注文住宅の間取り悩みますよね。
間取りが成功していれば、他の細々した失敗があったとしても「満足」と思っている方が圧倒的に多いです。
逆に言えば間取りで失敗してしまえば、不満ばかりの残念な家になってしまうのです。
家の中で特に大事なのはやはり、家族の憩い場であるリビングでしょう。
ここでは、家族全員が住みやすい家になるのか、それとも住みにくい家になってしまうのかを決めてしまうといっても過言ではない、リビングの考え方や後悔した点などを分かりやすく解説していきたいと思います!
「悩みすぎて辛い」「難しくて分からない」「いろいろありすぎて決めきれない」「何を優先すればいいの」とお悩みの方!
一緒にお悩みを解決していきましょう!!
目次
快適なリビングとは家族にとって居心地の良いこと
リビングは家族水入らずでゆっくり寛いだり、家族のコミュニケーションを図ったり、仲間たちを呼んでわいわいパーティーを楽しんだり、家の中心的役割を果たす大事な場所です。
あなたはどんなリビングにしたいですか?
まず考えるのは広さですね。
広いリビングを想像しがちですが、考えなければならないのは、ただ広ければいいではなく、どのくらいの広さが、家族にとって居心地のよい最適な空間なのかということです。
・何人家族なのか、今後増える予定はあるのか。
・敷地面積はどのくらいなのか。
『想像していたより狭かった』
『必要以上に広くして他のスペースが狭くなってしまい住みにくい』
なんて事にならないように、しっかりと計画をたてましょう!!
一般的には以下のように言われています。
4人家族のLDKの目安 | 16畳以上 |
快適だと言われる広さ | 20畳以上 |
LDKの形も長方形や正方形などがあります。
家具の配置や生活のしやすさ、広く見えるまたは狭く見えるという視覚的観点、そして好みなどから考えていかなければなりませんね。
【家を建てる前に思った事】 たまたまそこが、うなどこのように長方形の幅が細くて狭く見えたからかもしれません。
【今の感想】 正方形気味なので、テレビからソファーが遠いです。 設計を考えるときは、『テレビから離れて見たほうが、子供達の目にもいいし…』と思っていたのですが思わないことになりました。
【予想外の展開】 あの時の私は全く予測できそうで、出来ませんでした。 |
長方形と正方形ではだいぶイメージが変わりますね。
直感が大事な時もありますが、間取り決めでは様々なシチュエーションを考えていく必要があります。
今回は採用するにあたり、悩む方が多い「続き間」と「リビング階段」について考えていきましょう。
続き間は作るべきか
続き間にすることによって、リビングを広く感じることもできます。
そのため、続き間を採用する家も多いです。
しかし、続き間って必要なのでしょうか?
採用する家は多いものの、必要かどうか悩む方も多いようです。
使い道を考えていきましょう。
続き間はお客様をもてなす場
やはり、客間として使うことを考える場合が多いです。
・来客があった時にもてなし
・万が一宿泊することがあった際にも寝室として使用
しかし、仕切り戸だけではかなり音が漏れるので注意が必要です。
~客間あるある事例~ ①音漏れがするので、来客の就寝時間に合わせなければいけないので気を使った。 ②テレビの音などがうるさすぎてはいけないと気を使った ③長期間の滞在になり、子供が塾などで帰りが遅くて、夜遅くに食事を準備するなどということもあり、子供にも静かにするよう伝えるのがストレスだった。 |
リビングすぐ隣だからこそ、音も伝わりやすいですよね。
お客さんがお休み中だとかなり気を使います。
それがしょっちゅうであれば、ストレスになってしまいます。
来客が多いのであれば、他に独立した客間があった方が良いでしょう。
続き間は荷物の避難場所として便利
なるべくリビングはすっきりさせておきたい‼︎というときには、とても便利ですね。
例えば)子供のおもちゃ
小さい子供は、忘れているからか、面倒だからか、2階に置いたおもちゃをわざわざ1階に持ってきて遊びません。
せっかく買ったおもちゃで遊んでくれないなんて勿体ない。。。
ここで、小さなお子さんがいる友人の話を紹介します。
~友人談~ 【手の出しやすさ】 わざわざ2階に片づけたり、取りに行くことは滅多にありません。
【テレビより夢中になることも】 しかし、うちの場合は、ブロックで作った超大作(本人だけそう思っている)やなんだかよく分からないその他の超大作を、あえてしばらく置きっ放しにして飾ってあげています。 そうしてあげると、工作意欲が湧くんですよね~!
【怒ることが減る!】 しかし、続き部屋でも、隣の部屋だからか不思議とあまり気になりません。 ランドセルやリビング学習をさせるつもりなら学用品なども リビングに置くより気にならないと思います。 |
もちろん仕切り扉を開け放てば、リビングの延長として使えるので、使い勝手はいいですね。
来客の時は、生活感丸出しのその戸を閉めてしまえばいいのです!
また、赤ちゃんのいる家庭ではお昼寝させたりも出来るので使い勝手が良いようです。
ただ、続き間に荷物を避難させすぎていつのまにか物置となっている!という場合もあるので、使い方には注意が必要です。
続き間の王道である和室は維持が面倒
最近は続き間を和室にする家庭が目立ちますね。
建売やマンションでも、この間取りが多いのではないでしょうか?
家を建てるなら1部屋くらい和室があった方がいいのでは?と考えている方もいるでしょう。
引用:住友林業 実例
多くの方が採用する和室ですが、ここでは、和室にしなければよかった!という場合をご紹介します。
【アレルギーとお手入れ】
アレルギーはいつ発症するか分かりません。
畳は、ダニやアレルゲンの対策がしにくく、もし子供にアレルギーが発症してしまったら…ということを考えてフローリングを採用することもあります。
そして、畳はフローリングよりもお手入れが大変という点で、採用を断念することもあります。
ー畳は張り替えが必要ですー 畳は表面が擦れてきてしまいます。 |
また、お掃除の際も他の部屋は「今日は時間がないからとりあえずモップだけ…。」なんて時も、畳だとそうはいかないからです。
畳の部屋のためだけに、掃除機を出さなければいけない…。私は、これかなり面倒です。
畳は、い草よりは和紙製のほうが、硬いですが長持ちします。
カビ、ダニ、臭い、汚れに強いので、日々のお手入れもい草より簡単です。
【将来的な使い道も考えよう】
子供の成長や、環境の変化によって部屋の使い道が変わっていくこともあります。
そんなお話を紹介します。
友人の娘さんがピアノを欲しがったそうですが、他の部屋に置くスペースがなく、畳にピアノを置いているそうです。
ものすご~く景観崩れている。と悲しそうでした。
おもちゃのピアノはあるんですけどね…どうしても本物のピアノが欲しいと譲らなかったそうです…。
ピアノのような畳は柔らかく跡がつきやすいので、重いものを置く際は注意が必要です。
そして、将来を考えると介護が必要になった時、年を取った時などは、ベッドのほうが楽ですよね。
「フローリングの場合」
ベッドや介護用品も置きやすいし、掃除もしやすく清潔に保てる
将来のことを考えて置き畳を採用する方もいます。
こちらなら、和室・フローリングどちらにも対応可ですね。
ペットは、リビングで過ごすとリラックスできるそうです。
しかし、ペットは臭いが付きやすく、畳でいたずらしやすいため、完全に扉をつけるとか、和室に入れない和室を作らないといった選択が必要なようです。
猫が畳で爪とぎをしてしまうこともあるそうです。
畳の中に染み込んでしまったんですね。
ペットと畳の相性は悪いようなので、要注意です‼︎
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家族の顔が見えて安心!リビング階段
リビング階段とは、そのままの意味でリビングに階段を設けることです。
吹き抜けとの相性が良く、開放感のあるリビングを演出できますね。
しかし、階段はスペースを取ってしまうので場合によっては圧迫感が生じてしまう事もあります。
そのため、リビング階段を採用する際はリビングの広さと、階段の構造が重要です。
リビング階段のメリットとデメリット
まず、リビング階段のメリットとデメリットを見ていきましょう。
2.子供の友達を把握できる
3.家族の一体感が醸し出される
4.気配を感じることが出来る
5.リビング階段が、『ベンチ代わり』になる
6.リビングに開放感が生まれる
子供の変化に気付けるという点はいいですね。
次はデメリットです。
2.来客が二回に行く際リビングを通るため、気が抜けない。
3.リビングが狭くなる。
このような事が挙げられます。
リビングに余裕がないと、階段によって窮屈なリビングになってしまうこともあります。
そして、リビングに階段があるということは、リビングが通路になってしまうという事でもありますよね。ここで事例をご紹介しますね。
~リビング階段あるあるの事例~ ①来客が通るたびに「リビングが汚い!」「まだパジャマなのに!」とソワソワして、それがストレスになってしまう。 ②思春期の子供は、しょっちゅう顔を合わせなくてはならないのは気まずいと感じるこもあるようで、小さいうちは良かったけどと今更思います。 |
父親が休みの日は息苦しかったのを思い出します。
年頃になれば、個々のプライベートも必要ですよね。
成長するにつれて、住まいの役割も変わっていくのです。
スケルトン階段で見通しよく
スケルトン階段は、踏み板と骨組みだけで構成されています。
引用:ダイワハウス
開放感を出すために、採用する方が多いようです。
また、おしゃれなリビングにすることもできるため若い世代に人気です。
しかし、「小さい子供が上り下りする際は危ない!」や「掃除がしづらい!」といった声も聞きます。
おしゃれゆえに、実用性には欠けてしまうのかもしれませんね。
それに対しての対策も含めつつ、しっかりと検討していきたいですね。
〜番外編〜注文住宅の落とし穴「高気密高断熱」
ここで、番外編として高気密高断熱についてご紹介します。
お住いの地域にもよりますが、今は全館暖房が主流です。
建築会社さんでも、高気密高断熱を売りにしているところが目立ちます。
実は、高気密高断熱の明確な定義はなく次世代省エネ基準を満たしていれば、そのように言えてしまえるのです!
建設省により改正された日本の断熱化基準の通称。
この基準によって先進国の中では最低だった日本の住宅の断熱基準が、欧米基準の最低レベルに達するようになりました。
この次世代省エネ基準は平成11年3月に改正された基準でなんと今から10年以上も前の古い基準なのです。
もちろん暖房しなければ、部屋は暖かくなりません。
その熱を逃がさず長時間保温できるかが鍵なのです。
「今の住宅は暖かい」というのをよく耳にしますが、鵜呑みにしてしまわないよう注意が必要です。
想像以上に寒くて失敗したとよく聞きます。
窓や断熱材の種類、厚さなどを住宅会社さんにしっかり確認して、不足があればグレードアップするなどの対策をしましょう。
~友人の話~ 「どの場所も寒くない、ドアをわざわざ閉めろ!と怒らなくてもいい伸び伸びした住まいが1番の夢。」と言っておりましたが… いざ住んでみると、あまりの寒さに衝撃!! まさかここまで寒いとは… |
せっかく満足のいく間取りにできても、快適でなければ意味がありません。
皆さんも十分お気を付けください。
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最後に
注文住宅は、一から作る楽しさ、自分たちのライフスタイルにあった家づくりができる反面、難しさ、不安、知識不足な点がたくさんありすごく悩むものです。
お部屋の間取りはただの部屋割りではなく、家族が生活していくうえで住みやすい、使いやすい空間にしなければなりません。
自分たちに合ったライフスタイルをしっかりとイメージして決めることが、間取りを決めるうえでのコツとなります。
これから家族全員が、長らく快適な生活を送れるような間取りを、楽しみながら作っていきましょう。
参考にしていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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