綺麗な床を長持ちさせるにはやはりワックスですよね。
ホームセンターなどで買える市販のものでもざっと40種類は超えてきてしまいますが、実際どんな違いがあるのかご存じでしょうか?
傷や汚れから守ってくれると思っているのも、汚れだけしか対応していないものもあります。
よく知らないまま決めてしまうとすぐに剥がれてしまったり…。
一部だけが傷だらけになってしまったり…。
思いもよらない事態になりかねません。
せっかく綺麗なままを保つつもりが、こんなになってしまうの?
なんでこんなことになってしまったの?
こんなはずじゃなかった!!
そうなってしまわないようしっかりと知識をつけて、新築なままの綺麗な床を少しでも長持ちさせていきましょう。
何年かたっても「新築なの?」なんて言われると、とても嬉しいですよ!
目次
おススメのワックスのランキングトップ10
新築の場合、業者に一括してワックスまで頼む人がほとんどかと思いますが、市販のものを自分で塗ってもいいですよね。
感謝の気持ちを込めて、引っ越しの最終日には掃除をすることがありますが、入るときも同じ気持ちを持てるといいものですよね。
これから家を大切にしていこうという気持ちも、改めて感じることが出来るかもしれません。
では、早速おススメのワックスを10種類を順に、ご紹介します。
1位 リンレイ ウルトラタフコート ワイパーセット
フローリングとビニール製の床に使えるワックスです。
耐久年数が2年ととても長く、美しい艶と保護効果が長期継続します。
立ったまま塗れるワイパーとワックスがセットになっているのでお得で、新築して初めての方にもおすすめです。
2位 アウロ フロアー用ワックス
一般フローリング用のワックスになります。
有害な化学物質を一切使用せず、天然素材100パーセントにこだわっているのでペットや赤ちゃんがいるご家庭にはとても安心できるものになります。
普段の雑巾がけの感覚でかけられて乾きも早いので時間のないときでもさっと短時間で済ませることができます。
3位 リンレイ スーパーグロス
フローリング床、ビニール製床用のワックスです。
鏡面仕上げを好む方にお勧めで高光沢が美しく、傷やシミ、汚れから守ってくれます。
床に直接液剤を撒き、乾いた布でなでるように塗伸ばすタイプになります。
オイルステインやロウ仕上げ、塗装されていない白木床等には使用できません。
4位 リンレイ ワックス 固形
白木専用の固形ワックスです。
一缶で14畳分も塗れるのに600円少々とかなりコスパはいいですが、乾いた布にワックスをとり塗っていくという少しハードな作業のいるワックスになります。
乾いた後にふき取りも必要なのでトレーニング好きな方におすすめです。
とは言っても数少ない白木用のワックスですので白木をフローリングに選んだ方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
5位 リンレイ ハイプロテクトワックス
ウレタン樹脂を配合したフローリング、ビニール製床用ワックスです。
高級感のある艶を好む方におすすめです。
床に直接撒き、乾いた布でなでるように塗り広げるタイプで傷やシミ、汚れから1年ほど守ってくれます。
オイルステインやロウ仕上げ、塗装されていない白木床等には使用できません。
6位 ラグロン 白木床用 樹脂ワックス
一般のフローリング床、塗装、未塗装の白木床用のワックスです。
有害な化学薬品が含まれていないのでペットやお子様が小さい家でも安心して使えます。
タオルやモップに染み込ませて薄く塗り広げて乾かすタイプのもので、艶や保護効果が6か月から1年持続します。
滑りにくくする効果もあるのでお年寄りの転倒防止にも期待できます。
7位 リンレイ ワックス グリーン
今まで木のフローリングをメインに紹介してきましたがこちらはクッションフロアなどのビニール製のシート床やタイル床用のワックスです。
水性タイプになので、こまめな塗り替えが必要にはなってきますが1リットルで千円程度と価格はとても安いです。
床に液剤を撒いて硬く絞った雑巾で塗り広げることでつやを出し、汚れから守ってくれます。
8位 リンレイ フローリング専用ワックス
床暖房、UV塗装、シックハウスに対応したワックスです。
塗り広げて乾かすタイプのものになり旧版では耐久6か月だったものが1年に改良されています。
適度な艶とグリップ性で安全性も高く、汚れや傷から守ってくれます。
9位 アトムハウスペイント カラーワックス「ライトオーク」
10位 アトムハウスペイント カラーワックス「ダークブラウン」
10位と9位がメーカーが同じものの色違いだったので一緒に紹介させていただきます。
こちらのワックスは床暖房やUV、セラミック塗装が施されているフローリングにも対応しています。
布に染み込ませて塗るだけの簡単作業で、つや出し、キズ隠し、保護ができます。
色目はダークブラウン、ライトオークの他にブラウンやディープブラウンがありますが水性になります。
この中から選んで、さあ、早速ワックスがけ!といきたいところですが、ワックスについてもう少し知っておいて欲しいことがあります。
しっかりとご自身の家に合ったワックス選びをしていきましょう。
使えない物ものある?!新築の床に合ったワックス
ワックスの効果が理解できたところで、次は種類についてみていきましょう。
いくつかある中でも傷に強いものやメンテナンスがしやすいといった特徴がそれぞれ存在します。
それと同時に、選んだフローリング材に使えるもの使えないものも出てくるので注意が必要です。
自分のフローリングにはどれが合うのか検討してみてくださいね。
【油性ワックス】 ロウを科学溶剤に溶かして乳化させた、油が主成分のワックスになります。 オイルステイン仕上げのされている床に使用されるもので、フローリングに染み込ませることで汚れの侵入を防ぐ効果があります。 塗装されていない無垢材に使うものになり、一般的なフローリングには使用されません。 「オイルステインとは?」 ペンキとは違い、木材そのものに浸透して色をつける着色料の事。 無垢材に着色するだけのものなのでコーティングなどの効果はありません。 |
【水性ワックス】 ロウが主成分のワックスで汚れをつきにくくする効果があります。 ただ、強度と耐久性がないのですぐに剥がれてしまい、頻繁に塗り直す必要があります。 無垢材には適していますが一般的なフローリング材には不向きなものになります。 |
【樹脂ワックス】 一般的にワックスと呼ばれるのはこの樹脂ワックスで、アクリル樹脂やウレタン樹脂を主成分としたワックスです。 フローリング材に直接塗布することで表面に薄い塗膜を作り、汚れや傷から床材を守ってくれる効果があります。 いわばフローリングの表面にプラスチックを敷いた状態になるわけです。 樹脂ワックスの注意点 こちらは一般的なフローリングの他に、石床やクッションフロアの床にも使用することができ、艶のあるもの無いもの、強度の高いもの等、幅広い種類がありますが、残念ながら無垢材には適していません。 |
【ハードワックス】 シリコンやウレタンが主成分のものになります。 その名の通りハードなので耐久性に優れ、汚れはもちろんの事、傷も他のものに比べてかなりつきにくいものになります。 ハードワックスの注意点 個人での施工が難しいため、失敗したり塗り直しの際は、剥離がうまくいかず業者に頼まないとキレイに直せない可能性が高くなります。 耐久年数が他のワックスと比べて長いので、こまめな塗り替えがいらないところからすれば、プロに頼んでも掛かる費用はそれほど高くないともいえます。 |
ここで無垢の床を採用した知人の話を紹介ておきます。
犬を飼っているので、大事なペットの足や関節に負担がかからないように無垢の床を採用することにしました。
経年変化も楽しめるナチュラルな床にしたかったので、あえて硬すぎないフローリング材を選び、油性のワックスを塗ってもらうことにしました。
【結果】
汚れが付きにくいのはもちろんの事、肌触りもよく、適度な滑りにくさで犬も快適に過ごせています。
無垢材の魅力である経年劣化もワックスのおかげで、傷まず徐々に変化していく様が楽しめて本当に満足しています。
ペットがいることからも水性を選ばなかったのが結果として、とてもよかったのかもしれませんね。
種類について知っていただいたところで、ワックスの意外な効果というのも知っていただいて、ワックスがけを頑張っていただきたいと思います!
ワックスは新築の床を本当に守れるのか
今やノンワックスフローリングというものまで登場してきた時代ですがワックスの重要性はまだまだ無視できません。
ワックスの役目を大きく2つに分けてお話していきたいと思います。
~ワックスの役目~ ・家事の負担を軽減 |
では、ワックスをかけなかった場合どうなってしまうのかも含めて詳しく、それぞれを説明していきます。
綺麗に仕上げてくれてこそワックス
綺麗に磨き上げられた床こそ、ワックス本来の力を発揮というところですが、床が綺麗だとこんな利点もあります。
【部屋全体を明るくすることが可能】
最近の流行としては艶消しのフローリングが人気ではありますが艶のあるワックスを採用することで部屋全体を明るくすることができます。
窓や室内照明の光を反射させて、きらきらと室内に光を分散させてくれます。
床が輝くことで高級感を演出することもできます。
2世帯住宅を新築することになり、自分たち夫婦だけなら真っ白なフローリングにしたかったのですが、両親の事も考えてシックなダークブラウンのフローリングにすることにしました。
床の色が重たいので少しでも明るく見えるよう、ワックスは艶消しではなく光沢のあるものを採用することにしました。
【結果】
出来上がってみると光沢が非常に美しく、高級感にあふれ、落ち着きがあるのにどこか華やかな雰囲気になりました。
最初は色を暗くしすぎたのではないか、どうやっても重くなってしまうのではないかと心配しましたが、昼間は日の光が差し込んで床を照らし、夜は室内照明が反射して部屋全体を明るくしてくれました。
いまでは自分たち夫婦も両親も大満足のフローリングになりました。
2世帯となると我慢や妥協が必要になるイメージですが、妥協したつもりが結果としてうまくいったケースでしたね。
色合いにも合わせてワックスを選ぶのもいいですね。
家事の負担を軽減してくれる?!
ワックスはかけ終わった後の見た目の綺麗さだけではなく、こんな役目も果たしてくれます。
【汚れだけじゃない!臭いからも守ってくれる?!】
ワックスは自然の木にコーティングを行うのでお茶やジュースなど、水分をこぼしてしまっても慌てることはありません。
ワックスの効果で染み込んでいくことが防げるのでさっと布巾で拭くだけで大丈夫です。
もしワックスが無かった場合はフローリング材が水分を吸収してしまうので急いで拭いても跡が残ってしまいます。
さらに牛乳やペットの粗相で床が汚れてしまった場合には臭いまで付着して簡単には取れません。
【とにかく掃除がラク!】
汚れにくいということはそれだけ掃除にかける時間が短くて済むということです。
毎日、仕事や家事、育児に追われ、ちょっとでもラクできるならそれに越したことはないですよね。
ワックスをかけてあれば、こぼしたものもさっと拭くだけ、洗剤など使わずともきれいになることがほとんどです。
こびりついた汚れを発見しても丁寧に水拭きすればきれいに取れることも多いので、ワックスをかけていない床と比べて掃除にかかる手間が圧倒的に少なくて済みます。
ワックスの役目は綺麗さだけじゃない!
綺麗を保つだけがワックスではありません。
【フローリングの強度を上げる効果がある】
生活してれば必ずこすれたりぶつけたりで床に傷がつくことがでてきますよね。
ワックスをかけておけばそういった傷を減らすことができます。
今や、フローリング材もかなりの種類があり、肌触りの良い柔らかいものから、ハイヒールで歩き回ってもほとんど傷の付かないものまであります。
もちろん傷の付きにくいフローリング材を選べば値段もそれ相応にかなり高くなってしまうわけですが、ある程度の硬さのものを選んで、そこへワックスを塗ることでも強度は追加できます。
フローリング材は特にこだわらず硬さも一般的なものを採用したのでその分、ワックスをしっかり塗ってもらうことにしました。
恥ずかしい話ですが、とにかく低コストに傷もつかず長持ちしてくれればいいという感覚で業者にお願いしました。
【結果】
塗ってくれたものがハードワックスというもので少し艶が気にはなりましたが、一番避けたかった傷に関しては本当に優秀で、日常生活の小傷は全くと言っていいほどつきません。
耐久期間が半年から1年と言われていましたが、丁寧な生活を心がけている事もあってか、2年経った今でもすごくきれいです。
多少の変色がワックスに見られるので、そういった面からもやはり1年おきに変えるべきなのかなとも思いますが、傷や汚れから守る効果はまだまだ健在なようです。
もう少し様子を見て塗り替える予定ですが、期待以上の耐久性に満足しています。
ペットがいたり、子供がいたりと使い方によっては、それこそ半年、1年の耐久性なのかもしれませんが、木村さんのように丁寧に生活すれば長持ちすることもあるようですね。
まとめ
ワックスはフローリングを長持ちさせるのにとても重要なことがわかりましたね。
種類もざっくり4種類ですが、向き不向きがわかったところで、フローリング材との相性を見極め、カラー光沢のバランスも考えるとうまくいくのではないでしょうか。
選ぶワックスにもよりますが、光沢が強すぎて失敗したと思った場合でも、だいたい半年から1年で塗り替えになります。
市販のものだと値段はめちゃくちゃ高くないので塗り替えの際は色々試してみるのもいいかもしれませんね。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
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