皆さんは、マイホームを建てたいと思ったことはありませんか?
それとも今、もうすでにそのタイミングでしょうか?
ご結婚されたとき、お子さんが産まれたとき等、新生活を始めるにあたって新居を持ちたいと考えられている方は少なくないかと思います。
新築の一戸建てを建てるにあたって、意外と軽視されがちなのが、家が建つまでの期間です。
この期間を知った上でスケジュールを組んでおけば、引っ越したいタイミングでスムーズに新築マイホームに移り住むことができます。
逆に建築期間を把握しておかないと、結婚後や出産後の大変な時期に設計や工事に関する諸手続きに追われ、てんてこまいになってしまう恐れもあります。
そうならないためにも、新築の一軒家が完成するまでにどれぐらいの期間を要するのか、知識として蓄えておくと大変便利だと思います。
本稿ではそんな「新築の一軒家が皆さんの手元に届くまでの期間」について、流れに沿ってご紹介いたします!
目次
新築住宅を建てるまでの期間
私はあることが起こるまでの家が建つ期間を気にしていなかったのです。
しかし、ちょうど建てる前の土地探しをしていた頃に意識せざるを得ないことが起こりました!
丁度、その頃に欠陥マンションのニュースが大きく報道されたのです。そのせいで、色んな欠陥住宅の例が毎日のように流れていました。
当時、家を建てていた人はさぞかし心配だったろうと思います。
家が建つまでの期間が早すぎる突貫工事は欠陥住宅になる可能性が高くなる!とやっていたので、家を建てるときは期間に余裕をもって建てようと思いました。
そして、家を建ててもらうメーカーなり工務店さん選びは本当に慎重にしようと心改めました。
残念ながら日本では、欠陥住宅を巡る補償は消費者側が一方的に不利な立場に置かれてしまうのが実状なのです。
なので、消費者側がしっかりと建てるまでの期間や流れを知っておき、建設中も任せきりにせずに自ら写真などをとりに行くべきですね。
それでは本題である期間をみてみましょう。まとめると以下の通りとなります。
- 土地探し……1ヶ月
- 設計図の作成依頼~建築工事請負契約の締結……2~3ヶ月
- 建築確認申請……1週間~1.5ヶ月
- 着工~竣工……3~4ヶ月
- 建築総期間……6ヶ月~9ヶ月半
よって土地探しから竣工までにおよそ6ヶ月~9ヶ月半の期間を要することが分かりました。
あなたが思ったより短いでしょうか?長いでしょうか?
私は今の技術ならもっと早くできるのではないのか?と思った記憶があります。
その度にハウスメーカーさんに質問していたので、きっとうるさいな‥と思われていたかもしれません(笑)
脅かすようなことばかりを言いましたが、家を建てるまでの期間が分かっていれば、計画がたてやすいですよね!
もちろん建物の構造や依頼する会社によって大きく変わることもあります。
ですので「来年6月にマイホームが欲しいから、今年の秋口ぐらいには考え始めないとな」というように大まかに捉えていただければと思います。
それでは、流れを追いながら順次みていきましょう!
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
新築住宅を建てるまでの流れ
何と言っても、家造りするためには土地がないことにはたてれませんよね。
~我が家の土地探し~ 我が家も土地探しを1か月ほどしてみたけれど、巡り合えずで、結局、親が持っていた土地を譲ってもらい、少し田舎の方である場所の土地に家を建てることを決めました。 その後、そこの地下に国の管理する水道管があることが分かりました! そのために、国に家を建てる申請をする書類だなんだと予想外な仕事が舞い込んできたということがあったのです。 |
まだその程度で済んだからよかったものの、地下や地盤に関しては調査してみないと分からないことがたくさんありますからね。
土地探しはどうやってするの?
理想のイメージと、予算の確認ができましたら、いよいよ土地探しです。希望の立地条件をもとに、家を建てたい土地を探します。
ですがこの土地探しが大変です。
空いている土地を見つけるだけでも大変なのに、更に希望の立地条件に合う土地を見つけるとなると、自分の力だけでは途方も無い期間を要することになります。
そこでプロの力を借りましょう。土地探しの手助けをしてくれる会社として以下の3つが挙げられます。
・設計事務所
・ハウスメーカー
・工務店
土地探しの手助けはもちろん、その後の設計や施工も併せて依頼することになりますので、それを踏まえて選ぶようにしましょう。
ハウスメーカー 作り方や仕様が規格化された住宅を全国規模で展開しています。 規格をベースにしているため設計の自由度は低いですが、低価格・短工期・高品質な住宅を提供しています。 主なハウスメーカー……積水ハウス、大和ハウス、ミサワホームなど 【こんな方におすすめ】 |
設計事務所 決められた形状の住宅を扱うハウスメーカーと違い、住宅を1から設計する「注文住宅」を手掛けているのが設計事務所です。 事前に施主の要望を聞き、それに基づいて間取りや内観などを設計します。 【こんな方におすすめ】 |
デザイン工務店 業務体系はハウスメーカーと似ておりますが、違う点のひとつとして「地域密着型」が挙げられます。 困り事の相談や完成後のクレームにも速やかに対応してくれるところが、工務店のメリットでしょう。 【こんな方におすすめ】 |
以上の点を踏まえて、どの会社に依頼するか決めましょう。
土地探しに要する期間は長く見積もっておよそ1ヶ月程度です。
設計図の作成依頼~建築工事請負契約の締結
土地が決まりましたら、いよいよ設計と予算決めに入っていきます。
- 建築士の方に条件と希望予算を伝え
- ファーストプランと呼ばれる基本設計の図面と資金計画の見積りを作成
上述したようにこの段階でご自分の中の理想像をしっかり伝えることが大切です。
このファーストプランと資金計画については1回でまとまることは少ないです。建築士と何度もやり取りを繰り返しブラッシュアップを重ねていきます。
そして間取りや予算が確定しましたら建築工事請負契約(※)を締結。
ここまでにおよそ2~3ヶ月の期間を要します。
※建築工事請負契約とは”]請負人(受託者)が何らかの建設工事を完成させること約束し、注文者(委託者)が、その建設工事の施工の対価として、報酬を支払うことを約束する契約
まだまだある手続き「建築確認申請」
その後、作成した設計図や書類を基に、「建築確認申請」の手続きを自治体で行ないます。
「建築確認申請」とは、工事を始める前に建物や地盤が建築基準法に適合しているか確認する申請のことです。
何も問題無い場合には1週間程度で許可が下りますが、何か問題が生じた場合には、1~1ヶ月半程度かかることもあります。
スケジュールを組む際には念のため少々長めに設定しておいたほうが良いでしょう。
いよいよ現場での家づくり
ここまできたら、折り返し地点になりますね!
その前に、地盤調査があります。ハウスメーカーなどこの調査が既に終わっている土地などもありますので、報告だけを受ける場合もあります。
私は最初に土地を探していた時に、この地盤調査報告を正直に話してくれるところと契約を結びました。
やはり、良いところをいっているだけでは信用が出来ないですからね‥。
地盤調査・地盤改良
確認申請と並行して、地盤調査ということも行ないます。
地盤調査とは、建物を地下で支える土台となる地盤に、その建物を支えるだけの強度があるかどうかを調べることです。
特に地震大国日本においては地盤が軟弱だと建物が傾いたり沈下したり、最悪倒壊したりする恐れがあります。
「もしこの調査で強度が不十分と判断された場合」
地面にセメントを混ぜたり鉄杭を打ち込むなどして補強します。
これを地盤改良といいます。
やっときた!着工~竣工
建築用語で工事が始まることを「着工」
工事が完了することを「竣工」と呼びます。
工事の流れは以下の通りです。
②木工事……木材を使用して屋根組みなどを造る
③外壁・屋根工事……住宅の骨組みが出来上がったところに屋根材と外壁材を取り付ける
④上棟式……屋根が組み上がる(上棟)時、施主が関係者に感謝を告げるお祝い行事
※現在はあまり行わないことが多い
⑤内装工事……内部の壁や床を張る
⑥設備工事……ガスや電気などライフライン設備を通す
⑦竣工検査……自治体による検査。建物が設計図通り施工されたかをチェックする
⑧引き渡し!
家造りの進め方や工法によって変わりますが、着工から引き渡しまで3~4ヶ月程度はかかるでしょう。
上棟式を除き、やれることは特にありませんが、工事の現場を間近に見られる機会はあまりないと思いますので、工事中も積極的に足を運びましょう。
今はメーカー側が写真を撮っておいてくれることが多いですが、写真もご自身で色々撮っておくことをおすすめします。
そして!それを嫌がらない業者であることも確かめる基準のひとつになりますからね。
大工さんとも仲良くなるチャンスですよ!後々に、頼みたいことが出てきた時など、直接頼んだりもできちゃいます。
私もかなり頻繁に子供を連れていっていたので、結構仲良くなり、建設後にウッドデッキを作ったときは、その時仲良くなった大工さんに頼みました。
事前準備は本来はまだまだある
期間とは直接関係はありませんが、新居を建てる上でこの事前準備はある意味、もっとも重要な作業と言えるのではないでしょうか。
理想のイメージをかためる
マイホームを建てるにあたって、「こんな家にしたい」という理想のイメージが少なからずあると思います。このイメージを事前に固めておくことが大切です。
~希望・理想リスト~
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これを疎かにすると、後の設計事務所との打ち合わせでうまくイメージが伝えられず、最悪、理想とは違う家が出来上がってしまう恐れもあります。
事前にご家族と話し合い、希望の間取りや立地条件など、ここは絶対に譲れない!という部分をまとめておきましょう。
重要な予算の確認
夢のマイホームですが、お金という現実にはどうしても直面しなければいけません。
ご自分やパートナーの現在の収入に鑑みて、住宅ローンの借入枠や月の返済額、全体の工事費などを考えておく必要があります。
ここで一気に現実が押し寄せてきますよね…。
例え予算が心細くても、ハウスメーカーや設計事務所等に相談すれば、その予算内で希望に沿ったデザインになるよう設計してくれますので、ご安心ください。
それでも、上述であげたこれだけは譲れない部分に関しては、妥協しないことをおすすめします。
あとは、どこがどう削れるのかということを打ち合わせしていきましょう。窓一枚で結構値段が変わりますからね!
~我が家の予算を浮かせるための変更~ ・天窓2枚あった設計から1枚に変更 |
こんな感じで、予算内に収めました!
システムキッチンに関しては、妻が最初から言っていたのですが、やはりそこは優先してあげたほうがいいのではないかと…
最後までランクを下げるのを辞めていたのですが、大蔵省の言う事はやはり正しかったです(笑)
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
まとめ
設計から引き渡しまでの流れをざっくりご説明致しました。
人生最大のお買い物であるマイホーム。
決めなければいけないことがたくさんありますが、値を上げることなく根気よく、とにかく一緒に住む家族と話し合いを重ねていきましょう。
本稿や当サイトの関連記事を参考にしていただき、ぜひ後悔のない新生活をお送りください。
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