マイホームを建てる時「間取りをどうするか」というのは誰もが考えますよね。
でも「神棚を設置するかどうか」で悩むかどうかは、かなり個人差があるのではないでしょうか。
「自分たちはいらないけれど、親や親戚が作ったほうが良いと言っている」
「作らないとバチが当たりそうな気がする…」
神棚自体が減ってきている現代では、神棚は「知っているようで知らない存在」ではないでしょうか。
また、今まで神棚を設置することを考えていなかった方にとっては、なぜそんなに設置にこだわるの?と戸惑うこともありますよね。
今回はそんな神棚の必要性についてやマイホームや家族にとっての神棚の役割について考えていきたいと思います。
神棚にマイナスイメージがある方も、読み終わった後は「うちにも神棚置こうかな」と前向きな気持ちに代わっているかもしれません。
最後までぜひご覧ください。
目次
ズバリ!新築の家に神棚は必要なのか
みなさんのご実家には、神棚はありましたか?
あった方は「神棚は必要」、なかった方は「神棚は必要ない」と思われることが多いのではないでしょうか。
神棚が必要かどうかは、それぞれの考え方によって変わります。
結論から言ってしまえば、『必ず設置しなければいけないものではない』です。
神棚を置かなかったからと言ってバチが当たるわけでもありません。安心してください。
この機会に!価値観を話し合おう
逆に言うとトイレやキッチンのように、「ないと困るというものではない」からこそ、それまでの生活スタイルや考え方の違いが出やすいところなのですよね。
結婚して何年か経って「お互いのことはなんでもわかったつもり」になっていても、家づくりで相手の新しい一面を知ることも多いです。
妻の友人が家を建てる時の話です。
奥さんは間取り、特にリビングの大きさと子供部屋の位置について、まず決めておきたいと思っていました。
日ごろ子供たちのことをよく話し合っているので、旦那さんとそれほど意見は違わないと思っていたのですが…
旦那さんがまず決めなければいけないこととして挙げたのが神棚の位置だったのです。
旦那さんの実家には神棚がありましたが、そんなに信心深いタイプだと思っていなかったので、驚きました。
奥さんは神棚を設置することは全く考えていなかったそうです。
旦那さんとよく話し合った結果、神棚を設置することに決めました。
家づくりの時に、育ってきた環境の違いを改めて考えることは多いですね。
自分たちの考えだけでなく、親戚の声も耳に入ってきますから、「神棚を置かないの!?」という声を聞くと今まで必要性を感じなかった方も気になるものではないでしょうか。
どのくらいの人が神棚を設置しているの?
第一生命経済研究所では、20歳~84歳の男女を対象に「宗教的心情としきたりの関連」についての調査を行い、神棚の保有率について示しました。
2009年には37.0%でしたが、2012年では29.3%でした。
「子供のころにあった」かどうかの質問では、58.5%のお宅で神棚があったと答えていますから、年々神棚を設置するお宅が減っていることは事実です。
新築のお宅だけだったら、もっと少ないのではないかと思います。
全体でみると神棚を設置するお宅は減っていますが、特に経営者の方や自営業の方のように事業を行なっている方だと、かなり高い確率で設置されています。
サラリーマン家庭の前述の妻の友人も「自分にとっても子どもたちにとっても、神棚をつけてよかった」と話していました。
このように、神棚は設置しなければいけないものではないけれど、必要だと感じている方にとっては、なくてはならないものであることも事実です。
御札、どこに置いていますか?
わが家にも神棚があるのですが、私は神棚を設置してよかったと思っています。
詣でた後の御札の行方は…
子どもが生まれると特に、お宮参り、七五三詣でと神社に行く機会が増えますね。
そんなときに御札を必ずもらうのですが、高いところに置くようにと書かれてあって、祀り方も書かれています。
でも賃貸に住んでいるときは神棚などないうえに、高いところと言うと本棚の上しかなく、仕方なく本棚の上に。
本棚の上など見ることはありませんから、ついそのまま放置しまっていました。
かたづけで出てきたときの、ほこりをかぶっていたり、紙がよれてしまっていたりするのを発見した時の、なんとも悪いことをしてしまったような気持ち…になります。
そんなことが続くと、御札のことを気にして、神社に詣でる前から「今度は御札どこに置こう…」と少し暗い気持ちな時もありました。
それが、神棚を設置することで解消されました!
神社に詣でて終わりではなく、その後も大事にだと思うのですが、置き場所がないと置き場に困ってしまいます。
わが家は子どもが三人いますから、お札の数も多くなり、放っておくとほこりをかぶったお札がたまってしまう…なんてことがありました。
しかし、神棚があることで、たまってしまう前に初詣に行った際に神社にお返しすることができました。
その地域や宗派によって考えかたが違うようですが、お札の効果は一年間ということです。
あなたのお宅にも、たまった御札や行方しれずの御札、ありませんか?
違いがあるのか?新築に神棚がある生活
皆さんは神棚って何か考えたことはありますか?
前述の調査でもわかるように、実家やおばあちゃんの家に当たり前のようにあったもの、お札や神様を飾るところ、というイメージの方も多いのではないでしょうか。
いざ、神棚というものが何かを聞かれたときはっきり「これだ」と答えられる方ってきっと少ないですよね。
神棚とは
もともとは伊勢神宮の信仰を広めるという目的で、「家でも伊勢神宮のお札を祀れる」ように作られたもののようです。
つまり、わざわざ伊勢神宮に足を運ばなくても、神棚があれば、家にいながらお伊勢参りができちゃいますよ、ということで作られたものなんです。
現代では氏神様を祀るのと同時に、家内安全や子孫繁栄の願いを込めて設置されるようになったようです。
時代が変わって、昔とは少しニュアンスが変わっていますが、要は小さな神社=神棚と考えるとわかりやすいかもしれません。
神棚を設置して正解!【メリット】
①パワースポットとしての存在
神棚は、家にあるだけで家全体の運気が上がるとされていて、風水的な意味合いで設置するという方も少なくないようです。
ある意味、神棚がパワースポットのような役割を果たします。
そう考えると、家に神棚を作ることで、わざわざ何時間もかけて秘境の地のあるパワースポットまで足を運ばなくてもよいとなりますよね。
②自分の心と向き合う場として
神棚は信仰の象徴としてだけでなく、自分自身と対話する場でもあるようです。
経営者が神棚を設置する理由について考えてみましょう。
多くの経営者が設置しているのは、信仰心以外に大きな理由があるようです。
日々のお手入れをすることで心を整え、毎日神棚に手合わせることで、礼儀や集中力、感謝の心などの精神面が高められると言います。
効率や生産性だけでなく、精神的な面を磨くことが、よい経営とつながると考えるのではないでしょうか。
経営者でなくても、自分自身と向き合う場として設置を考えてはいかがでしょうか?
前述の妻の友人も神棚を設置したメリットについて、話してくれました。
大人
一日の始まりと終わりに手を合わせることで、朝は「今日一日頑張るぞ」とスイッチを入れ、一日の終わりには「今日も一日無事に終わった」と心を落ち着ける習慣がついた
子ども
大人が神棚の手入れや手を合わせる姿を見たり、子どもたち自身も神棚に手を合わせることで、目に見えないものの存在を意識できるようになった
それまではテレビ、ゲームなど目に見えるものがすべてで、「罰が当たる」という言葉もピンときていなかったようですが、日々の習慣は子どもたちにも変化をもたらしているようです。
新築と言う生活が一新するタイミングで、家にパワースポットを設置して、家族の心を整える習慣をもつというのもいいですね。
神棚設置で後悔!【デメリット】
しかし、メリットが存在するということは、デメリットも存在します。
設置するとなれば、もちろん神棚のお手入れやおまいりをしなくてはなりません。
神様を祀る神社と同じ役割なので、そこは外すことができません。
毎日のお供え物の交換や定期的なお掃除などがついて回ります。
神棚あるある① 義両親と同居している妻 毎朝、お義母さんが朝食と仕事の支度をしながら神棚のお供え物の交換をしています。 将来的に私に回ってくるその役割ですが、今から「あれを毎日欠かさず、めんどくさがりの私にできるだろうか・・・」と不安になっています。 |
神棚あるある② 実家のイメージから義務感で設置したお宅 夫の実家では神棚があり、両親が大事に祀っていたため、当然必要だということで設置しました。 実際設置してみると、マメで時間的に余裕のある人しか難しいと感じています。 特に夫は仕事が多忙でなかなか時間をとるのが難しく、月に二回の手入れもつい忘れてしまいます。 神様が宿るところなのに荒れてしまっている様子を見ると、暗い気持ちになってしまいます… |
もしも、細かいお手入れなどが苦手な方は、神棚の設置をどうするか考えたほうが良いかもしれません。
神棚を設置するしないの一つのポイントとしては、この神棚のお手入れができるのかどうかにかかってきます。
神棚のお手入れの仕方は、こちらに詳しく載っています。
お手入れができなくなってしまって、罪悪感を持ちながら生活するなんてつらいですから、デメリットや詳しい記事を読んで、「やっぱりやめよう」と思われてしまったかもしれません。
でもちょっと待ってください!
神棚は神様の神聖なる場所ですから、日々のお手入れやおまいりはもちろん必要です。
しかし、昔からの習わしにすべて合わせるのではなく、自分のスタイルに合わせた神棚を選ぶことで、無理なく神棚のある生活ができます。
どんなものがあるのか見ていってみましょう。
あなたのお宅にも合う!現代スタイルな神棚
神棚というと、大きくて立派なデザインで、いかにも和風な家、そして和室にあるイメージです。
そもそも和室自体がない、というお宅も多いですよね。
実は神棚は、和室に置かなくてもいいんです!
神棚は明るく家族がいつも集まりやすい場所、リビングなどに置くのがいいということです。
でも、いざ神棚の設置を決めても「お手入れが大変そう」「家のデザインにあうのか心配」と足踏みしてしまいますよね。
そんな方に朗報です!『モダン神棚』の存在はご存じでしょうか?
- シックでシンプルなデザイン
- 神棚のタイプも様々で、お手入れも簡単
- お札を飾る場所に迷わない
飾り棚の一つとして神棚がある、というような雰囲気で設置できたり、お手入れが楽なのがいいですね。
ずっとお付き合いしていくものですから、「背伸びせず、自分たちができる範囲で大切に扱っていけるもの」を選びましょう。
- 壁掛け神棚
こんなふうに、飾り棚にちょこっとおけるようなかわいい神棚だと、部屋全外の雰囲気を変えることなく設置できます。
- モダン神棚
シンプルでデザインもよく、洋間にもあいそうです。箱型のタイプは、掃除がしやすくお勧めです。
- お札・お礼立て
御札を入れるだけの設計なのでかなり簡素な神棚ですが、「お手入れはできないけど御札を飾るスペースが欲しい」という方にはぴったりです。
最後に
神棚は、結論から言ってしまえば、必要なければ作る必要のないものですが、神様が見守ってくれているというのを視覚的にわかるものなので、家族の心の支えになってくるものなのではないかと感じます。
そういった意味でもパワースポットなのかもしれません。
昔と比べて、おしゃれなデザインの神棚も存在し、若い人にも敷居が低くなっています。
神棚は、結婚や出産などの人生の節目に作るのが良いとされています。
自分の家を建てる、というのも人生の一大イベントですよね。
この人生の節目に神棚を設置するというのは、ベストタイミングです。ぜひ、参考にしてみてください。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
比較してもらうと自分に合った最安値の火災保険を見つけることができます。
無料でたったの3分で出来るのでやらない手はないですよ!
火災保険を安くするコツ
実際に私が火災保険の一括見積をして、火災保険が16万円安くなった過程を無料公開中。
→火災保険を安くする方法を知る
火災保険を安くする方法