皆さんはハウスメーカーというものをご存じでしょうか?
住宅メーカーなどといわれることもあり、あの有名な三井ホームや積水ハウスなどの会社の総称でもあります。
聞いたことがある有名な会社だし、「まかせて安心!」とお思いの方もいらっしゃいますよね。
もちろんハウスメーカーには良い点もあります。
しかし「ハウスメーカーに頼んでトラブルに発展してしまった!」という方も…。
そんなことにならないよう、この記事ではハウスメーカーのトラブル事例と対策方法をご紹介します。
皆さんがハウスメーカーに依頼するときのお役に立てると嬉しいです。
目次
【あのハウスメーカーやめとけば良かった】トラブル事例と対策法をご紹介
まず、最初に実際に起きたトラブルの事例から対策法を紹介していきたいと思います。
思った以上にトラブルがあるのだということが分かっていただけるのではないかと思います。
設計ミスや金銭的トラブルは一番、抱えたくない問題ですよね。それでは早速みていきましょう。
設計・工事ミスが発覚!対策法は?
ハウスメーカーに依頼をしても、実際に工事をするのは下請けの業者です。
【ケースその1:依頼者の要望が伝わっていない】
ハウスメーカー側が依頼者の要望を理解していなかったり、下請け業者に連絡が伝わっていなかったりすると依頼した設計と違う!なんてことが起きてしまいます。
細かい部分でまるで素人のような雑な工事が行われていたり、他にも工事の途中で設計ミスが発覚したにもかかわらず誠意のない対応をされたケースも…。
【ケースその2:引き渡し後に不具合が発覚】
後から細かい部分でのミスが発覚してしまうケースですね。
壁や床に傷があったり、ドアの開く向きに問題があったり。
中には雨が降ると雨漏りしたというケースもあります。
修理を頼んでも、業者か来るたびに道具などで壁や床を傷つけられてしまい、再び修理を頼むことでお金ばかりを取られてしまうといったこともあります。
苦情を言っても契約したあとでは依頼者の要望が拒否されてしまうことも多いです。
【対策法】
設計ミスについては契約を交わす際に依頼者もそこまでは確認せずに契約していることも多く、ハウスメーカー側に全ての責任を取ってもらうのは難しいでしょう。
しかし施工中のミスは明らかな瑕疵があれば保証されます。
法律上の契約の不備に用いられる用語です。
家が完成して引渡されるのはハウスメーカー側と依頼者側での確認をしてからになります。
あとでオプション費用を請求される!対策法は?
住宅の価格というのは「本体価格」に「オプション」が含まれたものを指します。
|
私の友人が家を建てたときの失敗談をご紹介します。
友人のAさんは50代半ば。父親が亡くなったことで母親が一人になってしまうことを心配し、一緒に暮らすことを決めました。
幸いAさんの奥さんと母親の関係も良好。いつかは家族のために一軒家を!と常々思っていたAさんは、テレビのCMでよく見かける、あの有名なハウスメーカーに依頼しました。
結果、Aさんは契約したあとで数百万円のオプション費用を払うこととなってしまいました。
私「どうしてそんなことに?」
A「実はメーカーがどんな標準仕様のものなのかをよく確認していなかったんだ。
住宅に関しては詳しくなかったし、家を建てるのももちろん初めてだろ?こっちも要望なんてはっきりとは決まってなかったから、分からないことをそのままにして契約しちゃったんだよな。
有名なハウスメーカーだし、何とかなるかと思ってしまって。でも結局あとからやっぱりあれもこれもとオプションを追加したことで費用が上がってしまったんだよね」
見積りを作成してもらう際にはっきりと希望の間取り等が決まっていなかったり、どんなオプションがあるのかも知らないまま契約してしまうこともオプション費用が発生する原因となってしまいます。
【対策法】
あとでオプション費用を請求されることのないよう、契約前に標準仕様をしっかりと確認しておいてください。
また、契約する前に他のハウスメーカーとも見積もりを作成してもらうと良いです。
一社だけで決めるのではなく、色々なハウスメーカーと比較してから契約するのがおすすめです。
その際、これらが重要となります。
|
しっかりと確認しておきましょう。
営業マン(担当者)や業者の態度が悪い!対策法は?
この態度に関するトラブルが実は一番多いようです。
・業者がタバコを吸いながら工事を行っていた
・担当者の失礼な物言い
・行き過ぎたセールストーク(強引な訪問やしつこい電話)など…。
家を建てるというのは、たいてい一生に一度。
人生の中でとても大事なイベントだと思います。
やはり担当者と業者とは信頼関係を築いた上で確実に理想の家に近づけていきたいものですね。
態度が悪かったり品位を疑うような行動や言動をされてしまうと、こちらとしても安心して任せることはできません。
【担当者への対策法】
せっかく家を気に入っても担当者が信用できないと、この担当者からは買いたくないなと思ってしまいます。
担当者を変えてもらうことも可能ではありますが、ハウスメーカーの営業は「売ってなんぼ」の世界で働いています。あとから担当者を変えて欲しいと言っても拒否される可能性が高いです。
【業者への対策法】
業者はハウスメーカーから仕事を依頼されて仕事をしています。
業者に対する苦情はハウスメーカーの担当者に言いましょう。
業者に直接苦情を言っても日雇いや派遣で働いている素人の方がほとんどなので、あまり改善はされません。
下請け業者はハウスメーカーからの仕事がなくなるなんて状況になれば大変なことです。
ハウスメーカー側としては業者のせいで評判が落ちるなんてことは避けたいので、依頼者が苦情を言うことで担当者は業者に改善するよう指導をします。
トラブルが起きないように確認・準備をしておこう
設計ミス、工事が雑、オプション費用の問題、態度が悪いことや建てたあとの対応の悪さ、とさまざまなトラブルの事例をご紹介しました。
こまめに自分の目と足で現場に赴き、工事作業が図面通りに行われているかチェックすることも大事です。
おすすめの方法
現場の写真や動画も撮っておくと良いです。
依頼者が現場に行くことで業者側のミスも起こりにくくなります。
【もしもトラブルに発展したら…?!】
もしトラブルが起きてハウスメーカー側から追加工事などを提案されたとしても、内容や金額をちゃんと確認してから慎重に判断するようにしましょう。
とはいえ、建築業に関わる職業の方でもない限り専門的な知識を持っている方は少ないですよね。
一人で対処せず、法律の専門家である弁護士や一級建築士、またハウスインスペクターに相談すると良いですね。
また、過度なお金の交渉はしないでおきましょう。
そのためにコスト削減で質が低下し、完成した家が注文した家とかけ離れていたという例もあります。
ハウスメーカーってそもそも何?メリットとデメリット
そもそもハウスメーカーとは何なのでしょう。
テレビでCMが流れるような大手の住宅メーカーのことです。
本社で建設用の建材を準備し、設計から施工まで工場でシステム化され生産しています。
土地や資金計画、建築後にはアフターサービスと、家づくりにおけるサービスを行っているのも特徴です。
メリットとデメリットを見比べてみましょう。
メリット |
|
デメリット |
|
理想の家作りを依頼できるハウスメーカーでもデメリットあります。
メリットとデメリットを知った上でハウスメーカーで家を建てるかどうかを検討しましょう。
【あのハウスメーカーやめとけば良かった】そうならないための選びかた
ハウスメーカーも会社によって違いがあります。いくつかの会社を見比べてから決めることをおすすめします。
【重視するこだわりを決めておこう】
依頼者によってデザインを重視したり耐震性を重視したりと家を選ぶ基準は違うけれど、自分がこだわりたい部分は何なのかをはっきりとさせておくことが重要です。
家族それぞれにこだわりは違うと思いますので、お互いに妥協しあったりしながら意見を合わせておくことが大事ですよね。
こだわりが決まったら、その実現のためにはどこのハウスメーカーが向いているのかを意識して探していけば選びやすくなります。
【担当者の知識や人間性も重視しよう】
ハウスメーカーの営業マンは家を売るのが仕事なので、契約のために依頼者の質問にすぐに答えられる知識や宅建などの資格を持っていることが望ましいです。
しかし、いくら知識があっても接客態度や対応が悪かったり細かい約束を守らなかったり、あとで確認や報告もしてくれないような担当者は信用できません。
こんな人が信用できる!
・依頼者の質問にすぐには答えられなくても、調べてからちゃんと連絡をくれる担当者。
・デメリットだと思うことも正直に話してくれる。
家を買う際には担当者の人柄も大事になってきますね。
【そのハウスメーカーは信頼できる?評判は?】
家を購入するというのはたいていは一生に一度のこと。大きな大きな買い物です。
だからこそ失敗したくはありませんよね?
良いハウスメーカー探しに多くの方がしていること。それはインターネットで口コミをチェックすることだと思います。
え?そんなこと?と思われるかもしれませんが、実際に家を建てた方の口コミ、評判は是非とも見ておいた方が良いですよ。
「顧客満足度No.1!」とまではいかなくても、やはり顧客の満足度が高いハウスメーカーは信頼できます。
まとめ
大きな買い物をするには金銭面においてリスクが伴います。
同時に、多くの人の手によって家は造られるので、どうしても思っていたように工事が進まなかったり残念な対応をされることもあるでしょう。
トラブルの事例を事前に知っておくことで、家を購入するときに起きてしまうさまざまな問題に対しての免疫ができます。
この記事の対策法は参考になりましたでしょうか?
実際にハウスメーカーを利用するかは皆さんの判断することですが、こういうことも起こるかもしれないと頭の片隅にでも残して参考にして頂けたらと思います。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
比較してもらうと自分に合った最安値の火災保険を見つけることができます。
無料でたったの3分で出来るのでやらない手はないですよ!
火災保険を安くするコツ
実際に私が火災保険の一括見積をして、火災保険が16万円安くなった過程を無料公開中。
→火災保険を安くする方法を知る
火災保険を安くする方法