皆さんの家には神棚はありますか?
新築の住宅に神棚を設置するべきか悩んでいる方も多いと思います。
また、神棚を設置しようと思っている方の中にも、神棚に関する疑問を抱く人は多いのではないでしょうか。
「どこに設置すれば良いの?」
「用意するものは?」
「正しい参拝の仕方はあるの?」
今回は、新築に神棚を設置するべきなのか、また設置するならばどうやって設置すればいいのかについて考えてみました。
この記事を読んで、神棚に関する疑問を解消し、神棚を設置するのかどうかをご自身でしっかりと考えてみてください!
目次
新築に神棚は設置するべき?
家を新築した方の中には、今までは家に神棚がなかった、という方が多いのではないでしょうか?
新築の購入は神棚をまつるきっかけとして最適です。
しかし、神棚は誰もが設置するべきなのでしょうか?
【新築には神棚を設置するべきなの?】
結論から言えば、神棚を設置するかどうかはあなた次第です。
神棚を設置しなければ祟られる…なんてことはありません(笑)
最近ではインテリアを気にしたり、神棚自体に馴染みがないため神棚を設置しない家庭も増えています。
それよりも重要なポイントは、設置した神棚のお世話ができるかどうかです。
神棚は神様が住む場所です。
神棚のお世話ができないのであれば、神棚を設置するべきではありません。
神棚は主に神道の神をまつるための祭壇のことです。
神道は日本に古くから存在する宗教で、自然や自然現象、人や八百万(やおよろず)の神など様々な神様を祀っています。
【神棚は江戸時代中期に登場】
次第に一般家庭に広まっていったとされています。
神社だけでなく、家の中にも神様が宿ってほしいという思いで祀っているんですね。
【神棚は風水アイテム】
神棚は風水で家全体のエネルギーを高める効果があるとされています。
家のエネルギーを高めるために様々な風水アイテムがありますが、その中でも神棚は気を高める効果が抜群です。
神棚を設置するのは、神様をお祀りするためですが、それ以外にも良いところがあります。
- 家の中に神様がいるという安心感
- 日々自宅で神様にお参りすることができる
- お札を祀るのに最適
【家の守り神に神棚】
神頼みという言葉がありますが、神様を祀ることで、家の中で神様が見守ってくれるという安心感と、いざという時にお願いできるという心のよりどころになります。
【毎日手を合わせる心がけに神棚】
大きな選択に迫られたときに神社にお参りする人は多いですが、日々家でお参りをすることができるのも、神棚の良いところです。毎日手を合わせることは、とてもいい心がけです。
【お子さんの居るご家庭に神棚】
お子さんがいる場合は成長に合わせて神社でお祓いを受ける機会が多いと思います。神棚は、お子さんのお札を飾るのにも最適です。
神棚は日々お世話をすることができるのであれば、ぜひ設置することを検討してみましょう。
新築の家に引越しをする際に、夫の実家から突然神棚が届く…
こんなことは、案外よくあるようです。
特に、商売をしていたり、信仰の深い方であれば「新築といえば神棚」、という思いがあるのでしょう。
奥さんはびっくり、ご主人に聞いても神棚については何も知らない…
立派な神棚を目の前に、どうしようか頭を抱えるご夫婦もいます。
こういう場合、どうするべきでしょうか?
【対応① お世話できないなら返す】
信仰心もない、毎日のお世話も出来ないのであれば、設置するのはやめておいた方が良いと思います。
毎日、水、米、塩、お神酒を交換して拝まないと神様に対して失礼です。
神棚を置く意味を確認し、ご主人の実家にはしっかりと説明をして、お返ししましょう。
【対応② 家の繁栄のためだと思って設置してみる】
せっかくの機会です。
これを機に神棚を設置してみるのも良いかもしれません。
設置やお世話に関して分からないことがあれば、神棚を贈ってくれた義両親を頼ってみましょう。
信仰の深い方なら、きっと喜んで教えてくださると思います。
神棚には良いところがたくさんあります。
しかし、神棚を置きたくないのであれば、無理に置く必要はありません。
毎日神棚のお世話ができるのかどうかをよく考えた上で、判断しましょう。
逆に、新築だから神棚を設置したいと思う方もいます。
しかし、神棚のお世話についてについてしっかりと考えて設置をしないと、大変なことになってしまうこともあります。
神棚を設置して後悔してしまった事例をご紹介しましょう。
【神棚を設置して後悔!事例】 【状況】 去年新築を購入しました。 妻は、「神棚ってよく分からないし、お世話とか大変じゃないの?」と渋っていましたが、 「これからスタートする新しい生活を神様に見守ってもらいたい!」 となんとか説得し、神棚を設置することになりました。 【後悔】 私の祖母の家には神棚があり、なんとなく毎日手を合わせるイメージはあったのですが、正直お世話について詳しく知っていたわけではありませんでした。 インターネットでセットになった神棚を購入し、いざ同封されていた説明書を見てびっくり! 毎日お水、お米、お塩、お神酒を交換し、こまめに榊立て(さかきたて)の水を交換し、榊(さかき)は決まった日に新しいものと替えて… 毎日お参りする以外にしなければいけないことが山ほどあったのです。 仕事に行く前にパチンと手を合わせて、くらいに思っていた私は、冷や汗がとまりませんでした… 【結果】 妻の反対をおしきった手前、神棚のお世話は私がしなければなりません。 最初は毎日説明書通りにお世話をしていたのですが、仕事が繁忙期に入ったのをきっかけにお世話が2日に1回になり、3日に一回になり… 神棚の前を通るたびに後ろめたい気持ちになり、神様をお参りするどころではなくなってしまいました。 こんなことなら神棚を設置するんじゃなかった、と後悔しました。 |
神棚を設置したものの、結局お世話ができなかった…というのは案外よくあるようです。
では、お世話ができないために神棚を手放す場合はどうすればよいのでしょうか。
- 神棚を取り外す前に、手を合わせて感謝の気持ちを伝える
- 神棚そのものを神社に持ち込んでお祓いと祈祷をしてもらい、その後神社でお焚き上げをお願いする。
お祓いの費用(御礼金)は大体1〜3万円です。
お守りやお札を処分するときに神社に返納するように、神棚を処分するときも必ずお祓いが必要であることを忘れないでください。
神棚は私たちの生活を身近で見守ってくれる存在です。
お世話やお参りができないからといって放置するのではなく、その場合は、今まで見守ってくださった感謝の気持ちをお伝えした上で、きちんと処分しましょう。
新築の家に神棚を祀っているのはどんな人?
家を建てる時に神棚を設置する家庭は約2~3割程度と言われています。
けっこう少ないですね。
神棚を設置する人には、経営者や自営業の方が多いようです。
やはり、商売繁盛を祈願されるんでしょうね。
また、もとの家に神棚があった場合は、一緒に引っ越しをして設置する人が多いようです。
神棚と一緒に引っ越しをする際は注意点があります。
- 移動する前に、近所の神社に参拝して神様に引っ越しを報告する
- 神棚は最後に運び出し、最初に運びこむ
- お札は自分で運ぶ
特に神棚を運び出すのは最後、運びこむのは最初、というタイミングに注意しましょう。
神様に旧居を最後まで見守っていただき、新居には最初にお入りいただくためです。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
神棚を置く場所や設置の仕方には注意して!
家を新築した皆さま、今までは家に神棚がなかった、という方が多いのではないでしょうか?
新築の購入は神棚をまつるきっかけとして最適です。
では、神棚は新築の一体どこにどうやって設置すれば良いのでしょうか?
しっかり確認して、神様に失礼のないようにしましょう。
神棚を正しい場所に置こう!
神棚は、正しい設置場所と、置いてはいけない場所があります。
家のどこに置いても良いというわけではありませんので、注意しましょう!
【正しい設置場所】
①リビングなど基本的に明るく家族がいつも集まりやすい場所
②神棚を南か東へ向けて設置するのが良いため、西か北の壁面へおまつりします。
③高さは目の高さより高い位置に設置します。
~神棚の設置イメージ~
【置いてはいけない場所】
神棚を正しい場所に置くべきなのはもちろんですが、決して置いてはいけない場所が3か所あります。
①仏壇の向かい
神棚と仏壇を同じ部屋におまつりしてもいいですが、仏壇と向かい合わせにすることは絶対に避けましょう。
どちらかを拝んでいる時に、もう一方にお尻を向けることになります。
②部屋の出入口
神棚の下をくぐりぬけてはいけません。
出入口のドアの上に置くと、くぐりぬけることになる上、何かの拍子に落ちてくると危ないので避けましょう。
③トイレ
トイレと隣り合わせ、背中合わせになる部屋も避けた方が良いでしょう。
神棚の正しい設置方法を知ろう!
まず、正しい場所の壁に棚を取り付けます。
この棚のことを棚板、またはつり棚と言います。
天井から吊るしたり、鴨居を利用して棚を取り付けたら、お宮をおきます。
しっかりと固定するために、壁に穴を開けなければならない場合もあります。
新築の壁を傷つけるのをためらう方もいるかもしれませんが、神棚が落ちることがあれば神様にも失礼ですし、下にいた場合危険です。
棚板はしっかりと固定しておきましょう。
マンションや2階のある部屋の1階など、神棚より上の空間を歩く場合は、神棚の真上の天井へ『雲』の文字を書いた紙を貼り付けます。「天」や「空」の文字を使うこともあるそうです。
この上には何もないですよ、という意味です。
神棚に飾るものは宮形とお札、神具です。
【宮形】 神社の社殿をかたどったものです。 宮形には伊勢神宮のような神明造り、出雲大社のような大社造り、屋根が前に長く伸びた流造りなどの種類があります。 |
【お札】 宮形の中には伊勢神宮のお札を祀ります。 |
【神具】 神様の前に置く道具です。
|
次は、設置した神棚にどうやってお参りしたら良いのか説明しておこう。
神棚のお参りの仕方を知ろう!
まず、神棚はどんな風に飾るのか、次の写真を見てイメージしてからお参りの仕方を確認していきましょう。
~飾り方イメージ~
引用:静岡木工
【毎日すること】
①お水、お米、お塩、お神酒を新しいものに交換する
朝一番に新しいものと入れ替えてお供えします。
お米は洗米、お塩は海水から造られたお塩をお供えするのが良いです。
お神酒は、お米から造られた純米酒が最適です。
②榊立て(さかきたて)の水を替える
榊立てには榊を入れて、神棚の左右に対でお供えします。
榊たての水はこまめに変えるようにします。
また、榊はお花屋さんで購入出来ます。
毎月1日と15日に新しいものと交換します。
【毎日のお参りの仕方】
神棚は、家の中にある小さい神社です。
神社で行うのと同じように参拝しましょう。
『二礼二拍手一礼』が基本です。
まず、神棚に拝する前に手と口を清め、姿勢を正します。
神棚に深いお辞儀を2回、次に拍手を2回、神様に感謝したあと、深いお辞儀を1回しましょう!
神棚はどんなものを買えばいいか悩む方必見!
神棚は伊勢神宮などの大きな神社で販売しています。
その他にも、神具店やホームセンター、インターネットで購入することが可能です。
神棚にも種類があります。
どんな神棚を購入すれば良いのでしょうか?
【どんな神棚を買えば良いの?】
まず、神棚にはどんな種類があるのかを確認してみましょう。
神棚は次の2つのポイントの違いで、種類分けされます。
- 神棚の造り
- 神棚の材質・形
【神棚の造り】
神棚には一社造と三社造があります。
この2つの造りの違いは、神社から授かったお神札納める扉の数です。
一社造の場合は、神様のお神札(おふだ)を収める扉が1つ。
三社造の場合は、神様のお神札を収める扉が左右にもあり、3つあります。
また、扉に納めるお神札は全部で3枚あります。
- 神宮大麻(じんぐうたいま)・・・伊勢神宮のお神札
- 氏神様(うじかみさま)・・・・・自分が住んでいる地域の氏神様のお神札
- 崇敬神社(すうけいじんじゃ)・・自分が参拝した神社のお神札
一社造の場合は、1、2、3の順に重ねてお祀りします。
三社造の場合は、中央に神宮大麻、向かって右側に氏神様、左に崇敬神社のお神札をお祀りします。
日本全体をお守りくださっている神様(天照大神様)と、今住んでいるところをお守りくださる神様(氏神様)の両方をお祀りする形です。
お神札は毎年正月に新しいものと交換しましょう。
これは、全てのものが改まるお正月を迎えるにあたり、より新しいお力、より若々しい生命をいただこうとする日本人の心性に根差した習慣からきています。
【神棚の材質・形】
神棚には、多くの材質や形があります。
主なものを一部ご紹介しましょう。
- 木曽桧神棚
伊勢神宮をはじめ、古くから重要な建築物などに使われている木で出来ています。
木材の肌目の美しさ、耐久性や抗菌性などに優れ、神棚に用いる国産の材料では最高品質のものです。
- 本金具神棚
国産の桧(東農桧)を使い、扉部分は柾目にこだわった神棚です。
装飾としてついている金具を真鍮製の本金具を使用しているのが特徴です。
- モダン神棚
マンションのリビングに祀る神棚として人気です。
お神札の祀り方や所作、作法はそのままに、簡単な取り付けや取り付け跡が目立たないなど、現代の住居でも神様を拝することができるように様々な工夫がされています。
神棚を買ったらお祓いしてもらおう!
神棚を購入したら、神職さんにお祓いをしていただかないといけません。
修祓(しゅばつ)という、穢れを取り除くお祓いと、今後の御加護の祈祷をしていただきます。
神棚をお祓いしてもらうことを「神棚奉斎(かみだなほうさい)」と言います。
神棚奉斎の方法には2種類あります。
- 神社に持ち込んでお祓いをしていただく。
- 神職さんを自宅に招きお祓いをしていただく。
【神社に持ち込む場合】
神社に持ち込んでお祓いをしていただく場合は、まず事前に神社に神棚奉斎をお願いしたい旨を伝え、日取りを決めましょう。
~神棚奉斎のポイント~
- 当日の持ち物
神棚で使用するもの一式(お神札を入れる宮型、お米やお塩を入れる平瓮(ひらか)、榊を生ける榊たてなど)
- 初穂料(費用)
神社によって異なりますが、5,000円からというところが多いようです。
- 神棚奉斎の時間
20分〜30分くらい
いきなり神社に行くのは、神職さんがご不在だったり、取り込み中ということもあり失礼にあたりますので、気を付けましょう。
【神職さんを自宅に招く場合】
神職さんを自宅に招いて神棚奉斎をしていただく場合は、家族全員が揃っている日に行います。
神社の方から準備するものについて指示がありますが、ここでは一般的に用意するものについてご紹介しておきましょう。
- 奉書紙、または和紙
- 果物ひと盛り
- 野菜ひと盛り
- 鯛やブリなどの尾頭付きのお魚一匹
- 清酒
- お榊
- 塩
- 米
- 昆布やするめなどの乾物
魚や野菜、果物をのせるための大皿は自宅にあるもので構いません。
神職さんから指示があった場合は、それに従ってください。
こちらの初穂料は30,000円前後が目安です。
神棚奉斎の時間は神社で行う場合と同じく、20分〜30分くらいでしょう。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
さいごに
今回は、新築の家に神棚を設置するべきなのか、設置する場合はどうやって設置したら良いのかについてご紹介しました。
神棚を設置しないご家庭も増えていますが、新築の家での新しい暮らしは不安なこともあるかと思います。
そんな時、神様に見守っていただいていると考えると少し安心できるのではないでしょうか。
しかし、設置するのであれば毎日きちんとお祀りする必要があります。
神棚を設置するのか、しないのか、ご自身でしっかりと考えて判断してみてください。
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