皆さんは、毎日たまる洗濯物、どこに干していますか?
今や6割以上のご家庭が共働きの時代と言われています。お仕事をされている方だと、平日は「部屋干し」という方もいるのではないでしょうか。
基本「外干し」という方でも、雨が降っていたり、雪の多い地方に住んでいたりと、どうしても家の中で干さないといけない状況は出てきます。
せっかく新築ですから、ちょっとでも家事が楽になる家にしたいですよね。
水を含んだ洗濯物を筋トレのように持ち歩いて、ここでもない、あそこでもないとうろうろと干す場所を探し回る毎日…そんな生活、嫌ですよね。
今回は、【あなたが洗濯に求めるもの】を基準に4つのパターンをご紹介します。
部屋干しスペースは、干すというところだけでなく
「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」のどこを一番楽にしたいかを考えるとうまくいきます。
部屋干しスペースのことを考えないで建ててしまった、という方へも解決方法をご提案します。
今の家で感じている【不満】やこうなったらいいなの【理想】を思い浮かべながら読んでいただけたら幸いです!
目次
【すべてを解決】専用スペースを作りたい!
【洗濯の負担を減らしたい】と考えている方にぜひ検討してほしいのが、室内干しスペース(部屋干しをする用の部屋、もしくは空間)を設けることです。
- 時間や天気を気にせず、いつでも干せる
- 干してある洗濯物が、普段の生活の邪魔にならない
- 花粉やPM2.5など有害物質の付着を防げる
家事にかけられる時間が短い共働き家庭には、いつでもできるというのはとても便利です。
室内干しでよくある垂れ下がる洗濯物が邪魔!というストレスも感じません。
また、悩みの種の花粉症も室内干しスペースを設けることで症状がよくなるかもしれないですね。
家づくりは他の家族の意向もありますから、ここが一番の悩みどころですね。
【奥さんの希望に旦那は反対?】
広い家ではないので、奥さんが「室内干しスペースを作りたい」と言った時、旦那さんはいい顔をしなかったそうです。
彼女はいずれ働くつもりはあったものの、そのとき働いていなかったので、それほど不便さを感じていなかったということもあると思います。
【友人の神アドバイス】
でも、ライフオーガナイザーの友人に「居心地のいい生活は、家事のしやすさで決まる!」と言ってもらって、洗濯機の隣に室内干しスペースを設けましたそうです。
働き始めた今では、室内干しスペースを作って正解だったと言っています。
【成功】
今までのように、1つの場所に干しきれなくて、あちこちに分けて干す必要がないですし、動線を邪魔しないというのもストレスレスになったそうです。
室内干しスペースは、洗濯機に近い場所に設置するのがおススメです!
洗濯物を回す→干すがほんの数歩ですむので、重たい洗濯物を運ぶ手間もありません。
・日当たりや風通しの良い場所にする
・浴室や洗濯機置き場と近い位置にする
・キッチンとの位置関係も考える
・洗濯物をしまう場所も考える
設置場所は、日当たりがよく、2方向に風が抜ける場所だと「本当は洗濯物を外で干したい」という方もうれしいですね。
難しい場合はエアコンを設置するのもひとつです。
キッチンに近い位置に設置して、料理をしながら洗濯機をかけ、干してが同時進行できれば、時短になります。
そこにタンスや棚を置いておければ、洗う、干す、しまうの洗濯動線が完結でき、洗濯にかかる時間もストレスも大幅に削ることができます。
いろんなパターンを見ていきましょう。
【洗う→干す】重たい洗濯物を持った移動を最小限におさえたい!
洗濯物を干す場所は、できるだけ洗濯機から近いところがいいですよね。
脱いだものと洗濯機が置いてある脱衣所と入浴するときしか使わない浴室はおススメです。
時短に繋げやすい「脱衣所」
いちいちカゴに入れ直す必要がない分、時間短縮は大いに期待できます。
- 洗濯機から直接取り出して干せる
- タオル類の収納が楽
- 一時的に服やタオルなどをかけるスペースとして使える
バスタオルやフェイスタオルなど、その場でたたんで脱衣所の棚に置いてしまえば、洗濯、乾燥、取り込み、片付けが脱衣所内で完結してしまいます。
濡れたバスタオルを洗濯までの間かけておきたいというようなお宅にも、便利なスペースにもなりそうです。
脱衣所に広さがないと洗濯物が邪魔になる
ここで気をつけたいのが脱衣所の広さです。
脱衣所としてだけ使う時よりも、広めのスペースをとる必要があります。
わが家のように家族が多いと、朝の洗面所は順番争いの戦場でもあります(笑)
家族が多くて生活リズムが一緒だと、家の中で一番人口密度が高くなるのが脱衣所兼洗面所です。
そこに干した洗濯物があったら、こんなことになってしまうでしょう。
- 後ろに立っている人の存在だけでなく、洗濯物の存在も気にしながらの洗顔や歯磨き
- ヘアースタイルを整えるときに、洗濯物に整髪料がかからないか気にしながらのセット
- 洗面所を出ようとしたとき、化粧をしたばかりの顔に洗濯物が当たってしまって朝からブルーに
今までと同じ広さに部屋干しスペースを作るのは、大きなストレスになってしまいますね。
スペースとともに、物干し竿の向きも工夫しましょう。快適に空間を利用できるようになるはずです。
有効活用できる「お風呂場」
洗濯機からも近いし、是非有効活用したいところではあります。
- スペースの有効活用
- 浴室乾燥機能を備えれば、浴室の乾燥も一緒にできる。
お風呂場は入浴時間以外は全く使うことのない空間ですから、家の広さで悩んでいる方は、目を付けてほしいスペースです。
お風呂場に浴室乾燥機能を備えれば、カビ予防と洗濯物を乾かす作業を兼ねることができます。
デメリットを見てみましょう。
- 浴室乾燥機能は電気代が高い。
- 全員が風呂に入り終わらないと干せない。
- 乾きにくいものは、臭いが残ってしまう場合がある。
部屋スペースの確保も重要ですが、その場所を継続して使い続けられることもなにより大切です。
費用の面もネックになってきますね。
姉は、新築するときに「洗濯物を干すんだ!」と意気込んで浴室に乾燥の機能を付けました。
干すスペースとして良かったんですが、結局使ったのは最初の数回だけでした。
【後悔】
浴室乾燥機は電気代が高いと耳にした方もいらっしゃるかと思いますが、ドが付くほどのケチな姉は、電気料金の明細を見て、翌月から使うのをやめてしまったそうです。
「こんなことなら生乾きのクサイ服を着たほうがまし」と常軌を逸した発言をしていました(笑)
さすがにそれはどうかと思いますが、使うたびにお金がかかるというのは、節約には不向きですね。
電気代がいくらくらいになるのか調べてみたら、こんなサイトを見つけました。
洗濯物を乾かすのに年間36,000円以上もしてしまうなら、姉のその発言もうなずけます。
高いと思っていた洗濯機の乾燥機能は意外と安かったのは驚きでした。
干す手間が省ける利点も大きいですから、洗濯機を新しくするときに【乾燥機能の充実】も選ぶポイントの一つにしておきたいです。
お湯が張っている時には干せません。
「洗濯は夜済ませたいけど、家族がお風呂に入り終わるのが遅い」
「お風呂場を掃除するのは入る直前がいい」という方には難しいですね。
どの洗濯物も乾きにくいものは臭いが残ってしまいがちですが、もともと湿気の多い場所で広くないですから、臭いが気になる場合も出てきてしまうかもしれません。
後付けの除湿機という手があります!
浴室の防カビ対策も期待できるうえに電気代もお得になります。
そしてまた、その除湿機本体が安いんです。
浴室に電源がないお宅も多いでしょうから、電源は脱衣所で取って、脱衣所と浴室の扉を開けて脱衣所と浴室の両方に部屋干しスペースを設けるのもいいですね。
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【干す→たたむ】広いスペースで干したい!
部屋の中で、一番広いスペースはどこでしょう?リビングではないでしょうか?
広々干したいという方には、リビングがおススメです。
- 子どもの近くで干せるので安心。
- ながら干しができる。
- 家族が一番長く滞在する場所なので冷暖房が効いていて、洗濯物が乾きやすい。
- 外に干した洗濯物を急な天気の変化で避難させやすい。
- 乾いた洗濯物をたたむのに、場所を広く使える。
子どもが小さいうちは、できるだけ目の届くところで家事をしたいですよね。
また、子育て中は座ってテレビを見る時間を作るのは難しいですから、洗濯物を干しながら見れるのもいいですね。
家族の心地よい温度と湿度の場所に干せるので、余分な電気代がかからず乾くのは一石二鳥です。
たたむときにも、広いスペースでテレビや子供の宿題を見ながらできるのはうれしいです。
- キッチンと近い場所にあることが多いため、食べ物の臭いに気を使う。
- 来客時に場所を移動しなければならない。
- 位置によっては、邪魔になる。
- すっきりしたリビングを希望する方には向かない。
リビングはキッチンと近いことが多いですから、食べ物の匂いが付くんじゃないか心配になりますよね。
わが家では、洗濯物をリビングに干しています。
「焼肉や鍋など煙や蒸気が多く出る食べ物の時は、換気後に干したり、時間差で干す」
「リビングの隅っこに干す」
というような対応だけですが、乾いた洗濯物をかいで食べ物の臭いを感じるということはないように感じます。
私の妻が後悔しているポイントは、物干しざおのスペースをもう少し窓寄りにしてもよかった、ということです。
洗濯物を干すとテレビが見えにくくなってしまったのです。
家族が多いので大きいハンガーを使うことを考えて窓から少し離したんですが、そのあと少しが余分だったなと思います。
うちも実家では「雨が降った時は、カーテンレールは物干しざお」に変身していましたが、洗濯物の重さでレールが曲がってしまいました。
部屋干しスペースを決めたら、天井に設置しておきましょう。
リモコン1つで物干しスペースを作ることができます。
部屋干しスペースをリビングにしたけど、普段はすっきりさせておきたいという方におススメです。
設置する間隔を開ければ、洗濯物をたくさん干せます。
干していなくてすっきりさせたいときは、金具を外しておけます。
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【干す→たたむ→しまう】たたむ作業のストレスを軽減
洗濯の中でも、どれが嫌かは人によって違いますよね。
たたむのが嫌という方は、クローゼットに近い場所にスペースを設けるといいですね。
ここでは、家族のクローゼットは2階という方が多いことから、2階という設定でお話していきます。
- 干す→しまうが楽
- 日当たりがいい
1階より2階のほうが日当たりがいいお宅が多いですよね。
最近新築をたてた同僚が、2階に部屋干しスペースを設けてあっていいなと思ったので、ご紹介します。
- 1階の部屋がリビングスペースだけの吹き抜けの新築
- 物干しスペースは2階に上がったウォークインクローゼットの前の廊下
暖かい空気が1階から上がってくるので、締め切った状態でも比較的乾きやすい場所と言えます。
【工夫されているところ】
- 廊下の脇には窓が広くとられていて、天気のいい日は風を十分に取り込むことが可能
- 人が行き来するスペースですので、邪魔にならないように通路の幅は1.5mほど確保してありました。
【利点】
スペースを広くとったので邪魔にならず、乾いたらハンガーにつけたまま、洋服をウォークインクローゼットにしまうことができます。
洗濯物は日当たりのいい場所で干したいという方も多いでしょうから、いい場所を確保できましたね。
干してから片付けまでがトントン拍子なのも、たたむのが嫌という方にも向いています。
ウォークインクローゼットを置くスペースがなかったという方は、たたんでてしまうタイプではなく、ハンガーをかけてしまうタイプのクローゼットを用意しましょう。
洗う→干すは洗濯機のある1階が便利
干す→しまうはクローゼットのある2階が便利
家を建ててしまった後でも大丈夫!
やっぱりここに欲しかった、ここにあったら便利かもなんて、実際に住んで使い始めてから感じることは、必ず出てきます。
そんな時には、後付けの物干しワイヤーなど、試してみてはいかかでしょうか。
- 穴をあけずに取り付けられるもの
- ワイヤーを出し入れするだけで邪魔にならないもの
- 干した洗濯物が偏らないもの
色んなものがあります。取り付けも比較的簡単なものばかりなので、届いたその日から使えるのもうれしいですね。
金額もお手頃で、デザインも色々あるので好みのものを探してみてくださいね。
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まとめ
日々の生活をイメージしながら読んでいただけたでしょうか。
洗う→干すを簡単にしたい方は、脱衣所・浴室スペース。
広いところで家族の様子を感じながら干せるのが、リビング。
干す→しまうを簡単にしたい方は、二階スペース。
予算や見た目の関係から、「ひとまず住んでみて考えたい」という方は後付けグッズ。
忙しい毎日の中でも休むことのできない家事。日々奮闘されているみなさんに、1つでも役に立つ情報があったらうれしいです。
部屋干しストレスが楽になる、素敵なお家になりますように!
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
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