建売住宅を購入された皆さん、新しいお家の住み心地はいかがでしょうか。
やはり、新しい「自分の家」は何かと新鮮で気持ちの良いものですよね。
だけど、建売住宅を購入していざ住み始めてみたら「こんなはずじゃなかった…」と後悔している人が多いってことを知っていますか!
ほとんどの人は一生に一度の大きな買い物だと思って、何度も何度も考えて購入しているはずなのに‥どうしてそんな風になってしまうのでしょうか。
せっかく手に入れたマイホームだからこそ、家族みんなで気持ちよく暮らしたいですよね。
そこで、今回は建売住宅を購入した人が、「どんなことで後悔したのか」その理由について話を聞いてみました。
これから、お家の購入を検討されている方は、ぜひ「後悔した人達の声」を参考にして、建売住宅の購入を考えてみてくださいね。
目次
【建売住宅の購入に後悔‼︎】その理由とは!
「念願のマイホーム」だったはずなのに、なぜか居心地が悪く感じてしまう‥
「それって建売住宅だから、仕方がないことなの?」と住んでみてからの不満がいっぱい!
「もう、一層のこと売ってしまいたい」と考えてしまうほど後悔されている人がたくさんいます。
さて、皆さんはどんなことに不満があるのでしょうか。後悔している理由をまとめてみました!
家事が思うようにはかどらない!
新しいお家に住んでみて初めてわかること、それが「家事同線」です!
【家事同線】 家事同線とは、料理や洗濯、掃除などの家事をする際に、人が動く経路のことをいいます。 一般的に、家事同線が短いと、無駄な動きをしなくて済むので、家事を効率よくスムーズにすることができます。 反対に家事同線が長いと、動く距離が増えてしまい思うように家事がはかどりません。それどころか、家事をすることが嫌になってしまったり、ストレスを感じてしまうことさえあります。 |
やはり、毎日することだから家事同線は主婦にとってはとても重要になってきます。
しかし、実際に家事をしてみると、最短距離で動けなかったり、部屋の使い勝手が悪いなど、不便な間取りにイライラしてくるようです。
まず最も多いのが、洗濯してから干すまでの移動距離や間取りに不便を感じている意見でした。
〜夢のマイホームを手に入れたAさんの話〜
建売住宅を購入するまで、ずっとマンションに住んでいたので、2階建ての家に住むことにすごく憧れていました。
しかし、暮らし始めると、洗濯をすることに苦痛を感じるようになってきたのです。
というのも、毎日、1階から2階へ洗濯物を抱えながらの移動がかなり大変で、結構腰に負担がかかるからなんです。
それに、洗濯物の量が多すぎて、階段を何回かも踏み外したこともあり、怖い思いもしたことがあります。
洗濯物を干すのに、2階建ての家がこんなに大変だとは思いませんでした。
1階の外や、洗面所干すスペースがあれば、もっと楽に洗濯物が干せたのに‥この先、年を取ってくるので不安で仕方がありません。
このように、洗濯物を干すのに「1階と2階への移動がつらい」と言った意見が多く、他にも洗濯物をたたんでからしまうまでも、各自の部屋へいちいち持っていく煩わしさがあるみたいですね。
【コンセントは廊下にもつけるべき!】 掃除機をかける度に、各部屋に付け直すのが面倒くさい。後もう少しというところでコンセントが外れてしまう。 |
【キッチンのコンセントの数が少ない!】 冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器、ポットなどの調理器具をつなぐコンセントが少ないため、よくブレーカーが落ちる。料理をしている最中なのでイラッとします。 |
【2階のベランダには水栓が必要】 洗濯物を落としてた時にすぐに洗えないし、ベランダを掃除する時も、1階からわざわざバケツに水を汲んで運ばないといけない。その度に水がこぼれて、床拭きと言った家事が増える。 |
【ゴミ出しに手間がかかる】 ゴミを外にまとめてゴミ箱に入れているのですが、外から表への通路がつながっていないため、ゴミ出しする時は、わざわざ玄関から回らないといけないのが不便。 たまに、ゴミ袋が破れてたりすると、床が汚れて最悪です。 |
【料理しづらいキッチン】 キッチンが思ったよりも狭すぎて、食器棚の前に、ゴミ箱やペットボトルなどを置いてしまう。 食器を取り出す度に、いちいちゴミ箱などを動かさないといけないのでスムーズに動けない。 |
一戸建ては、ほとんどの人が初めて建てるものだから、実際に使ってみるまでは、不便かどうかなんてわからないですよね。
しかし、建売住宅の不満は「家事同線」だけではなく他にも次のような意見がありました。
「盲点」だらけ?下見をしたはずなのに!
建売住宅を購入する前に、下見をしたはずなのに‥暮らしてみてから「あっ!」と気づくことってありますよね。
次は、建売住宅を購入し、実際に家事をして初めてわかったBさんの後悔を紹介します。
〜掃除が増えてしまったBさんの話〜
数年前に建売住宅を購入したのですが、我が家の「対面キッチン」のコンロの前には仕切りの壁がありませんでした。
最初は「仕切り壁が付いていないのが普通なんだ」とか「部屋を広く見せるために仕切りの壁がないんだろうな」ぐらいにしか考えていませんでした。
しかし、その考えが甘かった!
仕切りの壁がないがために、リビングの一部が料理の時に飛んだ油で汚れていたんです。
いくら換気扇を回していても、油って飛び散るんですよね。
それに、リビングが魚など焼いたニオイで充満するし、料理の熱で部屋が暑くなるし‥
仕切りの壁がないだけで、こんなつらい思いをするとは想像もしていませんでしたし、今頃気付いても遅いとわかっているのですが、残念で仕方がありません。
そして、他にもこんな意見がありました。
【吹き抜けの家に住んでみて‥】 吹き抜けの家のメリットは、1階の天井がない分部屋が広々として、圧迫感がないところですが住んでみてわかったことがあります。
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【思ったより部屋が狭かった】
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【家にあれば良かったもの!】
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このように、建売住宅を購入した人の中には、使い勝手の悪さなどを「不満」に思っていることがたくさんあります。
1つぐらいの「不満」だったら、仕方がないかと思えるかもしれませんが、あれもこれもだと「今の家を売って、新しく家を買いなおしたい!」ってなるんでしょうね。
「建売住宅」と「注文住宅」どちらを購入する?
「最初から自分で選んでおけばよかった」「もっと自分に合った間取りがあったはずだ」などと建売住宅への不満をあらわにし、こんなことなら「注文住宅」にすればよかったという声も少なくありません。
【2つの住宅を比較してみよう!】
そこで、まず最初に、この2つの住宅の違いについて見ていくことにしましょう。
【販売方法】
- 「建売住宅」:土地と建物がセットで販売されている。
- 「注文住宅」:土地を持っていれば、建て替えなどができる。土地がない場合は、土地探しから始めて家を建てなければなりません。
自分で土地を探すのが面倒だと思う方は土地とセットの「建売住宅」が向いています。
【間取りなどの設計】
- 「建売住宅」は、建物の完成後に販売が開始される場合と建築中に販売がスタートする場合がありますが、いずれも間取りなどの設計がほとんど決まっています。
- 「注文住宅」では、ハウスメーカーや工務店などに設計を依頼して、自分好みの家を建てることができます。
家に対して、こだわりたい方は「注文住宅」が向いていますが、設計など、細々としたことを決めるのが苦手な方は「建売住宅」向きです。
【近所付き合い】
- 「建売住宅」は、分譲住宅として販売されているため、ほとんどが同じ仕様の建物が並んでいます。また、新興住宅地のように、新たに開発された土地などにもよく建てられています。
- 「注文住宅」で土地を探している場合、住宅用地の売土地などがあります。
建売住宅」の場合は新興住宅地のため、割と同世代の家族が多く近所付き合いがしやすいですし、その土地に馴染みやすい。
「注文住宅」の場合は、既にある住宅の中に一軒だけ建てることもあるので、その土地に馴染むのに時間がかかるかもしれません。
この2つについての「メリット」と「デメリット」を表にまとめてみましたのでご覧ください。
建売住宅 | 注文住宅 | |
メリット |
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デメリット |
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建売住宅は、どちらかと言うと「住み心地」や「使い勝手」よりも「安さ」を売りにしています。
ですから「建売住宅」は「注文住宅」に比べて予算が比較的安く購入することができます。
よくスーパーなんかでも、まとめ買いすると安くなりますよね。それと同じってことですね。
さらに言うと、建築してから1年経つと「新築」と呼べなくなってしまうので、住宅メーカーはギリギリまで値段を下げてでも売ろうとします。
「注文住宅」は、そもそも売るという契約があってこそ成り立ちますから、値段を下げてまでも売る必要がありません。
なので「建売住宅」は比較的、安く購入できることになります。
コストを抑えたい方は「建売住宅」が向いていますが、意外と追加料金がかかる場合があります。
「建売住宅」を契約する前に「標準仕様」には何が含まれているかきちんと確認する必要があります。
お家に付いていて当たり前だと思うものが、ない場合もあるのでご注意ください。
「標準仕様」のことは次の関連記事を参考にしてみてくださいね。
「建売住宅」と「注文住宅」の違いは、大まかに言うと「既製品」であるか「オーダーメイド」するかです。そして、どちらが自分に向いてるかってことです。
多くの人は、その安さに惹かれて、建売住宅を購入されますが、住んでみてから後悔をしている人もいます。だけども、それでは楽しくないですよね。
そこで、ちょっと、後悔の声を出す前に考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
【建売住宅の購入に後悔】考え方変えて不満解消!
考え方には良い方向に考えるプラス思考と、悪いことばかり考えるマイナス思考があります。
マイナス思考だと、なんでも悪い方へ物事を考えてしまうので、気持ちも沈みますし、自分を責めてつらくなるだけですよね。
家の場合でも同じで「建売住宅」を購入したことに後悔ばかりしていても、何も変わることがなくつらいだけではないでしょうか。
そこで、「考え方」を変えることができた友人Aさんの奥さんを紹介します。数年前に「建売住宅」を購入した時のことです。
〜友人Aの奥さんのストレス〜
友人Aさんは、家は住んでいるうちに自然と慣れていくものだと思っていたそうです。
最初の頃、奥さんは「洗濯機をまわしている間にキッチンで料理をして、時間を有効活用しよう!」と考えていたと言います。
しかし、洗濯機からキッチンまでがちょっと遠いため、洗濯が終わった音が聞こえないと‥
だから、何回か洗濯が終わっているかどうか確認しに行くそうですが、その度に料理を中断しないといけないと言います。
それに、洗濯が終わっているかどうか気になって、料理に集中できない時もあるそうです。
家の中のちょっとした距離だけど、奥さんは「不便だ!」「もっと洗濯機とキッチンの場所が近い家にすればよかった」などと後悔をよく口にしていると言います。
「建売住宅」でも、それなりに家事同線は考えて設計されていますが、やはり「人によって違う」ってことなんだなと、友人Aさんは思ったそうですよ。
家事同線は、実際に暮らしてみないとわからないことが多いですよね。
それに、ちょっとしたことかもしれないけれど、毎日のことだから、積もり積もって、大きな不満にもなります。
不満をため込まないためにしたこと
そこで、友人のAさんは、住み始めた頃は「妻が家のことで、ブツブツと文句ばかりなんだよ」と言っていたので、これではいけないと思い、奥さんに「ある考え方」を話してみたそうです。
~プラス思考な考えに変えてみた~ 友人Aさんは、奥さんに「思い切って考え方を変えてみたら」と提案したと言います。 今、洗濯機の音が聞こえないのは、キッチンと離れているからであって、もし近くにあったら毎回とてもうるさく感じていたのではと奥さんに話をしたそうです。 あと、そんなに頻繁ではないにしても、お客さんが来ることもありますよね。 そんなときに、キッチン、つまり生活スペースにまで洗濯機の音が聞こえていたら恥ずかしいだろうし‥ お客さんは気にしなくていいと言ってくれるかもしれないけど、住人としたら気が気じゃないだろうと、洗濯機が離れていてよかったと思えることを話したと‥ そうすると、奥さんは「物は考えようなんだね」と言って友人Aさんの意見に納得してくれたそうです。 |
良いも悪いも、人それぞれの考え方によります。できれば、物事を悪いように捉えるのではなく、プラス思考に考えてみませんか。
どうしてもマイナスに考えてしまう人はプラス思考の人に愚痴を言うのではなく、どう考えるか聞いてみましょう!
何回かプラス思考の考え方に触れることで、自分の考え方をかえることができるかもしれませんよ。
それだけで、気持ちも暮らしも、きっと楽しくなるのではないでしょうか。
【建売住宅の購入に後悔】家の売却の流れ!
「建売住宅」の住み心地の悪さばかりが目に付いて、後悔ばかりの毎日…
「だったら思い切って売る!」と決めた方も、まだ迷っている方にも、簡単に「家の売却」について紹介していきます。
【家を売却するために知っておくべき事】
まずは「家を売る目的」や「家の相場」を把握しておきましょう。
そうすれば、次の住み替えの家の資金計画をたてることができますし、不動産会社との話し合いの時にも必ず役立ちます。
「家をいくらで売却したいのか」「住み替えの家はどうするのか」などを、今の家を売却する前にしっかりと考えておく必要があります。
【家を売る目的】
今回のように「今の家にとても不満があるので、どうしても他の家に住み替えたい」といった理由の場合
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このように、「家を売る」理由が同じであっても「高く売りたい」か「早く売りたい」と、人によって目的が違ってきます。
もし、家を早く売りたいとなれば、不動産会社に直接買い取ってもらう「買い取り制度」を利用する方法がありますが、一般的に売却価格は安くなってしまいます。
「早く売りたい」か「高く売りたい」と言った家を売る目的・理由によって、売却価格がが変わってくることがあります。
他にも、例えば「親と同居することが決まったので、今の家だと手狭になる」「ローンの返済がどうにも厳しくなった」など様々な理由がありますよ。
【家の相場】
「建売住宅」を売却したいなと思ったら「自分の家がどれくらいで売れるのか」知っておきましょう。
だいたいの相場は、実際に行われた不動産取引の価格がわかる、国土交通省 土地総合情報システム(不動産取引価格交渉情報)を使って調べることができます。
また、中古住宅を掲載しているサイトなどで、自分の家と似たような物件を探して、いくらぐらいで売り出されているのかを確認するのも一つです。
(※こちらはあくまで売値なので、参考程度に考えるようにしましょう。)
不動産会社決定から売却までの流れ
基本は不動産会社に売るということになりますが、個人で探すことも可能です。
少ない例ですが、知人に売れそうということであれば、そちらで話を進めることができます。
【不動産会社の探し方】
不動産会社の調べ方には大きく分けて、3つの方法があります。
無料査定をしているサイトもありますし、全国規模で運営しているところが多いので、情報量の多さが魅力です。 |
不動産会社には、中古居住用の売買や新築の販売などのように、扱う物件の種類によって大きく異なります。
ですので、それぞれの会社の内容を理解して、自分に合った不動産会社を探していきましょう。
そして、不動産会社は一つだけではなく、複数の不動産会社を比較して色々な情報を集めることが大切です。
そして、不動産会社が決まったら、次のような流れで話が進んでいきます。
⇓
媒介契約(不動産会社に売却を任せると正式に決めること)
※仲介手数料に関する事項や不動産会社の報告義務なども契約内容に含まれます。
⇓
内覧(購入希望者が実際に住宅を見に来ること)
※購入希望者が要望すれば開催されます。
⇓
売買契約(価格や引き渡し日などの条件が整い、正式に購入の意思表示がなされること)
⇓
決済と引き渡し(代金が支払われ、登記事項証明書や鍵、その他書類などを購入者へ渡すこと)
これで売却が完了ですが、不動産売却の期間は、それぞれですが、通常で約3〜6ケ月ぐらいかかります。
しかし、買手が見つからない時は、通常の期間よりも長くかかる場合もありますので、不動産の売却は時間がかかるということを理解しておく必要があります。
まとめ
もし、実際に、今住んでいる家を売るとなると、時間も手間もかかります。
それでも、家はずっと住み続ける大切なものですから「売ると決めた時も」「売らないで別の方法を探していく時も」、自分たちが納得できるように進めていくことがとても大切です。
長い人だと50年以上を一緒に過ごしていく我が家ですから、できれば自分の気持ちも健康的に暮らしていきたいですよね。
多くの人は一生に一度の買い物ですので、一回ですべて満足できるような家を建てることはなかなか難しいかもしれません。
そんな中で「売却して次こそ!」と思うもよし「考え方を変えて、家を育てていく」とするもよし!
家はあくまで生きていく中でのツールにすぎません。
家と家族とともに、心も健やかに暮らしていきましょうね。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
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