襖は和室の必須アイテム!
どこのお宅にも必ずといっていいほどありますね。
しかし、襖は紙でできているため、ついた汚れが落ちなかったり、物が当たって穴が開いたりすることがありますが直さずそのまま放置されているお宅も多いと聞きます。
すぐにでも直したいけど、なかなか重い腰があがらないという方もいらっしゃるのではないですか?
専門業者に依頼するのが手っ取り早いですが費用も気になりますよね。
もし、自分で張替えることが出来れば費用を抑えることができます。
どういう風にしたらいいかをバッチリ習得すれば張替えに自信が持てるようになります。
そのテクニックとコツがわかれば失敗することもなく襖をリフォームできる上に、お部屋までおしゃれに変身させることができるでしょう。
目次
自分で襖を張替える手順をわかりやすく解説します!
襖の張替えを業者に頼むとなると、
電話→担当者に来てもらう→見積もりを依頼する |
このように結構な手間がかかります。
日程を決める際も自分の希望する日がもしかしたら空いていない場合もありますし、打ち合わせと施工日となどで頻繁に業者と会う必要もあり結構手続きが面倒ですよね。
そんな時こそ襖紙の張替えを自分でやってみるチャンスです。
水をつけて貼る襖紙を使った貼り方のテクニックとコツ
難易度としては低いアイロンを使用したり、シールで簡単に貼れるタイプのではなくものではなく、少しだけレベルの高い水貼り襖紙にチャレンジしてみましょう。
水貼り襖紙とは再湿襖紙といい裏面に乾燥したのりがついています。
この水貼り襖紙で張替えをすると仕上がりが非常にきれいです。
では、襖紙を張替える際に使用するものからご紹介します。
●水つけ・のりつけスポンジまたはのりバケ
●おさえハケ ●鋲抜き
●インテリアバール ●洗面器
●木づち ●金づち
●カッターナイフ ●カット定規
●襖の引手釘打ち ●ハサミ
ここでは仕上がきれいな枠を外して貼る場合の手順をご紹介します。
【枠を外して貼る場合の手順】
①作業するときに周りが汚れないように養生用のシートを引いてそのうえで作業できるようにします。
②襖枠を外して、また最後にはめる時上下左右がわかるようにマスキングテープなどに印を書いて貼っておきます。
③インテイリアバールを枠に差し込み、木づちでたたいて枠を外します。左右の枠は上から木づちで優しくトントンとたたいてスライドさせて外します。
④インテリアバールを引き手に差し込んで持ち上げて、鋲抜きを使って引き手の内側から鋲を外します。
⑤丸まっている襖紙をまっすぐ伸ばし、襖に合わせて乗せて上下左右とも2,3センチ長めに合わせて端をハサミでカットします。
⑥洗面器に水を300から400ml用意して、スポンジに水を含ませます。
⑦襖紙の裏面に水をつけ、全体に塗れたら紙が伸びきるまで3~5分おいてください。指で触ってみてぬるぬるした感じになればOKです。
⑧貼る位置を決め、襖をそののりの面に静かに乗せます。
もし可能なら2人で作業するとさらにスムーズにでき、作業スピードがあがります
⑨襖紙がはがれないように注意しながらすぐに襖本体を裏返してください。
⑩次におさえハケを使って中心から外に向かって軽く空気を押し出します。シワになったらその部分まはがして張り直します。
⑪はみ出した襖紙は襖本体の側面に貼り付けます。余った部分はカット定規をあててカッターで切りとってください。引き手部分にはカッターナイフで切り込みを入れて、引き手をはめ込み、引き手釘をうち固定します。
⑫最後に襖枠を取り付けたら完了です。
こちらの動画で詳しく見ていきましょう。
そんなに複雑な工程もありませんし、手順通りに進めればきれいに仕上げる事ができます。
専用の道具がない場合(インテリアバールなど、普通のご家庭にはないと思いますのでマイナスドライバーで十分です)でも代用できるものはありますのでわざわざ買う必要もありません。
室内で場所が取れない場合も屋外にシートを引いてやれば大丈夫ですし、DIYの中でも棚を作ったりするよりも簡単に取り組める方だと思います。
出来上がってもまだ多少の細かいシワなどが見られますが、完全にのりが乾くときれいに伸びて驚くほどぴんときれいな仕上がりになります。
本当に実際伸びた襖紙をみると嬉しくなってしまいます。
手順を見たら簡単に出来そうですが、うまくできるかまだ不安がある方もいらっしゃるかもしれません。
自分で張替え!襖紙の種類によっても難易度が変わる?
最近はDIYの流れから、業者に頼まず自分で壁紙などを張替えたりする人も増えてきました。
壁紙となると範囲も広く、壁の形によって切ったりする必要があるので、細かい作業が苦手な方は敷居が高い作業のように思えてなかなかチャレンジする気になれないものです。
それに比べると、襖は決まったサイズの長方形の板に襖紙を張ればいいのでそれほど難しい作業ではありませんし手順さえわかれば誰でもできます。
ちょっとしたコツは必要ですが、一人でも半日あればできるでしょう。
自分で張替えることができる襖紙には次のような種類があります。
水貼り襖紙
|
アイロン襖紙
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シールタイプ襖紙
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壁紙を代用する
|
どの襖紙を選ぶかはそれぞれの特徴をよく知ってから決めましょう。
国産の壁紙は普通規格の襖ならちょうど一巾であうのですが、輸入壁紙は巾が52センチのため継ぎ目ができてしまいます。
そのことを理解した上で継ぎ目がわかりにくい柄にすることをおススメします。
襖紙はホームセンターでも普通に売ってありますが、実際自分の周りで張替えをしている人がいるという話を聞いたことがありますか?
昔は障子などと一緒に年末の大掃除時期に自分で張替えているご家庭も多かったと聞きます。
~知人の体験談~ 知人が社宅住まいをしていたときに、子どもが押し入れの襖に穴をあけてしまったそうなんです。 そこで、襖がよくあるタイプの無地のものだったので思い切って自分で張替えにチャレンジしたそうです。 その当時は動画などで張り方のレクチャーなどもありませんでしたが、買ってきた襖紙の説明書通りに進めていったらうまくできたようです。 退去の立会いでも襖を手直ししたことは指摘されず、補修費も請求されずに済んだと言っていました。 |
【襖の張替え】本体の種類と構造も知っておこう!
一言に襖と言っても、襖には種類があります。
大きく分けると次の4種類になります。
・戸襖(とふすま)
・ダンボール襖
・発砲スチロール襖
では詳しく見ていきましょう。
本襖 (ほんふすま) |
手で触ってみると中子骨がはっきりわかる 昔からある襖の構造はこのタイプ 押し入れに使用されていることが多い 襖紙を張る所までいくまでに中子骨の上にも何層もの材質がかさねてある |
戸襖 (とふすま) |
叩くと音がする 下地がベニヤでできているので持ち上げると結構重さがある リビングと和室の仕切りの部分に使用したり、部屋を仕切ったりするドアのような役割に使われる事が多い 重さがあるため、スライドしやすくするために襖下にコロがついている 壁の仕切りのための襖なので襖紙でなく壁と同じ壁紙が張られている場合も多い |
ダンボール襖・ 発砲スチロール襖 |
ダンボール襖と発砲スチロール襖の特徴はとにかく軽くて扱いやすく安いのが特徴 通常のダンボールや発泡スチロールより強化はされているが、一度でも破損してしまうと修復するのは難しいというデメリットもある 土台が弱いので張替えは大体3回くらいが限界 それ以上の場合は襖自体を取り替えることをおすすめします |
それぞれの襖がそれぞれどんな構造になっているかはこちらを参考にしてみてください。
襖と言ってもこんなにも種類があるんです。それぞれ用途に分けて使われていますのでお家の中の襖がどのタイプになるのか知っておくのもいいかもしれません。
それでは襖はどういう状態になった時に張り替えるのがいいのでしょうか?
張替えのサインとは?襖紙の種類やかかる費用もチェック!
こんな状態になったらそろそろ襖の張替えの時期がきたということです。
・色あせている
・カビが生えている
・たるみやしわがある
・紙が突っ張っている
・張替えから10年以上経過している
このような特徴が見られたら張替えを考え始めていいでしょう。
傷みが目立ってきたというだけでなく、模様替えやリフォーム気分で行うのもおススメです。
畳を張替えるより簡単に部屋のイメージが変わって、まるで新築時のような雰囲気になります。
襖を張替えるとなると、気になるのが張替える際にかかる費用の事です。
張替えの費用も襖紙の種類によって金額には差があります。
まずは襖紙の種類からご紹介します。
襖紙の種類 | 特 徴 |
新鳥の子 |
|
新紗糸入り |
|
雲竜糸入り |
|
特上織物 |
|
特上鳥の子 |
|
襖紙と言っても素材や種類も沢山あります。
張替えを業者に依頼すると襖紙のグレードにもよりますが、大体一枚当たり2,500円から24,000円の価格になります。
基本的にふすま紙は紙でできていますが、大きく分けると和紙と織物の2つに分けられます。
和紙はご存じかと思いますが、織物というのはスフ糸を荒く平織りにして、紙を裏打ちしたものを言います。
高級品になると使う糸に天然素材(麻、絹、木綿等)を使用します。
自分で襖の張替え!壁紙で洋室風にアレンジ!
一般的に襖紙は地味目なものもありますが、壁紙などを代用して部屋をおしゃれにリメイクしている方もいらっしゃるようです。
壁紙は色んな柄もありますし、色も豊富です。
襖に張る場合も先ほどの手順と同じようにやればできますので和室を洋室風にアレンジしたい場合などはぜひ使ってみてください。
みなさんご存じの「ニトリ」でも簡単に張れる壁紙が売られています。こちらを使うととても簡単に襖をリメイクすることができます。お値段も高くないのでチャレンジしてみる価値はあります。
貼ってはがせるタイプの壁紙もあります。
厚手壁紙シール
貼ってはがせるので気軽にお部屋のイメージチェンジになりますよ。
よっぽど面倒くさがりだとか、忙しくて時間がないという方でなければ一度チャレンジしてみてください。
やってみて出来上がったとき、この上ない満足感と達成感が味わえます。
まとめ
襖の張替えは業者に頼むより自分でやった方が費用も少なく、バリエーションが増えます。
最初は失敗した時のことを考えてなかなか実践できないかもしれませんが、思い切ってやってみたら案外できてしまうものです。
なんとなく業者がしている仕事というのは一般的には自分でできない事のように思いがちです。
手間がかかるし面倒だと敬遠してしまいますが、手順さえわかればご自分で出来るんですよ。
ヨレヨレになった襖は部屋自体のイメージが汚く見えるのでこの際張替えてすっきりしましょう。
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