家づくりは、人生の中でも一生に一度というほどビッグイベントといっても過言ではありませんよね。
家を建てるタイミングと言えば、結婚するときや家族が増える時なのではないでしょうか?
家を建てるためには、土地の探し方、住宅ローン、相続、間取り、収納、キッチンの種類など、いろいろなことを考える必要があります。
そんな中でも見落としになりがちなのは、照明です。
照明は家の中で灯りとなるため、しっかり考えないと後々暮らした後で後悔するかもしれないのです。
ここでは、照明の種類を紹介し、注意点や費用で大事にすべきことを紹介していきたいと思います。
目次
どのくらい必要?新築の照明にかかる費用
新築の照明にこだわりを持っている人や、なんとなくで考えている人もいると思いますが、新築の照明にどれくらいの費用がかかるかわからないと不安になりますよね。
意外と知られていませんが照明の費用は結構かかるのです。でも、なくす訳にはいかないのが照明ですよね。
新築の際、取り付ける照明について、大きく考える点が2つあります。
- どこに取り付けるか?
- オプション照明器具をどうするか?
そしてその前にひとつ注意しなければいけないことがあります。
それは、家を建てるときの「照明の工事費用」の定義についてです。
ハウスメーカーや工務店や人によっては意味合いが異なるので事前にしっかり確認するようにしましょう。
- 照明に関する配線工事と照明器具設置工事
- 照明器具設置工事
これらは、どこまでを含むかに絶対的な決まりはないようです。
たとえば、配線工事は電気工事に組み込まれていることがあります。
また、照明器具そのものを含む場合と含まない場合があるので、見積もりを見るときは、どこまでが入った金額なのかをよく確認する必要があります。
【新築の照明と配線工事について】
照明をどこにどのように取り付けるかについては、ハウスメーカーや工務店との打ち合わせで決定します。
そして、照明を設置するための配線工事が完了してしまえば、その場所に取り付けるしかなくなるので気を付けなければいけません。
露出している照明器具について、後で場所を変えられると考える方もたまにいますが、その場合は配線をやり直さないといけないため費用がかかります。
ですから、新築ので照明をどこに取り付けるかは、とても重要になってきます。
照明には標準仕様に含まれるものと、別途オプションになるものがあります。
照明の標準仕様パターン ①標準個数が決まっており、それ以上はオプションとなる場合が多い ②すべてがオプションという場合もあり |
いずれにしても、不足することがないように、しっかりと配置計画を立てないといけないので注意が必要です。
注文住宅の照明には、標準とオプションがあると説明しましたが、これは照明器具そのものにもいえることです。
配線計画がしっかりできたら、今度は照明器具をどうするかを考えましょう。
オプションの分も一緒に業者に頼むのか、それとも自分で用意するのか。
これによって、費用に差が付くことが十分に考えられます。
オプション器具でもリーズナブルな価格であればよいですが、結構な金額になる場合は、自分で好きな照明器具を買ってくるという方法もあります。
【照明の費用について】
照明の費用は、設置する照明器具によって大きく幅があります。
- ダウンライトや間接照明などを採用するのか、
- シーリングライトだけにするのかといった違いでも変わります。
注文住宅の照明の費用は、物件ごとに大きく変わります。
30坪前半くらいの物件で、標準的な照明器具の代金と設置工事を合わせて30万円程度すると考えるといいでしょう。
そこに取り付け費用として10万~20万程度上乗せされます。
我が家が新築を建てたときの話ですが、私は照明について何も考えていませんでした。
そして、照明の予算について聞かれても準備していなく、困ったことを覚えています。
またどこにどんな照明を置けば快適に過ごせるのかもわかりませんでした。
【結果】
担当の方と照明について話し、いろいろ話していくうちに照明にもこだわりが出てしまい、オプションのものをたくさん選んだら、40万近くかかってしまいました。
【いざ暮らしてみると…】
そこまで照明は気になりませんでした。しかも、こだわりすぎたせいで電球が切れると、交換は業者に頼まないといけなくなり、その分お金もかかりました。
照明のプランを考える時、もう少し考えればよかったなと今でも思うのです。
自分で通販サイトを利用すればかなり安くそろえることができます。
- 6畳用の調光リモコン付きシーリングライトが数千円から
- メーカー品でも1万円しないものもあります。
もちろん、値段なりの見た目ですが、実際にこうした商品を買って使っている方も多くいます。
ワンタッチ取付け器具、引き掛けシーリング、カチッとタイプという表示があるものは、素人でも取り付けることが可能です。
しかし、これらの表示がない「電源直結式」のものは電気工事士の資格を持っていなければ取付けることはできないので注意が必要です。
どんなものがある?新築で使われる照明の種類
照明にはいろいろ種類があるのをご存知ですか?
どんなものを選ぶかによって、もちろん値段の違いも出てきます。
照明には、主照明と補助照明の2種類があり、それぞれ役割が違うので詳しく見ていきましょう。
新築で主役となる主照明について
主照明とは、部屋全体を明るくすることが目的の照明器具のことです。
新築に住む際におススメしたい照明を4つ紹介していきたいと思います。
家庭でよく使われる照明です。 最近ではLEDを搭載したシーリングライトなども増えてリモコン一つで明るさの調節から光の色まで調節が出来るLEDシーリングライトが人気のようです。 |
天井の高い部屋や吹き抜けなどでよく使われている照明です。 高いものだと数十万円するものもあり、価格帯が広いため、予算に合わせて選ぶことができるのでおススメです。 |
天井に埋め込むタイプの照明器具です。 ダウンライトの形状は、ほとんどが筒状になっており、下面を照らすのが特徴です。 |
チェーンやコードなどで天井から吊り下げた照明のことをペンダントライトと呼びます。 また手元を照らすのに適していて、ダイニングで使用されることが多いです。存在感を出したいときにもおすすめです。 |
家の中心となる照明を見てきましたが、補助照明と言われる照明についてみなさんどれくらいご存じでしょうか?
補助照明にもいろいろ種類があり、部屋の雰囲気を大きく左右する場合もあるので、照明を選ぶ際にはぜひ参考にしていただきたいので見ていきましょう。
新築で部屋の雰囲気を変える補助照明について
補助照明とは、部屋を演出するための照明のことを指します。
主照明だけではシンプルになりがちな部屋をコーディネートすることに向いています。
フロアースタンドにはいろいろ種類があります。その中でもよく使われる3つの種類を紹介します。 ①背が高く上方向を照らすものは、天井が高く見え、空間に広がりを感じさせることができます。 |
壁面に取り付けられている壁付照明器具のことを言います。 用途としては壁付けの照明なるので、リビングや廊下、階段、玄関ドア付近、勝手口等に多く用いられています。 |
インテリアの演出効果があり、ピンポイントに照らすことが出来る照明器具です。 |
足元の壁に埋め込むタイプの照明器具です。 |
補助照明で部屋の演出すると、とてもいい空間ができあがますよ。
我が家では、色んな照明を組み合わせて使っています。寝る前には補助照明のみということが多いです。
新築の照明選びのポイント
新築の照明を選ぶときには、照明の種類と特徴も意識してしてみましょう。
照明には3種類あります。
- LEDライト
- 蛍光灯
- 白熱灯
それぞれの特徴をご説明しておきますね。
【LED】 LEDは、その名の通り発光ダイオード(LEDチップ)を利用した照明のことを言います。 光には赤外線部分が含まれていない為、光線は熱くありませんが、照明器具の放熱部品によって、LEDの熱を逃がす工夫がされているようです。 照明器具自体が熱くならず、寿命も長く、光も強いため、室内のメイン照明や、スポットライト、街灯など、幅広く使われています。 【白熱電球】 主な特徴は小型・軽量で、集光、散光、調光が可能なことです。 温かみのある色をしており、スポットライトやシャンデリアなどに適しています。 【蛍光灯】 蛍光灯は白熱電球のより長寿命で、蛍光灯の寿命は短いもので6000時間だと言われています。 長いものであれば1万6000時間と、通常の生活で使えば1年近くは使うことができます。 白熱電球とは違い、微妙な調光は難しく、独特のチラつきが出てしまうのが難点ではありますが、調光の必要のないリビングや教室など、室内のメイン照明としてよく使われています。 |
いろいろな照明の種類があるのでよく考えて選ぶ必要がありそうですね。
そして部屋の用途によっては、最適な照度というものがあります。
【一口メモ】 照度とは、光に照らされた面の、明るさの度合のことを言います。 |
照度によって快適度合いも変わるため、部屋の用途に応じた照明の選び方が大切になってきます。
参考程度に各部屋に照度について説明していきたいと思います。
各部屋のおススメの照明
【リビング】
家族が集まるリビングは、少し低めの照度(150~300lx)の照明がおススメです。
学校のように照度の高い照明を使うと明るすぎてストレスを感じやすくなります。
リビングは家族が集まる場所であり、リラックスできる場所になるので、調節可能な照明や、補助照明などを組み合わせて使うといいでしょう。
【キッチン】
キッチンは、調理などの作業をするため、明るめの照度(200~500lx)の照明がおススメです。
主照明となる照明と、手元を照らす補助照明と組み合わせて使うといいですよ。
どうしても主照明だけでは、手元が暗くなりがちになるので、補助照明を使うことで手元が明るくなり、快適に調理することができます。
【寝室】
寝室では照度の低い照明(10~30lx)がおススメです。
明かりを抑えることで落ち着いた空間となり、健やかに睡眠することができます。
睡眠は1日の中で3割程度を占めるので、寝室での照明は大事です。補助照明として、フットライトを取り入れるのもおすすめです。
【書斎・子供部屋】
勉強や仕事をする上で利用することになる書斎や子供部屋には、目が疲れにくいような照明を使うのがおすすめです。
最近だと文字が見えやすくなる機能があるLEDライトもあります。
【玄関・吹き抜け】
家族やお客さんの出入り口となる玄関は、足元がよく見え、温かみのある色合いの照明がおススメです。
人を検知するセンサー式の照明を取り入れることで電気のつけっぱなしを防ぐことができ、不審者が来たときに明るくなる効果で防犯対策にもなります。
照明を考える時に、何に重点を置くのかで選べる照明が変わってきます。
- 費用のことを考えるのか、
- デザインのことを考えるのか、
- 長期的な電気代の節約を考えるのか、
何に重点を置き照明を選ぶのか、しっかり考えておくといいでしょう。
まとめ
照明にもいろいろ種類がありますよね。
悩まれることも多いと思いますが、あらかじめ自分の中でどのような照明、明るさの部屋にしたいのか、考えておくと話し合いもスムーズにいくと思います。
新築で忘れがちな照明ですが、今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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