ハウスメーカーによる建売住宅が気になったことはありませんか?
よく電車や新聞の折り込みチラシで見かけると思います。
数軒の家が同時に一区画に建てられ、統一感があってきれいでいいな、と私も気になっていました。
何よりハウスメーカーだと知名度があり、安心感もありますよね。
土地と建物が同時に購入ができて、表示価格も明確なので購入時の費用が分かりやすいというのもメリットの一つです。
ですが、せっかく一軒家を購入するのに自分で一から建てていく注文住宅にせず、後悔しないか?と心配に思う方も多いかと思います。
そこで今回は建売住宅を購入する際に気を付けるポイントやハウスメーカーの建売住宅について調べてみました。
これを読んで失敗しない上手な建売住宅の選び方を知っておきましょう!
目次
ハウスメーカーの建売住宅は大丈夫なのか
ハウスメーカーと聞くと、注文住宅専門と思われる方も多いと思います。
ハウスメーカーの建売住宅の特徴は以下のようになります。
- 大規模な土地に10棟や20棟をまとめて建てて分譲するケースが多い
- 全体に統一感があり一つの「街」になっている
- 建売住宅が接する道路や植栽、日当たりや風通しまで考えられて設計されている
一般的に注文住宅のイメージが強いハウスメーカーですが、建売住宅も扱っているとなるとどのような家を建てているのでしょうか。
ハウスーカーが手掛ける建売住宅について調べていくとメリット・デメリットが見えてきました。
この両面を見たうえで納得できるのであれば、ハウスメーカーの建売住宅に問題はないと言えるでしょう。
ハウスメーカーの建売住宅のメリット
まずはメリットをご紹介します。
- 注文住宅に近い品質で価格も安い
- 資産価値が高く落ちにくい
- 実物の家を見ることが出来て即入居もできる
- 住環境が良い
それでは具体的に4つのメリットを詳しくみていきましょう。
①注文住宅に近い品質で価格も安い
ハウスメーカーが10軒や20軒あるいはそれ以上の世帯をまとめて建設することにより、資材や設備の運搬を効率的に行うことができます。
また、土地を一括購入することで税金や手数料をコストカットしているため価格を安く抑えながら品質を維持することが出来ます。
注文住宅には手が届かないが、有名なハウスメーカーの家が欲しいという方にはとてもいいですね。
②資産価値が高く落ちにくい
ハウスメーカーが作った住宅は一般的にハウスメーカー施工=品質が高いという認識を持っている方が多いと思います。
もし将来的に手放すことになっても「〇〇ハウス施工」というだけで相場より高く売れる可能性も十分にあります。
何年経ってもハウスメーカーが建てたと聞くと安心感や信頼性がありますよね。
そのおかげで資産価値が下がりにくいのです。
③実物の家を見ることが出来て即入居もできる
建売住宅は、基本的に実物を見て購入することができ、入居するまでには時間がかからないというメリットがあります。
その場合は、モデルハウスや完成イメージ図などで確認ができます。
④住環境が良い
ハウメーカーによる建売住宅は、多くの場合で10棟、20棟、それ以上の数を一斉に分譲し、その周辺の「街」作りも手掛けています。
そのため住環境は良好といえます。
- 街全体がデザインされているので統一感があり、緑も多い
- 日当たりや風通しが良い
- 道路整備なども整っている
- 隣の家との適度な距離感
- 同じような価格帯、広さの家なので、ご近所とも良好な関係を保ちやすい
などのメリットが挙げられます。
ハウスメーカー建売住宅のデメリット
ハウスメーカーだからこそのメリットがたくさんありますが、デメリットも存在するので見ておきましょう。
- 一般的な建売住宅より高額
- 注文住宅と違って自由設計ができない。
具体的に2つのデメリットを見てみましょう。
①ハウスメーカーの建売住宅は一般的な建売住宅より高額
一般的な建売住宅に比べると価格は高いです。
しかし、資産価値の高さや品質を考えれば、コストが抑えられている分、長い目でみると格安とも言えます。
ハウスメーカーによる建売住宅は、「注文住宅のような品質かつ、建売住宅のようなお得感」が強みです。
ハウスメーカーで建てたいけれど、注文住宅では難しい…という方は品質も高い建売住宅を検討してもいいかもしれません。
②建売住宅は注文住宅と違って自由設計ができない
建売住宅なので、注文住宅のような自由設計はできません。
ただ何棟もが一斉に分譲されますので、その中から自分の好きな間取りや家の場所を選ぶことは可能です。
自由設計ができないとはいえ、分譲前にモデルハウスを見ることができるハウスメーカーもありますよね!
一般的な建売住宅より事前情報が多く、イメージがしやすいので住み始めてから「想像と違った…」ということは少ないでしょう。
ハウスメーカーの建売住宅についてメリット・デメリットや気を付けておきたいポイントをご紹介してきました。
こちらの記事でも建売住宅について違う観点からも話をしていますのでご参考にしてみてください。
両面を見てみて、メリットがデメリットをカバーできていますか?
ハウスメーカーかどうかに関わらず、建売住宅を購入すときの見逃せない注目点があります。
意外な落とし穴何度もあるのでしっかりとチェックしていきましょう。
不動産やハウスメーカーに勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
建売住宅を購入するときの見逃せない注目点
家を購入するのは人生の中でもそうあることではありません。
建売住宅は自分で土地や建物を選ぶのではなく、売り主側が土地と建物を決めて販売しています。
そのため、その物件の良い点と悪い点を見極めてから購入することができます。
建売住宅を買う際にいい物件か見極めるポイントを5つご紹介します。
- 納得できる日当たりか
- 建売の販売図面の【駅徒歩〇分】に嘘はないか
- 昼と夜とで騒音などの住環境が大きく変わらないか
- 使い勝手のよい間取りか
- 建売購入後のアフターサービス対応に納得できるか
この5つのポイントは購入後に変更ができない点ですので、事前に確認して納得してから購入することが大切です。
一つずつ詳しいご紹介をしていきましょう。
日当たりのいい建売住宅を選ぼう
せっかく念願のマイホームを購入したのに、昼間でもリビングやキッチンが暗いのは残念ですよね。
特に南向きの物件を購入したのにもかからわず、思ったよりも日当たりが良くないとそれだけで建売住宅を購入したことを後悔してしまうことになりかねません。
日当たりの悪い物件の特徴としては以下のことが挙げられます。
- 南側に窓が少ない。または、南側の土地の間口が狭い。
- 南側に高い建物が建っていたり、家の周辺が高い建物に囲まれている。
この2つの条件が重なる物件は、基本的に日当たりが悪い物件である可能性が高いです。
日当たりが悪すぎると湿気が溜まってしまい、カビになってしまったり光熱費がかかりすぎるといった様々な影響を受けやすいです。
日当たりを重視するのであれば、上記にかかれた2つのリスクを取り除いた物件を購入しましょう。
このポイントを覚えておくだけで、日当たりが良い物件かどうかを見極めることができます。
住んでから後悔するのは嫌なのですが、どうすればいいでしょうか。
日当たりがいいのかイメージがしにくく、購入しようか悩んでいる方はこちらのソフトを使ってみると分かりやすいですよ。
他にも、窓が大きすぎたり小さな窓がいくつもある場合は注意が必要です。
大きい窓が南向きにあると、もちろん日当たりはいいのですが、外気の影響を受けやすいので夏は暑く、冬は寒くなりやすいので気を付けましょう。
逆に、小さい窓がいくつも取り付けられていても太陽からの光が入らなければあまり意味がありません。
担当者の方に確認するのもいいですが、可能な限り自分で見て判断するほうがいいですね。
販売図面の【駅まで徒歩〇分】に注意する
駅から遠い物件は土地価格が安い為、予算に余裕がない場合に選びがちです。
しかし、建売住宅購入後に「なんでこんな家を購入したんだろう…」と後悔しないための注意点が2点あります。
- 不動産屋の距離表示の基準を知っておくこと
- 契約前に実際に物件から駅まで自分の足で歩いてみること
もう少し詳しく説明していきましょう。
不動産屋の駅までの表示の基準
- 徒歩1分あたり80mの距離
※ヤフー地図などで駅から物件の最短距離(直線距離ではない)を算出し、その距離から80mを割って算出する。
(例)物件から駅まで980mあった場合
980÷80m=12.25分・・・(小数点以下はすべて切り上げ)
つまり徒歩13分と表示されます。
しかし、この距離の表示方法で騙されてはいけないところは、信号などの待ち時間を全く加味していないということです。
不動産が提示している距離表示を鵜呑みにして失敗している方は多くいらっしゃいます。
賃貸物件ではありますが、大きなターミナル駅まで徒歩10分の表示を鵜呑みにしてアパートを借りました。
ですが、実際は大通りの信号を2回渡らなければならず、かつターミナル駅のため駅構内も広くて実際に電車に乗るまでに表示時間の倍以上の時間がかかったことがあります。
通勤・通学は毎日のことなので、この失敗だけは避けたいですね!
他にはこのような話も聞いたことがあります。
駅は徒歩3分くらいで近いのですが、仕事帰りに買い物をしていこうと思うと徒歩10分のスーパーまで歩かなければなりません。
仕事を終えて疲れているのに買い物をした荷物を持って帰らなければいけませんし、実際に住んでみて意外と不便に感じました。
駅までの距離は住む前にチェックする人も多いかも知れませんが、日常で利用する場所は他にもいくつもあります。
- 子供の学校までの距離
- 駅周辺の施設は充実しているか
- スーパーなど買い物をする場所までの距離
このように実際に暮らしたときに便利な場所であるか知っていると後悔することもありません。
失敗を避けるために
契約前に実際に周辺を歩いてみることが大切です。
実際に歩くことで、木になる物件だけではなく周辺の様子も知れるので後から分かって後悔するということがなくなりますよ。
昼と夜で騒音などの近隣トラブルがないかチェック
住宅購入で後悔する理由の一つとして、周りの近隣住民・近隣施設等のトラブルによる住環境が挙げられます。
一見静かそうな物件であっても、時間帯によって見せる顔が変わることがあります。
何故ここまでしないといけないのかと思うかもしれませんが、見ておかなかったがために予想外のことが起こりうるのです。
・一見電車の音がうるさそうな物件でも、日中は多少電車の音がしても夜には静かになるので気にならない場合もあります。
・工場の近くにある物件を購入、休日は工場が営業日ではないので静かなのです。
・営業日は工場から発生する臭気・振動・騒音があり、購入しなければよかったという失敗談もあります。
このように昼と夜だけではなく、平日・休日の違いでも物件のイメージはかなり異なります。
何千万もする大きな買い物に後悔しないためにも、物件周辺の昼と夜の様子、できれば休日と平日の様子もチェックしておくことをお勧めします。
家のデザインだけで選ぶとキケン!!使い勝手の良さを重視!
家のデザインに一目ぼれして購入したものの、住んでみると使い勝手が悪く後悔したというケースもあります。
家のデザインと家の機能面・安全面は必ずしも一致しません。
使いやすい間取りにオススメなポイントがあります。
- LDKと水回りは同じ階にある間取りを選ぶ
水回りが一つの導線で配置されていることで家事効率が全く変わってきます。
(例)3階建ての家で、LDKとバルコニーが2階、お風呂・トイレ・脱衣所が1階にある場合
引用:セキスイハイム中部
これ実は、主婦の方には意外と不便な間取なんです。
不便な理由
なぜかというと、洗濯物を洗って干す時と、洗濯物を取り込むときに毎回1階と2階を行き来することになってしまいます。
庭がある建売住宅なら1階に洗濯物を干すことは可能なので問題ありませんが、広い土地がない場合や近隣との距離が近すぎると下の階に干すのは難しいですよね。
毎日のことなので、家族全員分の洗濯物を持っての階段の上り下りはとても大変です。
また、家のデザイン性にこだわりすぎたために、家の修繕や部屋のリフォームが困難だったり、生活導線が悪いなどの問題が発生する場合もあります。
自分たちのライフスタイルをよく考慮して選べるとよいですね!
建売購入後のアフターサービス対応を確認しておく
建売住宅は購入する側も広告チラシなどを見て「価格が安くていい!」と決めてしまうケースあります。
また、購入後に何か不具合や欠陥が見つかった場合に、すぐに対応してくれる会社であるかはとても重要です。
一般的な新築住宅における保証とは瑕疵担保期間とされており、10年と義務付けられています。
瑕疵(かし)とは傷や欠陥、不具合のことです。
売り手が家の不具合に気が付かずに売ってしまい、買い手が購入してから発覚してしまったケースが極まれにあります。
この場合、買い手が定められた期間内に報告すれば、売り主がその不具合を修繕する、または買い手に損害賠償を支払わなければならないと決められています。
雨漏りやシロアリなど、素人では構造の問題を理解するのは難しいので、購入後のトラブルを防ぐために用意されています。
このような保証をハウスメーカーは、多くの場合20年や30年の長期の保証があります。
これは注文住宅と同等です。
見た目や価格だけでなく、販売後も心のこもったアフターサービスを提供してくれる会社を選べると購入後も安心ですね!
今の火災保険で本当に大丈夫ですか?
まとめ
今回は、建売住宅を購入する際の注意するポイントやハウスメーカーが手掛ける建売住宅についてご紹介してみました。
ハウスメーカーは注文住宅を専門として扱っていると思っていたので、品質を維持したままコストを下げて建売住宅も提供していることに驚きました。
ハウスメーカーによる建売住宅には、保証期間の長さや周辺環境の良さなど「安心感」が大きなメリットだと言えます。
一生にそう何度もあるものではない夢のマイホーム購入ですから、自分たちにあった家、施工会社を選びたいですよね!
建売住宅の購入を検討中の方は、ハウスメーカーによる建売住宅も一つの選択肢にしてみるのもいいかもしれません。
家の購入を検討されている皆さんが、ご希望にあったお家に出会えることを願っております。
あなたの火災保険は大丈夫?
火災保険を決める時、不動産屋に勧められた火災保険にそのまま加入していませんか?
それかなり、損しています。
勧められるがまま高い火災保険に加入する前に、複数の保険会社を比較してもらった方が安い上、補償内容も整っている火災保険に加入できます。
私の場合、不動産屋に勧められた火災保険に入っていましたが、見直しをしたらなんと16万円も保険料が安くなりました。
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