新築を建てるとなったら、今まで憧れていた空間を取り入れたいですよね。
人生で一度の大きな買い物ですから、今まで思い描いた理想を詰め込もうと、胸がわくわくドキドキするものです。
しかし「憧れたお家」にこだわりすぎると、
「日々の生活スタイル」を置いてけぼりにしてしまう失敗を起こしやすいんです。
まさに後悔さきに立たず…。
そんな失敗を防ぐための近道は【みんなの後悔ポイント】を知ることです。
後悔ポイントを知っているのといないのとでは大違い!
失敗談をもとに、自分の生活スタイルにあった憧れの家づくりを完成させましょう。
目次
後悔ポイント4選とは?
お家を建てた後で、感じる後悔するポイントをみなさんは知っていますか?
もちろんそれも考えられますよね。
きっとお家を建てた人に後悔したポイントを訪ねてみると、いろいろ出てくるのではないでしょうか。
今回はいろいろある中で、4つの箇所の後悔ポイントをピックアップして紹介していきたいと思います。
お風呂・床の色・和室・スキップフロア |
なぜこの4選なのか?と疑問に思われる方も多いですよね。
それは、こだわりを持ちやすい場所であるがゆえに、実用性や将来性を見落としてしまうことが多いからです。
また目線が変わると、成功も後悔になることもありえますよね。
・夫婦の意見が食い違いやすい場所
・こだわりなく安易に考えて適当に決めてしまった箇所
・色々想像したけど、住んでみた結果違ったというところ
では、これらはどうたっやら防げるのか?
やはり実体験を聞いて事前に知っておくことが一番の対策となります。
みなさんもよく家を建てる時に聞いたと思いますが、「家は3回建てないと、満足いく家が建たない。」と言われています。
3回も建て直すことができれば、良いですが現実で考えるとそうはいきませんよね。
家を建てることは人生において数少ないビッグイベントですから、みなさんには思い通りの家作りをしてもらいたいです。
そこで私や周りで家を建てたときに感じた後悔ポイントを紹介することで、皆さんのお力になればいいなと思います。
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理想よりも現実に目を向けて【お風呂場】
お風呂場は一日の疲れを癒すことのできる、くつろぎの空間にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
音楽を聴きながら入ったり、入浴中にマッサージしたり、アロマでリラックスしたいなぁなんて考えたり…
「妥協しない方がいいのではないか」なんて考えてしまって、ついつい贅沢な空間にしてしまいがちです。
- 浴室を広くしすぎてしまった
- 窓を付けた方がよかった
- 使わないオプションをつけてしまった
ではそれぞれの後悔ポイントを詳しくみていきましょう。
広くしすぎてしまった浴室
「新築の浴室のサイズ」
ほとんどの人が1616(1坪)か1620(1.25坪)を選んでいます。
我が家もこの二択で悩みました。
ちなみにこの2つの違いは、洗い場が40cm広いか狭いかの差です。
浴槽の大きさは変わりません。
考えた結果、1620の1.25坪サイズを選択しました。
「選んだ理由」
- 浴室が広い方が開放感があり、リラックス出来ると思ったからです。
- 3人の子供と一緒にお風呂に入るからです。
しかし実際に生活してみると、1616の1坪サイズでよかったと後悔しました。
【後悔ポイント】 ①リラックス効果に差はなかったと感じた 浴槽の広さが変わるわけではないので当たり前ですよね。 ②広さがある分、浴室が暖まりにくく寒い 寒いの苦手なんです。開放感より暖まりやすい広さの方がよかったです。 ③掃除が大変 40cmって体感すると結構違うんです。 ④水道・ガス代など、光熱費が高くつく 暖まりにくく寒い分、シャワーを出しっぱなしにしてしまいます。 ⑤3人の子供と一緒に入る期間は短かった ここが最大の後悔ポイントですね。 |
1620サイズは車いすが入れるほど大きいので、
介護が必要な方だったり、ベビーバスを使うくらいのお子さんがいる家庭にはおすすめです。
広さを決めるときは、具体的にどのくらいの広さが必要なのかしっかりと考えてみてください。
カビ対策に窓は必須だった?!
我が家のお風呂は「窓を付けない」という選択をしました。
私の妻は心配性なので防犯面を考えると、お風呂に窓は付けない方がいいという意見でした。
私自身も、窓を付けない方がお風呂のお湯は冷めにくく、寒さも防げると思ったため妻の意見に賛成しました。
しかしそれ以上に、カビ問題の方が深刻でした。
【後悔ポイント】 浴室の乾燥は換気扇があれば十分だと思っていましたが、現実はそう甘くなかったです。 換気扇だけではジメジメ感は取りきれませんでした。 お風呂場のドアを開けておくと、脱衣所に熱気が溜まるので、開けっ放しにも出来ません。 防犯面は網戸やサッシを付ければ対策できたのに、と私も妻もすごく後悔しました。 |
【対策として】
カビ発生を防ぐ方法は、毎回拭き取り掃除を行うことでした。
ただでさえ浴室が広く掃除が大変なのに、より大変な作業を増やすことになってしまいました。
余計なオプションはつけないで!
ショールームで見るお風呂ってとても素敵ですよね。
ジェットバスやミストサウナなんかもついてて、お家で「そんな至福の時を過ごせたら最高だなぁ。」なんて想像しちゃいます。
しかしよく考えてみてください。お風呂の滞在時間ってそんなに長いですか?
頭や体を洗う時間も含まれているので、湯船に浸かっている時間はもっと短いです。
それなのに我が家は浴室テレビをつけてしまい後悔しました。
- 子供と一緒に入るとき、お風呂でアニメを見れたら楽しいはず!
- 妻がお風呂で半身浴をする際、テレビがあれば退屈しないだろう
という思いで浴室テレビをつけました。
【後悔ポイント】
子供たちが大きくなった今は、スマホが主流になり長風呂の際はスマホでYouTubeを見ているので、結局テレビは使ってません(笑) そもそもゆっくりテレビなんか見てたら後の人がつまってしまいますよね。 5人家族の我が家には不向きなオプションでした。 |
ついつい付けたくなってしまうオプションですが、実用性をよく考え、自分たちの生活スタイルに合うもの選んでくださいね。
特性を知ってから決めよう【床の色】
お部屋のイメージのベースとなる床の色は、どんな色にするか結構悩みますよね。
我が家のリビングは、全体的に清潔感のある白色で統一させたいと思っていたので床の色も白系にしました。
家が建ったばかりの頃は、イメージ通りのお部屋に満足していましたが3か月ほど経った頃にはすでに、白系の床色にしてしまったことを後悔しました。
【後悔ポイント】 ①髪の毛やゴミがとても目立つ 家族みんなが過ごすリビングは、髪の毛が想像以上に落ちていました。 きっと新築にする前の家でも同じように落ちていたはずですが、 今までの掃除機の頻度は、1週間に1~2回程度でしたが 私の妻は、自称ずぼらな性格と言っているので、気になる方は毎日かけなくてはいけないと思います。 ②傷や汚れも目立つ 髪の毛1本でも目立つのですから、当然傷や汚れも目立ちます。 「おもちゃをひこずらないで」という妻の願いも、まだ幼かった息子がきけるはずもありません。 案の定、我が家のフローリングは傷だらけです(笑) 小さな傷なので、白系の床色でなければそこまで目立たないと思います。 |
我が家は白系で後悔しましたが、もちろん他の色でもデメリットはあります。
選べる3色のメリット・デメリットを知ろう
木目調のブラウン系の床色の種類は、
白系(ライト)・黒系(ダーク)・中間色(ミディアム)があります。
それぞれのメリット、デメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット | |
白系(ライト) |
・お部屋が広く見える |
・ゴミや髪の毛が非常に目立つ |
黒系(ダーク) |
・髪の毛が目立ちにくい |
・ホコリが目立つ ・狭く感じる ・暗く感じる |
中間色(ミディアム) |
・髪の毛やゴミが目立ちにくい |
・素材の良し悪しが分かりやすい ・安価なものを選ぶとチープに見える |
我が家は、お部屋のイメージは清潔感を持たせると決めていたので、壁と天井の色合いは困りませんでした。
しかし白系にすると壁紙の自由がきかないというデメリットもあります。
ただ、コストが高くなるというデメリットもあります。
床色で後悔しないために忘れないでほしいことが2つあります。
- 床色のメリット・デメリットを知る
- 生活スタイルを具体的にイメージする
この2つのポイントをしっかり押さえることで思い通りの家つくりに一歩近づけますね。
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必要性をしっかり考えよう【和室】
「せっかく日本で暮らすのだから、一部屋くらいは和室を作ろうかな。
でもフローリングの部屋の方が使い勝手がいい気がする。どうしよう。」
こんな風に悩む方が多いのが和室ですよね。
作った方がいいのか、作らない方がいいのか我が家でも悩みました。
結論、和室は作りませんでした。
私の実家には、リビングにつながっている隣の部屋に、和室があります。この和室について、私の母は後悔していました。
【後悔ポイント】 ①客間や子供の遊び部屋として使わなかった お客さんが来た時や、当時5歳だった私が安全に遊べるように和室を作ったそうです。 しかし、お客さんが来ても泊まることがない限り、過ごすのはリビングで ②お手入れが大変 畳は日光で焼け、こぼした水分を吸い込み、重たい家具で変色します。 年に一回、障子の張り替えをしていたそうですが、 ③維持費がかかる 障子や畳、襖などの張り替えは当然お金がかかります。 結局使い道のなかった和室は、母の部屋になっていますが |
我が家では、「和室よりフローリングの部屋数を増やしたい」など、作らない選択が合致したため、和室はつくりませんでした。
しかし、明確に理由がある方は、和室を作るのもいいですね。
- 和室でリラックスしたい。
- 客間として使いたい。
- 将来同居する予定がある。
こんな風に明確に理由があるなら、ぜひ和室を作るといいと思います。
憧れにとらわれないで【スキップフロア】
私は、「家を建てるなら絶対スキップフロアにしよう」と思っていたのですが詳しく調べ、将来性を考えた結果、後悔しないために断念しました。
スキップフロアと言われても、ピンとこない方がいらっしゃるかもしれません。
簡単に説明させて頂きますね。
1階と2階の間に1.5階があると言った方が分かりやすいかもしれません。
外観は2階建ですが、内部は4~5層になっています。
空間を、横ではなく縦に区切るので、お洒落で遊び心のあるお家を作れるんです。
憧れのスキップフロア
住宅展示場で初めてスキップフロアのお家を見た時に、「こんなお家に住みたい!」と強く思いました。
そのお家は0.5階から2階まである、4層2階建てでした。
私が憧れを抱いたポイント
|
特に素敵だと感じたのが地下室です。
一見、4帖ほどの子供部屋とお風呂場があるだけなんですが、クローゼットの扉みたいなドアを開けると、シアタールームがあったんです。
地下なので、シアタールームとして反響や暗さも完璧で、なにより秘密基地のような空間が作れるというところに、大人の私の心は子供の頃のように弾みました。
スキップフロアのリスク
スキップフロアのお家作りを考えている方は、必ず将来性も考えて見てください。
「10年後」 壁の少ないお家では、子供たちのプライベート空間を作ってあげにくいです。 |
電話やテレビの音などの生活音も漏れやすいので、生活のリズムがずれてくると、ストレスも溜まりやすいかもしれません。
「30年後」 とにかく段差の多いお家になりますから、老後は日々の生活もしずらくなります。 |
将来を考えると、スキップフロアを取り入れるかどうか悩みますよね。
しかもデメリットは将来性ばかりではありません。
豊富な知識と技術が必要なため、施工出来る業者は限られており、一般的なお家より手間や材料が多く必要なため、建築コストが高くなります。
天井は高く、壁も少ない開放的な間取りですから、当然光熱費は高くなります。
- 狭小住宅に建築する方
※狭小住宅…狭小な土地に建てられた狭小な住宅のこと。地価が高い都心部などに建てられることが多い。 - 傾斜面に家を建てる方
段差により空間を仕切るので、無駄なスペースを作らず家を建てられます。
長い階段もないので、万が一つまずいて転んでも、落下する高さが低いのでダメージを抑えられます。
そして土地によっては有効的な間取りになります。
スキップフロアを新築に取り入れる際は、生活した先のことも考えてみると、本当に必要なのかが見えてくると思います。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
さいごに
家を建てるということは、考えることが多くて大変ですよね。
こだわりを持つのはとてもいいことです。
しかし、これから先ずっと暮らしていくお家ですから、大切なのは「実用的に長く暮らせる空間づくり」です。
みんなの後悔ポイントに耳を傾ければ、同じ後悔はしません。
10年後も50年後も笑顔で暮らせるこだわりのお家を、ぜひ作ってくださいね。
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