ご自宅の壁紙はどんなものですか?
ほとんどのお宅は白の無地なのではないでしょうか。
もちろん白無地はシンプルで、いろんなタイプのインテリアになじむ万能な壁紙です。白い壁紙がインテリアになじまなくて困っている、なんて話はそうそう聞きませんよね。
ですがDIYブームの今の時代、実は個性的なデザインやおしゃれな模様の壁紙はたくさん市販されていて、さらに初心者でもチャレンジできるスターターセットも充実しています。
少し頑張って張り替えるだけでインテリアが一気におしゃれになりますよ。
ここではご自分で張り替えをするときの壁紙の選び方をご紹介します。
貼り方もマスターして実際にトライしてみませんか?
目次
【継ぎ目が気にならない】壁紙の選び方
壁紙を変えようとするとき、考えなくてはいけないのがお部屋全体のインテリアです。
【インテリアとの調和】色を使ったテクニック
いろいろなテクニックがありますが、簡単な所だと部屋を構成する色を3色までにするとインテリアに統一感が出ます。
今使っているソファやテーブルやテレビ台など、大きな面積を占める家具を参考に、色を使いすぎないように注意しましょう。
また、床→壁→天井の順番に色を薄くしていくと開放感のある空間になります。もしも天井の壁紙の張り替えにもチャレンジするのなら、天井には濃い色を選ばない方が良いでしょう。
色についても選ぶのは大変ですね。効果と用途を考えると数多くの中から選ぶヒントになりますよ。
【壁紙の色が与える心理的効果について】
ホワイト | 清潔感、透明感、膨張色なので空間が広く見える |
ブラック | 高級感、重厚感、絶望感、引き締め効果 |
レッド | 集中、興奮、情熱 |
ブルー | 平和、穏やか、集中、冷静な判断力、清潔感、爽快感 |
イエロー | ポジティブ、記憶力の向上、消化器系の機能が向上されるとも言われている |
グリーン | 安心感、調和、リラックス |
ピンク | 攻撃的ではなくなる、緊張をほぐす |
ブラウン | 落ち着き、安心感、飽きにくい |
グレー | 冷静な判断、高級感、知的、上品 |
テイストについても少し触れておきましょう。
大切なのはインテリアのテーマを決めるという事です。
壁紙をどんなものにするかあれこれ物色しているうちにどれも良くて選び切れなくなって、最初のテーマを置いてきぼりにしてしまうことがあります。
木目中心のナチュラル、白と黒を基調にしたモノトーン、アンティークやブルックリンやインダストリアルなど、いろんなインテリアのテーマが溢れている時代です。
目移りするのは誰にでもよくあることです。壁紙を選び始める前にまずは軸となるテーマをしっかり決めておきましょう。
継ぎ目が目立たない壁紙の種類とは?
継ぎ目を目立たなくするのにはコツが必要ですが、そもそも目立ちにくい壁紙はないのでしょうか?
最初から継ぎ目を寸分違わずあわせて貼る、というのもハードルが高いですよね。簡単なものからランキングにしてみました。
【壁紙の継ぎ目が目立たない柄ランキング】
1位 無地
言うまでもないですが無地が一番簡単です。
「リピート」と言う概念がないですし、ぴったりあわせて耳さえ切ればOK!
はじめてだからちゃんと貼れるか心配という方におすすめ。
2位 縦向きの柄
縦に模様が入っている、例えばストライプや一部のスクラップウッド柄など、縦向きにのみ柄が入っているものは、やはりリピートという概念がなくハードルが下がります。
その割にしっかり柄が入って存在感はあるので、テーマカラーはあまり変えずにイメージチェンジをしたい方におすすめ。
3位 ランダムで細かい模様
柄が大きいくて規則的だと少しのズレが不調和音になりがちですよね。逆に小さな柄でなおかつランダムに並んでいるような柄だと、無地ほどではないですが少しくらいのズレならそこまで悪目立ちしません。
私の知人Aさんは派手な柄の壁紙に憧れて、トイレの壁紙を大好きなスヌーピーのコミック柄にしようとDIYに初チャレンジしたそうです。
Aさんは継ぎ目で柄がずれるなんてことや、まさか継ぎ目を合わせるのが難しいなんてことは知らなかったようです。
顔や文字など少しでもズレると違和感が出てしまう柄を初壁紙として選んでしまったため、縦の継ぎ目の線が遠目にもわかるくらい目立った仕上がりになってしまいました。
というような事もありますので、まず最初に挑戦する場合は難易度の低い柄ものからチャレンジしてみましょう。
【壁紙の継ぎ目の貼り方】縦リピートについて
壁紙には幅があります。市販されている壁紙の幅は一律90センチとなっています。
壁紙の幅に対して壁の方が広いので壁一面に壁紙を貼ろうとすると当然何枚かに分けて貼ることになり、壁紙の境目が発生します。これが継ぎ目です。
柄物の壁紙を選ぶと、考慮しなくてはいけないのが「縦リピート」というもの。
これは縦方向の柄の始まりと終わりの幅のことを指します。柄の壁紙は一つの模様が繰り返されて作られています。
リピートが長ければ、柄を合わせる際のロスも多くなるため、その分壁紙がたくさん必要になります。
リピートの計算方法については正しい壁紙の測り方があります。こちらを参考にしてみてください。
物によっては壁紙の耳(余白)の部分にマークがついている物もあり、隣同士のマークを合わせると柄が合わせられるものや、そもそもの耳がないものもあります。
柄合わせが苦手な人のために工夫された壁紙もありますので、自信がなければそう言ったものの中から選ぶのもいいですね。
【壁紙の継ぎ目もピッタリ!】基本の貼り方をマスターしよう
まずはざっくりと壁紙の貼り方を見てみましょう。
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こちらの動画でくわしい手順がわかりますよ。
初心者だとなんとなく文字を読んでもなかなか理解に苦しみますよね。
まずは実際に貼っているところを映像で見てから改めて文字で読んでみるのがおすすめです。
壁紙を貼る時にあると便利な道具もご紹介しましょう。これらはネットでもホームセンターでも買えます。
・撫でハケ
・竹べら
・地ベラ
・ジョイントローラー
・スポンジ
この中でポイントごとに重要な役割を果たす道具というのがあります。
①撫でハケ
壁紙を貼る時、空気を抜くのに中央から外へ空気を押し出すようにして優しく撫でます。これをすることで最終的な仕上がりが断然違ってきます。
②地ベラ
壁紙をカットするときにガイドの役割をします。壁紙を地ベラで押さえてカッターを添わせながらカットするときれいに仕上がります。
壁紙以外でも襖紙などを切る時にも使えますのであると色んな場面で活躍します。
③ジョイントローラー
これこそ壁紙の継ぎ目部分を目立たせないために絶対必要な道具です。継ぎ目部分にローラーをコロコロして圧着させ、下地にしっかり貼り付けます。
これら3つの道具は他で代用できないので購入することをおすすめします。
あるとないのとでは仕上がりのきれいさが違ってきます。
壁紙の素材についてもご紹介します
「壁紙」と言っても実は紙製だけではありません。いろんな素材があるのをご存知でしょうか?
壁紙の素材の種類について
それぞれにメリット・デメリットがありますので参考にしてください。
ビニールクロス 安価で丈夫で掃除がしやすい壁紙。デザインも豊富なので自由度が高いのも魅力。国内シェアが一番高いメジャーな素材。 裏面が紙、表面ビニールの2層構造になっていて、ビニールの部分が水分を通さないため貼った後糊が乾くまでに時間がかかる。 ※こんな方は注意しましょう 化学物質を使用しているため敏感な体質の人はアレルギー反応を起こすこともあります。 |
紙素材 紙なので吸湿性があり質感もビニールクロスに比べて高級感もあり、和室などにマッチする。 湿気などで伸縮してしまうことがあり、ビニールクロスの比べると破れやすく貼るのが難しい。 |
フリース素材 高級感が出て、雰囲気の演出に一役買ってくれる素材。 ただし水拭きは出来ないので汚れやすいキッチンなどには向かない。 ホコリを寄せやすいので、掃除は基本的にハタキで行う。 |
【壁紙ではないですが】 機能が満載な万能タイル(エコカラット) これは日本の土壁をタイル状にしたもので、壁紙のように壁に貼って施工します。 吸湿、放湿、匂いの吸着などを貼るだけで担ってくれる優れもの。 デザインも豊富で、タイルのようなデザインだけではなく、模様や写真など、アーティスティックなものも販売されており、インテリア性が高く重厚感が出ます。 最近の新築マンションなどのモデルルームにも施工されてる事例が多く、人気も高まっています。 ウォークインクロゼットなどによく使われる素材です。 |
使う場所は慎重に精査しよう
最近では機能性のある壁紙も充実しています。
防汚加工、防水加工、調湿機能や分解吸着消臭機能、アレルゲン抑制機能など、ライフスタイルやお部屋の用途などにあった壁紙を探してみましょう。
素材だけでなく、糊にもいろいろあります。
糊の種類も確認しよう
そのまま貼れる壁紙もありますよ。
粉末糊 粉末状の糊を必要な時必要なに分量を水に溶かして使うタイプです。面倒ですが無駄なく使えます。 粘着が弱めで原状回復できるものもあります。 |
ペーストタイプの糊 粉末タイプと違い、水で解く必要がない分手間が省けます。 |
壁紙用両面テープ 貼って剥離紙をはがして施工する手軽なタイプ。糊に比べると強度が劣るので狭い範囲の施工に向いています。 |
生糊付き壁紙 一般的には壁紙の裏に糊を塗って貼る方法がオーソドックスですが、糊を塗った状態で届けてくれる「生糊付き壁紙」というものも販売されています。 ただし生糊は数日で乾くので、注文して届いたら数日中に作業を終えないといけません。 計画的に発注しましょう。 |
シールタイプの壁紙 本格的な壁紙と比べて簡単に貼れるのがメリットです。普通の壁紙に比べると少々お値段が張りますが、面積が小さい場所を気軽にイメージチェンジするのに向いています。 貼って剥がせるタイプのものも最近では充実しており、例えば現場復帰しなければならない賃貸にお住まいの方には重宝されています。 ただし、壁紙との相性によってはすぐに剥がれてしまったり、現場復帰出来ない場合もあります。心配ならば目立たない部分に数日貼って試してみましょう。 |
商品によってメリット、デメリットや得意な素材などが違うので、壁紙との相性も考えて選びましょう。
【壁紙の継ぎ目】貼り方が難しいと思う方必見!
ここまで読んでみても、やっぱり継ぎ目を貼るのが難しそうだからやめようかなと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今は個性的な壁紙がたくさん市販されています。
本棚の柄や、風景の写真の柄、柄ではなくイラストが壁紙になっているものもあります。
こういった個性的な壁紙だと、壁一面に貼ってしまうとくどくなってしまいがちです。
派手な壁紙とシンプルな壁紙を組み合わせて、あえて継ぎ目を見せて切り替えとしてしまうやり方もあります。
想像もつかないような個性的な壁紙もたくさん販売されています。イメージがかき立てられるので見ているだけでも楽しいですよ。
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【リカバリーの方法】
ウォールステッカー
- ウォールシールを貼ったり絵を飾って目立つ部分を隠してしまいましょう。
- 縦長の木のシールで継ぎ目を隠してしまえば、その下に失敗があることも時間と共に忘れ去ることでしょう。
キャンバスプリント
- 思い入れのある絵画や、思い出の写真をパネルにして飾る方法もいいですよ。継ぎ目の失敗部分よりも、もっと目を引くものがひとつあるだけで悪目立ちしなくなります。
ファブリックパネル
- 来客が多かったり、プライベートな空間ではない場合、写真や絵画などを飾るのに抵抗がある方は、ファブリックパネルなどを飾ると柔らかな空間を演出してくれます。
- 人の目が無意識に行きやすい1m〜2mの間を中心に視線を散らせば、少しくらいの失敗はさほど気にならなくなります。
まとめ
壁紙の貼り方についての説明文を読むと、特に継ぎ目部分は難しそうで初心者にもできるのか不安になります。
壁紙は「変えないと生活に支障をきたす部分」ではありませんから、不安を払拭してポジティブなやる気が起きないと行動に移すのは難しいですよね。
でもやってみないことにはなんでもできるようにはなりません。まずはトイレなど小さい面積から挑戦してみませんか?
経験を積んでからリビングなどの大きい面積の壁紙を張り替えることを目標にすると、ステップアップできて達成感もひとしおでしょう。
自分で一から選んで勉強して頑張って貼った壁紙なら愛着も倍増ですよ。せっかく毎日過ごす家ですから、こだわって自分の気に入った空間を作ってみましょう。
情報も道具も材料も、初心者に挑戦しやすい環境が整った時代ですから、もしも少しでも興味があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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