最近、DIYという言葉が流行っていますね。
小さな棚や収納にとどまらず、新築の内装をDIYするという人も増えてきているようです。
「自分達でやった方が安上がりかも!」
そんな安易な気持ちで内装DIYにチャレンジするのはちょっと待って下さい!
内装DIYはイメージほど簡単なものではありません。
自分にとってDIYするメリットは何か、最後までやり遂げられるのかをしっかり考えてから決断しましょう。
今回は、そんな新築内装DIYのメリット、デメリットをお伝えします。
内装DIYってどういうものなの?と興味をお持ちの方や、内装DIYしようかどうしようか、とお悩みの方に役立つこと間違いなしです!
内装DIYにチャレンジするもしないもあなた次第。
この記事を読んで、素敵な家づくりに臨んで下さい!
目次
新築の内装をDIYするメリット・デメリットは?
住宅の内装は専門家の仕事です。
素人が手を出すのはとても大変だと思いますが、なぜ新築の内装をDIYする人が増えているのでしょうか?
新築内装DIYのメリットは?
まず、新築の内装をDIYするメリットについて考えてみましょう。
- コストダウンになる
- 素材にこだわることができる
- 愛着がわく
【コストダウンになる】
内装を業者に頼まずに自分たちで行うことで、大幅なコストダウンが見込めます。
例えば内装塗装は壁が増えれば増えるほど費用がかかります。
しかし、コストダウンするために壁を減らす人はあまりいませんよね(笑)
耐震面でも、壁を減らしていくのはおすすめができません。
ではどうするのか。
壁を自分たちで塗ってしまいましょう!
実は塗装は初心者でも難易度が低くDIYしやすいと言われています。
専門の工具や知識もあまり必要なく、ホームセンターで必要なものを調達して、あとは塗るのみです。
・養生に使うマスキングテープ
・ビニール
しかし、やり始めてから後悔したという人も少なくないようです。
【やって後悔した人の意見】 新築の室内塗装は模様替えのDIYと違って塗る面積が尋常ではない。 あとから「しまった。予想以上に大変…」と後悔した。 |
DIYをする際には、ある程度の覚悟が必要ですね。
一度新築を販売する担当者さんや設計士さんに相談してみましょう!
【素材にこだわることができる】
内装のDIYをすることで、壁や床の素材にこだわることが可能です。
「通常のハウスメーカーでの新築購入の場合」
しっくい壁や無垢材等の自然素材をこだわって使うのであれば、すべてオプションに扱いになる、又は断られてしまうことが多いです。
オプション扱いになれば費用は数百万以上上がる可能性があります。
大変なことではありますが、自分たちで内装をDIYすることで大幅にコストダウンをし、こだわりの素材を使って予算内で新築を購入することができるかもしれません。
大幅なコストダウンを見込むには、室内塗装などにとどまらず、本格的な内装DIYをする必要があります。
例えば)
断熱材を入れる、天井貼り、建具の取り付け等です。
大々的にDIYができる新築を販売している業者は限られていますので、新築をお探しの地域でそのようなDIY可能な業者があるかどうかは、確認が必要です。
【愛着がわく】
一番のメリットは家への愛着がわくことだと思います。
内装DIYは、ちょっとした日曜大工とは違います。
正直に言えば、素人が手を出すにはとてもハードルが高いと言えるでしょう。
しかし、新築の内装DIYをする人が増えているのはなぜか。
その理由が「愛着のある家づくり」です。
諦めそうになったり、挫折しそうになるのを乗り越えて夫婦又は家族で最後までやり遂げた先には大きな達成感・満足感が待っています。
「ここは苦労した場所だなぁ」 「この場所にとりかかったときにちょうど息子が高熱を出して…」 生活の折々に思い出が蘇ります。 |
実は、専門工具や知識が必要となる内装DIY
ちょっとやそっとのDIYでは新築の大幅なコストダウンは見込めません。
確固たる意志がないと大々的なDIYをやり遂げるのは難しいでしょう。
大掛かりなDIYをすることで、コストダウンだけではなく、「自分の家を作り上げた」という何物にも代えがたい満足感を得ることができます。
それが、新築をDIYする一番のメリットであり、本当の理由だと思います。
新築内装DIYするデメリットは?
次に、新築の内装をDIYするデメリットを見ていきましょう。
- 時間がかかる
- 途中で投げ出すことができない
- 知識や、専用の工具・資材の調達が必要
【時間がかかる】
素人が新築の内装に関わるので、当然完成までに通常より長い時間がかかることが予想されます。
特に仕事の合間や育児の合間にDIYを行う場合は、業者に任せる倍以上の時間がかかると思っておいた方が良いかもしれません。
【途中で投げ出すことができない】
念願のマイホームです。
嫌になったからといって途中で内装づくりを投げ出すわけにはいきません。
もちろん途中から業者に頼むという方法もあるかもしれませんが、快く受け入れてもらえるかは疑問です。
次のような問題が発生するかもしれません。
- トラブル防止のため途中からではなく最初からやり直される可能性がある
- 現在の販売業者に断られた場合、途中から引き継いでくれる業者を別途探す必要があるかもしれない
後々のトラブルを考えて、一から業者が内装をやり直す可能性があります。
そうなると、途中までかけて時間と費用が無駄になる上に、結局内装費用がまるまるかかってしまうので大きな費用アップになりますね。
「新築の販売業者に途中からの引継ぎを断られた場合」 内装以外の外構や設備は進行中かと思いますので、別業者の参加を嫌がられるかもしれません。 |
そうなると、どれだけ時間がかかっても自分たちで何とかするしかなくなりますね。
「途中から引き継ぎが可能な場合」 例えば) |
【知識や、専用の工具・資材の調達が必要】
内装DIYをするにはある程度の専門知識が必要です。
例えば) タイルであればどうやって貼れば良いのか、注意点はあるのか。 |
また、当然ですがDIYには専用の工具や資材が必要です。
新築のDIYに経験者はいないでしょう。
材料をどれくらい用意すればいいのか、見当をつけることは難しいです。
作業の途中で足りなくなったり余ることも予想されるので、輸入もの等で揃える場合は注意が必要ですね。
もし内装を一部DIYするケースであれば、現場に他部分を担当するプロの職人さんが出入りしているかと思います。
その場合、施工方法等のアドバイスを受けたり、大型の専門工具を借りることができるかもしれません。
しかし、普通はプロの現場に素人が入ってくることは嫌がられるものです。
作業の邪魔にならない日や時間を選んだり、差し入れをしたりと職人さんに受け入れてもらえる努力が必要になるでしょう。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
新築DIYやってよかった!やって失敗!事例集
新築の内装をDIYした人は、実際どうだったのでしょうか?
新築内装DIY!やってよかった!成功談
新築の内装をDIYするデメリットはかなり大きく感じられましたが、実際成功した人はどのようにDIYを行ったのでしょうか?
~DIY初心者でもできた!成功事例~ 【きっかけ】 お店には雑貨もたくさんあるのですが、壁や床に使うタイルもたくさん扱っています。 いつか家を建てるなら、このタイルをどこかに使いたい!と思っていました。
~そして実際に3年前新築を建てることになったとき~
【提案】 ここの部分はこのタイルで、こっちは素材を変えて…と相談しているうちに、設計士さんから「いっそ自分たちでタイル貼りをしてみては?」と提案されました。 確かに、説明してお願いするよりも、自分でやった方が理想通りに仕上がるかもしれない… そう思い、タイル貼りのDIYにチャレンジすることに決めました。
【苦労した点】 インターネットで調べたり、お店の店長やタイルを買うお客さんに聞いてみたり、現場の職人さんの手が空いていそうなときを見計らって教えてもらったり…
【結果】 実は歪んだりして失敗した箇所も数か所あります(笑) でも、そうして苦労して完成したときの「やったー!!」という気持ちは、一生忘れないと思います。 ほんの一部ではありますが、自分の家を自分で作ったんだと思うと、嬉しくてたまりません。 家に遊びに来てくれる人みんなにキッチンと洗面台を自慢したいと思います! |
DIYに苦労はつきものです。
しかし、やり遂げたからこそ達成感・満足感が得られ、自分の家により愛着を持つことができるでしょう。
新築内装DIY!やらなきゃよかった…失敗談
では、DIYにチャレンジして後悔した人もいるのでしょうか?
~予想以上に大変!失敗事例~
【きっかけ】
私は人と同じより、ちょっと変わったことが好きです。
新築を建てることになったときも、ちょっと変わったアクセントを入れたい!と漠然と感じました。
例えばリビングの壁を一面だけ珪藻土の塗り壁にするのはどうだろう、と思い、販売担当者に相談してみました。
珪藻土の壁は調湿効果も高いと聞きますし、部屋のアクセントにぴったりです。
【提案】
販売担当者曰く、「珪藻土の塗り壁はオプションなのでけっこうかかりますね。塗り方にもこだわりがあるなら、ご自身で塗られたらいかがですか?」とのことでした。
自分で塗る、という発想はありませんでしたが、壁を塗るくらいならできるだろう、と簡単な気持ちでDIYすることを選んだのです。
【苦労した点】
珪藻土は、粉状のものを水と混ぜて電動ミキサーで練り、石膏ボードに直接コテで塗ります。
電動ミキサーは職人さんの厚意でお借りできたのですが、珪藻土を大量に購入して運ぶのが大変でした。
珪藻土は乾燥すると固まってしまうので、素早く作業する必要があります。
【結果】
結果は大失敗でした。
慣れない中で汗をかきながら作業を進めましたが、無理な体勢で塗るので身体は痛いし、広い面積にうんざり。
私が言い出したことなので、妻も子供も手伝ってくれません。
なんとか完成はしましたが…
塗りムラはあるし高いところは首が痛かったので塗り方も雑。
職人さんに頼んだ方がよほど綺麗に仕上げてくれたでしょう。
珪藻土や、珪藻土と水を混ぜる大きなバケツ、コテはホームセンターをはしごして購入しました。
週末をつぶして、汗水たらして塗った壁ですが、あまり満足いく出来にはなりませんでした。
【感想】
自分で塗ったのはいい思い出ですし、費用も抑えられました。
しかし、こんなに大変な思いをしてこの仕上がりならば、最初からプロの職人さんに頼めばよかったかなとも思います。
DIYにチャレンジする際の重要なポイントは、自分にできるのかどうかをしっかり考えることです。
- 時間は十分にあるか
- 手伝ってくれる人はいるのか
- 仕上がりに自信はあるか
安易にDIYにチャレンジするのではなく、しっかりと考えてから決断しましょう。
内装よりお手軽⁉家具のDIYはどうやるの?
内装のDIYと聞くと、ちょっとハードルが高いと感じる人も多いですよね。
それでは、「日曜大工」とも呼ばれるような家具のDIYだったらどうでしょうか?
ここでは家具のDIYの始め方、必要なものを考えてみましょう!
家具のDIYの始め方は?
家具のDIYは、物を作る作業や細かい作業が苦手な方でも簡単にチャレンジできる、初心者向けのDIYと言われています。
「これ、自分で作れたら安くすむかな?」というシンプルな理由で家具のDIYを始める人も多いです。
【家具をDIYする一番のメリット】
自分でデザインするので、自分好みの世界で1つの家具が手に入ることですね。
必要な道具も比較的安価で、簡単に始めることができますよ!
【作り始めポイント】 例えば) |
小物なら力要らずで作成することができるので、女性にもDIYは流行っています。
小物用の資材は100円均一ショップなどでも揃えやすいので、初めてDIYにチャレンジするならおすすめです。
では早速、家具のDIYについてみていきましょう!
家具のDIYに必要なものは何?
内装のDIYでは専門的な道具が必要でした。
それでは、もう少し手軽にできる家具のDIYでは何が必要でしょうか?
家具のDIYに必要なものは、時期によって変わってきます。
【初めてのDIY!DIY初心者時期に必要な工具】
- 電動ドライバー
通称電ドラ、これは必須です。
作るものによっては、締め加減が均等でないと割れてしまうことがありますが、力の弱い女性でも簡単にネジなどを締めることができます。
- のこぎり
木材などの長さを調節する際に重宝します。
資材を買ったは良いけど、長さを間違えた…なんて時にのこぎりがあるとすごく助かります。
- 差し金・メジャー
差し金とは直線を測るときに使うメジャーのようなものです。
差し金を使うことで細かな採寸などを測る際にとても便利です。
同様にメジャーは購入時の寸法や物を置く場所の寸法を測るので、こちらもまた必須です。
- 木工用ボンド
物を締める際に、ネジだけで締めようとすると汚く見えてしまう所もあります。
そういった際にこの木工ボンドはとても役に立ちます。
これらの道具はインターネットだけでなく100円均一ショップでも購入できるので大きな出費にはなりません。
『今日からDIYやるぞ!』って方や、これからやる方は揃えておくことをおすすめします。
【慣れてきた!DIYどんどんチャレンジ時期に必要な工具】
大きなものを作るとなると、先ほどご紹介したものだと少し物足りないと感じることがあります。
では、少し慣れてきて、これからDIYどんどんやるぞ!という時期にはどんな工具が必要でしょうか?
- ラチェット
ラチェットは素人の私たちではなかなか使う機会はありません。
ラチェットは締める際の強さなどを設定できます。
またテコの原理で締め付けを行うので力いらずです。
- サンダー
サンダー聞きなれませんよね。
雷を使う某スーパーマンではありません(笑)
サンダーはのこぎり等で切った側面をキレイに整えてくれる電動の紙やすりのようなものです。
使うのにはコツが必要ですのでDIYに慣れたら使ってみましょう。
- 水準器
こちらは見たことあるけど使ったことはないよ、なんて方は多いのでは?
物の水平を測定する工具です。
水準器を使うことで水平に物を作ること組み合わせることができます。
また最近では携帯アプリなどにもあるので、そちらを使うのもありですね。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
さいごに
新築の内装DIY、どんなイメージがありますか?
素敵、安上がり、大変…
人それぞれ抱くイメージは異なると思います。
内装DIYをする、しないはしっかりとDIYのメリット・デメリットを理解した上で判断してみてください。
新築の内装DIYはデメリットもあります。
時間的にも体力的にも負担は大きいでしょう。
しかし、やり遂げたとき、自分で家を作ったという達成感は何ものにも代え難いです。
長い期間住む家をどう作り上げていくのか。
ぜひ一度考えてみてください。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
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