新築のマイホーム、住み始めたころは綺麗で清潔なので気持ちよく暮らせます。
しかし、家は住んでいるうちに汚れていきます。
放っておけば、溜まっていくホコリに水垢や油汚れ、カビが生えてくるなんてことも…
せっかく新築を建てたなら、ずっときれいに使っていきたいですよね。気持ちよく暮らしていくためには掃除がつきものです。
ですが共働きが当たり前のこのご時世、毎日念入りにお掃除をするのは難しいという方も多いのではないでしょうか。
毎日綺麗でいつでもお客さんを呼べるようなお家に憧れてはいるけれど
働きながら子供のお世話をし、家族みんなのためにご飯を作っている毎日。
その上に掃除なんて、腕が何本あっても足りません…
せめて掃除くらいは家族で分担したいですよね!
掃除機をかけるだけ、雑巾で拭くだけなど
掃除しにくい場所でなければ誰でも出来ます。
ならば新築を建てる際に、掃除しやすい家を建ててしまえばいいのです。
ずっと気持ちよく暮らしていけるために、掃除のストレスを取っ払う家づくりを提案していきたいと思います。
目次
掃除しやすい家をつくるには困る場所を失くす!
家族みんなが掃除出来る家を作るためには、掃除しにくい家を想像してみることが大切です。
みなさんが掃除をする時に困るポイントはどこでしょうか。
- 手が届かない(届きにくい場所)がある
- 掃除をするときの予備動作が必要
- 欲しい場所にちょうどいいサイズの収納がない
このような家は掃除がしづらいため、掃除にかける時間が長くなってしまいます。
そもそも、掃除しにくいポイントが多いと、掃除をすること自体が億劫になりますよね。
家を建てる前にこのポイントに注目していれば、掃除しやすい家づくりを実現できます。
毎日の掃除がちょこっと掃除で済むような家づくりを考えていきましょう!
手が届きにくい場所はなくそう
高い場所・狭い場所などは手が届きにくく、掃除機での掃除が困難な場所ですよね。
掃除機で掃除が出来ない場所は、思い切って無くしてしまいましょう。
【吹き抜けや天窓】
正直あるとかっこいいですよね。
誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
ただ掃除の面で考えるとかなりデメリットが多いです。
・窓は結露することもありますから放っておくとカビが生える
・掃除するには長い脚立と覚悟が必要
・業者に頼めば費用がかかります。
最近は結露に強い窓もありますが、完全には防げませんし、結露が防げても蜘蛛の巣をつくられたりするのでやっぱり掃除は必要です。
こういったデメリットを考えれば思い切って憧れの吹き抜けや天窓はきっぱりあきらめるのも一つの手だと思います!
【間仕切りの段差や溝】
間仕切りに用いられるドアの段差や引き戸の溝がなくなってしまえばとてもスムーズに掃除機がかけられますよね。
引き戸のレールの溝に入ってしまったほこりやよごれは綿棒で取らないといけないですから、それがないだけで掃除の手間が省けます。
しかも見た目もすっきりして見えます。
引用:LIXIL
これならお掃除ロボットのルンバなどにも安心して掃除を任せることが出来ますよね。
小さいお子さんやご年配の方いらっしゃっても、つまづいて転ぶ心配がなくなるのでとてもおすすめです。
~こんな意見もありました~ 溝の掃除は必要な道具(モップ・雑巾・時には綿棒)と工程が多いのに、やらないと扉の開け閉めがしずらくなったりするので面倒くさい。 |
全ての場所が掃除機をかけるだけで済むなら、掃除の時間短縮だけでなく、掃除をしようというやる気も起こりやすくなりますね。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
予備動作を減らせば時短になる
掃除の前にものをどかす、コンセントをさすといった掃除を始める前の予備動作を減らすと「ちょこっと掃除」へのハードルがぐんと下がります。
【開閉しやすい扉】
最近は少なくなりましたが、部屋の扉や仕切りが重たいことがたまにあります。
扉が重いと掃除機をかけながら片手で開け閉めするのが難しく、作業を一旦停止しなくてはいけません。
スムーズに掃除が出来ないのはちょっとしたストレスになりますよね。
【飾り棚】
窓の下に付いてることが多い飾り棚、観葉植物などを飾ればお洒落ですよね。
ただ、掃除をするとなると掃除機はもちろんかけられませんし、いちいちずらしながら拭き掃除を行うことになるので大変です。
私の実家ではほぼ全部の部屋の窓下に飾り棚がありますが、母が日々の掃除で手が行き届いているのはリビングくらいでした。
その他の部屋では掃除の頻度がかなり少なくなりますし、お客さんに見られるわけでもないのであまり気にもならないですよね。
【飾り棚の意味がない?!】
何か飾れば飾るほど掃除がし難くなります。
でも飾り棚があるのに何も置かないのも寂しい感じがしますよね。
たとえ何も置かなくても、ほこりだけはたまってしまいます…
掃除がしにくくなる飾り棚やカウンターはここぞという場所だけにとどめて、極力減らしましょう。
【きちんと確保~コンセントの数~】
意外と重要なのがコンセントです。
コンセントの数が少ないとタコ足配線になることが多く、コードが密集してしまい、とても掃除がしにくいです。
タコ足配線をしてしまうと、コンセントの定格容量を超えてしまい火事になる危険性が高まります。
その上そこにホコリが溜まっていたらより燃えやすくなってしまいますよね。
ならば設計段階からタコ足配線にならないようにコンセントの数を増やしておきましょう。
【適切の場所に~コンセントの位置~】
せっかくコンセントを多く設けていても、使いにくい場所にあっては意味がありません。
例えば) 最近はコードレスの掃除機が主流になってきていますが充電口が持ち手の部分にあることが多いですよね。 ならばコンセントは少し高めの位置にあった方が、充電器の垂れ下がるコードの長さが短くなり、見た目もすっきりします。 |
コードレスではない掃除機を使う場合も、コンセントの位置が高めにある方が差し替えるときにしゃがまずにすむので楽ですよね。
また、収納の中にコンセントを設ければ、充電中も収めておくことが出来るのでとても便利です。
使いづらい収納なら要らない!
掃除のハードルの高さは収納によって決まるといっても過言ではない、というくらい大切なポイントになります。
「収納が少ない、使い勝手が悪い、動線上にない」
これはとても掃除のハードルを上げてしまうことになるんです。
掃除をしやすくする収納のポイントを見ていきましょう。
【広さを確保しよう】
思っていたよりも収納する物が多くなり、入りきらなくなったということはよくあります。
入りきらなくなったものは必然的に部屋に溢れてきます。
どんなに掃除機をかけやすい家にしても、物が多ければ意味がありません。
「どける」と「もどす」作業が増えると一気に掃除にかける時間が長くなってしまい悪循環です。
必要な収納の広さを知るためには「何を、どこに、どのくらい収めるか」をしっかりと把握しておきましょう。
余計なものが床や机の上に置いていない家はとても掃除が簡単ですよ。
【出し入れしやすい収納を】
取り出しやすく収めやすい収納にすることで「出しっぱなし」を防ぐことが出来ます。
~「出しっぱなし」あるある~ ①奥行きが深い収納だと、奥にあるものは取り出しずらくて、片づけたらまた出すのが大変と思うと結局…出しっぱなしになってしまっています。 ②物が詰まりすぎていて、パズルのようになっているため、一度出したら、どこに戻すのか分からなくなり、そのままに…結局、妻が片づけるまでは出しっぱなしになっています。 |
出しっぱなしにされると、掃除の際片づけることから始めなくてはいけないので、予備動作が増えてしまいます。
左右で奥行きを変え、奥行きが浅い方によく使うものを収めるなど、質の高い収納作りを心がけましょう。
【生活の動線を考えて収納を作ろう】
収納は生活の動線上にあってこそ力を発揮できるものです。
ロフトなど使いにくい場所に収納を作るのはおすすめ出来ません。
「使いにくい位置にある収納」 使う頻度も低く、掃除をする機会も少ないためホコリが溜まったり、虫の住処になってしまうなんてことにも…。 |
より掃除の手間を増やしてしまいますよね。
使いたい場所で使いたい物をサッと取り出せる収納作りが出来れば、それぞれが片づけることができて、掃除の予備動作を減らすことが出来ます。
【掃除道具の収納場所】
掃除道具を収納するとき、一か所にまとめる方も多いと思います。
しかしそれでは、リビング・寝室・洗面所などの掃除道具が同じところに入っているので、いちいち取りに行くのは面倒です。
お母さん以外はどれがどこの掃除道具か分からないなんてことにもなってしまいます。
みんなが掃除しやすい家にするために、共有スペースそれぞれに掃除道具を置いておくことをおすすめします。
~共有スペースの収納表~
<玄関> 掃除グッズ |
<洗面・トイレ> 掃除グッズ |
<リビング> 掃除グッズ |
<キッチン> 掃除グッズ |
大きいものを収納する場所は高さや幅に注意し、細々したものが多い場所は仕切りの多い収納にするなど工夫すると、質の高い収納が作れますよ。
掃除のしやすさを極めてからの家造り
掃除をよりしやすくする方法は主に3つあります。
- トイレなどの水回りやキッチンの壁紙を工夫する
- 家具家電周りの掃除をしやすくする
- 床の色を工夫する
ここまでポイントをおさえることが出来れば、掃除に対してストレスを抱えることはなくなります。
壁紙を工夫して手間をできるだけ省く!
「トイレなどの水回りやキッチンの悩み」
湿気・ニオイ・汚れ
そんな悩みを解決できる壁紙があるなら知りたいですよね!
その願いを叶える壁紙についてお話しします。
【湿気やニオイがこもる水回り】
トイレや洗面所は湿気が多いため、カビが生えやすい場所です。
さすがに掃除しても防ぎようがない部分でもありますよね。
対策は壁紙を工夫することです。
具体的には、壁紙を珪藻土壁紙にすることです。
「珪藻土の特徴」 調湿性・断熱性・空気洗浄の効果が期待できます。 湿気だけでなく、お風呂の寒さやトイレのニオイまでカバーしてくれる。 |
しかし珪藻土壁紙はデザインのバリエーションが少ないというデメリットもあります。
デザインにもこだわりたいという方は、機能性壁紙を検討してみてください。
これはキッチンの壁紙としてもおすすめです。
機能性壁紙は様々な種類があります。
- ニオイを消してくれる消臭効果のあるもの
- 菌を退治する抗菌効果のあるもの
- 油汚れなどが付きにくい汚れ防止効果のあるもの
こういった壁紙を上手く利用すれば、掃除の悩みも解決できますね。
家具家電周りの掃除をしやすくする方法
家具や家電は動かしにくいため、掃除もしにくいですよね。
動かせないものは動かせなくても掃除が出来る工夫か、動かせるように工夫をしてしまえば解決できます。
実は全く難しいことではありません。動かせない家具は、ベッドや棚などですよね。
「ベットの掃除の際困るのは?」
掃除機が入らない微妙なスペースが開いていることですよね。
【掃除が入らないベッド下の掃除解決策】
ならばいっそのこと隙間を埋めてしまいましょう。
・ベット下の空間に収納が付いているものも
・そもそも空間がないような作りのベットもある
掃除をするスペースが元々ないのであれば、掃除しにくいと感じることもありません。
【ホコリの貯まりやすい棚の掃除解決策】
①扉を付けてしまえば掃除をする頻度を抑えられます。
扉を付けることによってホコリが溜まりにくくなりますし、中が見えなければそれほど気にすることもなくなりますよね。
②もう一つの解決策は動かせるようにするということです。
車輪を付けてあげればいいんです。
特に)
洗面所は髪の毛が沢山落ちていますし、洗濯機まわりはホコリがいっぱいです。
収納や洗濯機に車輪が付いていたら掃除しやすいですよね。
収納に車輪が付いているものはニトリなどでもよく売っていますよね。
洗濯機はキャスターに乗せると動かせます。
便利な世の中になりましたね(笑)
これらがあれば、隙間にホコリが溜まり続ける心配がなくなりますね。
汚れが目立たない床の色を選ぶ
そもそも汚れが目立たない床の色にしてしまえば、掃除をする頻度を減らせます。
床の色は大きく分けて3パターンあり、それぞれ特性があります。
・黒系(ダーク)
・中間色(ミディアム)
【髪の毛や傷が目立つ白系】
白系の床は部屋を広く明るく見せてくれますが、髪の毛などの小さなゴミも非常によく目立ちます。
また、傷や汚れも目立ちやすく、劣化が分かりやすいので掃除に対して神経質になりやすいです。
掃除を最優先に考えた場合、1番おすすめ出来ない色です。
【ホコリが目立つ黒系】
黒系は白系の逆で、髪の毛や細かい傷は目立ちません。
しかしホコリは目立ちます。
また、水や牛乳など液体をこぼすと水垢などははっきりと分かってしまうので、拭き取り掃除をこまめに行わなければならない色です。
【一番甘やかしてくれる中間色】
中間色は髪の毛や傷も目立ちにくく、水垢などもあまり気になりません。
掃除の頻度が一番少なく済むので、私たちを甘やかしてくれる色です。
インテリアも合わせやすいので、掃除の面からもトータル的にみても、1番おすすめです。
床は掃除をするかしないかの判断基準にしやすいですよね。
極端に汚れが目立ちやすい床の色にしてしまうとストレスが溜まりやすくなります。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
さいごに
これからの長い人生を暮らしていくお家ですから、きれいな状態を保ってあげたいですよね。
掃除が行き届いている家は、劣化も遅く、ランニングコストも抑えることが出来ます。
掃除のハードルが高いと、どうしても掃除をするのはお母さんだけになってしまいやすいです。
しかし掃除のハードルが低い家なら、お父さんやお子さんでも掃除が出来ます。
掃除をしやすい家にするためのコツは、手の届きにくい場所を減らすことと、掃除の予備動作をなくすことです。
これさえ忘れなければ、きっと家族みんなが掃除に参加できるお家になりますよ。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
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勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
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