マイホームを購入すると、必ず関わらないといけないのが固定資産税です。
マイホームを購入するまで固定資産税という税金を払うという事を知らなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「家を買ったローンの他に、税金を払わなくちゃいけないの⁉︎」
と、暗くなる話ですが、これから新築を建てる方は、頭に入れておきたい話です!
「そもそも、固定資産税の仕組みって?」
「平均ってどれぐらいなの?」
「値上げや、減税ってあるの?」
そんな、疑問を一緒に解決していきましょう!
固定資産税は、義務なので「払わない!」なんていうのは許されません。
固定資産税の支払いがあることを知らないで、やりくりできずに新築を手放す結果に…。
なんて事も、実際に起きています。
そんな事にならないためにも、固定資産税の中身を理解し、新築生活を快適なものにしていきましょう。
目次
新築の場合の固定資産税の平均と相場を知ろう
新築を建てる際に必要となってくる、「資金計画」が大事ですよね。
これからは、家のローン+固定資産税も払っていかなければならないことも念頭に置かねばなりません。
一般的な家庭の固定資産税の平均価格は一体どれくらいになるのでしょうか。
新築の固定資産税の平均値は?
新築一戸建ての平均的な固定資産税は、10万円〜12万円と言われています。
また、家の作りや、設備によっても多少の違いは出てきますが大体このくらいです。マンションなどは8~10万くらいなのでそれに比べると一戸建ては土地が広い分だけ高くなるのです。
固定資産税は土地自体にもかかってきますので土地が広いところの方が価格があがるんです。
各都道府県でも、相場は違ってきます。
その他にも人口が多い所なども、固定資産税が上がってしまう傾向があります。
反対に、あまり売れてない土地や、都心や中心地から離れている所は、比較的固定資産税が安くなる傾向があるようです。
誰もが住みたい便利な土地というのは人気があり需要があります。
そういったところも資産的価値があると評価されます。需要が少なく人気がない地域まで同じ税額だったらみな、生活に便利な地域に住みますね。そうなると生活が不便な地域は過疎化してしまいます。
都心などの中心地でも、大体平均は10万円〜18万円くらいと考えておくといいでしょう。
土地の相場を知りたいときはこちらも参考にしてみて下さい。
新築の固定資産税の相場ってどう調べる?
新築を建てれば固定資産税がかかるのは義務なのですから仕方ないことですが…。
送られてきた納付書を見て、「固定資産税ってこんなにかかるんだ。しかたない、払いに行くか。」と、特に深く考えずそのまま払っている方も多いと思います。
納税は国民の義務ではありますが、どこのお家もすべて同じ額ではないですし、住んでいる地域によっても多少違いがあります。
金額も大きいののでやはりよく内容を熟知して、納得した上で固定資産税の納付をしたいものです。
【家の設備と固定資産税の関係】
家屋や土地だけではなく、家の設備によっても税額が変わってきます。
ここは重要なところですのでしっかりと押さえておきましょう。
- 外壁、床タイル
- 床暖房
- トイレ・浴室の設備等
家の中の身近な設備も固定資産税の評価額に繋がります。
【固定資産税はどのように決まるの?】
そもそも、固定資産税ってどうやって決まるの?と疑問ですよね。
それぞれ、家の広さも、設備も違いますから、同じ金額という訳にはいきません。
固定資産税を決めるためには、その家がどれくらいの価値があるかも関係してくるのです。
それを確認するために役所の担当者の方が家に調査に来ます。
それを家屋調査といいます。
初心者には家屋調査ってイマイチ良くわからないですよね。
どんな調査するの?必要な物は?いつごろ来るの?
など、事前に内容を知っておくと安心です。
【家屋調査とは】
家屋調査は、新築ができると固定資産税の決定のために、自治体の担当者の方が家を見に来ます。
家の外部だけかなと、思ってる方が多いかもしれませんが、家の内部もチェックします。
壁材、床材はもちろんですが、キッチンや、お風呂といった水回り関係などの確認で、家の中に入るため、家の主が立ち合いをするのが、一般的です。
家屋調査の流れ
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そういったチェックがあって、固定資産税を決定していくのです。
将来家を増築や、逆に取り壊しなど行った時も家屋調査をしなければなりません。
それでは、今度は固定資産税がかかってくるものとはどういった条件の物が対象となるのかみてみましょう。
固定資産税がかかる資産
家や土地以外も固定資産税の対象となると、少しめんどうに感じますが、大事な住まいの事なので確認しておくといいですね。
さっそくですが、家以外のものだと、どういった物に固定資産税がかかるかというと、
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つまり、家の周りの倉庫や物置などが対象となります。
シャッター付きの車庫、田畑、牧場なども固定資産税の対象となります。
その他にも、家屋調査の時に説明しましたが、壁材、床材、設備なども評価対象です。
例えば)
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CMで宣伝してある、最新のバス設備、キッチン設備などは固定資産税の対象となる物があるので、不安な部分は確認しておきましょう。
ここでは、実際にあった失敗談を紹介します。
どうしてもキッチンのカウンターを広くしたいと言っていた奥さんのために、奮発して広めに作りました。
憧れのキッチンを手に入れられて奥さんも喜んでいたそうです。
また、リビングにはCMで宣伝してるような、湿気を吸い取ってくれる珪藻土効果のある壁材を使用。
新居に対しての夢が大きすぎてつい予算そっちのけで高価な設備を選んでしまったのです。
その結果、
送られてきた納付書を見た時、固定資産税のあまりの高さに驚いたそうです。
「これからローンの支払いもあるのにどうしよう。」と悩んでいました。
税金は、基本的に所得の多い人からたくさんいただこうというシステムです。家の設備にグレードの高いものを使うとお金をたくさん持っていると思われてしまうよ。
家屋調査で担当者がメジャーでいろんな設備を測っていたりしたらそれは「標準よりいいものを使っているな。」と思われていると考えてください。
そういうことも考慮の上、家を建てるときは見積りの段階で、ハウスメーカーにこの設備にしたらどれくらい固定資産税が高くなるかということも含めてよく相談しておきましょう。
そうはいっても、一生に一回のマイホーム購入だからあまり妥協したくはないですよね。
今後の資金計画も視野に入れて、どこにお金をかけて、どこを削るかをしっかり考えましょう。
固定資産税はいくらかかる?しくみを知ろう
どのようなものに固定資産税がかかるのかわかったところで、ここからは、固定資産税の仕組みについてお伝えしていきたいと思います。
しっかり、理解をして損をすることがないようにしましょう。
では、実際にどのくらい固定資産税がかかるのでしょうか?
固定資産税について知ろう
固定資産税とは一体どういう種類の税金なのでしょうか?
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【固定資産税計算方法】
新築マイホームで重要になってくる固定資産税の計算方法は、以下の表に当てはめて計算します。
固定資産税=固定資産税評価額×1.4%(標準税率)
固定資産税評価額とは
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⇩こちらの記事に詳しく載っていますので参考にしてみて下さい。
【固定資産税が値上げ?】
固定資産税を払い続けていて、
「4年目から値上がりした⁉︎」
という声をよく聞きます。
それは、値上がりした訳ではなく、これまでは固定資産税の減額措置というものがあったからです。
新築住宅に適用されるもので令和2年税制改正により2年間延長され、令和4年3月31日までに新築された住宅に対して適応されます。
もともと査定された税額から一定期間は減額されているのです。
ですので期間を過ぎると減額がなくなるため、急に税金が高くなったように思ってしまいます。
3年ごとに評価額の見直しがありますので税額は多少変わることがあります。
建てた家の価値というのは築年数が増すごとに建物自体の価値が落ちていきます。
木造だと大体新築から22年ほど経ったときに、評価額が最底値に到達します。家の価値は下がっていくので固定資産税もそれに伴い安くなっていきます。
コンクリートだと耐久性がるので木造よりも固定資産税が高くなります。
固定資産税は、毎年払いです。ローンと違って払い終わりがないものです。
少しづつ安くなるとは言っても大幅に金額が変わるという事はないので、大体一ヶ月一万円前後と考えて、年間で10万~12万円くらいを準備しておくといいでしょう。
固定資産税の支払い方法は
年度始めの大体4~6月頃に各市町村から、「納税通知書」が送られてきます。それと一緒に納付書が入っていますのでそれで支払います。
それを、通常は年に4回に分けて支払います。ですが、分割ではなく1年分まとめて支払う事も可能です。
一般的に、なんでも一括払いだと少しお得になるイメージがありますが、1回払いでも4回払いでも納付額の総額は同じです。
結局同じ金額を納めるのだったら前もって「固定資税貯金」をしておくのをお勧めします。
毎月次年度分の固定資産税分のお金を貯蓄しておくのです。ボーナスなどがある月は多めに、家計をやりくりして浮いたお金も貯金しておくといいですね。
そのまとまった分を一括で払うと何度も払込みにいく必要もなく、年一回だけで済むので気分的に楽ですよ。
では固定資産税はどうやって払ったらいいのか、支払い方法をご紹介します。
支払い方 | |
現金納付 |
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口座振替 |
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クレジット |
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色々な支払法がありますので、ご自分に合った支払い方法を選びましょう。
納税は国民の義務ですから必ず納付期限は守りましょう!
ここまで、固定資産税について触れてきましたが、複雑なためにまだまだわからないことがあるのではないですか?
【固定資産税】困った場合の相談窓口
色々知識をつけても、固定資産税となると難しい単語が出てきて、素人だと不安な事やわからない事がたくさんあります。
それでは、固定資産税の専門の人となると、どういうところに聞けばいいんでしょう?
実際に困った時にすぐ聞けるように、かけこみ寺を把握しておきましょう!
【各市町村村役場担当者】
まずは、自分達が暮らしている市町村役場の担当の方に聞きましょう。
家屋調査なども、行うのが役場の担当者なので、詳しいことも聞けますね。
あとで、「聞いておけばよかった…」とならないためにも、聞きたいことをメモしておきましょう。
直接窓口に行かなくても、電話で応対もしてくれます。
また、各市町村のホームページの税務課に固定資産税のよくあるQ &Aなどが、載っていますので困った時は参考にしてみましょう。
【税理士】
また、より専門的に、くわしく聞きたい場合は税理士さんに相談です。
例えば、固定資産税の過払いの件も相談にのってくれます。
「役所が計算したので、固定資産税は間違いないだろう」と思いますが、実際過払いでその分お金が戻ってきたというケースがあるそうです。
最初は無料相談の所が多いので、気になったら、気楽に相談してみるのもいいですね。
税理士探しサイトこちらも参考にしてみて下さい。
メールからも相談できるので、「固定資産税払いすぎじゃない…?」と不安な時は一度相談してみてもいいですね。
終わりに…
マイホーム購入して、家代の他に、固定資産税となると負担も大きいものです。
やはり固定資産税についての知識があると不安は少なくなり、心配も軽くなります。
マイホームは購入するまでは、「どんな家にしよう…」や、土地探しなど、楽しみの方が多いです。
ですが、購入した後は資金計画が待っています。
これから始まる楽しいマイホーム生活のために、今のうちから固定資産税のことを知って自信をもって自分のお家を計画できるといいですね。
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