新築で家を建てたら、内装もなるべくならこだわりたいものですよね。
今回は「階段の照明」にスポットを充てていきたいと思います。ちなみに階段にはどんな照明器具をつけたいですか?
階段は間取り図だけだと、ちょっとイメージがしづらいので、直接現場に行って確認したいですよね。
階段を挟む複数のフロアは、空間のつながりも考慮しなければならないので、プロの設計士も特に慎重に考えなければならない部分なのです。
階段に照明器具をつけるなら、まずどんな照明器具にするか、付けるのならスイッチはどうするか、明るさも大事だけれど、電気代もお得な方が良い・・。
など疑問や要望もたくさん、出てきそうですよね!
よく分からないから設計士さんに丸投げしても、自分がつけたい照明器具はきちんと明確にしておいた方が良いです。
特にスイッチの位置は始めにつける場所を間違えると、入居後にスイッチの位置を変更することは容易いなことではないので、自分が付けたい照明器具が付けられない!
・・なんて事になったら切ないですよね。
改めてご自宅の間取りと見比べながら、理想の階段照明を実現していただきたいと思います。
その判断材料に、この記事が少しでもお役に立てられたら嬉しいです。
魅力的な新築住宅の階段の照明器具を紹介
天井に埋め込んだり吊したりする天井灯と、壁につける壁照明などがあります。
その他に、階段の足元を照らすフットライトもあります。
注文住宅なら、自由度が高いので手すりの中に照明を組み込むこともできるようです。
【照明器具を選ぶ際のポイント】
家全体の内装と照明器具の雰囲気や色を統一させるとうまくいきます。
空間の調和(家の雰囲気)を意識しながら無難なものから選ぶことをおすすめします。
陥りやすい落とし穴…
あえて演出として奇抜な照明器具や色を選ぶ場合もありますが、それはとても高度なデザイン感覚と言いますか、上級テクニックとなりますので失敗もしやすいです。
◆階段照明は、主に以下のような照明器具が取り付けられていることが多いです。
オシャレなデザインが多い「ペンダント」
名前の通り、天井から吊して使う照明器具です。
ペンダントライトは魅せる照明器具として大変人気があります。
我が家は木をふんだんに使った家なので、個人的には、このタイプはともて好きですが、白系のモダンの家には合わないかもしれませんね。
カットガラスから漏れる光が美しかったり、天井や壁に幻想的なシルエットの影が映し出されます。
これは光の演出に最適な白系の家には最適かもしれません。
【選べる種類が多いのが特徴的】
吹き抜けの階段なら、1灯でも3灯タイプのペンダントライトをつけるのもオシャレですね。大ぶりなものから、小ぶりなものまで幅広いデザインのものがあります。
吹き抜けの階段なら、こんな丸いお月様のような照明もとても可愛らしいですね。
華やかさを演出する「シャンデリア」
天井からコードやチェーン等で吊り下げて使う多灯型の照明器具です。
一気に空間が華やかで豪華になりますね!
明るさは控えめですが、見る人の心をグッと惹きつけます。
階段などの狭い空間にあると存在感があることまちがいなしですね。
日が落ちて暗くなると、シャンデリアは特に幻想的な雰囲気で素敵ですよね。
【意外な場所でも売っている?!】
なんとなく、高級なお店にありそうなイメージのシャンデリアですが、庶民の味方の「ニトリ」などでも販売しています!
さすがに価格は少し高めとなりますが、気軽に足を運べるところにあると実物を見に行けるのでいいですよね。
あと、電球が切れた場合にもすぐに買いに行けるという利点もあります。
洋風な家にぴったりな「ブラケット」
壁に設置する照明器具で、光るオブジェと例えられています。
個性的でアンティークなものから、無難なものまでデザインがとても豊富です。
【オシャレなものからシックなものまで幅広い】
窓がない壁ならブラケットライトをつけると壁にも光が広がるので明るさが得られます。
【取り付け工事は必要】
取り付けに工事が必要になりますが、配線器具がついていれば電源工事は不要ですぐにつけられるのも良いです。
定番中の定番「ダウンライト」
天井に埋め込むものでシンプルですっきりとした印象になるのが特徴のライトです。
天井から音楽が流れるのも素敵ですね。朝なら小鳥のさえずりの音源を流したりなんてことも・・。時間帯によっては良いですね。
最近では、スピーカーつきのダウンライトもあるので、スマホ等に入れた音源をBluetoothで流せるので、天井から明かりと音の演出ができて生活の質が変わります。
【種類が豊富】
ダウンライトはいくつかの種類があります。
天井が傾斜の場合に光が床面に対して垂直に照射されるよう電球が斜めに設置されているものから、スポットライトのように角度を自由に変える事が出来るもの、和の空間に似合う素材を使用しているものまであります。
枠の形が丸だったり四角だったり、素材も木のものを使っていたりと、枠素材にこだわりがあるものまであります。
【シーリングライト】
また、似たような照明でシーリングライトと言う照明もあります。
こちらは、天井に直接取り付けるタイプの照明で、全体を均一の明るさにするため、ダウンライトより明るいですが、どちらかと言うとリビングなどの長く時間を過ごす場所に使われています。
階段にピッタリなフットライト
朝方や夜間など階段の上り下りをする際に、足元を照らしてくれる照明器具です。
新築の場合は四角く薄型で、壁に埋め込まれているタイプのものが多いです。
暗くなってから通ると点灯します。ライトの上部にカバーがあるので床に光が向かうのでまぶしい思いはしなくて良さそうです。
イメージ的にはこんな感じになります。
明るい時間帯はフットライト自体が目立ちにくく、壁面に出っ張りがない方が邪魔にならないので、安全面も兼ねておすすめです。
【設置が簡単なタイプもある】
施工が簡単にできるものが、階段の壁に埋め込むタイプのものがあります。
数段おきに設置するとバランス良く足元を照らしてくれるので安全でホッと安らぐ階段になります。
新築やリフォームの際でフットライトを作っておくと良いです。
後からフットライトをつけることは容易ではないので注意して下さい。
その場合は電池式のものを選ぶか、コンセントに差し込むタイプのものしか選択できなくなります。
コンセント付きもあります。掃除機などをかけたい時にあると便利ですね。
こえはこれでとても便利に思いますけどね!
階段照明は好みのだけで選んで良いの?【※体験談あり】
新築住宅につけたい階段照明の種類を見てきましたが、どれも素敵で、どれをつけようか迷ってしまいますね!
もちろん好みで選んでも全く構いませんが・・。
選ぶ際には、デザイン性の他にも、できるなら長く使えそうなものを選ぶと良いかと思います。
また扱いやすさも考慮できたら良いですね!
見た目デザイン性だけでは選ばないほうがいい?!
家を買った知人から少し体験談があったので、ご紹介したいと思います。
◆ペンダントタイプ・シャンデリア等の照明器具を使用した知人の話
知人Mさんの話
新築で家を買いました。我が家では吹き抜けの階段が自慢です。
そこに大きなお月様のようなペンダントタイプの照明器具をつけることにしました。
1灯だけでなく、5灯くらいの大小組み合わせてつけたので、とってもオシャレで綺麗になりました。
友人を家に招いた時に、友人の子どもがお月様のような照明をみて、はしゃいでとても喜んでいます。子どもにも喜ばれます。
夜になると外の窓から照明の灯りが見えるので、家に帰るのが凄く楽しみになりました・・!
|
しかし、こんなデメリット部分の意見もありました。
デメリットだと思ったこと
ただ、掃除がしづらいです・・。
吹き抜け階段だけあって高さがあるので、到底自分一人では危険で出来そうにありません。
掃除はなんとかごまかせるかも(?)しれませんが、電球が切れた場合はそうはいきません。
仕方がないので業者に頼むことにしたのですが、ハシゴを登る人、ハシゴをおさえる人の一人分の日当料金と、危険割り増し料金が別途かかると言われました。
見た目はとても豪華なだけに、うちにはそんなにお金をかけられなかったので余分な出費となってしまい、そこは失敗したなと思いました..。
これは予想外でしたね・・。他にもこんなお話を伺えました。
シャンデリアについてのお話になります。
知人Cさんの話
新築の内装にこだわりたいところが階段の照明だったんです。
友人の家に遊びに行った時に階段の照明がシャンデリアで、一瞬で心を持っていかれましたね(笑)
うちもシャンデリアにしよう!と決めて、さっそく注文を出しました。
つけてからは本当にオシャレになり、周りからもセンスが良いと褒められるようになりました!
シャンデリアなんて到底つけれる筈がないなんて思っていましたが、最近ではお手頃な値段から買えるシャンデリアがたくさんあったので、迷わずそれを注文しました。
取り付けは天井に既にシーリングと言う配線器具が設置してあったので簡単につけることができました。
夜は特に幻想的な雰囲気になります。
一つあるだけでこんなに階段が変わるものなのかと・・。
階段の照明器具をオシャレなものにするだけで、見栄えも良くなり、本当に楽しいです。
|
しかし、こちらにもやはりデメリット部分もあるようです。
デメリットだと思ったこと
シャンデリアも見た目が豪華で大好きですが、夜になると灯りがそれほど明るくなく薄暗いので、階段の照明にはシャンデリアだけでは危ないなぁと僕は思いました。
夜は特に幻想的な雰囲気で良いのですが、足元が暗いので、足ともにライトを置いています。
シャンデリアも色々な種類がありますが、自分が好きで選んだシャンデリアは電球だった為に玉切れが定期的にあり交換が必要でした。
やはり見た目も大事ですが、LED対応のシャンデリアだったら電池も長持ちで電気代も安いようです・・。
電球も頻繁に交換も要らなかったと思います。
使いやすいものにすれば良かったと後悔しています。この際デザインなんてもうどうでも良くなってしまいました・・。
ペンダントタイプ等は綺麗で可愛いけれど、灯具自体が華奢な為に壊れることがよくあるのだとか…。
電球はLEDにした方が電池は長持ちするので頻繁に交換しなくて良いし、シーリング設置だと工事が不要になるので、業者を呼ばなくても自分で照明器具を取り付けられるメリットがあります。
ただ取り付けに自信がない場合は業者を呼んだ方が良い場合もあります。
照明の明るさは場所によって変えておきたい
照明器具のランプの明るさは形状に限らず白熱電球なら60W程度のものが多く見られます。
LED電球の場合、単位はルーメンを使いますが、数値が大きければ大きいほど明るいランプとなります。
数値は230lmが暗めで、600lm~当たりが中間、800lm~1520lmが明るいです。
|
照明はデザインも大事なポイントだと思いますが、照度をうまくコントロールすると陰影を作ることができます。
昼と夜の雰囲気が全く違うものになるのも魅力的です。
その際はすべてを明るくするのではなく、高低差や位置をうまく配置してみると良いかもしれません。
しかし、目の不自由な方や、お年寄りの場合は照明の明るさは1ランク上の畳数を選ぶ方が安心です。
天井や壁の照明の明るさでは足りない場合は、迷わずフットライトをつけることもおすすめします。
雰囲気作りは大切ですが、足元がよく見えるという機能も備えているので是非検討してみて下さい。
センサースイッチをつける場合は位置に気をつけて!
照明をつける際に、もう一つ考えておかなければならない事が、スイッチの設置です。
人が来ると自動でスイッチが入るパナソニック製品の「かってにスイッチ」が有名です。
センサーが人の動きを感知して灯りをON/OFにしてくれるので、消し忘れの心配もなく省エネに役に立ち、とても便利なスイッチです。
自動と連動入りの切り替えができるので、時間が経つと勝手に消えてしまうのを防いでくれることもできます。
知人Aさんの話
新築の家の階段の照明を何にしようか家族の間で検討したところ、自動でスイッチが入って消してくれるものがあると知り、それは便利だと言う事でパナソニック製品の照明器具に、それと連動する「かってにスイッチ」を取り付けることにしました。
取り付けてからと言うもの、階段を上がる際にいちいちスイッチを探して押さなくていいので、大変便利になり嬉しくなりました。
【気がかりなこと】
ただ、気がかりな点を申しますと、年老いた義理の母と同居している為、その義理母には文句を言われてしまいました。
それは、「階段を上っている最中に電気が消えるんだけど、危ないじゃない!」という事でした。
不思議に思って階段を上りましたが、自分はなんともなかったです・・。
【原因判明】
後から分かった事ですが、年老いた人などが階段をゆっくり上がっている最中に、タイマーが途中で切れてそれで照明が消えてしまうとのことでした。
それと、「廊下も電気つかないわね!どうなってるの?」と・・。
【設定ミス】
階段照明のかってにスイッチの他に、階段を上がった先の廊下にも同じくかってにスイッチを設置してしまった為に、階段の照明がついている時は、その光を感知して廊下のスイッチは作動しなくなり、上った先の廊下は真っ暗になってしまいました。
連動した空間にこのスイッチをつけることは避けた方が良いと思いました。
しかし新築でスイッチを一度設置してしまうと、修正することはほぼ不可能なので困っています・・。
自分は直ぐに対応できますが、年老いた人が同居となると状況も変わってしまうので、今はダブルの悩みになってしまいました・・。
|
以前に書いた記事でも階段の危険性について取り上げていますので、こちらもどうぞ。
最後に番外編として天然の光を取り入れる階段の「窓」について話していきたいと思います。
階段に窓があると更にグット!照明以外にもこんな効果が!
新築で家を建てる際に、できるのであれば階段に窓をつけることをおすすめします。
その理由は窓があれば常に明るい事と、いちいちスイッチをつけなくて良いので省エネに繋がります。
窓をつけるなら、以下のものがおすすめです。
【オペレーター付きのたて滑り出しがおススメ】
夏は風がよく循環して、空気の流れが良くなりますので、湿気を防いでくれて、カビやダニに悩まされることが減ります。
階段をのぼった先に外の空気があたると、何だかとても清々しい気持ちになりそうですね!
【窓設置のデメリット】
デメリットがあるとすれば強風の時は窓がバンと開いてしまう時もあったり、雨の場合なども考慮して網戸なども一緒に設置した方が良いでしょう。
その網戸にも外から虫がついてしまう場合もあるので、はめ殺し網戸にしたら虫の侵入は完全とは言えませんが防ぐことはできます。
一度設計士さんにご相談されてみると良いでしょう。
【窓は明るいけど見えちゃう?!】
また、窓の位置によってはこんな困りごともあるようです。
思わぬことになってしまったMさん
階段に窓を設置して、明るさもほどよくとれてバッチリだと思っていたのですが…
数年後に隣に家が建ちました。その家の2階のトイレの窓と我が家の階段の窓の位置がちょうど同じ位置になっていまい。
一度、トイレ中のお隣さんと目が合ってしまった!!!ということがあってから、そのまどにはロールカーテンを付けて、半分は下がったままになっています・・・。
以前のように明るい階段ではなくなってしまって、なんだかとっても損した気持ちになってしまって、でもどうしようもないので我慢しています。
これはとても、残念としかいいようがありませんが、対策としてはロールカーテンより曇りガラスになるようなシートをはると明るさは確保できるかなと思います。
まとめ
階段に限らず照明器具は工夫一つで新築の家をおしゃれに演出したり、電球もLEDを選択すると電気代も安くなり省エネにも繋がりますね。
照明器具をつける場所を決めたら、スイッチの位置も間違えないようしたいものです。
入居後にスイッチの位置を変更することは容易な事ではありませんので、そこは気をつけたいポイントでした。
こんな照明器具をつけたいと思えるものがあれば、是非実現させてみて下さいね。
家に帰るのがとびきり楽しくなりますように。
スポンサーリンク
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
比較してもらうと自分に合った最安値の火災保険を見つけることができます。
無料でたったの3分で出来るのでやらない手はないですよ!
→最安値の火災保険を見つける
火災保険を安くするコツ
実際に私が火災保険の一括見積をして、火災保険が16万円安くなった過程を無料公開中。
→火災保険を安くする方法を知る
火災保険を安くする方法