新築購入で失敗したという項目の1位は何でしょうか。
ずばり収納です。
住み始めてから収納が少なく、部屋が散らかったままというのではせっかくのマイホームも残念な結果になってしまいます。
その逆で収納場所が多すぎたりスペースが広すぎたりしても使いづらく無駄ができてしまったりします。
収納はとても奥が深いため、一発解決とはなかなかいくものではありません。
部屋の数だけ収納も必要になり、片づけるためという目的は同じなのに、それぞれの使い方を考えないと成功に導くことが出来ません…
気が遠くなる気しますが、やはり後悔はしたくないものですよね。
みなさんが、どのような失敗をしてきたのかを参考にするのが、後悔しないための収納づくりの一番の近道です!
そこで、今回は具体的な失敗談から学び、どこに気を付けて行けばいいのかをまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
目次
新築の収納で後悔しないために整理しておくこと
収納は、大きすぎてもダメ、小さすぎてもダメ、適度な収納スペースを作ることがまず大切な部分になってきます。
新築の収納を考えるにあたってまず押さえておきたい点は2つあります。
- 収納は場所別に考える
- 生活スタイルを考えることが重要
【収納は場所別にポイントを押さえよう】
どんな収納が適しているかは、場所別に考えましょう。
- 主な4つの場所について注意ポイント
場所 | 注意ポイント |
玄関 | 家族構成に注意 |
リビング | 備え付け収納と後付け収納のバランスが大切 |
キッチン | 実際の使い勝手が重要 |
子供部屋 | 子供の成長に合わせて柔軟な対応が必要 |
家の中の場所ごとに、注意すべきポイントは異なります。
このポイントをしっかりと押さえることで、後悔しない収納を作ることができるでしょう。
【自分の家庭の生活スタイルを見極めよう】
先ほど説明した場所ごとの収納を考えるにあたっては、自分の家庭の生活スタイルについてまず把握しておくことが必要になります。
例えば)
・何人家族か
・お年寄りがいるのか
・小さい子供がいるか(性別も関係あり)
・ものが多いのか少ないのか(先も見越して)
・見せる収納としまう収納はどちらが得意なのか
生活スタイルによって、適した収納は変わってきます。
私のように、何か始めるときに形から入るタイプの方は気を付けた方がいいですよ!
・雑誌の特集を見て「こんな収納素敵!」と飛びついたけれど、それは子供の居ない夫婦の家だった。
・テレビで「見せる収納のコツ」を見たから出来る気がする!と思って収納を少なくしたけど、やりたいのは自分だけで家族には大反対だった…。
・先に家を建てた友達の家の収納を真似してみたけど、子供が女の子だけで、我が家は男の子だけ…片づけ力も必要スペースも全く違った…。
自分の生活スタイルに照らし合わせて考えないと、このような失敗をしてしまうかもしれないので注意が必要です。
見た目、収納力やスペース、間取りから考え始めずに、まず生活スタイルを基準にして、考えていくことが大切ということです。
ここさえ整理しておけば、あとは場所ごとの注目ポイントを抑えていき、理想の収納を手に入れることが出来るということですね。
では、より掘り下げて、場所別に収納で後悔しないポイントを失敗談を含めながら確認していきましょう。
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玄関収納で後悔知らず!家族構成に注目
人の出入りの多い玄関は特に綺麗にしておきたいですよね。
玄関収納では家族何人で使うか、家族構成というのが最も重要になってきます。
家族が増えると、必然的に収納すべきものも増えますね。
・家族が増えれば靴の数が当然増える、長靴などは子供用でも意外と場所をとる
・女の子が年ごろになると、ブーツやヒールの靴などが場所をとる(最近は小学生からブーツをはく子も…)
・赤ちゃんがいる家庭はベビーカー収納場所が必要(外遊びの道具なども一緒に片づけれるとベスト)
・子供がいるならば、スポーツ用品やレジャー用品の置き場所を確保すべき(何かスポーツをやっていると大抵、靴も増える)
犬を飼っている家庭は、お散歩グッズの収納スペースも必要かもしれません。
今後の事を考えて収納は多めに作りたいところです。
ただし、収納を大きく作りすぎると圧迫感が出たりすることがあるので要注意です。
玄関をスッキリ見せるコツ
腰高収納とウォークインシューズクローゼットを組み合わせる!
「ウォークインシューズクローゼットとは?」
玄関わきに作る1畳ほどの小部屋のことです。
靴や靴用の小物、お手入れ用品が置ける棚を設置することもあります。
スッキリ感を出すため、普段使いの靴を入れるのには腰の高さほどの収納を作ります。
もちろんそれだけでは少なすぎるのでウォークインシューズクローゼットを作ってみてはいかがでしょうか。
- 可動棚を設置すれば、収納用途によってレイアウトを変えて収納できる
- カッパや濡れた服がかけられるハンガースペースを設けることができる
- ベビーカーのような大きなものも通路をふさがずに収納できる
- スキー板や釣り道具バイク用品など、趣味に出かける装備品置き場になる
靴箱のみを大きく作る場合は用途は限られてしまいますが、こういった小部屋は応用が利くので非常に便利です。
家族が増えても柔軟に対応できますね。
場所が確保できそうでしたら是非検討していただきたいものです。
~ご近所山中さんの話~
山中さんは結婚を機に新築を建てることにしました。
玄関収納を考えるにあたっては、家族が増える予定は無かったのでウォークインシューズクローゼットを設けず、靴箱だけを設置しました。
「工夫で大成功①」
その代わり、靴以外にもルームスリッパも収納できるよう腰高の靴箱と、そのすぐ横に天井まである靴箱をそれぞれお90センチほどの幅で作りました。
二人分の靴の収納には十分な大きさで、夫婦そろっての趣味であるマラソン用品やガーデニング用品などの細々したものも一緒にしまうことができました。
「工夫が大成功②」
圧迫感対策に、天井まである方の靴箱は扉を鏡にし、広く見せるように工夫したそうですが、出かける際の身だしなみチェックまでできてとても便利だということです。
山中さんは「もしウォークインシューズクローゼットを作っていたら、私たち夫婦の生活では持て余してしまっただろう」と言っていました。
住んでから何年か経ちましたが満足しかない理想の玄関収納だそうです。
山中さんの場合は将来の家族構成をしっかりイメージしていたので、理想の玄関収納づくりができたのではないでしょうか。
どのような収納が適しているかは、現在だけでなく、家族が増えるのか、増えないのか、将来の家族構成までしっかり考えて検討しましょう。
リビング収納で後悔知らず!収納は使い分けるべし
リビングは家族の集まる場所で滞在時間が比較的長くなります。
そして人が集まれば物も増えます。
リビング収納で重要なのは備え付けの収納と後付けの収納をバランスよく使い分けることです。
すっきり片付いたリビングにしたいからすべてを備え付けの収納で済ませたい、という人も結構いらっしゃいますが、見せる収納と隠す収納を上手にわけることでメリハリの利いた空間にすることができます。
- 備え付け収納
掃除機やモップ、カーペットクリーナーなど見えると格好悪いクリーニンググッズは備え付けのクローゼットに収納した方が良いでしょう。
また、家計簿や郵便物等、書類やファイル類はかさばるので備え付けの収納に定位置があればすっきりしますね。
- 後付け収納
すぐ使いたい日用雑貨のようなこまごましたものはキャビネットやチェストを置いて収納した方が便利かつきれいに収まります。
外から持って帰ってきた服やかばんが散在しないように、一時置き場を作っておくと便利ですね。
備え付け収納と後付け収納、どちらに偏りすぎてもリビング収納はうまくいきません。
リビング収納は失敗する人が多いのかもしれませんね。2人の話を紹介してみましょう。
~友人拓海さんの話~
拓海さんは新築はとにかくリビングをすっきりシンプルにしたかったので、家具を買わず、備え付けの収納スペースをたくさん作ることにしたそうです。
「暮らしてみて分かったこと…」
入居当初は良かったのですが、暮らしていくうちに、よく使うものが近くにないことに不便を感じるようになりました。
歩き回ることが増え、疲れを感じてしまうのです。
「ほどなくして子供ができると…」
いちいち収納場所まで行って物を出し入れし入れする時間が無くなり、すぐ使うようなものは出しっぱなしにすることが増えました。
また、すぐ使うオムツや衛生用品なども、気づけば部屋の隅に固めるという状態に…。
結局よく使う文具や救急用品、子供用品の収納キャビネットを手の届く範囲に置くことにしましたが、イメージに合う雰囲気や大きさのものを探す時間もなく、適当なもので済ませることになってしましました。
こんなことなら、備え付け収納以外の収納も、子供ができる前にゆっくりと考えておけばよかったと後悔したそうです。
見えるところにものをごちゃごちゃ置きたくないという方には和室を併設することもお勧めです。
押し入れを作ることで収納が一気に増え、子供のおもちゃや衛生用品など、散乱しがちなものも和室のみでまとめることができますよ。
次は、ご近所の中のさんの失敗談です。
~ご近所中野さんの話~
中野さんは新築を建てるにあたって、「大は小を兼ねる」と、棚や押し入れをたくさん作りました。
生活していくうちに予想通り家族も増え、物も増え、収納を多くして良かったと思ったのもつかの間、2つの大きな失敗に気づいたそうです。
失敗①
よかれと思って作った大容量の押し入れがなぜか使いづらいのです。
奥行がありすぎて、奥に入れたものが取り出しにくいどころか何を入れたかさえ忘れてしまうこともしばしば
まるで物置のようになってしまいました。
見づらさを解消するために100円均一でボックスを買ってきて工夫したものの、なんだか見栄えの悪い収納になってしましました。
備え付け収納を大きくするよりも、適度な大きさのキャビネットやラックなどを使う場所に合わせて配置した方が、収納しやすかったかもしれないと反省しているそうです。
失敗②
子供が成長し、携帯やタブレットなど家族で電化製品をたくさん持つようになって、困りました。
収納をあちこちに作りすぎたせいでコンセントが足りないのです。
どうすることもできず、タコ足配線にしていますが漏電や火事が不安でしかたありません。
こんなことなら収納を減らして配線にも気を配るべきだったと後悔したそうです。
2人とも備え付け収納が何より大事だと思い込んでしまったのが失敗の原因ですね。
誰でも一つの事に気が行ってしまうと周りが見えなくなるものですよね。
冷静な判断ができるように、家を建てるときには工務店の方や建築士さんに見落としているところがないか、他の施工例と比べて偏りがありすぎないか確認してもらうといいかもしれませんね。
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キッチン収納で後悔知らず!使い勝手が一番大事
キッチンは毎日使うところなので収納を失敗するとどうしようもありません。
キッチン収納では自分の作業の仕方をしっかり把握し、使い勝手を考えることが大切です。
キッチン収納にはキッチンのシンク下やコンロ下の収納と、背面収納があります。
【シンク下やコンロ下収納】 シンク下やコンロ下は収納が小さくなってしまうので、フライパンやザルのような、さっと出してすぐ使えるものをしまっておくのがいいでしょう。 オーブンやビルトイン食洗器を備え付ける場合はその分収納場所が減ってしまうので、背面収納で足りない分を補いましょう。 |
【キッチンの背面収納】 キッチンの背面収納には縦の収納と横の収納の2種類があります。
背面収納をすっきり見せる前面収納にする収納方法 また、圧迫感が気になることもあるので注意が必要です。
背面収納を、実用性に富んだカウンター式にする収納方法 使いやすい高さゆえ、つい仮置きしがちなのが注意点です。 |
パントリーを設置すれば、よくある残念な出来事を防ぐことができます。
・引き出し収納にしまったらいつのまにか存在自体忘れてしまった。
・棚の奥で調味料が人知れず賞味期限を迎えていた。
・どこに何を入れたのかいちいち探さないと見つからない。
・インスタントラーメンをダース買いしたけど場所がない。
こういった残念な出来事は、パントリーで見渡せる収納にすることでかなり防げるようにもなり、ストックとして買ったものも場所に困りません。
すぐに使いたいものは背面に、そうでないものはパントリーに収納するのが一番効率がよく、すっきりと無駄のない空間に仕上がるのではないでしょうか。
~ご近所山田さんの話~
山田さんは効率的に料理をする、というのが苦手だそうです。
料理をすると、いつもまな板やお皿、ボウルでキッチンがいっぱいになってしまいます。
新築を建てるとき、どんくさい私でも広く使え、必要なものはすぐに手が届く場所に置けるようにカウンター式の背面収納を選びました。
【失敗】
最初のうちは広々としたカウンターにお皿を並べて盛り付けていたのですが、どうしても料理の要領がつかめず、調味料などを出しっぱなしにすることが多くなりました。
いつしかカウンターの上は使いかけの小麦粉やパン粉、調味料一式にシリアルやフルーツまでぐちゃぐちゃに置かれ、片付けるにもどこから手を付けていいのやら、わからなくなってしまいました。
リビングから背面収納が丸見えなので恥ずかしくて友達も呼べません。
自分の性格から考えて、カウンター式よりもきちんと定位置に収納ができて収納量も多く、何より雑多としたものを隠すことのできる天井までの全面収納にすべきだったと後悔しているそうです。
カウンターは盛り付けや一時置き場としてとても便利な反面、隠すことができない部分なのでこまめに片付けをすることが重要になってきます。
毎日使う場所なので、自分の作業の仕方と使い勝手をよく考えて、に無理のない設計にしましょう。
子供部屋収納で後悔知らず!成長に合わせて柔軟に
成長の早い子供は収納するものもあれこれ変わります。
子供部屋の収納は子供の成長に合わせて柔軟に対応できるように準備しておきましょう。
そのためには、備え付けのクローゼットをベースに足りないものを上手に買い足して調整していくのがコツです。
子供部屋の収納の大きさについては、各家庭の方針によって変わってくるかもしれません。
~家庭ごとの方針~
- 子供部屋は勉強メイン
クローゼットを小さくして本棚やタンスで勉強道具を管理し、生活に必要なものは別の部屋でまとめてしまうとよい。
子供部屋に勉強道具以外のものが少ないので集中して勉強でき、メリハリの利いた生活スタイルが身につくのではないでしょうか。
「東京大学に行きたいから猛勉強するよ」なんてことを言い出したときのためには、このスタイルが最適です。
- 子供の生活の場として使う
子供部屋を寝室・遊び・勉強など子供の生活の場として使わせる場合です。
この場合はある程度収納が無いと、散らかり放題の汚部屋になりかねません。
クローゼットは布団など大きいものもらくらく出し入れできるくらいの、ほどよい奥行を確保するとよいでしょう。
季節ものや使わなくなったものはクローゼットにしまい、すぐ使うものは収納ラックなどを使うと子供にとって使いやすい収納になりますね。
女の子だと年ごろになるとおしゃれをすることが考えられますね。
先生が考えるように大きめの収納は必要になってくるでしょう。
子供部屋をしっかり使う期間は何十年と無いはずです。
高校や大学進学、就職となると家を出ていくことになるかもしれません。
その頃にリフォームを考えるのもありですが、子供部屋として使わなくなっときのことまで見越して収納を考えるのも一つですね。
ご近所の山田さんは子供部屋収納を、子供の成長に合わせてうまく対応したようです。
~ご近所山田さんの話~
新築する際、娘が2人いるので将来のためにと2階に、隣合わせで子供部屋を2つ作りました。
ただし、寝室と勉強部屋を一緒にしたかったので、空間をできるだけ広くとるよう、間切り壁を作らず、壁の代わりに姉妹半分ずつの収納スペースを作りました。
しかし、大きなクローゼットを作らなかったため、成長につれてものが収納スペースに収まらなくなってしまいました。
小学校に通うようになって、美術で使う道具類やピアニカなどの楽器類が思った以上に幅をとり、姉妹の服も増えたからです。
【対応】
そこで、子供と一緒にインテリア用品店をまわり、子供の気に入ったおしゃれなチェストやラックで収納することにしました。
自分で選んだ収納用品なので、子供もどうすれば上手に収納できるかあれやこれやと考えるようになり、適度な収納を考える力がつき、上手に断捨離もできるように育ちました。
親としても感心させられるばかりです。
子供の成長に合わせて、子供と一緒に収納を考えていくことも大切ですね。
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まとめ
新築の収納で後悔しないための方法を場所別に紹介してきました。
どんな収納がベストなのかは各ご家庭の生活スタイルによって大きく変わってきます。
今の生活スタイルと、将来の計画をしっかりと考えて、家族の人数や使い勝手に応じた収納を作るように心がけましょう。
作った収納スペースに見合ったものの量で生活することも意識してみるといいかもしれません。
「日々の生活に欠かせない収納スペース」
ぜひ納得いくまで考えて、大満足の収納のあるマイホームを作ってくださいね。
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火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
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