自分の夢を形にできる注文住宅。
理想がたっぷり詰まったマイホームの間取りを考えるってとってもワクワクしますよね。
でも、間取りは考えることがたくさんあって大変です。
建ててから「こうしておけばよかった!」などと、後悔ばかりの生活を送りたくないですよね?
一生モノのマイホームですから、しっかり考えておきましょう!
今回は、間取りを考える時に大事な3つのポイントを実例とともにご紹介します。
今まさに間取りを考えている方、「これからだよ~」という方も、ぜひご参考ください。
目次
ポイント1〜「日あたり」は具体的に確認しよう~
日当たりの良しあしは生活の質にも影響が出ます。
土地を選ぶ際の条件でも「日当たりの良さ」に重点を置く方は多いでしょう。
そのくらい、日当たりとは重要なものです。
日当たりと部屋の関係を考えよう
家の中で、どの部屋を最も日当たりの良い部屋にしたいですか?
「全部!」と言いたいところですが、それは不可能です。
一般的に、リビングや寝室を日当たりの良い位置に配置し、風呂場やトイレなどを日当たりの悪い北側や西側に配置される方が多いでしょう。
やはり、家族が集うリビングは明るい場所であってほしいものです。
みんなでご飯を食べる場所が暗〜い部屋だったら、なんだか食欲がなくなっちゃいますからね。
また、日当たりの良い部屋だと、昼間は電気をつけなくてもいいですし、冬場の暖房費も抑えられます。
しかし、部屋によっては日当たりの悪い方が良い場合もあります。
その例をご紹介します。
私の友人は在宅でウェブデザイナーをしています。
家に遊びに行くと日当たりのいい部屋なのに、昼間でもカーテンを引いて過ごしていました。
なぜか聞いてみると、光がディスプレイに反射してしまって作業がしづらいとのことでした。
PCで仕事をする方は暗い方が良いという場合あるようですね。
部屋の用途によって、位置を決めていくといいでしょう。
「日当たりが良い」だけではダメ
日当たりとは、コンセントの配置や階段、収納とは違い、間取りの段階で目で見て確認するのが難しいのです。
だからこそしっかりと考えておきたい部分です。
実例としては、南向きの窓があっても、窓のサイズや位置によっては日が入らなったり、西日ばかりが入ってしまったりすることもあります。
実際、私は南と西に窓がある部屋に住んだことがあります。
しかし、南の窓はちょうど太陽の光が入りにくい位置にあり、西日はガンガンに照りつけるという状態でした。
日中は薄暗いのに、夕暮れ時は眩しくてたまらないんです。
毎日、西日を浴びるのってなんだか気が滅入るんですよね。
夏場は特に西日のうだるような暑さがなかなか辛いものです・・・。
南に窓があるから日当たりはいいはず!と思い込んでいましたが、そうではなかったわけです。
そのため間取りを決める際は、日当たりについてはできる限り具体的に相談することをお勧めします。
例えば担当の方から「この位置は日当たりはいいので大丈夫ですよ。」と言われたとしても、そこで安心してはいけません。
- 実際に光をとり込む位置になっているか。
- どれくらい光をとり込むのか。
- 時間帯によって光のとり込み方はどう変わるか。
この点を具体的に確認しましょう。
「日当たり」という曖昧なものだからこそ、妥協しないことが大切です。
ポイント2~あってよかったこんな収納&失敗例~
暮らしていくと、荷物って増えていくものです。
なので、十分な収納が欲しいですよね。
どこにどんな用途の収納スペースを確保するか、日常の収納の量や、動線も踏まえて収納について考えましょう。
そこで、「あって良かった〜」な収納の実例についてご紹介します。
家族の衣類を一箇所に【ファミリークローゼット】
最近はファミリークロゼットを採用する家庭が増えています。
家族の衣類をひとまとめに収納できるので、共働き世帯に人気があるようです。
ファミリークローゼットをどこに配置したらいいか、ここで実例をご紹介します。
引用:ヘーベルハウス 実例
洗面所の隣に、室内干しできるスペースを設け、そこにファミリークローゼットを配置すると、洗濯から衣類をしまうまでの動線がコンパクトで済みます。
洗濯って、洗濯機回して、干場まで運んで干して、乾いたら取り込んで、畳んで、それぞれの場所にしまって…って、かなり動きが多いものなんですよね。
毎日のことですし、できるだけ省スペースで済ませたいものです!
日々、忙しく過ごしているママさんへオススメです。
外出時に必要な細々したものを【玄関クローゼット】
普段使いのコートやカバンなど、「どうせすぐ使うから」とついついその辺にポイと置いてしまっていませんか?
気がつくと、玄関やリビングに細々したものが散乱している。
なんてことを防ぐため、玄関にクローゼットを設置しませんか?
引用:住友林業
特に冬場は手袋や耳当てなどの小物もかさばります。
いちいち部屋のクローゼットに収納するより、玄関にポンと片づけられるスペースがあった方が良いですよね。
お客様が来た時にも、コートをさっとかけられるのでとっても重宝します。
私はいちいちクローゼットにしまうのが面倒なので、ついつい部屋の片隅などにポンと置いてしまいます。その結果、当然散らかってしまうんですよね・・・。
なので、この玄関のクローゼットの話を聞いた時は、「うちも作ればよかった~!」と思いました。
靴だけの収納に留まらない【シューズインクローゼット】
シューズインクローゼットは文字通り、靴を履いたまま入れるクローゼットです。
土間収納とも言いますね。
引用:住友林業
玄関横に設置しておくととても便利です。
家族が多いと、玄関は靴が散乱してしまいがちですよね。
ロングブーツや、ごつごつしたスニーカーなど、しまいにくい靴も十分に収納できます。
こちらに収納できるのは靴だけではありません。
例えば、ゴルフ道具やサーフボード、サッカーボールなどの趣味の道具やベビーカーや子供の自転車などを入れる方もいます。
予め収納したいものをリストアップしておき、それに相当する広さで設計しましょう。
収納スペースで失敗しないために
収納スペースもしっかり考えておかないとあとで後悔することに・・・。
実際にあった失敗例をご紹介します。
- デザインや見た目に配慮して収納スペースをロフトのみにしたことで、荷物の出し入れが大変になった。
- キッチンの隣にウォークインクローゼットを配置したために、キッチンのにおいが移ってしまった。
- 新たな趣味が増えたり、子どもが成長したことで収納スペースが足りなくなった。
見た目も機能も配慮しながら、空間をうまく使って収納場所を作ることができたらいいですよね。
この先長く住み続けるのですから、収納の位置や容量は、今後のライフスタイルの変化を想定したうえで間取りを考えましょう。
ポイント3~階段を有効活用しよう~
2階建て、3階建ての住宅にする場合は階段の設置を考える必要があります。
階段の種類は大きく分けて3つです。
直線階段:
一直線に上り下りする階段です。
横幅を取らないため部屋を広く使えます。
折り返し階段:
途中に踊り場を設け折り返す階段です。
直線階段よりも面積は必要になります。
らせん階段:
らせん状に上り下りする階段です。
3つの中で一番場所をとります。
階段を取り付ける位置もさまざまですよ。
家の壁に沿って配置:
階段以外の自由なスペースを広く使うことができます。
家の中央に間取りの一部として配置:
階段を境に、同じフロアを用途に応じて分けることもできます。
折り返し階段を設置する場合は踊り場を広めにとって、子どもの遊び場にしたり、共有スペースとして本棚やパソコンを置いたりすることもできます。
階段下を収納スペースにしたり、小さな書斎や趣味のスペースとして利用する方もいます。
引用:住友林業
こちらは、階段下にスペースを作り、ものを置いたり、子供の遊び場として使っているようです。
また、階段の踊り場には本棚を設置しています。
我が家は直線階段で、家の中央部分に設置してフロアを分け、階段下を収納スペースとして活用しています。
日用品のストック置き場や、掃除道具の収納場所として重宝していますよ。
折り返し階段は踊り場スペースを楽しく活用できそうですし、らせん階段もオシャレでステキですよね。
生活やデザインをシュミレーションしながら、理想に合った階段を選んでくださいね!
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
おまけ~忘れがちなコンセント~
無事に間取りが決まったら、次はコンセントの配置を考えます。
実は、「コンセントのことを深く考えていなかった!」という方は多いのです。
なので、今回は「おまけ」としてコンセントについてもご説明します。
コンセントは、家電の数や生活スタイルを確認し、必要な数と場所を把握しておくことをおススメします。
現代は特に生活家電だけではなく、スマホやタブレット、PCなどを一人で数台持つ方もいらっしゃいますよね。
充電ができないと仕事に支障が出ることもありますので、必要なコンセント数はしっかり把握しておきましょう。
コンセントに挿しっぱなしの、日常遣いの電子機器や、たまにしか使わない電子機器は、コンセントの存在すら忘れがちです。
•キッチン
冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、オーブントースターに加え、ご家庭によってはミキサー、コーヒーメーカー、IHクッキングヒーター、電気ケトルなど。
•寝室
ベッドサイドの照明、スマートフォンなどの充電用、アロマディフューザーや加湿器など。
•屋外:駐車場・庭など
掃除や庭の手入れ、外でホームパーティーをする際の明かりや電化製品など。
•倉庫
掃除や換気、照明など。
書き出してみると、コンセントってたくさん必要なんですね。
また、よくある失敗の多くが、
実際に家具を置いてみたら、家具の後ろにコンセントが隠れてしまったというものです。
我が家でも家具の後ろにコンセントが隠れてしまったがために、わざわざ延長コードを買うハメになり、結果として余計な出費が増えてしまうという事態に陥ってしまいました。
せっかくコンセントをたくさん設置したのに、家具を置いたら後ろに隠れて使えなかった…なんて悲しすぎます。
こんな事態を防ぐためにもコンセントの数はもちろん、家具の配置まで考えてコンセントの取り付けを行ないましょう!
間取りをカンタンにイメージできるアイテム
注文住宅を検討しているならぜひ使ってほしいソフトがあります。
それは、3Dマイホームデザイナーです。
間取り図を描くのはとってもワクワクしますが、素人が間取り図を描くのって大変なんですよね。
平面図なので、実際に立体になった状態をイメージしづらいという難点もあります。
平面ではきれいに収まったつもりが、実際に立体になるとイメージと全然違うことになっていたというのもありがちです。
その点、3Dマイホームデザイナーを使えば、こんなメリットがあります。
- 特別な技術がなくても、立体的な間取り図を描ける。
- 日当たりチェックができる。
- 床や壁紙の色も分かるので雰囲気をつかみやすい。
- 広さや視界を立体的にチェックできる。
- 実物と同じデザインのパーツをシュミレーションで配置できる
(家具などのパーツが約400,000点)
お値段は1万円前後ですが、一生モノのマイホームづくりで、リスクを極力防ぐためを考えると安いものです。
施工後の工事変更や追加工事は施工費が割高になることが多いですし、変更や追加工事ができない場合もありますので、変更点などは極力防ぎましょう!
間取りづくりの段階で、極力それを防いでおいた方がいいんだよ。
事前に情報を集めておき、しっかりと計画を立てて準備しておくことが肝心なのだよ。
家づくりにおいて、1つ1つも決して安いお値段ではありません。
間取りの段階でしっかりとした計画を立てておくことは、無駄な出費を抑えるためにも不可欠です。
実例を見てみよう!
具体的な実例集を確認できたり、実例集が乗ったカタログ請求ができる住宅メーカーなどをご紹介します。
実際に住んでいる方の声が家づくりでは重要ですから、ぜひ参考にして見てください。
パナソニックホームズ |
「強さと暮らしやすさのNo.1でありたいという信念のもと 技術力を活かした家づくりを提案。 |
住友林業 |
山林事業から派生した注文住宅事業のため 質の高い木材を利用し、 木の風合いを感じられる家づくりが特徴。 |
ベルクハウス |
都市部・東京近隣に特化した注文住宅。 専門家からコンペ形式で、上質な注文住宅をご提案。 |
一条工務店 |
耐震・耐火・省エネ・耐久など 基本性能へのこだわりが特徴。 |
実際の家の画像を見ると夢が膨らみますね。
ハウスメーカーによって特色が異なるので、自分にあったメーカーを見つけることも大切です。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
最後に
自分の理想を形にできる注文住宅。
決して安い買い物ではないからこそ、極力失敗を抑えて、長く快適に住み続けられる家づくりをしたいですよね。
これを機にご家族ともしっかり話し合いを重ねましょう。
改めて家族の趣味嗜好やライフスタイルを見直すことで、コミュニケーションの機会にもなりますよね。
「自由になんでも決めていい」というのも難しいものです。
実例をぜひ参考にしっかりと準備をしていただいて、後悔のないマイホームを実現させてくださいね。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
比較してもらうと自分に合った最安値の火災保険を見つけることができます。
無料でたったの3分で出来るのでやらない手はないですよ!
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