新築の住居を建てたら、待ちに待った引っ越しです。
さぁ今日から新しい生活を始めるぞ、というときに忘れてはいけないのが
電気、ガス、水道などの三大ライフラインの手続きです。
荷造りなど、引っ越し作業で忙しいときに大変ですが、入居日が決まったらぱぱっと取り掛かりましょう!
面倒な印象ですが、決して難しくはありません。
あれ、電気がつかない! お風呂が使えない! とならないように。
引っ越し自体はしたことあるけど、新築一戸建てに住むときの手続きって賃貸と違うの? というお声もあると思います。
新築ならではの気を付けていただきたい点や、電気、ガス、水道それぞれの手続きにおいての注意点について簡単にまとめました。
目次
新築の電気ガス水道の手続きのタイミング
新築住宅でのライフラインの手続きで、主に気を付けてほしいポイントは以下の2つです。
1.手続きは二週間前までに
2.電気とガスについては、料金を見直すため会社を選び直してみよう
まずは、1について体験談を含めながらお話していきたいと思います。
申請手続き後回しにせず早めに
ライフラインの手続きは、現在の住まいの契約の解約と、新居での契約は同じタイミングで行うといいでしょう。
手続きのし忘れを防ぐためと、引っ越しぎりぎりに手続きを行うと間に合わない場合を防ぐためです。
水道の開栓手続きは住宅会社がしてくれることがほとんどですから、蛇口をひねると水は出ますが、電気やガスは手続きが間に合わないと使用できません。
特に、ガスの手続きは立ち合いが必要なので早めに連絡しましょう。
入居日が決まったら、遅くても2週間前くらいには現状の契約の解約や、移行の手続きを始めましょう。
水道の手続きで失敗してしまったわが家の体験談です。
住宅会社の方の「水道の手続きはしておいたので、すぐ使えますよ」と言う言葉が頭に残っていて、「水道はもうやることはないな」と思い込んでしまっていました。
私の住む地区は二カ月に一度検針が来るのですが、その時に水道料金のお知らせの代わりに【水道使用開始のお知らせについて】という紙が入っていたのです。
中を見ると「水道使用開始のご連絡が頂けていないようです。すぐに水道局へご連絡を」と書いてあったのですが、「水道は住宅会社がやってくれてあるんだから、手違いかな?」と思い、そのままにしてしまったのです。
しばらくすると今度は【すぐに手続きしてくれないと水道を止める措置になります】という督促状のようなお知らせが。
慌てて水道局に電話
「上下水道の開通の連絡はもらっていたが、使用開始するときは開始の連絡と料金の支払い方法についての連絡が必要だった」と言われました。
私は、水道は住宅会社がやってくれているという安心感と最初の料金支払いは振込用紙が送られてくるのかな?と思っていたので、のんびりしてしまっていました。
入居してすぐに【督促状】が届いてしまうなんて、なんだかとても残念な気持ちになりました。
水道局の方に聞いたところ、私のように住宅会社の方の話から「水道の手続きは済んでいる」と言われ、勘違いする方がいるそうです。
みなさんも気を付けてくださいね。
申請手続きに入る前に、申し込み先を選ぶ必要がありますね。
次に、契約先の選び方についてお伝えしていきましょう。
【電気】【ガス】契約先を見直してみよう
2016年に電力で、2017年にはガスで契約会社を自分で選べるようになりました。
電気やガスを取り扱う会社は、いままで独占的に各地域の会社が事業を行っていましたが、会社間の競争を促し、料金の抑制をはかるための取り組みです。
ガス自由化では、今まで自由に選べていたプロパンガスだけでなく、都市ガスでも会社を選べるようになりました。
都市ガス |
主な原料:天然ガス 供給方法:地面の下に通されたガス導管で供給 料金:地域による料金格差が小さい、ガス自由化により会社を個人で選べるようになった 被災時の復旧のはやさ:プロパンより遅い |
プロパンガス (LPガス) |
主な原料:液化石油ガス 供給方法:ガスボンベで供給(ボンベを配送する為、都市ガスよりもコストが掛かる) 料金:取り扱う会社によって価格を自由に設定出来る為、料金格差が大きい 被災時の復旧のはやさ:都市ガスより早い |
プロパンガスは料金が見えにくく、契約してから「前の家の時からこんなに高くなったの!?」とびっくりする方も多いと思います。
都市ガス自由化によって、LPガス業界でも料金公開など透明性を高める動きがあるようです。
価格競争により料金の節約ができる場合があるというメリットがある一方で、もともと料金が安かった地区は値上がりしてしまう可能性もあります。
電力&ガス自由化をお得に利用するために、契約会社を見直してみましょう!
被災時を考えると…
ずっと使い続けるランニングコストなだけに、値段が大事なのはもちろんです。
が、オール電化の家庭という選択肢もあったけど、「被災時のことも考えてガスも併用にした」という方も少なくないのではないでしょうか。
2000軒を超す世帯で分配されている都市ガスに比べ、各世帯で設置されるプロパンガスは復旧が早いと言われています。
「ボンベ」「配管」「ガス機器」の安全性が確認できれば使用を再開できます。
お住まいの地域の状況によりあった配管を選ぶことが、安心を選ぶことにもつながります。
いいことづくし?!「電気ガス自由化」
一番お得を選ぶには、比較することが一番です。
新築なら、不動産やハウスメーカー等から指定があるケースもあるようですが、可能であれば、現状の契約している会社のまま継続するより、価格の安い会社で検討してみるのをおすすめします。
- 基本料金の安い会社を選ぶ事で、長期的に節約できる
- 新築ではインターネット環境を整える必要があるので、電気の会社を選ぶときにセットにするとお得にできる
- 新しく契約をする会社が、現状の契約会社に解約の連絡をしてくれるので手続きがスムーズ←重要
プランの見直しで基本使用料を抑える!
基本料金等の安い会社で、新築の住居にあったプランで契約することにより節約できるかもしれません!
あなたの生活はこんなことに当てはまりませんか?
・夜間はほとんど電気を使わない
・またはお昼はほとんど誰もいない など
生活パターンに適した料金プランがあるので、ときどき見直すことで効率よく節約できそうですね。
住宅ローンや火災保険など、特に新築を建てるとお金が出ていくことばかりなので、光熱費で節約出来たら少しでも家計が助かりますよね。
セット割引でお得に
インターネットや携帯電話の契約とセットで割引を狙いましょう。
新築なら、インターネット環境をどうするかを考える必要があります。
インターネットと電気の取り扱う会社を同一にすることで、割引がある場合があります。
「スマートフォン+インターネット+電気」 のセットもおすすめです。
また、期間限定のキャンペーンをしていたり、ポイントがたまるような仕組みの会社もあります。
ソフトバンクとauでは、
「スマートフォン+インターネット+電気」 の割引があります。
また、楽天でんきはポイントを貯めることができます。
※2020年5月 現在
どの会社でどのようにまとめるとお得か、是非調べてみて下さい。
注意 ※無理に全部をまとめなくとも、料金が安い電気会社もあります。あくまでも個々にあったプランが一番です!
移行手続きは簡単&便利!
変更前の会社には変更後の会社が連絡をしてくれるので、移行手続きは簡単です。
新しく契約する会社を探す手間がかかる反面、解約手続きを省くことができるのはメリットと言えると思います。
口座振替またはクレジットカード引き落としの登録も忘れずに!
無料比較サイトを利用する
無料の電気とガス会社の比較サイトはたくさんあるのですが、取り扱っている会社が多いのが以下の2つのサイトです。
上記の比較サイトでは、電気とガスの会社を両方無料で比較することができます。
また、電気とガスをセットにすることで、割引の対象となる場合がありますので、チェックしてみてくださいね。
抜かりなくスムーズなスタート!【電気ガス水道の手続き】
契約会社を決めたら、手続きに移りましょう!
それぞれの手続きに抜けがないかチェックしてみてくださいね。
【あらかじめ準備しておくこと】
電話やネットで手続きを始める前に、電気ガス水道すべてに共通して把握しておきたいことがあります。
- 日時:旧居でいつまで使って(閉栓日)、新居でいつから使い始めるのか(使用開始日)を決める
- 住所:新居の住所を把握しておく
- 連絡先:連絡先電話番号をどこにするか決める
- 検針票:旧居で使用していた検針票を用意しておく
- 支払方法:クレジットカード、口座振替、振込のどれにするか
- 引き落とし口座:引き落としの場合、どの口座(カード)にするかを決める
引き渡し日(入居日)と使用開始日は同じ日でなくても構いません。
例えば)
入居してすぐ住み始めるわけではない場合や昼間しか在宅しない場合など、本当に使用し始めるときに設定することも可能です。
ただ私の経験上、電気とガスは引き渡し日(入居日)に使用開始日に設定する方がいいと思います。
わが家は、月末28日引き渡しで、3日後の月初に引っ越し、入居しました。
それぞれのライフラインの使用開始日は以下のように設定しました。
- 電気…引き渡し日
- ガス…引き渡し日
- 水道…入居日
引き渡し日にキッチンやお風呂など電気やガスを使う機器の動作説明があったので、引き渡し日に使用開始としました。
(引き渡し日に住み始めるわけではないので入居日に設定することも可能です。)
基本的には、動作説明に来てもらえるのはその日が最初で最後ですから、実際に動きを確認しながら説明を受けたいですよね。
住宅会社に確認して、動作説明を受ける日には開栓してあるようにしましょう。
引っ越し前に掃除するために水道を開栓させておきたいという方もいらっしゃると思います。
わが家の実感としては、旧居から持ち込んだものはほこりなどついていることもあり、引っ越し後に拭き掃除したほうが効率的のように思います。
わが家の場合は月末引き渡しだったのもあり、基本使用料を少しでも節約するために引っ越し日に開栓としました。
手続きの際には注意点もありますので、その点もみておきましょう。
手続き方法と注意点
電気
上記のことを把握して、電話かネットで申し込みましょう
ガス
開栓時立ち合いが必要になるので、立会できる日を開栓日にしましょう。
春先など、引っ越しの件数が多い時期は特に、立ち合いの予約が思うように取れないこともありますので、早めに連絡を取ることをおすすめします。
都市ガスの種類が、地域によって異なる場合があります。
日本では、13Aという分類のガスが多いのですが、地方によっては12Aのガスを扱っている会社もあります。
(ガスの成分などによる燃焼効率の違いです。)
水道
旧居で使っていた新居で使う場合、ガスに合わせて器具等が必要な場合もあるので、ガスコンロの表示などをチェックしておくと安心です。
1. 旧居の所在地の水道局に停止の連絡をする
2. 新居の所在地の水道局に開始の連絡をする
同じ市町村に転居する場合を除いて、停止と開始の連絡先が違うので注意が必要です。
旧居、新居両方の所在地の水道局に連絡する必要があります。
その際、水栓番号を控えておくとスムーズです。
水栓番号は、水道メーターの蓋をあけた内側に書いてあります。
長期間使用しているうちに漏水が発生することがありますし、水道工事の時に必要ですから、入居の際に水道メーターの位置を確認しておきましょう。
まとめ
新築の住宅に住むのであれば、電気とガスの会社は検討するチャンスです。
ですが、新築のライフラインのお手続きは、あくまでも入居日に間に合うことが大前提です。
入居日に間に合うと、引っ越し作業にも安心して取り組めます!
各会社などに連絡をするのはお早めに、余裕をもって行ってください。
見積もりに時間をかけすぎてしまうのに注意して、後悔のないようにぜひ検討してみて下さいね!
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