最近、大人気のリビング階段ですが、とてもおしゃれで憧れますよね。
ただ生活するだけでなく、機能的にも芸術的にもこだわりたい、そういった時代の変化が感じられます。
ただ、憧れだけで飛びついてしまうのは危険です!
もちろん、リビングに階段をもってくるうえでのメリットは沢山ありますが、デメリットも出てきます。
一度設置してしまえば動かすことも取っ払うこともできない階段。
実際にリビング階段にしてみて、こんなはずじゃなかったと思う方も少なくはないようです。
経験者の失敗談から学べることがたくさんあります!
「本当に、リビング階段でいいの?」
「他の所に設置したほうがいい?」
いい面、悪い面をみていきながら、後悔しない家造りのために一緒に検討していきましょう。
目次
新築のリビングに階段を作って大成功だった人の声
なぜリビング階段が人気なのでしょう。
ただオシャレというだけではないようです。
メリットとデメリットも大きく3つに分けて見ていきましょう。
比較してして読んでみてくださいね!
まずはメリット面から見ていきます。
- コミュニケーション面での効果
- リビング階段の見た目の効果
- 何故お洒落効果があるのか?!
リビングは家族が集まる場所ですよね。
そこをメインとして考えていく方は、次のような理由でリビング階段を…と考えている方も多いのではないのでしょうか?
家族とのコミュニケーションがとれる
リビングを通らないと二階に行けない作りにすることで家族のコミュニケーションが増え、すれ違いを減らすことができます。
顔を合わせると自然に、おはようやおやすみ、行ってきます、ただいまなどの何気ない挨拶が増えます。
今の時代だからこそ?!
夫婦共働きが増え、子供も小さいころから習い事や塾と忙しく、なかなか家族団らんの時間を作ることが難しくなってきた現代だからこそこういった工夫が必要なのかもしれませんね。
また、子供が友達を連れてきた際も、必ず家人に挨拶をすることになるので、顔を確かめたりすることも可能ですよね。
明るい家庭を築くためにはリビング階段はとてもお勧めです。
こんな便利なところもあるようです!
~リビング階段をつけたご近所の田口さん~ 新築を建てる前に住んでいた2階建ての借家の時 夕食時など、階段をあがりドアをノックしてご飯できたわよ~とそのためだけに行ったり来たりするのは忙しい夕飯時には本当に面倒だと感じていたそうです! リビングに階段があれば一階から声をかけたところで大抵聞こえて、出かけるときも、下から声をかけれるので、時間のないときには好都合だと話してくれました! |
「大きな声だしてるけど、外に聞こえてません?」なんて心配されていました(笑)一度も、そのような声は聞こえたことはありません。
呼べば声が届くのはとても便利ですね!
空間を広く見せることができる
リビングに階段を作らなかった場合、玄関ホールや廊下などに設置するのが一般的ではないでしょうか。
そうなるとリビングと階段の境目に壁を作らないといけなくなります。
壁ができる分、階段の幅を含めて1メートルほどリビングが狭くなり、リビング階段にした時と比べて圧迫感が出てしまいます。
あまり広くない土地や狭い土地に建てる場合はリビング階段にすることでより一層空間を広く見せることができるので前向きに検討したいところです。
吹き抜けにすると相乗効果?!
リビング階段は吹き抜けとの相性がとても良いです。
先ほど空間を広く見せるのにリビング階段が有効と紹介しましたが吹き抜けにすることで部屋の横幅だけでなく高さ的にも広がりが出るので開放感が出ます。
天井が高くなり、階段によって目線もし二階へ向けられるようになるので効果は抜群です。
土地が狭かったので何とか空間を広くしたいと住宅メーカーに頼んだところ、リビング階段を勧められました。
【決め手】
正直、流行だからと世間に流されているようで抵抗もあったのですが、狭いのは本当に嫌だったので納得がいくまで説明を聞き、採用することにしました。
家族構成が夫婦2人と子供一人なので、2階の部屋数が少なくて済むということから、リビング階段と相性のいい吹き抜けも採用することにしました。
【結果】
出来上がってみてビックリでした。
玄関からリビングに入ると一気に空間が広がり、二階からの光も取り込んで昼間は電気が必要ないほど明るく開放的に仕上がりました。
狭い土地に家を建てるということが心配で仕方なく、毎日がとてもストレスだったのに、建て方ひとつでここまで居心地のいい家にできるのかと感動しました。
プロの意見を取り入れてリビング階段の吹き抜けにしたおかげで気分良く過ごせています。
狭い家を広く見せるのに大成功した例でしたね。
吹き抜けにしたことでリビングそのものが明るくなったことも良かったのではないでしょうか。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
オシャレなうえに照明費用を節約できる?
階段を持ってくることで殺風景なリビングにアクセントを入れることができます。
最近の傾向としてはきれいに片付いたリビングを好む人が多くチェストでさえもシンプルなものを採用したり置かなかったりで部屋自体が殺伐としがちです。
そこに階段を持ってくることで一気におしゃれな雰囲気が出ます。
何故お洒落にみえるのか?!
縦横のラインばかりの中に斜めのラインが加わると変化が生まれスタイリッシュな雰囲気になります。
階段をガラス張りにした場合など、更にそのスタイリッシュさは効果を発揮しますね!
また、ガラス張りのスケルトン階段と言って骨組みだけのものを採用することでも明るさは十分に確保できます。
階段照明を減らして費用節約
今までの階段は独立して作ることが多く、廊下、踊り場、階段上と何か所も電気を確保しなければいけませんでした。
リビング階段の場合は部屋の電気があるので階段そのものに対して照明を設置せずに済みます。
足元が暗い場合や年配の家族がいる場合、安全面から足元ライトを設置したりする場合もありますがこちらも好みでつける程度で必要に迫られてつけることはありません。
新築のリビング階段を作って大失敗だった人の声
メリットはどれも魅力的なものばかりでしたがデメリットも気を付けていないと致命的な部分も出てくるのでしっかり読んで対策しましょう。
メリットと同じく3つに分けてみていきましょう!
- コミュニケーション面での不便さ
- 失敗するとお洒落効果がなくなる
- 照明代を節約できたのに暖房代がたかくなる?
メリットを裏返すとデメリットが出てきてしまうもうのです…。
メリットを紹介する際、家族と顔を合わせられることを書きましたがもちろんそれはデメリットにも成り得ます。
コミュニケーションが必要ない時もある?!
喧嘩した時や嫌なことがあった日など、家族には会いたくないことが必ず出てきます。
そんな時でも上手に解決できればいいのですが、距離を置いた方がうまくいくときもあり、顔を合わせることで余計関係が悪化する場合もあります。
【来客の際すべてが丸見えになってしまう】
子供が友達を呼ぶ年頃になると生活感のあるリビングを横切って二階に上がることになります。
夜勤明けのお父さんがラフな格好でソファーでうとうとしていたり、昼間忙しくて片付けられなかった食器類が出しっぱなしになっていたりと見せたくない部分が隠し切れず、恥ずかしい思いをするかもしれません。
また、保険屋さんが更新手続きに来たり、ご近所のママ友が遊びに来たりした時でも二階から一階に降りてくる家族は気を遣わないといけなくなります。
【家族みんなが服装に気を遣う】
男の子はズボンしかはきませんが、女の子はスカートをはく機会が必ず出てきます。
中学や高校に行くようになった娘がミニスカートで二階から勢いよく降りてきたら目のやり場に困ることもあるでしょう。
思春期の娘もリビングにいる家族の目線が気になって、やけにイライラする!なんてことにもなりかねません。
リビング階段を採用する場合の注意点
プライバシーを守るためには位置や向きに気を配り、スケルトン階段は極力採用しないなど工夫する必要があります。
【一階の物音が二階に聞こえてしまう】
夕飯の声掛けが便利な例を先ほど紹介しましたがその反面、小さな物音でも二階に筒抜けになってしまう可能性があります。
テレビの音が何となく聞こえたり、家族の話し声がして人の気配を常に感じるなど2階にいてもプライベートな空間を保ちにくくなります。
勉強に集中したいのに気が散ったり疲れて寝たいのに物音が耳について仕方ないなどそういった問題も出てきます。
階段の取り付け位置に気を付ける
リビングのどこに階段を持ってくるかで雰囲気は全く違ってきますが、せっかく作るなら隠すように作らず、スタイリッシュに見せて作らなければリビング階段の意味がないような気もします。
しかし部屋に出っ張って作る場合は邪魔にならないよう注意が必要です
場所が悪く、生活動線の邪魔になってしまった友人の話を紹介しておきます!
最近流行りで憧れのあったリビング階段を採用することにしました。
【見た目は文句なし!】
リビング奥に作ったお風呂やトイレなどの水回りが出入り口から目立たないように、目隠しの意味も込め、中央付近の壁際に階段を作りました。
見た目は思い描いた通りおしゃれで空間も広くとれて、文句のつけようがない状態です。
まさに完成時には満足の一言しかありませんでした。
しかし実際に住み始め、洗濯物を干す際になって問題が出てきたのです。
【問題発生】
庭に干そうと思うと階段を通り超えて、出入り口側の掃き出し窓まで行かないといけません。
重たい洗濯かごを最短距離で運びたいのに階段が邪魔なのです。
避けて通るのも毎日の事となるともううっとおしくて仕方ありません。
さらに困ったことに室内干しのスペースを二階に作ってしまったせいで階段を上がらないといけないのですが、登り口がランドリースペースの逆側なのでわざわざ回らないといけないのです。
【続々と!】
一番つらかったのが子供のことです。赤ちゃんが生まれ、動き回るようになると、階段の低いところに頭をぶつけたりするのです。
出っ張って作ってしまった階段の位置がどうも気になります。
ハイハイで頭をぶつけてしまわないよう、常にオムツのストックで壁を作っています。
今となっては見た目も悪く、危険な状態で、こんなことになるならリビング階段はやめておけばよかったと後悔しています。
自分だけの事ならまだしも、大事な子供も怪我をしてしまう危険性があり、精神的にもかなり参ってしまったようですね。
しかし、設置場所さえ間違わなければこれらの失敗は防げたのではないでしょうか。
暖房が効きにくい可能性がある
吹き抜け同様、二階の冷たい空気が一階へ降りてきてしまうので暖房をつけても暖かい空気が一階にとどまらず二階へ逃げていく可能性があります。
・床暖房を設置する
・高気密高断熱の壁を採用する
・階段の周りにロールカーテンなどを設置する
・奥まった階段なら引き戸を付ける
・暖房器具のサイズを大きいものにする
家を設計する時点で対策できることもあるのでリビング階段を考えている方は壁や床などのこともしっかり考えておきましょう。
リビング階段にして寒さに困った友人の話を紹介します。
昔から寒いのが嫌いで冬場は常にこたつ生活でしたが、結婚を機に新築を建てることになり、やっと暖かい家に住めると期待で胸がいっぱいでした。
今の家は暖かいはずだからおしゃれにリビング階段で吹き抜けにしたところでそんなに寒くないだろうと油断していました。
壁も床も特にこだわらず、冷暖房設備もリビングの広さに合わせたものにしてしまいました。それが大失敗でした!
【住み始め冬が来ると…】
階段と吹き抜けのせいで暖房が全く効かず温風ヒーターをリビング側とキッチン側に2台設置。
暖房器具はフル稼働です。
今までのようにこたつにこもって電気代を節約しようと思っても赤ちゃんが生まれたのでそうもいっていられなくなり毎月の電気料金ががすごいことになってしまっています。
今更どうすることもできません。
単に自分が寒がりのせいというだけなのかもしれませんが、こんなことになるなら吹き抜けをやめて床暖房だけでもつけておくべきだったと後悔しています。
この先、何十年と住む家が寒いのはなかなか耐えられないものがあります。
リビング階段の寒さ対策を詳しく説明している記事があったので紹介します。
食べ物の匂いが二階に上がってしまう
こちらも吹き抜け同様にリビングで調理した料理の匂いが二階へ上がってしまうことがあります。
階段の取り付け位置や間取りから、空気の流れにくい作りにすることもできます。
キッチンから階段を離れた場所に設置したりカーテンやドアなどで工夫するのも良いのではないでしょうか。
冷気や食べ物の匂いを遮るのに、おしゃれなロールカーテンを紹介します。
- 断熱エコスクリーン
視界も遮らないデザインになっているので、使いやすそうですよね!
- 窓美人
見た目がすっきりでインテリアの邪魔をせず設置することができます!
上手に対策もかんがえていきたいですね。
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
まとめ
リビング階段には魅力的なメリットがたくさんあります。
それでも安全面や住み心地にデメリットも出てくるため、自分たちの生活スタイルに合うかどうかをしっかり話し合って決めていく必要があります。
今後、家族が増えるかもしれません、自分たちが年齢を重ねていく、ペットも飼うかもしれない、そんなことも視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
比較してもらうと自分に合った最安値の火災保険を見つけることができます。
無料でたったの3分で出来るのでやらない手はないですよ!
火災保険を安くするコツ
実際に私が火災保険の一括見積をして、火災保険が16万円安くなった過程を無料公開中。
→火災保険を安くする方法を知る
火災保険を安くする方法