新築の照明は自分で準備!?知っておきたい施主支給の重要ポイント

マイホームを建てる時、間取りの次に検討するのが照明の配置です。

照明の役割は、部屋全体を明るく照らすだけではありません。

家族がくつろぐリビングや、落ち着いた寝室、かわいらしい印象の子供部屋など、それぞれの場所に適した照明があります。

照明にこだわりたい場合、自分で手配し準備してみるのはいかがでしょうか。

よりマイホームに愛着を持つ事ができますよ!

ここでは、自分で照明を選ぶ事によるメリット・デメリットや、適切な照明の選び方を解説します。

ぜひ、あなたのマイホーム照明計画にお役立て下さい。

自分で新築の照明を準備する!施主支給のメリット・デメリット

新築を建てる際、ハウスメーカーに相談しながら間取りや設備を自分たちで決めていきますよね。

そんな新築の照明を、一から自分で準備する施主支給は更に大変そうに感じる方もいるかもしれません。

ブラウン君
照明を自分で選んで準備するなんて労力が必要ですね?!
シルバー先生
施主支給は確かに大変だけど、マイホームへの思い入れがより強くなるから良いこともたくさんだよ。

そもそも、この施主支給とはどういったものなんでしょうか。

施主支給とは

家づくりに必要な設備を自分たちで購入し、自分で取り付ける事です。

取り付けをハウスメーカーにお願いする場合、取付費が請求されます。

 

では照明器具を施主支給すると、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

まずはメリットを見ていきましょう。

照明を施主支給するメリット
  • コストダウンが期待できる
  • ポイントを貯められる
  • 自分好みに近づけられる

理想のマイホーム像が浮かんでいる方は、施主支給の方が照明一つ一つにこだわる事ができおすすめです。

 

  • コストダウンが期待できる

通常ですと、ハウスメーカーの取り扱うカタログから照明器具を選ぶ事になります。

しかしこれを自分で手配すると、多くの場合ハウスメーカーより安く仕入れる事が可能なのです。

照明器具の種類にもよるのであくまでも参考としてですが、例えば一般的なシーリングライト10畳用でメーカーだと2万円~のところ、ネットで購入すると安価な物で1万円以下で買える物が多いです。

 

シーリングライト10畳用

 

ネットで購入できる事で価格比較も簡単にでき、費用が抑えられるのは大きなメリットです。

 

  • ポイントを貯められる

普段から家電量販店のポイントを貯めている方や、よくネット上で買い物をしてポイントを貯めている方にとっては、購入と同時にポイントまで貯められるのは嬉しい特典です。

こだわりたい箇所の照明器具が少し高価で購入を迷っても、貯まったポイントを使う事で少しでもお得に購入できるとなると、背中を押すきっかけにもなりますね。

 

  • 自分好みに近づけられる

メーカーを選ばず、自分の好みを幅広い選択肢の中から探す事ができます。

具体的にこんなデザインの照明を付けたいというイメージがある方は、施主支給がおすすめです。

好みの照明を自分で選ぶ事で長く愛用でき、大切に使用する事もできますね。

 

では、施主支給によるデメリットはどういった事で発生してしまうのでしょうか。

照明を施主支給するデメリット
  • 照明選びが大変
  • 高コストになる事もある
  • 納期を気にしなくてはいけない
  • 支払いがすぐに必要

デメリットは色んな面で管理が必要となってくるようです。

詳しく見ていきましょう。

 

  • 照明選びが大変

照明器具にこれといったこだわりがない場合は逆に、照明探しに労力を使い大変に感じるかもしれません。

また探している照明が在庫切れしていたり、細部までこだわる事で妥協できず思うような照明を探すのに苦戦する場合もあります。

 

  • 高コストになる場合もある

コストを抑える為に施主支給したのであれば、価格比較はしっかりしておくべきでしょう。

照明にこだわりすぎて結果的に高コストになってしまっている場合もあります。

一生に一度のマイホームだと妥協したくない部分もあると思いますが、建築にかかる設備費用とのバランスもきちんと見ながら決めていく必要があるでしょう。

 

  • 納期を気にしなくてはいけない

手配やスケジュールの調整をきちんとしておかないと、発注ミスや納期の遅れにより工事を遅らせてしまう事態になり兼ねません。

いくつもある照明をひとつひとつ自分で手配する事になるので、余裕のある納品スケジュールにしておきましょう。

 

  • 支払いがすぐに必要

新築購入はローンの支払い範囲ですが、照明器具の購入は自身で手配するので納品後には支払いが待ち受けています。

照明全ての額になると高額になってきます。

事前にその準備も必要になる事を忘れてはいけません。

他に、こんなデメリットを感じた方もいる様です。

思わぬ失敗談!~友人Aさんの場合~

照明器具の費用を安く抑え、更に気に入ったこだわりの照明を探すのは一苦労でした。

苦労の末、全ての手配が完了し施主支給にして良かった!と充実感で満たされていました。

しかし忘れていた事がひとつ・・・。

続々届き始める段ボール達の置き場がなく、地味にストレスに!

置き場はしっかり確保しておくべきでしたね。

家中の照明となると、けっこうな量になりますね。

中には大きな物もあり、場所を取る事も考えられます。

事前に、置き場を作っておくと安心です。

 

照明における施主支給のメリット・デメリットは以上の通りでした。

選択肢が広がると余計に迷いやすいという欠点があります。

しかし照明の費用を抑えたい方や、ご自身でこだわって照明選びに力を注ぎたい方は、施主支給がおすすめです。

照明選びを苦に感じず楽しくスケジュール管理ができるのであれば、新築に対する思い入れも強くなるのでぜひチャレンジしてみて下さい。

 

注意

そもそも、施主支給を受けていないハウスメーカーもあります。

また物によっては施主支給できない照明もあります。

最初の段階で、担当者にしっかり相談しておきましょう。 

 

施主支給によるハウスメーカーの本音が知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

新築の照明の施主支給について住宅会社の本音を聞いてトラブル回避!

2020年6月9日

 

施主支給は上手く使えると、より納得のいく理想のマイホームへと近づけます。

家の安全を保ち部屋の雰囲気を作り上げる照明は、家にとっても重要な役割を担います。

その照明を自分で準備する事で、より一層マイホームへの愛着が湧く事でしょう。

 

新築の照明を選ぶ時のポイントとは?

生活には欠かせない照明。

一つに照明と言っても、色々な種類が存在します。

どの箇所にどんな種類のものを選ぶかは難しく、失敗したくない点でもあります。

ブラウン君
ただ単に、明るめか暗めかという感じで選べば良いのでしょうか?
シルバー先生
明るめ暗めだけでなく、心地良さや生活シーンにも配慮して選ぶといいね。

では照明選びを失敗しないように、まずはどのように照明計画を立てていけば良いのか確認していきましょう。

 

照明計画の立て方

戸建住宅における照明選びは、配線工事前の設計の段階から決定しておく必要があります。

照明器具の配置や数など、思い通りの照明を選択できるように照明計画は念入りに行っておきましょう。

照明計画を立てるにあたっての4つのポイントをまとめました。

ポイントをおさえながら計画を立てていきましょう!

 

照明計画の立て方
  1. 部屋の用途に合わせた明るさを考える
  2. 照明方法を考える
  3. 照明器具を選ぶ
  4. 照明器具の配置や個数を選ぶ

 

照明を自分で準備するからにはしっかり知識を入れる事が大切です。

各部屋に適した明るさや、方法、配置等を考えていきましょう。

【1.部屋の用途に合わせた明るさを考える】

部屋の広さや用途、使う人の年齢などによって、最適な明るさがあります。

各部屋をどのような雰囲気にするかしっかりイメージしておきましょう。

明るさを考える時には、ルーメンという光の明るさや量を示す指標を参考にします。

また、年齢によっても必要な明るさが変わります。

一般的に、高齢になるにつれて明るさがより必要になると言われています。

その辺りも配慮して明るさを調整しましょう。

【2.照明方法を考える】

照明には部屋全体を照らす主照明と、部分的に照らす補助照明があります。

用途によっては主照明だけでは物足りなさを感じる場合があります。

その際には必要に応じて補助照明をプラスする事で、明るさ調整や空間の雰囲気づくりに一役買います。

部屋を広く見せたりくつろぎを与えたり照明の効果で変化を作る事ができます。

【3.照明器具を選ぶ】

照明器具の選び方は、ご自身の優先順位を決めてからトータルバランスを見て選ぶと良いでしょう。

選び方のポイントは以下の通りです。

①デザイン

デザイン選びは部屋の雰囲気と合ったものを選びましょう。

照明器具単体が好みであっても部屋の雰囲気にマッチしていないと浮いてしまいます。

テイストを統一していくと、トータルコーディネートに失敗がありません。

 

②照明による負担が少ない環境作り

明るすぎたり暗すぎたりする環境は、目と体への負担につながります。

くつろぐ為のスペースは優しい照明にしたり、子供の勉強部屋は集中力を上げる照明にしたりと、各部屋の目的別に負担のない適した照明を選ぶと良いです。

また年齢と共に目の働きは衰える為、必要照度が上がります。

その辺りも考慮した身体に負担の少ない環境作りを心がけましょう。

 

③ランニングコストまで考える

初期費用がかかるLED照明も、光熱費や電球の交換頻度まで考えるとコストパフォーマンスの面は優れています。

そういったランニングコスト省エネ対策を考慮する事も重要になってきます。

 

④メンテナンス

後回しになりがちな電球の交換除のしやすさも、具体的にイメージしておきましょう。

面倒が付きものなメンテナンス部分までしっかり考えておくと、後々困りません。

【4.照明器具の配置や個数を選ぶ】

照明器具の配置や個数を計画するのは、家具の大きさ設置場所などで後に不具合が出たりと正直難しい点ではあります。

あとから照明器具を増減できるレールなどを取り入れておくと便利です。

 

以下は、部屋の広さに合わせた推奨ルーメン値です。

≪ルーメンの参考値≫

部屋の広さ ルーメン
4.5畳 2,200~3,200ルーメン
6畳 2,700~3,700ルーメン
8畳 3,300~4,300ルーメン
10畳 3,900~4,900ルーメン
12畳 4,500~5,500ルーメン
14畳 5,100~6,100ルーメン

参考にしてみて下さい。

ブラウン君
部屋の広さに合わせてルーメンを合わせれば適した明るさが確保できるってわけですね!
シルバー先生
ルーメンは『全光束』と表示されており、『lm』と表記されるよ。

照明計画を立てる際は、各部屋に必要な照度や、適した照明方法、照明の効果、配置などを考慮して行いましょう。

 

照明の選び方~照明器具の種類~

照明計画に合わせて照明器具の種類を選んでいきましょう。

前述通り、照明には主照明補助照明の2種類があります。

照明の担う役割は、それぞれで違ってきます。

主照明とは

部屋全体を照らす全体照明の事を指します。

一般的に部屋の中央に設置し、部屋の明るさを保ちます。 

それでは主照明に使われる照明器具の種類を詳しく見ていきましょう。

 

①主照明≪シーリングライト≫

天井に直接設置されるタイプの照明器具です。

住宅照明の中で最もポピュラーなため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

高い位置から広範囲で効率的に明るく照らしてくれます。

適合する部屋の大きさや消費電力なども記載されているので、気軽に自分で選びやすいのも特徴です。

また照明の明るさや色味を、リモコン一つでお好みに調整できるのも嬉しい点ですね。

 

  • シーリングライト

 

②主照明≪ペンダントライト≫

天井からのコードやチェーンで吊り下げるタイプの照明器具です。

デザイン性が高く、おしゃれな空間作りに最適です。

いわゆるシャンデリアのような物が主照明として使われる事が多いでしょう。

部分的にダイニングテーブル上などに使う事もできます。

主照明として使う場合は、明るめの物を選ぶと良いでしょう。

 

  • ペンダントライト

 

シャンデリアタイプ

和室用

吊り下げタイプ

 

またダイニングテーブル上のペンダントライト設置には注意点もあります。

補足

ダイニングテーブルからペンダントライトまでの高さは70cm前後が適切と言われています。

照明に頭をぶつけたり、必要な光がテーブルに届かないという事がない様にする必要があります。

長さが調整できるライトや、長さを調整する専用のアイテム等もあるので活用しましょう。

 

③主照明≪ダウンライト≫

天井に埋め込むタイプの小型照明器具です。

埋め込む事で天井面がフラットになり部屋全体がすっきりします。

くぼみ部分から下方を照らす照明なので、複数箇所に設置する事で明るさを保ちます。

 

  • ダウンライト

 

では補助照明で使われる照明器具はどんな物があるのでしょうか。

補助照明とは

主照明を補ったり特定の箇所を照らす照明器具の事を指します。 

では、補助照明の種類も見てみましょう。

 

①補助照明≪ブラケット≫

壁面に直接取り付ける照明器具です。

主照明とは違い比較的明るさが抑えられているので、おしゃれな空間を演出してくれます。

形や大きさなどバラエティーに富んでおり、選ぶのが楽しくなる照明です。

部屋のアクセントとしても使え、一つあるだけで部屋の印象をガラッと変えてくれる効果があります。

 

  • ブラケット

 

レトロ風

2個入り

 

②補助照明≪フットライト≫

足元灯とも呼ばれ、廊下や階段を安全に歩けるように設置する低い位置の照明です。

暗くなると自動でつくタイプや、人感センサーによりつくタイプ常時点灯しているタイプがあります。

夜にトイレへ行く時など電気をつけてまぶしい思いをしなくて良く床を優しく照らしてくれるので補助照明としてとても役立ちます。

 

  • フットライト

 

③補助照明≪スポットライト≫

部分的に照らしたい時に使われるのがスポットライトです。

天井や壁、レールによって取り付けられており、ライトの角度を変え絵画を照らしたりと、おしゃれな空間を強調出来ます。

 

  • スポットライト

 

これらの主照明と補助照明を上手く組み合わせ、オリジナリティあふれる照明演出をしていくと良いでしょう。

 

照明の選び方~照明ランプの種類~

照明ランプに変化をつける事で、部屋の印象や色合いは大きく変わります。

また寿命や電気代にも差が出てくるので、特徴を知っておく事も大切です。

どんな種類があるのか見ていきましょう。

照明ランプの種類
  • LEDライト
  • 蛍光色
  • 白熱灯

大きく分けて3種類あります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説していきます。

 

  • LEDライト

LEDライトは発光ダイオード(LEDチップ)を使用したもので、1990年代に一般的な白色の発色が可能となってから照明としての応用が始まりました。

最近の住宅ではすっかりLEDライトが主流となっています。

また色味を調整できるものが一般的になってきており、ますます普及が進んでいます。

ここでLEDライトのメリット・デメリットの比較をしてみましょう。

メリット
  • 寿命が長い
  • 消費電力が少ない
  • 電気代が安い
  • 虫が寄りつきにくい
  • 電球が熱くならない

デメリット

  • 本体が高価
  • 湿気や熱に弱い

 

LEDライトは消費電力が少なく長寿命が特徴です。

寿命は1日8時間点灯した場合で約40,000~50,000時間と言われています。

シルバー先生
長寿命なので、よく使用する部屋や電球の付け替えが大変な高い位置の照明に採用するのが良いんだ!
ブラウン君
電球切れでしばしば高い位置にある電球を変えるのは確かに大変ですもんね~!

本体費用は高めで初期コストこそかかりますが、消費電力が少ないので電気代も安くコストパフォーマンスとしては優秀です。

ライトに虫が集まる原因である紫外線がほとんど出ないので、虫が寄りつきにくいのも掃除の面では嬉しいですね。

しかし寿命が長いとはいえ、高湿度な浴室などに設置した場合は3ヶ月で故障してしまう事もあるので注意が必要です。

 

  • 蛍光灯

蛍光灯は蛍光管の中で電流を流す事で発生した紫外線が、蛍光管内に塗られた蛍光塗料に当たり発光する仕組みです。

LEDライトが広まるまでは寿命の長い照明として多く使われていました。

とはいえ、現在でもまだまだニーズが高く一般家庭でもよく使われています。

ではどんなメリット・デメリットがあるのか見てみましょう。

メリット
  • 本体価格が安い
  • 広く照らせる
  • 電球色を選べる
  • 比較的、軽い
  • 比較的、寿命が長い
デメリット
  • 調光ができない
  • オンオフを繰り返す場合は寿命を縮めてしまう
  • 交換電球の在庫切れの懸念

 

蛍光灯はLEDほどではありませんが、比較的寿命が長く本体価格もリーズナブルであるのが魅力です。

光の種類には、主に『昼光色』『昼白色』『電球色』とあり、色味によって部屋の雰囲気を変える事ができるのも特徴的です。

しかし点灯・消灯を繰り返すと寿命を短くしてしまうのでトイレや浴室などには向きません

また取り入れやすく親しまれてきた蛍光灯ではありますが、省エネと水銀汚染防止の対策により生産が縮小傾向にあります。

大手メーカーの中では生産を終了しているところもあり、既存の蛍光灯が終息していく事から交換用の電球が手に入らなくなる事態も考えられます。

その辺りも考慮する必要があるでしょう。

 

  • 白熱灯

白熱灯は電球の中のフィラメントという部分に電気が通る事で発光します。

エジソンが発明した有名な電球ですね。

世界で最も広く知られており、一昔前までは照明と言えば白熱灯が一般的でした。

ではこちらもメリット・デメリットを比較してみましょう。

メリット
  • 安価
  • すぐ明るくなる
  • 自然の灯り
デメリット
  • 消費電力が高い
  • 熱を帯びやすい
  • 寿命が短い
  • 交換電球の在庫切れの懸念

 

LEDライトや蛍光灯に比べると、寿命が短い点や光熱費がかかる点などデメリットが目立ちがちです。

更には触れないくらい発熱するので、うっかり触ってしまうと非常に危険な面もあります。

しかし白熱灯の灯りは目が疲れにくく温かみがあり柔らかい光が魅力的な電球です。

本来の色を綺麗に見せたり、部屋の雰囲気作りに効果をもたらしたりと、光の演出性が高いため人気もあります。

ただ、白熱灯に関しても省エネ効果が見込まれないことから、メーカーの生産中止が相次いでおりその辺りの考慮が必要となってくるでしょう。

 

照明器具も照明ランプも様々な種類があります。

部屋を広く感じさせたり、おしゃれな雰囲気に見せたり、落ち着く空間にしたりと、部屋によって重視するポイントをしぼり最適な照明選びをしましょう。

 

新築の照明には自分で取り付けできない物もあるので注意!

新築費用を抑える事ができる施主支給ではありますが、照明を自分で取り付けるかどうかでも予算が少し変わってきます。

自分で照明を購入し手配後、ハウスメーカーに取り付けを依頼する場合は『取付費』が発生します。

その取り付けを自分で行う事で取付費はカットできるわけです。

シルバー先生
照明の取付費はハウスメーカーに頼むと一ヶ所、平均約2,000円程かかるんだよ。
ブラウン君
照明の数が25灯としても、取付費だけで5万円かかっちゃいますね!

新築購入中の金銭感覚は少し狂いがちですが、自分で手配し照明器具代を抑えられたのなら取付費も一緒に抑えたいところですね。

ただし、照明の種類によっては自分で取り付けできない物もあるので注意が必要です。

では自分で取り付けが可能な照明と、不可能な照明をご紹介します。

事前に把握しておきましょう

 

【自分で取り付けできる照明】

あらかじめ、引っ掛けシーリング引っ掛けローゼットという電源ソケットが天井についているタイプは自分で取り付ける事が可能です。

シーリングライトに限らず、ペンダント照明のシャンデリアなど、電源ソケットが付いている物であればバラエティ豊かに選ぶ事ができます。

差し込んでねじるだけなので取り付けも簡単です。

 

【自分で取り付けできない照明】

自分で取り付けできない照明は、天井から伸びている電気配線に直接、照明器具を取り付ける『直結タイプ』の物です。

これは取り付けできないというより、自分で取り付けてはいけない照明と言った方が良いかもしれません。

この直結タイプの照明は、電気配線を取り扱う事になるため電気工事士の資格が必要となります。

違反すると法律により罰せられたり、何より感電や火災等の思わぬ事故につながる危険性があるのです。

取り付けられない照明は具体的にどういったものを指すのか見ていきましょう。

  解説
ダウンライト一体型

ダウンライトには電球のみを取り付けできる『交換型』と、照明器具丸ごと取り付ける必要がある『一体型』があります。

一体型の場合は、天井と本体の配線工事が必要となるので電気工事士による取り付けをお願いしましょう。

ブラケット型

壁に取り付けられる事が多いブラケット照明は壁面に電気配線されます。

壁から出ているコードとブラケット照明の配線は直結配線となるため、図面の段階でしっかり伝え、専門知識を持った業者に取り付けを依頼しないといけません。

ペンダント型

引っ掛けシーリングが付いたタイプの物であれば自分で取り付けも可能です。

配線コードが付いていて天井の配線とつなぐ直結タイプのものであれば、必ず電気工事士の免許を持った方に取り付けを依頼しましょう。

コードやチェーンで吊るすタイプのペンダント照明は、大型シャンデリアのような重量がある物ガラスを多用したものなど、地震による落下の危険も考えれます。

そのため業者による吊り下げ部分の補強が同時に必要となるので、図面の段階でしっかり相談しておきましょう。

シ|リングファン型

照明とファンが一体型になった大型の電気照明です。

ペンダント型よりも更に重量があるので、図面の段階で天井の補強をしっかり伝えておきましょう。

危険も伴うため、電気工事士の資格がある方に取り付けを依頼しましょう。

 

自分で取り付けられる照明と、自分で取り付けられない照明をご紹介しました。

新築を考えた早い段階からしっかり計画的に考えておく必要がありますね。

できるだけ新築費用を抑えたいとお考えでしたら、引っ掛けシーリングの採用がお勧めです。

ブラウン君
引っ掛けシーリングを付けておけば、今後照明が切れた時にも業者を呼ばず自分で交換できる利点もありますね!

資格が必要な照明のみ業者に依頼し、他は施主支給にするだけでも費用削減が見込めますよ。

 

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新築の照明で各部屋の雰囲気を変えてみよう!

照明によって部屋の雰囲気はグンと変わります。

部屋別にどんな照明が合うのかイメージを膨らませてみましょう!

 

1.リビング

リビングは家族が多くの時間を過ごしたり、時には来客があったりと人が集まりくつろぐ場所です。

明かりの雰囲気や性能には特にこだわりたい箇所でもありますね。

そんなリビングは、主照明に補助照明をプラスする一室多灯がおすすめです。

一例をご紹介します。

 

  • シーリングライト

 

広配光タイプ

 

ミディアムブラウン仕上

 

シャンデリアモダンシック

 

  • シャンデリア

 

  • ダウンライト

 

主照明はシンプルがお好きな方はシーリングライト、華やかにしたい方はシャンデリアなどを取り入れると豪華になりますね。

ダウンライトを選択する場合は、複数使って『均等配灯』したり、家具の真上から照らす『集中配灯』を意識すると、部屋が暗く感じないでしょう。

 

  • ブラケットライト

 

2個セット

 

木目調

 

ブラケットライトで壁面を明るく照らせばリビングが広く感じられます。

取り入れる事でアクセントにもなり、おしゃれなリビングを演出できます。

 

2.ダイニング

食事を囲う時間を素敵に演出するダイニングの照明は、暖色系の落ち着いた電球色を使うと良いでしょう。

またダイニングテーブル上にペンダントライトを設置する事で料理を美味しく見せる効果があります。

 

  • ペンダントライト

 

Betorcy ペンダントライト

 

共同照明 ペンダントライト

 

ただし、後に模様替えでテーブルを動かせない等の失敗の声もあるのでペンダントライトを導入する際は慎重に考えましょう。

 

 

3.和室・寝室

和室や寝室は、くつろぎスペースとしてリラックスへ導ける優しい雰囲気の物を選ぶと良いでしょう。

また、部屋全体が明るくなりすぎないような配慮も必要です。

 

  • シーリングライト

 

  • ペンダントライト

 

  • フットライト

 

寝室には足元のフットライトがあるとアクセントにもなり、安心要素もプラスできるでしょう。

和室も寝室も、心地の良い空間を作れる様に落ち着いた柔らかい光を合わせるといいですね。

 

4.子供部屋

子供の部屋は、万が一壊れた時に危険でない物を選びましょう。

自然な明るさで、安全面に配慮されていると安心です。

 

  • シーリングライト

 

aurogeek LEDシーリングライト

 

LED シーリーグライト 30W 星空効果

 

せっかくですから子供部屋は遊び心をプラスしても良いですね!

 

5.玄関

玄関は家の顔とも言える空間です。

家族を迎える場所でもあるので、あたたかい雰囲気を演出したいですね。

真っ暗な玄関は足元に段差があったりと危険な場所なので、センサー式の照明がよく採用されています。

 

  • シーリングライト

 

  • 足元灯

 

足元・隅・壁・棚をピンポイントで照明をあてる奥行きのあるおしゃれな空間が演出できます。

 

  • ブラケットライト

 

照明のデザインだけでなく、利便性照明の効果も考えながら決めていくと良いでしょう。

 

照明の選び方は難しそうに感じてしまいますが、組み合わせや使い方によって空間づくりの幅が幾通りも広がり夢も広がります。

イメージが湧きにくい方は、住宅照明アプリ照明シュミレーションバーチャルライティングなどを参考にしてみると良いですよ。

 

まとめ

照明は家の印象を変える重要な役割があり、全てを決める事は決して簡単ではありません。

ましてや自分で照明器具を手配することは容易ではないのです。

しかし、コストダウンにはとても有効です。

何より、思いがたくさん詰まったマイホームに近づける事ができるのも嬉しい点です。

ハードルが高く感じる場合は、一部だけを施主支給をしてみるだけでも満足度は変わってきますよ。

ぜひお気に入りの照明を揃えて、理想のマイホームを実現させて下さい。

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