときの保険金額は、建物評価額をもとに決まります。
注意したいのは、どんなに保険金額を手厚くしたくとも、建物の評価額が上限となることです。
それ以上の補償を受けることはできません。
保険金額が建物評価額を超えていることを「超過保険」と呼びますが、超過部分の保険金額に対する保険料はムダになってしまうので注意が必要です!
建物評価額の設定には新価と時価があります。
- 新価:同じ物件を新たに建築・購入するのに必要な金額
- 時価:新価ー経年劣化による価値の減少や使用による消耗分
建物評価額が時価で設定されている場合、新しい家を建て直そうとしても十分な費用が補償されないので、新価で設定するのが通常です。
建物情報は、確認を怠ると保険料や万一のときの保険金額に大きく影響することが分かりましたね。
しっかり考えよう!補償内容と契約年数
【補償内容】
主に補償の範囲をどうするか、特約をつけるか、地震保険を付けるかによって保険料は変わってきます。
補償の範囲、特約についての詳細は後述します。
【契約年数】
火災保険の契約期間は最長10年ですが、契約年数を自分で選ぶ事ができます。
- 保険料の総支払額が安くなる
- 更新の手間が少ない
長期契約をすると、1年契約を繰り返すよりも保険料の総支払額は安くなり、10年間は更新の手間や、保険料引落を管理する手間がかかりません。
- 一度に支払う金額が大きい
- 補償内容を見直すきっかけが少ない
10年分の保険料を一括で支払うので、一回の支払い負担が大きくなります。また、家族構成の変化等で日宇陽な補償が変わっている場合も、更新がないので補償内容の見直しを忘れがちです。
ただ、近年では自然災害の増加に伴い、相次いで保険料が値上がりしています。
今後もこの傾向が続くと考えると、短期契約を繰り返すよりも、10年契約を結んだほうが総支払金額は安くなると考えられます。
ただし、家族構成が変わったり、高額な家財が増えた場合等の見直しが必要なタイミングを逃さないように注意が必要です。
補償範囲はどう決める?「成功失敗事例」
火災保険のポイントとして挙げられるのが、自分にあった補償範囲を選択するということです。
補償範囲はどう決めるのか
補償範囲は保険会社によって多少異なりますが、代表的な基本補償は次の通りです。
- 火災のリスク:火災、落雷、破裂・爆発
- 自然災害のリスク:風災、雹災、水災
- 日常生活のリスク:盗難による盗取・損傷・汚損、水濡れ、建物外部からの物体の落下・飛来・衝突
このうち、火災のリスクはメインの補償として加入者全員についてくるもので、その他の補償はプランや希望に応じて選択するケースが多いようです。
保険会社やプランによっては火災のリスク以外もメインの補償として加入者全員につくこともあり、選択できる補償は保険会社ごとに異なります。
公式HP等で確認しましょう。
つまり、メインの補償以外は何の補償をつけるか選択する必要があります。
全ての補償がついていると様々なリスクに安心と言えますが、支払う保険料ももちろん高くなります。
自分にはどの補償が必要なのかをしっかり考える必要があります。
では何を基準に補償を選べばよいのでしょうか?
それは、住宅を取り巻く環境です。
例えば自動車の往来が激しい道路沿いの家は、車の事故で家に被害が出るかもしれません。
建物外部からの物体の落下・飛来・衝突などの補償をつけておきたいですね。
また、川辺であれば台風等での河川の氾濫が心配なので、水災の補償が必要かもしれません。
ハザードマップを活用し、住宅所在地のリスクに合わせた必要な補償を優先的に付けるといいですね。
【補償選びの失敗事例】 ~水災補償は本当に必要?~ 【選択】
しかし、もしも近くまで水がおしよせてきて、何か被害が出たら…と不安になり、「水災」の補償をつけました。 保険料は予算オーバーだったのですが、大切なマイホームの万一のためには、仕方ないですよね。
【失敗】 予算オーバーしてまでつけた水災の補償条件をよく見ると、 「被害が建物評価額の30%以上、もしくは床上浸水あるいは地盤より45cm以上の浸水」だったのです。 河川からの距離と高度を考えると、最寄の河川が大氾濫を起こしたとしても、床上浸水まではしなさそうです。
家族で相談して、我が家に水災の補償は必要ないと判断しました。 しかし、加入している火災保険は年に一度、加入月にしか補償内容の変更ができず、まだ数ヶ月は保険料を支払い続けなければなりません。
加入時に補償条件についてもっとよく確認しておけばよかった、と後悔しました。 |
自分にとって必要な補償については考えたものの、肝心の補償内容について確認不足だったために起きた失敗ですね。
河川からかなり離れている、又は高い地域に住んでいる方は水災の補償を外すという選択肢もありそうです。
ただし、土砂災害も水災に含まれているので、山林付近にお住まいの方は注意が必要です。
~つけてて良かった!破損・汚損補償~
【選択】
賃貸のとき、模様替えをしていてうっかり本棚を壁にぶつけて大きな傷をつけてしまったことがありました。
破損・汚損補償は建物・家財の思わぬ破損・汚損による損害を補償してくれます。
妻と、「また模様替えしたらどこかぶつけるかもね」と冗談を言いながら、そんなに保険料が高くもなかったので、補償をつけておきました。
【成功】
新築を購入したとは赤ちゃんだった息子も、今年で小学生、やんちゃな盛りです。
そしてなんと、つい先日のこと、息子は私のゴルフバッグから探し当てたであろうゴルフボールを室内で投げ、それが運悪く食器棚に命中してしまいました…。
食器棚のガラス扉は粉々に砕け、中にあった食器もいくつか割れてしまいました。
たまたま妻の姉が損害保険会社に勤めていたので、補償が使えることを教えてもらい、破損・汚損補償の特約で保険金を受け取ることができました。
子供のいたずらを想定してつけたわけではありませんでしたが、本当にこの補償をつけていてよかったと思いました。
小さなお子様がいるご家庭では何かと家の中の物を壊す危険があるため、破損・汚損の補償は付けておいてもいいかもしれませんね!
特約はつけるべきなのか
火災保険は基本補償以外に特約をつけることができます。
特約の内容は保険会社ごとに異なりますが、代表的なものは次の通りです。
- 個人賠償責任特約
日常生活において、自分なたは家族が他人にケガを負わせたり、他人の物を壊したりした結果、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償
- 類焼損害・失火見舞い費用補償特約
自宅からの出火により、ご近所の住宅や家財が類焼したときの補償
- 臨時費用保険金補償特約
損害保険金が支払われる場合に必要となる様々な臨時費用として一定額を補償
この「個人賠償責任特約」はぜひつけてほしい特約なんだ。
個人賠償責任特約は、火災時以外の日常生活の様々なシーンで活躍します。
例えば自転車で他人にぶつかり怪我をさせてしまった場合や、子供がボール遊びをしていて人の家のガラスをわってしまった時などです。
個人賠償責任補償は自動車保険や自転車保険、傷害保険の特約として付帯している場合があります。
二重に保険料を支払っていたとしても、二重に保険金が貰えるわけでは無いので、既に付帯している場合は忘れずに外しましょう。
まだ個人賠償責任保険に加入していない場合は、この機会に付けておくことをおすすめします。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
まとめ
火災・台風被害・地震災害…
普段何気ない暮らしでは想像できないことですが、近年では毎年大きな災害が日本の何処かで起きている気がします。
今の生活が必死であればある程、万一の為に沢山の金額を支払う事は困難です。
ですがいざという時、自分を、そして家族を守る為に保険というツールを賢く上手に使っていく必要があります。
そのためには、まずは保険について知ることが大切です。
そして知識を身につけた上でしっかりと検討し、ぜひ自分に合った保険選びをしてください。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
比較してもらうと自分に合った最安値の火災保険を見つけることができます。
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火災保険を安くするコツ
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