夢のマイホーム購入は、人生の分岐点となるとても大きな買い物です。
大きなリビングに、素敵なキッチン、ゆっくりつかれる綺麗なお風呂、自分のための落ち着いた部屋…
全て自分でレイアウトができる注文住宅に憧れる方も多いでしょう。
価格のことを気にしなければ、注文住宅を建てたいですよね。
しかし、建売住宅と違って自分で全て決めることができるので、あれも欲しい!この機能も付けたい!希望がどんどん膨らんでしまいます。
全て叶えても、実際住んだ時には、「ああしておけばよかった…」と、後悔だらけの生活を送ることもあるのです!
マイホームとは、とてもお金がかかるもの。
数百円の買い物とは違うので、後悔なく家を建てたいものです。
そこで、注文住宅での後悔しやすいポイントをご紹介します。
目次
欲張り過ぎると予算オーバーに?!
注文住宅を検討した方は「想像以上にお金がかかった」と感じる方が多いです。
私自身、あれこれ考えた注文住宅の見積もり時に高過ぎる金額に驚いた経験があります。
考えるうちにいろいろなものに興味が出てきてしまって、結果的に予算オーバーになってしまうのです。
それはズバリ、水回り関係です。
キッチン・お風呂場・洗面所、毎日使うものだからこそ水回りは妥協したくないと感じるのでしょう。
では、どんなことでお金がかかるのか。
例として、キッチンで考えてみましょう。
【キッチンの価格】
毎日使うキッチンが素敵なキッチンなら、毎日面倒な料理もはかどります。
キッチンの価格は大体50万円〜、グレードの高いものでは200万円を超えます。
引用:リクシル
価格が上がるポイントは、素材です。
最近はセラミックが人気なのですが、その訳は抜群の耐久性です。
具体的にどんな利点があるのかご紹介します。
①熱に強いので、熱々の鍋やフライパンをそのまま置いても問題ない。
②傷がほとんどつかないので、まな板なしでそのまま食材を包丁で切ることも可能。
③汚れがつきにくいのでお手入れが楽。
さて、こんないい話ばかり聞いていたら、セラミックのキッチンが欲しくなってしまいますよね?
しかし、キッチンの素材を全てセラミックにしてしまうと価格がはね上がってしまいます。
予算オーバーだよ…と思った方は、ワークトップだけセラミックにするということも可能です。
マイホームに必要なのはどのようなキッチンなのか考える必要があります。
来客が多く質の良い家にしたいのならば、失礼のない全セラミックのキッチンが良いですし、家族のみで過ごすことが多いのなら機能面を重視すれば良いでしょう。
どんなキッチンが良いのか・今後使いこなせるのか・予算はいくらなのか等を踏まえながら進めていきましょう。
他にも、キッチンには水道・換気扇・ガス台などこだわりたい設備はたくさんありますね。
完璧な家を目指すのは、もちろん素晴らしいことですが、今後の生活が苦しくなってしまうといけないので、予算内で完成させることが重要です。
必要な設備だけを取り付けよう
今は、昔では考えられなかったような便利な機能を備えた設備がたくさんありますが、人によっては「その機能は必要ない!」という場合もあります。
「便利そうだから、とりあえず付けてみた。」という感覚で採用してしまうと、実際使わなかったり、後々メンテナンスなどで費用がかかり、後悔するパターンに繋がるので要注意です。
ここで、注文住宅を建てるときの失敗談をご紹介します。
新築住宅を建てる際、ほとんどの部屋に床暖房を採用。
私の住む東北地方では、雪が降ることが多いです。
今までは賃貸で寒い思いをしていたので「暖かい家に住みたい!」という思いが強かったのですね‥
住んでみてわかったことは、床暖房って思っていたよりも光熱費がかかるんです!!
メンテナンスも必要なので、そのための費用もかかります。
ヒーターだけで充分でしたね〜(笑)
もし、床暖房をつけるとしても、全部屋である必要はなかったなと感じています。
床暖房は、使う人と使わない人が分かれる設備の一つですね。
私の妻の友人は、肌にすごく気を使っていてね‥
冬になれば乾燥からお肌を守るために保湿は欠かさないんだけど、床暖房はエアコンやヒーターのように乾燥することがあまりないのでとても良いと言っていたそうだよ。
同じ床暖房でも、家庭によって使用度が変わってきます。
付けても使わなかった設備もありますが、逆に付けていればよかった設備もあるのです。
【玄関の電子キー】
両手がふさがっていても簡単に解錠できるので、お年寄りやお子さんのいる家庭で人気。
防犯面でも安心。
【電動シャッター】
リモコンで操作するので簡単。
窓を開けずに開閉ができるので、寒い時期も辛くない。
防犯面でも安心。
【浴室暖房乾燥機】
ヒートショック防止に役立つ。
雨天時や花粉の季節に便利。
共働き世帯が多いこともあり、防犯機能が高い設備が人気のようですね。
様々な設備がありますが、生活スタイルを考えて本当に必要な設備だけを採用していきましょう。
完璧な家づくりにはお金がかかる
注文住宅は、建売住宅と違って部屋の間取りや、床、壁などオーダーしながら決めていきます。
建売住宅の場合は、住宅メーカーなどが、土地ごと買い占めて、何棟も同じような家を建てます。
そのため、人件費や材料費が浮くので注文住宅より比較的安く購入できるのです。
注文住宅は、一から全て自分達で決められる反面、手間がかかり、その分費用が高くなります。
さらに、土地代と家代だけではないお金もかかります。
- プランニング料
- 工事費用
- 税金
- 印紙税
このような費用です。
そういった諸費用も計画に入れておかないと、ローン地獄で結局夢のマイホームを手放す結果になってしまう事もあります。
せっかく建てた家を手放すなんて、怖いですよね!
しっかり知識を持って、マイホーム計画をしましょう。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
注文住宅悩みポイント
注文住宅の醍醐味、それは間取り決めです!
家の間取りを自分の理想通りに決めていいなんて夢のようです。
ですが、自由に決められるからこそ悩みもたくさん。
特に悩む方が多い問題を見ていきましょう。
どんな収納が必要か
住んでいくにあたって収納は重要な設備の一つです。
収納があれば、余計なものが部屋でごちゃごちゃせず、スッキリ見せることができます。
何より家族が増えれば、収納がたくさん必要です。
しかし、実際に考えた時、どこに収納スペースを確保するべきか…迷いますよね。
自分達のこれからの生活をイメージしながら、考えていきましょう。
【玄関収納】
玄関の収納は靴のまま入れるエントランスクロークがオススメです。
引用:住友林業
こんな家庭にオススメです!
①お子さんがいる家庭
②外用道具を使う趣味をもつ人のいる家庭
お子さん小さいうちは、ベービーカー・子供の自転車・外遊びの道具など、外で使う様々なものがあるでしょう。
また、ゴルフや野球などの趣味の外用道具をたくさんお持ちの方もいると思います。
家の外に収納場所を設置する場合もありますが、いちいち外に行くのは面倒くさいと感じる人は多いはず。
そんな時は家の中に、収納場所があったら動線もスムーズですし便利なのです!
もちろん、たくさんの靴をしまうこともできるので、家族が増えても安心ですね!
【ファミリークローゼット】
共働きが多い今、家族の衣類を一箇所で管理できる、ファミリークローゼットが人気です。
引用:住友林業
まずは、メリットとデメリットを見ていきましょう。
①家族の衣類を一括で管理。
②外出時・帰宅時に自室に行く必要がない。
③家事の動線がコンパクトになる。
朝の慌ただしい支度の時間が、ファミリークローゼットのおかげで楽になったという話をよく聞きます。
小さいお子さんがいる家庭では特に楽になります。
自分の支度をして、子供の部屋に行って子供の着替えを取ってきて…となると、家中行ったり来たりでママやパパは大変です。
また、設置する際はランドリーコーナーの近くにすると洗濯後に片付けるのが楽になりますよ。
次はデメリットをご紹介します。
①スペースを取る。
②子供が大きくなった時に共同のクローゼットを嫌がる。
スペースを取るという点が悩みどころです。
ファミリークローゼットは最低でも3畳分は必要と言われています。
そのため、他の部屋が狭くなってしまった…という後悔の声もあります。
そして、こんな失敗談もあります。
知人は注文住宅を建てた時に、6畳のファミリークローゼットを設置しました。
子供部屋にはクローゼットを設置せず‥
共働きだったので、朝の支度や家事はかなり楽になったようでした!
ただ、後悔されていたことが、子供の成長とともに、衣類も増え一箇所で管理するのが難しくなったこと。
子供は、兄妹だったこともあり、思春期を迎えるとクローゼットでの着替えに抵抗が出てきたそう‥
結局、子供部屋に新たにタンスやハンガーラックを設け個々で管理することに。
自室が狭くなってしまって、子供が可哀想に感じているそうです。
確かに、成長したら個々の部屋で管理した方が良い場合もあります。
将来的に自室で洋服を管理するつもりなら、大きなファミリークローゼットは不要ですね。
子供が小さい間だけでも欲しいという人は、コンパクトなファミリークローゼットを設置し、ゆくゆくは夫婦のクローゼットにすればいいでしょう。
親の悩み〜子供部屋〜
お子さんがいらっしゃる方は、子供部屋についての間取りも悩むところですね。
兄弟で別の部屋がいいのか?
勉強が集中できる部屋にしたい!
このように、自分が使う部屋ではないからこその悩みが出てくるものです。
私の友人が新築住宅を建てた時には、こんな子供部屋にしたそうです。
友人の子供は男の子2人の兄弟でした。
一人ずつ別の部屋は作らず、広めの部屋を間取りとして組み込み、二人で使ってもらうことに。
理想は、同性だし、仲良く協力して過ごしてほしいということでした。
ですが現実は、部屋に兄の友達が遊びに来ていて騒がしいなか、弟は我慢して勉強しているなどの問題が起きました。
兄は思うように遊べず、弟は勉強が捗らず‥
次第に2人には不満が溜まっていき喧嘩が多くなってしまったそう。
結局長男の大学を機に壁を作る事になりました。
小さいうちは良かれと思っても、大きくなればプライベートな空間も必要。
特に、思春期や受験の頃になると神経質になるお子さんも多いので、その時のことを考えると別々の部屋があった方が良かったと感じる方の後悔の声が目立ちます。
将来のことを考えて、のちのち仕切れるような部屋を作るというのもありです。
小さい頃は1部屋として使って、大きくなったら壁を設置する方法です。
このように、収納を兼ねた間仕切りアイテムもあります。
また、スペースに余裕があるのなら、子供部屋とは別に家族で過ごせる場所を作るのもいいですね。
引用:住友林業
こちらの家では、子供部屋とは別に本を読むスペースを作ったそうです。
実は、最近はこのような家族で過ごせる場所を設ける家庭も増えてきているのです。
お子さんの希望がある場合は、一緒に考えるのも楽しそうですね。
さて、ここでは間取りについてを失敗談も交えながらご紹介しましたが、「子供が小さいうちは良かったが…」という後悔が目立ちました。
家は何十年も暮らす場所です。
「今」だけを考えずに「子供が成長した時にどういった生活になるか」を考えながら、間取りを決めて行きましょう。
後悔しない家づくりのために
家作りについては、ほとんどの人は初心者だと思います。
特に注文住宅は決めなければならないことがたくさんあるので、嫌になってしまう時もあるでしょう。
そんな時は信頼できる人に相談し、問題を解決していくのがいいですよ!
一人で悩まないで、話を聞きに行きましょう。
【プロに相談する】
住宅メーカーや工務店の人は、家作りのプロです!
彼らに相談すれば的確なアドバイスがもらえるでしょう。
しかし、場合によっては相談したことによって逆に営業されてしまう場合もあります。
必要のない設備を売り込まれてしまった!というような例もあるので、そのようなことがないように気をつけましょう。
そして、そうならないためにも信用できるハウスメーカーや工務店を選ぶべきです。
対応や、サービスの良さはもちろん、自分達の要望をきいてくれて、話していて気が合う住宅メーカーさんが良いですね。
【経験者の意見を聞く】
生身の声は、重要です!
こちらなら、営業される心配もないですし、正直な意見が聞けるでしょう。
もし、身近で新築を建てた人がいるのなら、お祝いを兼ねて家を見せてもらうといいですよ。
家作りに関しての技術は日々進歩しています。
そのため、家を建てた時期が近い人の意見の方がより参考になります。
「家を建てようと思っている」と相談すれば快く受けてくれるでしょう。
大きな買い物だからこそ、一人で決めようとせずに、色々な人の意見を参考にしましょう。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
まとめ
実際マイホームを建てるには、かなりの時間と労力、そしてお金がかかります。
途中で投げ出したくなってしまう時もあるかもしれませんが、家族で暮らす大切な家です。
家族の将来のために、住みやすい家を建てましょう!
3度目で理想の家が建つと良く言われますがそれでは悲しいです(笑)
3度も家を建てられる人はきっと稀でしょう‥
一度で理想通りの家を建てるためにも、優先順位をしっかり考えて、後悔のないよう自分らしい家作りができますように。
この記事が役に立てれば嬉しいです。
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