室内に光や風を取り込み外観の印象にも大きく関わる窓は、家にとって欠かせない存在です。
しかしながら新築を建てる時にあまり重要視しない方が多いのが『窓』でもあります。
たかが窓、されど窓。
設置の位置や数などにより住宅の住み心地をも左右してしまいます!
ここでは、世間の方がどんな窓の失敗を抱えているのかご紹介します。
そして快適な新築生活を送るために重要な窓選びのコツもあわせて解説します。
住み始めてから後悔・・・なんて事がないように、満足のいく家づくりを目指しましょう。
目次
新築の窓で失敗!まずは後悔した具体例を知ろう!
あなたは『窓の失敗』と聞いて、どんな失敗を思い浮かべますか?
新築を建てる時、多くの方は間取りや内装にこだわりを持って悩まれる事でしょう。
しかし窓の具体的なプランはありますか?
窓についてはどれも同じと思われがちです。
時間をかけずに決めた結果、住み始めてから盲点に気付くパターンが意外と多いのです。
ではどういったところで、失敗と感じてしまうのでしょうか。
具体例を紹介していきます。
窓の設置位置で失敗!
実は非常に重要なのが、窓の設置位置です。
窓はあれば良いという物でもなく、あるべき場所に設置する必要があります。
よく考えずに設置してしまうとどういった問題が発生してくるのでしょうか。
- 日当たり問題
- 家具の置き場所問題
- 視線問題
- 掃除問題
窓の役割を果たせないだけでなく、生活を不便にしてしまう様では辛いですね。
- 日当たり問題
窓の必要性といえばまず自然光が入る事ではないでしょうか。
しかしその自然光がどのように入るかによって、不快か快適かが変わってきてしまいます。
【失敗と感じる点】
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日射しの具合によって、部屋の明るさや室温がずいぶんと変わってきます。
窓の検討時に、近隣の建物・日射しの入り方・方角などを確認しておらず失敗が発生する事が多いです。
時間帯によって異なる太陽の向きまでも考慮して、設置場所を決定する必要があります。
- 家具の置き場所問題
新築を建てる時、家具の置き場所は具体的にイメージしにくいと思います。
しかし窓のせいで家具の配置に制限が出てしまうのは悲しいですね。
設計の段階で、家具の高さや配置場所までしっかり想定しておきましょう。
【失敗と感じる点】
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今持っている家具を使う予定なら高さや大きさを把握しておきましょう。
またレイアウトや、窓を開け閉めする時に家具に支障がないかなどシュミレーションしておく事が大切です。
未来予想までは難しいですが、こういった事で失敗を感じている方もいらっしゃいます。
子供部屋は光がたっぷり入るようにと縦に長さのある大きめの窓を選んだのですが、
のちに後悔することに・・・。
子供が小学校にあがるタイミングで部屋に学習机を置く事になりました。
すると、どう動かしても窓と学習机の高さが重なってしまい、外からは机の背面が見えて不格好になってしまったのです。
いつか置くであろう家具については検討の段階で、想定しておくべきでした。
子供に一人部屋を与えたりするタイミングであれば、学習机やシングルベッドなど家具の配置にも配慮しておきましょう。
そうする事でこういった後悔は防ぐ事ができます。
- 視線問題
窓は、日光を多く取り込んだり、おしゃれ感を求めると大きくなりがちです。
開放感も得られますが、同時に悩ましいのが視線問題です。
【失敗と感じる点】
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窓は外とのつながりを持てる利点があります。
しかし家の周辺状況をきちんとリサーチしておかないと、視線が気になり落ち着かないという残念な結果になってしまいます。
対策をしないといけない程の視線問題はできれば避けたいです。
事前に家の周辺状況をよく確認しておきましょう。
- 掃除問題
設計の段階で掃除の事まで考える事は難しいと思います。
しかし新築はできるだけ綺麗な状態をキープしたいですね。
その為、掃除がしやすいかどうかを考慮しておくと、のちに失敗と感じにくいでしょう。
【失敗と感じる点】
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防犯面を考えた高窓や、高所からの採光を取り入れる天窓などは、室内を明るくする効果は得られますが掃除がしにくい難点があります。
高い位置に設置する窓は、汚れが目立ちにくい素材を選んだり、高所用の掃除用具や脚立を準備する必要があります。
窓の大きさで失敗!
開放感がある大きな窓に憧れる方も多いのではないでしょうか。
光をたっぷり取り込めるため、昼間は室内の電気が必要ないくらいの効果があります。
しかし大きいが故の後悔が発生してしまう事もあるのです。
【失敗と感じる点】
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大きい窓は夏はエアコンが効きづらく、冬は暖房も逃げやすいです。
また窓に付属するシャッターやカーテンも、大きい窓に合わせるとよりコストがかかってしまいます。
大きな窓は室内の様子が分かりやすくなってしまうので、防犯対策を強化する必要があります。
デメリットもしっかり把握した上で検討すると良いでしょう。
窓の数で失敗!
風通しを良くして空気の循環を助けようと、1つの部屋に2つ以上の窓を取り付けようと考える方もいると思います。
しかし窓の数に関しても慎重になるべき点がいくつかあります。
窓の数が多い時のメリットデメリットを比較してみましょう。
メリット |
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デメリット |
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窓の数が増えると、メリットがある分デメリットもついてくる事を考慮しておきましょう。
そして、何より窓が増えれば増えるほど、壁の面積が減ってしまいます。
これは耐震面でも心配が増えるという事です。
『このスペースですと○個まで窓が付けられます』というハウスメーカーの提案により、付けられるだけ窓を付けて後悔してしまうパターンもある様です。
窓の数は、快適さとの兼ね合いを見ながら必要最低限にしておくと良いかもしれません。
デザインで失敗!
カタログを見るとおしゃれな窓のデザインがたくさんあり、想像が膨らみます。
窓のデザインに凝るばかりに、あとあとそのデザイン性を後悔する声も聞こえてきます。
【失敗と感じる点】
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出窓や丸窓は個性的で憧れますが、一般的でない物を選択するとメンテナンスの部分でも後悔する点が増えてしまいます。
また室内からだけでなく、家全体のバランスを考えて窓を決める事が重要です。
丸窓は開閉できないタイプが主流のため、そのほとんどが換気できません。
また掃除がしにくかったり、ブラインドやカーテンが付けにくいのが難点でもあります。
デザインに凝りすぎると後悔につながる事もあるので、こだわりはワンポイントくらいに抑えておくと良いですね。
新築の窓で失敗したくない!特徴を知って後悔のない窓選び
窓はどれも同じと、ひとくくりにしてしまうのは危険です。
最新の窓は断熱や遮断、機密性、また採光やデザイン、防犯面で優れており高性能です。
性能選びを適当にしてしまう事で後悔につながるので、特徴を知りきちんと選ぶ事が重要です。
一般的に窓は『サッシ』と『ガラス』で構成されたものを言います。
サッシとガラスにはいくつもの種類があり、予算もそれぞれです。
まずは種類や特徴を知るところから始めましょう。
サッシ素材の種類と特徴
窓とは正確にいうと、『框(かまち)』『障子』『サッシ(窓枠)』『ガラス』で構成されています。
窓枠がサッシの事を指すというわけです。
ガラスを支えたり、見栄えを良くする役割があります。
ではサッシにはどういった種類があるか、ご紹介します。
- アルミサッシ
- 樹脂サッシ
- 木製サッシ
- 複合サッシ
機能性にどういった違いがあるのか気になるところですね。
具体的にどんな特徴があるのか見ていきましょう。
・アルミサッシ
アルミ製の窓枠をアルミサッシと言います。
聞き馴染みがある方も多いのではないでしょうか。
アルミサッシは加工自体が簡単なので入手しやすく、最も安い費用で設置ができます。
強度があるのに軽量なので開閉操作がしやすく、日本で最も多く使用されているのが特徴です。
また太陽光・風雨・温度変化での劣化が起こりにくく、サビにも強いので腐食しにくく耐久性が高い素材なので長期間の使用できるのも嬉しい点です。
しかし金属なので熱伝導率が高く、断熱効果が期待できません。
部屋の温度がどうしても外気に左右され、夏は暑く冬は寒くなってしまいがちです。
この特性により結露のお悩みにつながってしまう事もあります。
- 樹脂サッシ
樹脂サッシは塩化ビニール樹脂が主な材料でできています。
断熱性に優れているので寒さの厳しい寒冷地で多く使用され、外気との温度差で生じる結露も防ぐ事からカビを抑制する効果もあります。
アルミサッシより強度が弱いため厚みをつけて太いフレームになりがちですが、形や色のバリエーションが多く、デザイン性にも期待ができる素材です。
・木製サッシ
木製サッシは、木製でできた窓枠です。
あたたかい風合いがおしゃれで人気ですが、それだけでなく高い断熱性も兼ね備えています。
しかしメンテナンスを怠ると、雨水が入り込んだりし腐食しやすいといったデメリットもあります。
特殊加工によって気密性や耐久性を高めた物を選択すると心配も減る事でしょう。
・複合サッシ
複合サッシは、複数の異なる素材を組み合わせた窓枠の事です。
例えば、室内側は樹脂や木製で断熱性を高め、室外側はアルミで耐久性を高めるといったような、それぞれの特性を生かして組み合わせたものなどがあります。
組み合わせることで、お互いの素材の短所を長所で補う事ができるのが魅力的です。
ただし安価なアルミサッシと比べると費用はやや高くなってしまいます。
ガラス素材の種類と特徴
組み合わせるガラスの素材もどんな種類があるのか見ていきましょう。
- フロートガラス
- 型板ガラス
- すり板ガラス
- 網入りガラス
- 複層ガラス
- 遮熱複層ガラス
- 高断熱複層ガラス
- 強化ガラス
- 防犯ガラス
- 防音ガラス
窓の性能は組み込むガラスによって、機能も見た目も大きく変わってきます。
窓の場所や役割に合わせて選ぶと良いでしょう。
- フロートガラス
一般的である透明の窓ガラスです。
最もスタンダードなガラスなので、割れによる交換などもスムーズに済みます。
他のガラスと比べても安価なのでよく選ばれます。
- 型板ガラス
ガラスの片面に型模様をつけた不透明のガラスです。
光を通しながらも視線を遮るので、脱衣所やトイレなどの外からの視線が気になる箇所の窓によく用いられます。
- すり板ガラス
透明なガラスの片面を不透明につや消し加工したガラスで、いわゆるすりガラスです。
視線を優しく遮りつつ、光を均一に取り入れます。
主に屋内の間仕切りや、リビング入口のドア等に使われています。
水に濡れると透明度が増し、汚れは落ちにくいデメリットがあるのでお風呂やキッチンなどの水回りは不向きです。
- 網入りガラス
ガラスの中にワイヤーが入っているため破損しても破片が飛び散りにくく、防火性・耐熱性に優れたガラスです。
開口部や天窓に設置されるケースが多いです。
頑丈に思われがちですが普通のガラスと同程度で、防犯効果はないに等しいと認識しておきましょう。
- 複層ガラス(ペアガラス)
複層ガラスは2~3枚の板ガラスの間に中空層を設け、空気やガスを注入する事で、断熱性を高めたガラスです。
複層ガラスにすると夏の日射を遮り、冷房設備の負荷を抑えらるので大幅な光熱費削減が実現します。
そして室外と室内の温度差を小さくしてくれるので、冬場は結露しにくいのが特徴です。
ガラスの間に特殊な金属膜をコーティングしたLow-E(低放射)複層ガラスは遮断性と断熱性を高めたタイプの2種あります。
- 遮熱複層ガラス
室外側にLow-Eガラスを使ったものです。
日射しの熱を遮り冬場の暖房を逃さないので、夏は涼しく冬は暖かいのが嬉しい点です。
紫外線による外部からの色あせ防止にも役立つので、西日があたる部屋におすすめのガラスです。
- 高断熱複層ガラス
室内側にLow-Eガラスを使ったものです。
室内の暖房を逃しにくく断熱性・保温性共に優れているため、寒さが厳しいエリアに向いているタイプのガラスです。
- 強化ガラス
普通のガラスに比べて、熱に強く、耐風圧強度が高いガラスです。
万が一割れてしまってもガラスの破片は粉々になるため、通常のガラスよりケガをしにくく『安全ガラス』とも呼ばれます。
しかしガラスの小口にに固いものが当たると簡単に欠けができ、防犯面での効果はありません。
- 防犯ガラス
防犯面に効果がある強固なガラスです。
2枚のガラスの間に強靭な暑い中間膜や特殊フィルムを挟み込んだ構造のため、つきやぶるのに時間がかかります。
窓ガラスを破って空き巣が侵入しにくい点から、防犯性に優れていて安心です。
- 防音ガラス
2枚のフロートガラスの間に遮音効果のあるフィルムを挟み込む事で、防音性能を高めます。
外部からの騒音を防ぎ静かに生活したい方や、小さいお子様がいるご家庭や楽器演奏される方は防音ガラスにしておくと安心です。
窓の種類と特徴
新築でよく使われる窓の種類はどんなものがあるのか、見ていきましょう。
- 引き違い窓
- すべり出し窓
- 上げ下げ窓
- FIX窓(はめ殺し窓)
- ガラスルーバー窓
- スリット窓
- 腰高窓
- 出窓
- 高窓
- 天窓(トップライト)
ではそれぞれどの様な特徴があるか解説します。
1.引き違い窓
2枚の窓ガラスを左右に引いて開閉する窓です。
多くの住宅で使われている最もポピュラーなタイプですね。
予算面では値段を下げるために候補にあがりがちですが、気密性に不安が残ります。
2.すべり出し窓
取っ手をつかんで回し外側に押し出すか、手前に引いて開けるタイプの窓です。
開ける時の回転軸により『縦すべり出し窓』『横すべり出し窓』の2種類に分かれます。
枠にぴったりとガラスがはまる為、室内外の空気が流失しにくいです。
そのため気密性に優れ、冷暖房効率が良く光熱費節約につながります。
外観のアクセントにもなり、人気の高い窓です。
3.上げ下げ窓
引き違い窓のように横への開閉でなく、上下に窓を開閉させるタイプです。
欧米の住宅に多く用いられており、デザイン性の高さから日本でも取り入れる方が増えています。
開口部を大きく設定できない箇所や、縦長スペースに窓を用いたい場合に使われます。
気密性が高く防犯性も優れていますが、緊急避難には向きません。
4.FIX窓(はめ殺し窓)
ガラスをはめ込み、開閉の出来ないタイプの窓です。
開閉ができないので換気向きではありませんが、採光・眺望の目的には最適です。
おしゃれにアレンジができるのでワンポイントやアクセントにも使えます。
しかし外側の汚れは外からしか掃除ができないので、その辺りも考慮しておく必要があります。
5.ガラスルーバー窓
ジャロジーとも呼ばれる窓で、細長い何枚ものガラス板をブラインドの様にはめた窓です。
ハンドルを回すだけで瞬時に外気を取り込む事ができ、ガラスに角度が付いているので雨の日も換気が可能です。
ただし音を出さずに窓を一枚ずつ外す事ができるので防犯性は低いです。
6.スリット窓
縦や横に細長く作られた形状の窓です。
スリムな見た目でおしゃれな印象を演出できるため魅力的です。
それぞれの特徴を理解した上で、その部屋にあった縦横を選択するとより素敵な空間を作り上げる事ができるでしょう。
7.腰高窓
腰から上ほどの高さに設けられた窓です。
換気や採光を目的に設置されます。
窓の下は壁なので家具を設置できるスペースが開けられ、お部屋を広く使えます。
ただし、安全面は不安なので小さいお子様がいるご家庭では転落を防止する対策が必要です。
8.出窓
窓の開口部が外に突き出したタイプの窓です。
窓は3~5面で自由に組み合わせでき、長方形や多角形、弓形など多種あります。
インパクトのない外観も、凸凹ができるだけで印象を変える事ができます。
9.高窓
外壁の高い位置にある垂直の窓です。
自然光を取り入れながらもプライバシーが守られる点は魅力的です。
しかし高い位置にある為、掃除がしにくいのが難点です。
10.天窓(トップライト)
天井から自然光を効率的に取り入れるための窓です。
太陽光で部屋を照らし、おしゃれな空間を演出します。
高窓より高い位置にあるので、視線も気になりません。
しかし屋根の部分を一部、窓に替えているので雨漏りについては不安が残ります。
以上が、新築で採用されやすい主な窓の種類でした。
ひとつ『窓』と言っても、様々です。
お部屋一つ一つに気持ちを込めて選んでみてはいかがでしょうか。
新築の窓で失敗しない為に!窓選びに重要なポイントを抑えよう!
色んな種類の窓やサッシがある事が分かりました。
では窓を選ぶ時、どこにポイントを置いて決めていったら良いのでしょうか。
6つのポイントに絞って見ていきましょう!
- 風通し
- 採光性
- 断熱性
- 防犯性
- デザイン性
- 掃除のしやすさ
予算との兼ね合いももちろんあると思います。
しかし適切な場所に適切な窓を選ぶ事で、長く快適な生活を維持する事ができます。
その辺りも考慮してバランスの良い選択をしましょう。
では6つの重要ポイントを詳しく解説します。
1.風通し
なんと言っても窓の役割で重要なのが『風通し』ではないでしょうか。
風通しを体感できる家は無条件で心地の良いものです。
ただ単に窓を付けるだけでは風通しはスムーズにはいきません。
風通しを良くするには1部屋に2箇所以上の窓を設ける必要があります。
そしてその窓と窓が一直線に対面する設計で初めて、風がよく通るようになります。
2.採光性
『採光』も窓にとっては重要ですね。
建築基準法で居室には一定以上の自然光を取り入れなければならない事になっています。
自然光が入る事で生活リズムが整い、快適さだけでなく健康面もプラス面が多いです。
採光性を考えた時に注意したい点は以下の通りです。
- 立地条件、季節や時間を考慮した日射し事情を知っておく
- 真夏の西日は差し込む光でかなり眩しくなる可能性が高い
- 効率良く光を入れる天窓は方位によっては光が入りすぎる
室内に自然光がどの様に入るかは、近隣状況や時間帯によって大きく異なるので、しっかり下調べしておく必要があります。
しかしきちんと採光性を下調べした上で、失敗したという事例もあります。
新築の窓は採光性にこだわりました。
南向きで日当たりも抜群!
出来上がりに満足していました。
しかし住宅密集地に家を建てた為に、新築を建てたあと周辺環境がどんどん変化し、隣にも新居が建ち並びました。
そのため、せっかく日射しが心地良く入り採光性が抜群だったリビングの中が一気に暗くなってしまったのです。
近隣の環境が変わっても採光できるように考えて設計しておくべきだったと後悔しました。
家を建てる前に、最低限求められる明るさが確保できるかのチェックは大切です。
それに併せて、今後周りの環境が変わったとしても対応できる採光性があると不安も減りますね。
3.断熱性
快適さが大きく左右するのが『断熱性』です。
断熱性が高いと、結露しにくくお部屋が寒くなりにくので、カビやダニの増殖を防ぎ、ヒートショックから守られます。
樹脂サッシや複層ガラスは初期費用がかさみますが、冷暖房効率がアップするので結果的に光熱費が下がります。
長い目で見て導入を検討するのも良いかもしれません。
4.防犯性
泥棒は約6割が窓からの侵入と言われています。
新築を建てるタイミングで『防犯性』も高めておきたいですね。
割れにくく強いガラスや二重窓を選ぶ事で、泥棒が浸入を諦める窓になります。
また防犯面を考えると、トイレには小さめの窓、脱衣所には高窓、お風呂はすりガラス窓にして縦面格子やルーバーでガードするなど、箇所ごとに必要な防犯対策をしましょう。
防犯性を高める事で、プライバシーの確保ができ暮らしの安心につながります。
5.デザイン性
機能性も大事ですが、せっかくならご自身のお気に入りのデザインを選びたいですね。
窓の形や色・大きさや設置位置で、部屋のイメージはがらりと変わります。
持ち込む家具が決まっている場合はそのバランスを見ておくと良いですね。
また悩んだ時は外観イメージを大切にしてみましょう。
ぜひ、あなたらしさを組み込んだおしゃれな窓を演出してみて下さい。
6.掃除のしやすさ
掃除のしやすさは、新築の綺麗な状態を維持するために重要なポイントです。
手が届かない高窓や、全開にできないすべり出し窓、開けるのに力が必要な窓は掃除が辛く感じてしまいます。
そのまま掃除が億劫になり、汚れを放置してしまうという残念な結果にもなり兼ねません。
汚れやすい箇所や、掃除がしにくい箇所は、最初から汚れにくいコーティングをされたガラスや、汚れが目立ちにくいすりガラス等を採用しておくと安心です。
日々の掃除のしやすさ、掃除方法は事前に考えておきましょう。
以上、6つの窓選び重要ポイントをご紹介しました。
ご自身がどれを優先にするのかをしっかり見極める事が大切です。
休日は外出が多い、家で過ごすことが多いなど、家族のライフスタイルに合わせて立体的にシュミレーションするとイメージが湧きやすいでしょう。
また窓選びが難しいと感じる場合は、信頼できる専門家に優先順位を伝えて相談すると悩みは解決します。
専門知識を交えて『失敗しない窓選び』を実現しましょう。
まとめ
新築での窓選びの失敗例をご紹介しました。
窓は適切な場所に、最適な窓を設置する事がとても重要です。
住み始めてから失敗に気付く事のないようにしたいですね。
窓が本来持っている役割や機能を惜しみなく発揮できるように、準備は怠らずにしていきましょう。
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